サガ フロンティア
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ジャンル | コンピュータRPG |
対応機種 | プレイステーション |
開発元 | スクウェア |
発売元 | スクウェア・エニックス |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM1枚 |
発売日 | 通常版:1997年7月11日 ミレニアム版:2000年6月29日 PS one Books:2002年3月20日 アルティメットヒッツ:2006年7月20日 |
価格 | 通常版:7,140円 アルティメットヒッツ:1,575円 |
売上本数 | 国内:約108万本 海外:約12万本 |
『サガ フロンティア』 (SaGa Frontier) はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が1997年7月11日に発売したプレイステーション用ソフトのこと。ジャンルはRPG。販売本数約108万本。2002年3月20日には廉価版『PS one Books サガ フロンティア』として再販された。さらに2006年7月20日には再廉価版『アルティメットヒッツ サガ フロンティア』として再販された。アルティメットヒッツ版ではCEROレーティングC(15歳以上対象)となっている。
また、同社が1999年4月1日に発売した『サガ フロンティア2』という同シリーズのソフトとあわせた総称のことも指す。「サガフロ」と略される事が多い。
目次 |
[編集] システム
サガシリーズとしては、1995年に発売された『ロマンシング サ・ガ3』以来。ハードがスーパーファミコンからプレイステーションに移り、「サガ」の名は残されつつもシリーズ名が変更された。7人の主人公候補の中から1人を選ぶシステムを採用。それまでの『ロマンシング サ・ガ』シリーズとは違い、主人公によって物語のシナリオが異なる。また、リージョンという、それぞれの世界が独立した空間に存在しているという『Sa・Ga2 秘宝伝説』に近い概念となっている。リージョン間の移動はシップで行う。
また、パーティーメンバーは最高5人までのグループを3つという構成であり、戦闘シーンでは3つのグループの中の1つを選んで敵と戦う事になる。そのため、強制的に第1グループが戦う事になるボス戦が近い時は他のグループを出して第1グループを休ませるなどの戦略も可能。
リージョンの世界観に加え、モンスターやロボットなども『Sa・Ga2 秘宝伝説』に似た要素が多く見られる。全体にゲームボーイの旧サガシリーズの特徴である多重世界観をロマンシング・サガのフリーシナリオ的に再構成した作りになっている。
没になったイベントが多く、主人公も開発段階の9人から8人、さらに7人に削減された。没イベントの一部は、内部データとして残っている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 戦闘システム
大きく分けて4つの種族が存在し、それぞれのキャラクターが技や術を別々に習得するというシステム。覚えた技術は他のキャラクターに使いまわすことはできない。
[編集] 種族に関する特徴
- ヒューマン
- 一般の人間。技と術を合計8つまで装備可能で、一方のみ6つ以上装備すると達人となりWPもしくはJPの消費量が軽減される。戦闘を繰り返すことで能力が上昇する。
- 妖魔
- 装備できる技術は術が4つ。この他に、妖魔武具(剣・小手・具足)にそれぞれモンスターを憑依させパラメータアップや対応した技の使用が可能。なお妖魔武具とは装備品ではなく、それ自体も技に相当するものである。一部を除いて能力成長はしないため、妖魔武具へのモンスター憑依で補う。また、全ての妖魔は妖術の資質を標準で持っている。
- モンスター
- 戦闘で倒したモンスターの能力を吸収し使用することができる。能力は8つまで装備可能。能力の組み合わせで様々なモンスターに変身し、そのモンスター固有のパラメーターで戦うことになる。HP以外成長はせず、そのHPも吸収してきた能力数で成長する。使用できる技はモンスター能力のみだが、麒麟のみ空術も使う事ができる。
- メカ
- 武器や防具などを装備することでパラメータが変化する。防具の装備に関して他の種族にある制限が無い他、パラメータの変動も独自となっている。また、技に相当する物としてプログラムがあり、戦闘で倒したメカから習得できる場合がある。プログラムは知力を高めるほど多くを装備可能となり、最大は8つ。T260G(主人公の場合)のみボディタイプを自由に変更する事ができる。
[編集] 例外的な種族
- ヒーロー
- レッド限定の種族。通常はヒューマンとして戦うが、一定条件下でアルカイザーに変身することができ、変身中はパラメーターがアップし、ヒーロー技(アルカイザー専用の剣技・体術)も使用できる。変身中は戦闘終了後の成長が発生しない。
