サガ フロンティア2
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ジャンル | コンピュータRPG |
対応機種 | プレイステーション |
開発元 | スクウェア |
発売元 | スクウェア |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM1枚 |
発売日 | 通常版:1999年4月1日 ミレニアム版:2000年6月29日 PS one Books:2002年3月20日 アルティメットヒッツ:2006年7月20日 |
価格 | 通常版:6,800円(税抜) ミレニアム版:3,800円(税抜) PS one Books:2,500円(税抜) アルティメットヒッツ:1,500円(税抜) |
売上本数 | 国内:約72万本 海外:約9万本 |
『サガ フロンティア2』 (SaGa Frontier2) はスクウェア(現スクウェア・エニックス)より1999年4月1日に発売されたプレイステーション用ソフト。2002年3月20日に廉価版『PS one Books サガ フロンティア2』として再販され、2006年7月20日に再廉価版『アルティメットヒッツ サガ フロンティア2』として再々販された。 ジャンルはRPG。販売本数約72万本。
目次 |
[編集] 概要
サガシリーズ全体としては8作目にあたる。サガ フロンティアシリーズは、現在のところ1997年に発売された前作『サガ フロンティア』のみ。
サガシリーズにおいては、プレイヤーの選択肢によってストーリーの進行が「フリーシナリオシステム」が特有であったが、本作ではギュスターヴとウィルの2人の主人公を中心としたストーリーがエピソードごと年代順に区分され、プレイヤーが選択したシナリオを追っていく「ヒストリーチョイス」が特色。シナリオの分岐は無いものの、場合によって各シナリオはその選択の放棄や、順序の変更を任意で行なえる。従って、時には年代をさかのぼる選択も可能。シナリオは、プロデューサーの河津秋敏がシナリオディレクターも兼ね、シナリオのほぼすべてを手がけたという。
音楽は、前作までの伊藤賢治からサガシリーズとしては初めて濱渦正志を起用。同一のフレーズにアレンジを重ねて幅広いバリエーションを持たせるという、ゲーム音楽としては珍しい手法を取り、その世界観とマッチしたクラシカルな曲調が人気を博した。なおゲーム音源を収録したオリジナルサウンドトラックは絶版となったが、ファンからの熱烈なリクエストに応じて2006年2月1日から再販されている。
絵は水彩画風の、暖かく柔らかいものである。
シナリオはゲーム中に語られない部分も多く、ゲーム自体の難易度も高いため、お世辞にも万人向けとは言いにくいが、戦闘の楽しさや緻密に設計された独自の世界観などの熱狂的なファンも多い。
なお、本作のコミカライズ作品がふぁんデラ(角川書店)に1999年4月号と5月号に前後編として掲載された。作画はさいとう礼見によるもので本編におけるシナリオ「ギュスターヴ追放」から「病床の母」までのギュスターヴ編のストーリーをフォローしている。単行本化はされていない。
「サガフロンティア2ヴァージニア・ナイツ物語」としてラストパーティを主題にしたノベライズ版も1999年12月に文庫としてアスキーから発行された。著者はじょうもん弥生。
[編集] 世界観
- サンダイル
- サガフロンティア2の舞台となる世界の名称。
- アニマ
- 世界に存在する不可視の気や魂のようなもの。草や木、石や武器や人あらゆるものにアニマは眠っている。アニマが消えると人間はいわゆる死を迎えることになる。時折アニマを持たなかったり、その力が弱かったりする人物が生まれることがあるが、術が政治や社会に浸透しているこの世界ではそういった人物は術不能者として社会的に迫害される事を余儀なくされる。とはいえ、アニマを「全く」持たないのはきわめて珍しい。
- 術
- アニマに一定の指向性を与える行為で、アニマを持つ全ての人は術を使用する資質が備わっている。例えば湯を沸かすのに火術を使ったり岩を砕くのに石術を使ったりという生活のための術から、魔物を倒すために発展させた攻撃の術や回復のための術なども存在する。
