インドガビアル
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?インドガビアル | ||||||||||||||||||||||||
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インドガビアル Gavialis gangeticus |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Gavialis gangeticus (Gmelin, 1789) |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
インドガビアル ガビアル |
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英名 | ||||||||||||||||||||||||
Gharial |
インドガビアル(Gavialis gangeticus)は、爬虫綱ワニ目ガビアル科(クロコダイル科ガビアル亜科とする説もあり)ガビアル属に分類されるワニ。本種のみでガビアル属を形成する。別名ガビアル。
目次 |
[編集] 分布
[編集] 形態
全長450-650cm。オスの方が大型。ワニとしては特徴的な細長い口吻を持つ。 水中で口吻を振り回すようにして獲物を捕らえ、その際に細長い口吻は水の抵抗を抑えるのに役立っていると考えられている。 また一度咥えた獲物を逃がさないために50本以上の細かく鋭い歯を持つ。胴体に比べて四肢は貧弱。
ワニとしては珍しくオスは吻端がコブ状に盛り上がるため外観で雌雄を区別できる。
本種に類似した形態(収斂)を持つマレーガビアル(ガビアルモドキ)という種がいる。
[編集] 生態
流れが速く水深もある清流に生息する。四肢が貧弱で陸上での活動に適していないためか、産卵や日光浴以外で陸に上がることは少ない。
食性は肉食で主に魚類を食べる。鳥類等を捕食することもあるが、性質は温和で、人間その他大型動物を襲う事はない。
繁殖形態は卵生で、川岸や中州に28-43個の卵を産む。
[編集] Status
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
- ワシントン条約付属書I類
[編集] 人間との関係
食用として卵や革製品用に乱獲されたり環境破壊によって生息数は大幅に減少しており、絶滅の危機にある。 インドでは卵を一度回収して人工孵化させある程度まで育てた後に放流するなど保護対策が進められている。
またインドでは昔から神聖視されており、寺院の池で飼育され崇拝の対象となっている例もある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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