- 半妖
- アセルス限定の種族。通常はヒューマンだが、妖魔武具を装備して使用するとその戦闘中は妖魔として戦うことになる。
[編集] 技
技は体術、剣技、銃技があり、ヒューマンのみが使用できる。WPを消費する。ただし、パンチや武器、アクセサリー能力を使用するだけならばどの種族でも行える。
- 剣技と体術は戦闘中に閃くことで習得する。元の技によってはそれと動作が似た技を閃きやすい場合がある。
- 銃技は戦闘終了後に習得できる場合がある。銃技には銃の扱いに関する特殊技能も含まれている。
- 覚えた技は戦闘中以外であればいつでも付け替えが可能。
- 技を6つ以上装備し、かつ術を1つも装備していない場合、技の達人となり消費WPが1減少する。
- ヒーロー技はアルカイザーのみが使用可能。
[編集] 術
術は陰術・陽術、魔術・妖術、秘術・印術、心術・邪術、時術・空術、幻術、命術の12系統がある。前述の術のうち、"・"で繋いだものは、対極に位置する(反術)のでその両方を修得することはできない。ヒューマンと妖魔、麒麟が使用でき、JPを消費する。また、装備品の中には使用すると術と同じ効果が発動するものもある。
術には資質というものが存在し、それぞれの系統ごとに設定された特定のイベントをこなすことでその術の資質を得て、店では購入できない上位の術を覚えられるようになる。ただし一度得た資質は捨てる事はできず、反術または反術の資質を持っているキャラクターは対極の術の資質を得られない。
店で術を購入する場合、反術を持っているキャラクターはその系統の術を覚えるためには反術を全て捨てなければならない。また、上位の術は購入できず、資質を持ったキャラクターが自力で覚えなければ入手できない。なお、通常は資質を得なければ覚えられないはずの上位術を、資質なしで最初から所持しているキャラクターも存在する。
- 陽術は光の力を使う術。陰術は光によってできる影の力を使う術。陽術はルミナスで、陰術はそこから行けるオーンブルで、それぞれ資質を得られる。術の購入はどちらもルミナスで行える。
- 魔術はマジックキングダムで生まれた科学的超能力、妖術はファシナトゥールで生まれた妖魔の術。魔術はマジックキングダムで生まれた人、妖術は妖魔だけが資質を得られる。術の購入は、魔術はマジックキングダム、妖術はファシナトゥールで行える。
- 秘術はタロットカード、印術はルーンを使う術。それぞれのカードとルーンを4枚全部集めると資質が得られる。術の購入はどちらもドゥヴァンで行える。
- 心術は人間が使う精神の術、邪術はモンスターが使う呪いの術。心術は京で資質を得られる。邪術の資質はプレイヤーキャラクターは得られず、また使えるプレイヤーキャラクターも1人しかいない。心術の購入は京で行えるが、邪術は購入も不可能。
- 時術は時間、空術は空間を操る術。世界で1人しか資質を持つことが出来ず、その者を殺せば資質を受け継ぐ事が可能。強い反面、陰陽・秘印の資質を両方得ないといけない。術の購入は、資質所持者を仲間にしなかった場合、その者から購入できる。
- 幻術は昔に存在した術。後に妖術と陰術に吸収され、消滅したとされている。現在はプレイヤーキャラクター1人が使える。また、術の購入も不可能。
- 命術は「陰陽両方の術を極めた者」が習得出来る、幻の術。購入は不可能。
- ヒューマンか麒麟が術を6つ以上装備し、かつ技を1つも装備してない場合、術の達人となりJPの消費が1減少する。
[編集] 見切り
ヒューマンのみが使用できる。WPは消費しない。
- ヒューマンが戦闘中に特定の攻撃を受けると、見切りを閃くことがある。
- 覚えた見切りを装備しておけば、それ以降その攻撃は100%避ける事が可能になる。
- 技や術ではないため、それぞれの達人の条件には影響しない。例えば術6つと見切りでも術の達人になれる。
[編集] 妖魔武具憑依能力
妖魔のみが使用でき、WPを消費する。
- 妖魔が妖魔武具(妖魔の剣、小手、具足)を使用して特定の敵モンスターを倒すと、その敵を武具に吸収できる。
- 吸収に成功すると次回の戦闘から、吸収したモンスターとその武具によって決まった能力が使用可能になる。
[編集] モンスター能力
モンスターのみが使用でき、WPを消費する。
- モンスターがパーティーにいる状態で敵モンスターを倒すと能力吸収が行える。
- 能力吸収が成功すると、装備画面の一番下の能力と引き換えにその能力を獲得し、次回の戦闘から使用可能になる。
- 保存しておきたい能力は装備画面の一番下から移動させておけば上書きを防ぐ事が可能。技や術と違い、能力を自力で封印することは不可能。
- 獲得している能力とその並び順、ヒットポイントの状態によって、能力吸収時にモンスターが変身して姿が変わる事がある。
[編集] プログラム