- クヴェル
- 世界各地のメガリス(古代遺跡)に眠る遺産で、大きなアニマを内包している事から人々はこれを探し求めている。また、これを発掘する職業はディガー、ディガーを護衛する者はヴィジランツと呼ばれる。クヴェルは火をおこしたり水を発生させたりし、無尽蔵のアニマを内包している事で壊れる事もない非常に便利な道具だが、誤った使い方をすれば危険を伴う。
- ツール
- クヴェルを模して人が作り出した術を使うための道具。例えば水の無いところでも水術を使用することが出来るようになる。使用回数に限度があるものの一般的に普及している道具である。壊れたツールの破片は「チップ」と呼ばれ、換金することが出来る。
- 金属
- 鉄、鋼など、術の発達したサンダイルにおいては軽視されがちな物質。死者の棺などに使われる為、忌み嫌われている。アニマを引き出せず、遮断してしまう効果があるのがその理由。鉛が最も遮断効果が高く、金は例外的に遮断効果を持たない。加工された武具はツールと違って壊れる事もなく、大抵頑丈で高い性能を誇る場合が多いのだが、アニマを遮断する事で術が使いづらくなるというデメリットは大きい。
[編集] 戦闘システム
- 年齢
- 今作では、キャラクターはそのシナリオでの年齢によってステータス値の基本値が異なる。基本的には年齢を重ねる毎に上がっていくが、中には下がるステータスもある。
- ステータス用語
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- HP
- キャラクターの体力。0になると戦闘不能になる。アイテム、術で回復可能。戦闘終了後には一定量(約25%程度)回復。
- LP
- キャラクターの生命力。戦闘中はターンごとにLPを1消費してHPを全回復できるが、LPが0になると昏睡状態となる。WP・JPが足りない時はこれを消費する事でもアーツを行使できる。
- WP
- キャラクターの技力。技を使用することで消費し、戦闘終了後にアイテムで回復できる。また、キャラクターや登場時期によってその量はまちまちだが戦闘中ターンごとに一定量回復(ステータス欄に()で表記されている分がターン回復分)する。これが高いほど与えるダメージは上がる。さらに、最大WPと残りWPの差が大きいほど与えるダメージが上がっていく。これは極限効果と呼ばれている。
- JP
- キャラクターの術力。術や術技を使用することで消費し、戦闘終了後にアイテムで回復できる。戦闘中ターンごとに一定量回復するが、回復JP修正値の高い装備をする事でそれらを増量させる事ができる。WPと同じように、JPも高いほど術・術技で与えるダメージ上がる。
- パーティバトル
- 戦闘メンバーとして配置したキャラクターが全員で敵と戦う従来の戦闘形態。個々の持っている技、術を駆使して敵を倒すことになる。最も多く展開される戦闘形態で、行動順番と選んだコマンドによっては連携技が飛び出すことも。
- デュエル
- パーティバトルとは異なり、敵と一対一で戦う戦闘形態。「斬る」「叩く」などの基本コマンドを組み合わせる事で発生する、カスタムアーツやアーツを駆使する事が勝利の近道。ただ、一人だけなのでゲームオーバーになりやすく、成長するのも該当キャラクターのみである。しかし、能力は上がりやすい。
- バトルキャラクター
- 戦闘に参加できるキャラクターはパーティバトルで最大4人であり、仲間にできるキャラクターは主人公など含めて全編を通すと27人にのぼる。特定のシナリオでしか仲間にならないキャラから自動的に仲間になるキャラまでまちまちだが、彼らを仲間にすることでロールが増えていく。
- ロール
- 「遊撃」「切り込み」などのパーティバトルにおける基本行動。全部で30個あり、戦闘前にキャラに特定のロールをセットさせておくことで様々な効果を得る。例えば「統率」のロールをセットしているキャラがいると味方全体の素早さが1.1倍になるなどの効果がある。ただし、ロールを所持しているキャラを一度でも仲間にしなければ取得できない。特定のロールを組み合わせる事で意図的に連携の成功率を上げることも可能。
- 行動順
- 文字通り、パーティバトルにおけるキャラクターの行動順。行動順の指定は連携を狙う際には有効。
- 資質
- 各キャラクターには合計12に分かれた武器・アニマ系統に従って得手不得手の差がある。得意な系統については「資質がある」と表現され、その系統の技・術の習得に向いている。資質の有無の確認はメニュー欄のスキルレベル表にある武器・アニマのアイコンに「+」がついているかどうかで判断できる。
- 連携(コンボ)
- パーティバトル中、決まった行動順番がタイミング良く重なると、キャラが攻撃後に続いて別のキャラが攻撃、と連続して攻撃を繰り出すことで、技のほかに術もそれに組み込ませることが出来る。2連携目以降は相手の防御力・耐性を無視できる為、威力は折り紙つき。
- カスタムアーツ
- デュエルのみで使用可能な基本コマンドを組み合わせる事で発動する一人連携。強力なアーツに比べると実用的とは言えないが、「学習」には有効な場合がある。
- アーツ
- 技・術の総称。但し、「斬る」「叩く」などの基本技や、「水」「樹」などの基本術、装備固有技・術はこれらに含まれない。主に「閃き」「学習」「合成」によって習得できる。
- 技
- 武器の系統に応じた剣技、斧技、杖技、槍技、弓技、及び肉体を使う体術の計6種類が存在。
- 合成術
- アニマを単一で取り出すだけの基本術と違い、複数のアニマを重ねた強力な術を指す。基本術と同じく樹、火、水、石、獣、音のアニマの6系統に別れている。パーティバトルではツールの使用回数を気にせずに使用可能。
- 術技
- アニマの力も使う術的な要素を持ち合わせた技の一種。通常の技と比べると数が少ない。当然、使用には武器だけではなく、術と同様に求められるアニマを宿したツール、クヴェルが必要となる。
- アーツの習得
- アーツの習得には基本的に以下の3つの方法が存在する。大体の場合において、資質の有無や、対戦する敵のスキルレベルに成功確率が左右される。また、一部はアーツと同じ装備固有術が設定されているツール・クヴェルを装備する、既に習得済みのキャラクターを仲間に加える事でも習得可能。
- 閃き
- パーティバトル中に武器あるいは体術での攻撃をしている時に、ランダムでその系統に合った技を編み出す行為。いくつかの技は閃きのみでしか習得できず、他の特定の技を使用しないと閃かない技があるなどの"派生"が、成功確率に影響する。
- 学習
- 戦闘終了後にランダムで術を習得する事を指す。いくつかの術は学習でしか習得できず、戦闘中での行動によってその成功確率は大きく変わる。パーティバトルでもデュエルでも実行可能。
- 合成
- デュエル中に基本コマンドを組み合わせてアーツを編み出す行為。一度合成が成功すれば、その技や術は習得した事になる。習得したいアーツの基本コマンドの組み合わせさえ予め知っていれば、「閃き」や「学習」より有効。但し、合成では習得できないアーツが存在し、逆に術技は合成でなければ習得できない。
- 装備固有技・術
- 特定の武器・防具を装備していた場合にのみ使用可能な技や術。アーツには含まれないが、いくつかアーツと重複する場合はある。術に関しては武器状のツールやクヴェルには必ず1つ存在し、中には未解明のアニマに基づくものもある。
- 属性
- 戦闘中のコマンドには以下のような属性が存在し、その属性への耐性が弱いと受けるダメージが大きくなり、強いと小さくなる。
- 斬撃
- 剣技、斧技のほかデルタ・ペトラ、ファング、スクラッチなどに付随する属性。
- 打撃
- 体術、斧技、杖技のほかウォーターハンマー、森の怒りなどに付随する属性。
- 射撃
- 槍技、弓技のほか烈風剣、疾風剣、疾風打、ニードルバースト、ワイドショットなどに付随する属性。
- 熱
- 火炎車、ゴッドバード、焼殺、溶岩の雨、メテオスウォームなどに付随する属性。
- 冷気
- 双龍破、アルダーストライク、冷気ブレス、ブリザードなどに付随する属性。
- 電撃
- ローリングサンダー、天雷、召雷、ボックスサンダーなどに付随する属性。
- 光
- ミヅチ、清歌、メガボルト、デスルーパー、森の真理などに付随する属性。
- 技・術の特性
- 戦闘における技や術には以下の特性を持つものがあり、特性の防具によって完全回避することが可能である。
- 水
- ウォーターハンマー、アクアバイパー、溶解液、水撃などに付随する属性。
- 音波
- 風と樹のうた、石の記憶、ハウリングヘヴン、超音波などに付随する属性。
- 凝視
- 各種凝視系攻撃とスマイル、催眠などに付随する属性。
- 地上攻撃
- グランドスラム、森の怒り、ハイ・ライズなどに付随する属性。
[編集] 前作までとの戦闘システムの違い
前作「サガフロンティア」との戦闘システム面での大きな違いは以下の七つ。
- 戦闘後のHPの回復量が「最大HPの25%」
- 前作では戦闘終了後のキャラクターのHPは全員が全回復していたが、今回は最大HPの25%しか回復しなくなった。戦闘中にアイテムを使っての回復が不可能な事から大いに利用すべき特徴でもある。
- 攻撃を受けるとランダムでLPが減少する
- 前作では一部の技を受けるとLPが減少した。今回では攻撃でダメージを受けた時にその攻撃力に比例した確率でLPが1減るようになった(ただしLP減少効果の無い攻撃や確実にLPが減る攻撃もある)。また、前作では戦闘不能状態の時に攻撃を受けるとLPが減っていたが、今回はそれは一部を除いて無くなり、戦闘不能状態のままにしていても大きな問題はなくなった。
- 敵にもLPが設定された
- 前作では敵を倒す場合HPをゼロにするか、石化や一撃死を与えなければならない事がほとんどだった。中にはLPを減らす攻撃もあったが、そのような攻撃手段はほんの一部だった上に、ほとんどの敵はLPが1だったのでその手の攻撃は一撃死にほぼ等しかった。しかし、今回は敵のLPもほとんどは1ではなくなり、ちゃんと設定されているようになった。上記の「攻撃を受けるとランダムでLPが減少する」を利用することで、LPをゼロにする事で倒すのが珍しい事ではなくなった。ただしボスや一部の敵にはLPの数値が非常に高い事が多く、LPを減らしての勝利は困難もしくは不可能。
- アニマの概念
- 前作では術を装備すればJPに応じて術を使用できたが、今回は上記にあるアニマ(樹、石、炎、水、音、獣)の概念が適用されているために使いたい術に必要とされるアニマが宿ったツール、クヴェルを装備するか地形効果を利用するなどしなければJPがあっても術は使えなくなった。
- WP、JPの代わりにLPを使える
- 前作ではWPやJPがゼロになると技・術は使用不可能だった。今回はWP・JPがゼロになってもLPを消費して技・術をごり押しで使う事も可能に。ただしLPが1しか残っていない時はもちろん使用不可能。
- 消費したWP、JPは簡単に回復できない
- 前作では非戦闘時にアイテムを使ってWPやJPを回復する事ができたが、今回はアイテムでの回復は結界石など少数だけで一人を全回復などのごく限られた効果しか持たない上に入手数も全体を通して少なく、非常にレアアイテム。そのためWPやJPの回復は戦闘時に「身を守る」などの行動により地道に回復させるしかない。また、戦闘中にはこれらアイテムを使う事もできない。
- 装備技術欄が満タンでも技・術を閃ける
- 前作では装備技術欄が満タンだと技や術をいくら戦闘しても閃かなかったが、今回では欄一番下の技・術を押し出して(もともとの技・術は封印される)閃き、覚える事が可能になった。また、装備技術欄にあるお気に入りラインを操作(○ボタンを押しながら上下キーで動かす)すればそのラインより上にある技・術は押し出されない。
[編集] 主人公
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
本作は、大きく分けて以下の二人の主人公のストーリーを追うようなシステムになっている。
- ギュスターヴ13世(鋼の13世)
- フィニー王国国王ギュスターヴ12世とノール侯女ソフィーの嫡男。王太子として多大な期待を寄せられていたが、ファイアブランドの儀式においてアニマを持たない術不能者であることが判明し父親に追放される。ギュスターヴ編では彼の波乱万丈なストーリーを追うことになる。
- ウィリアム・ナイツ(ウィル・ナイツ)
- ディガーの大家であるナイツ家に生まれ、生まれつきアニマを察知する能力が高い人物。父親と母親をアレクセイという人物に殺され、15歳になりディガーとして旅立つことを決意。ウィル編ではナイツ家三代に渡るエッグとの戦いを追うことになる。
[編集] 主人公以外のキャラクター
- ギュスターヴ12世
- 現在のフィニー国王で、厳格な人物として知られる。ギュスターヴの父親。東大陸統一を目指していたが、1245年、原因不明の急逝。暗殺の噂も。
- ソフィー
- ギュスターヴ12世の妻でノール侯の娘。ギュスターヴを愛情で育てた人物。
- シルマール
- ギュスターヴが幼い頃に彼の教育を任された人物。高名な術士でもある。
- フリン
- ギュスターヴと幼少期に知り合い、それからずっと行動を共にする親友。術不能者。
- レスリー
- グリューゲルの豪商ベーリング家の娘。ギュスターヴが心を許す女性。
- ケルヴィン
- ヤーデ伯の息子で正統な貴族。ギュスターヴとは盟友になり共に戦う。
- カンタール
- ギュスターヴ12世に父を殺されたオート侯の息子。黒い噂が絶えない。フィニー王女マリーとは夫婦の間柄であったが、父の仇とも言える12世の娘であり、年上でもある彼女との屈辱的な政略結婚は実を結ばず離婚。精力旺盛で23人もの大勢の子孫を作るが、それが仇となり、彼の死後、彼の領地は大勢の子孫に分散された。しかしそんな彼でも、マリーとは目も合わせなかったようだ。
- ギュスターヴ14世
- ギュスタ-ヴ12世の三男であるが、13世・フィリップ1世とは異母兄弟にあたる。12世の死後フィニー王位を継ぐが、13世との王位継承戦争に敗退。ハンの廃墟で処刑される
- フィリップ
- ギュスターヴ12世の次男。ギュスターヴ13世の実弟。13世が儀式に失敗して追放されてしまった時に、兄と共に母ソフィーも追放されてしまった故に兄を恨む。1248年、バケットヒルの戦いで勝利しテルムに帰還したギュスターヴと和解したが、1255年、ファイアブランドの儀式で2世が暗殺された後、ファイアブランドを手にしアニマを暴走させ、ドラゴン(火竜)に変身。
- フィリップ2世
- フィリップ1世の実子。正統なフィニー王として伯父ギュスターヴ13世の後継者として育てられるが、ファイアブランドの儀式の直後暗殺される。
- マリー
- フィニー王女でギュスターヴの実妹。オート侯カンタールに嫁いだ後、ケルヴィンと再婚。チャールズとフィリップ3世を儲ける。
- チャールズ
- ケルヴィンの長男。ケルヴィンの死後ヤーデ伯爵家当主となるが、偽ギュスターヴとの戦いで戦死。ヤーデ伯家には稀な傲慢な性格だったとされる。
- フィリップ3世
- ケルヴィンの子で、チャールズの実弟。父ケルヴィンの性格を受け継ぎ、温厚であったものの若くして世を去る。最後までギュスターヴの都ハン・ノヴァを守ろうとした。
- デーヴィド
- チャールズの子。父の死後、家督を継ぎ、偽ギュスターヴの軍をサウスマウンドトップにて破る。その後和平政策に務め、その治世は「デーヴィドの平和」と称される。
- ヌヴィエム
- オート候カンタールの8番目の娘。チャールズに「子供ばかり作っている犬の子」と馬鹿にされ、以後ヤーデ伯を憎むようになる。
- ヴァンアーブル
- シルマールに師事し、ギュスターヴに仕えた優秀な術士。ギュスターヴの剣を隠し持ち、それを継承するに値する人物を探し続けている。
- ヨハン
- 類稀な才能を持つ暗殺者。組織から与えられた名は「ヨハネ」。暗殺組織から脱走した時にギュスターヴと出会い、以後彼を最期まで守り抜く。
- 偽ギュスターヴ
- ギュスターヴの死後現れた子孫を名乗る者の中で、最も有名で最も謎に満ちた人物。エーデルリッターを従えハン・ノヴァを占拠するが、サウスマウンドトップの戦いでデーヴィド率いる諸侯連合軍に敗れた後、北大陸での目撃証言を最後に行方をくらます。
- サルゴン
- 15歳の時にエレノア、リッチらと共に冒険し、31歳の時にエッグに見出され直属の部下「エーデルリッター」となる。しかしエッグの力に対しては危機感も抱いていたらしく、星のメガリスでジニー等と対峙した時にはエッグの破壊を彼女等に託し、自身も討たれる事を望んだ。
- アレクセイ・ゼルゲン
- ウィルの父ヘンリーとその妻を殺した悪党にしてディガー。
- コーデリア
- ウィルと同い年の女性ヴィジランツ。新米の頃にヴェスティアでウィルと出会うことになる。
- ナルセス
- 口が悪いベテランの術士で、女性には特に態度がでかい。ウィルと共に旅立つことになる。
- タイラー
- 怖い外見だが実は結構頼りになる兄貴。メガリスに興味があり、ウィルと行動を共にする。
- レイモン
- タイラーの後輩に当たるヴィジランツ。お調子者な性格。弓と体術が得意。
- パトリック
- 同じくタイラーの後輩に当たるヴィジランツ。グルメ。杖が得意。
- ラベール
- ウィルがメガリス探索の途中で出会う弓使いの女性。本名ミシェーラ。兄は愛称でミッチと呼ぶ。
- エレノア
- 膨大な知識を持つ術士だがさばさばした性格。リッチとは冒険仲間。
- リチャード・ナイツ
- 通称リッチ。ウィルの息子で、何物にもとらわれず自由奔放に生きる生活を選んだディガー。偉大すぎる父と比較されることを嫌う。
- ディアナ
- リッチが北大陸で出会った女性。後に彼の忘れ形見となる一人娘のジニーを生む。
- ユリア
- あの空に虹をで登場する。虹がまた見たいと言う要望に、リッチが答えた。
- ミスティ
- 同性をも魅了する妖艶な美女。口が悪く、リッチを敵視するが…。
- ヴァージニア・ナイツ
- 通称ジニー。リッチの娘で元気一杯の少女。祖父のウィルに育てられ自身もディガーとなる事を望む。
- グスタフ
- 後半に登場する剣士。なぜかフィニー王家伝来の剣を持って現れる。その正体はケルヴィンの子フィリップ3世の息子、フィニー王位の最後の継承者ギュスターヴ15世。
- ロベルト
- 北大陸を中心に活動する冒険家。グスタフとは共に冒険してきた仲間である。ジニーと出会い、彼女を妹のようにかわいがる。また、この出会いで彼もまたエッグとの戦いに巻き込まれていく。お調子者ではあるが、仲間を非常に大切にする男。
- プルミエール
- 常に凛とした態度を崩さない女戦士。旅先でジニーを助けたのが縁で行動を共にすることになる。実はカンタールの23番目の末娘で、実の姉ヌヴィエムに育てられていたが、家出をして各地を放浪していた。
- ミーティア
- ヴァンアーブルに師事する見習い術士。修行と称してジニーらと共に行くよう師から命じられる。
- エッグ
- 卵形のクヴェル。先住民族の遺志が封じ込まれており、再び世界に覇権を打ち立てるため人類のアニマを吸収して行く。所有者は強大な力を得る代わりにエッグに精神的に支配され、また基本的に自分の意志で手放そうとはしなくなる。そして、最後はアニマを奪われてしまう。ヘンリー・ナイツ、アレクセイ・ゼルゲン、海賊、ミスティ、偽ギュスターヴなどが所有していた。
[編集] ポケットステーション
「ポケットステーション」を持っていると、本編が有利になるミニゲームなどが可能。
- GO!GO!ディガー
- ゲーム中でディガーを雇う必要がある。データをポケットステーションに転送すると、アイテム発掘ができる。「七星剣」は、この発掘でしか手に入らない。雇うディガーによって能力に差があり、目を離すと居眠りしたり逃亡を図ることもある。
- コンボポケット
- 技の連携履歴を保存できる。
[編集] スタッフ
- 河津秋敏 (プロデューサー&シナリオ)
- 小林智美 (イメージイラスト)
- 外岡高明 (メインプログラム)
- 篠宮淳一 (システムディレクター)
- 蜷川裕一 (マップディレクター)
- 小泉今日治(バトルディレクター)
- 濱渦正志 (音楽)
他多数
[編集] 音楽
- 「サガフロンティア2 オリジナルサウンドトラック」
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[編集] 外部リンク
- サガ フロンティア2
- スクウェアミレニアムコレクション第1弾 サガ フロンティア2
- PS one BOOKs サガ フロンティア2(いずれも製品紹介)
- 小林智美公式サイト 花の歌(イメージイラストを書いた小林智美のHP)