メカのみが使用でき、WPを消費する。
- メカがパーティーにいる状態で敵のメカを倒すとプログラム収集が行える。
- 敵からプログラムの吸収に成功、または自己開発に成功すると新たなプログラムを獲得できる。
- 入手したプログラムは技や術のように装備する事で使用可能になる。
- 技のようにWPを消費するもの、装備するだけで自動発動するものなど様々なタイプがある。
- WPを消費するプログラムを6つ以上装備した場合、技のようにプログラムの達人となり消費WPが1減少する。
[編集] 連携
複数のキャラクターのとった技・術などが繋がり連携攻撃となって、個別に攻撃したときよりも大ダメージを与えることができる。連携で与えるダメージは5桁に達することもある。ランダムで発生するが、行動の組み合わせを変えることで発生確率を上げることが可能。連携の名称はそれぞれの技・術などの名前の一部を繋ぎ合わせたものになる。そのため変な名称になることが多く、意図的に変な名称の連携を作ったり、他作品の技名と同名のものを作ったりする楽しみ方もあった。このシステムは以降の作品にも引き継がれている。
- 通常攻撃などは連携に組み込めない。
- 攻撃対象が同じでないと連携が発生しない。
- 使用対象が味方の行動は連携しない。
[編集] モンスターレベルとボス
プレイヤーの戦闘回数に応じてモンスターの種類が変化する。ボスモンスターは戦闘回数に応じてHPが最大5倍まで増える。
[編集] 7人の主人公たち
前作までとは異なり、一部の主人公は選択時に改名ができなくなった。ストーリー展開の都合と思われる。改名ができるのはエミリア、T260G、リュートのみ。「ネームエディット」と称する。改名時の字数制限は8文字で、漢字も使える。
[編集] ブルー
ヒューマン。マジックキングダム出身の魔術師。双子として生まれたため、キングダムの掟により、「より優れた魔術師となるため、実の兄弟であるルージュを殺さなければならない」という使命を与えられる。だが実は、彼の出生とマジックキングダムには大きな秘密があった。
ブルーは技を閃き易く、さらにシナリオ終盤でルージュとの決闘に勝利すると術関係の能力値が全て2倍になり、すべての術に加えて命術も使えるようになるため、使いやすいキャラクターである。また、仲間になるキャラクターのバランスがよく、リージョンを楽に移動できる「リージョン移動」があるため、理想的なパーティを組みやすい。その反面、ラストボスは非常に強力である。なお、ブルーは他のシナリオではレッドのシナリオでのみ一瞬登場するが、仲間にはならない。
ルージュとの決闘に負けても話が進み、この場合は以降のストーリーをルージュとして行動することになる。ただし、術関係の能力値はブルー同様2倍になる代わりに、術関係以外の能力値(LP含む)ゲームスタート時の初期値まで戻され、ブルーが習得していた技・見切りは全て失い、ブルーが装備していたアイテムは全て外れてアイテム欄に戻される。LPが元に戻る事を利用してゴサルスの店(最大LPを代金として支払う)で貴重なアイテムを買い込み、ワザとルージュに敗れて最大LPを元に戻す手法もある。
[編集] レッド
ヒューマン。本名、小此木烈人(おこのぎ れっと)。科学者である彼の父は、かつての友Dr.クラインと悪の組織ブラッククロスの関係を調査しており、ついにその証拠を突き止めた。しかしそれをIRPOに突き出しに行く途中、親子共々ブラッククロスに襲撃され、父は拉致され母と妹も殺されてしまう(後に生きていたことがわかる)。瀕死の重傷を負ったレッドは謎のヒーロー・アルカールに発見され、変身ヒーロー「アルカイザー」にされたことで一命を取り留める。リージョンシップ・キグナスの機関員をする傍ら、復讐のためブラッククロスを追う。
レッド自身は戦闘中にある条件を満たすことで、アルカイザーへと変身でき、その戦闘中は格段に能力がアップするが、戦闘終了時に能力値がアップしなくなる弱点も併せ持つ。また、IRPOの隊員を全員仲間にすることができる。なお、レッドは他の主人公のシナリオでは一切登場しない。
[編集] エミリア
ヒューマン。元トップモデルだが、警察組織・IRPOに所属する恋人レンと結婚することになり引退した。しかし、レンが何者かに殺害され、彼女はその殺人の容疑者として逮捕。レンの同僚で友人のヒューズにより、ろくな裁判もなく刑務所リージョン・ディスペアに送られてしまう。だが、刑務所所長の娯楽と、同じ囚人のアニーやライザの協力もあってディスペアを脱獄でき、彼女達が属する地下組織グラディウスの一員となって真犯人を追う。
主人公のエミリアは着ている服(コスチューム)を変えることができ、コスチュームごとに、習得のしやすくなる技能が定められている。ラストボスは全シナリオ中かなり弱い部類に入るが、エミリアのシナリオ自体が簡単に進むため、味方も弱い状態で突入してしまう危険性もある。妖魔を比較的多く仲間に出来るが、その反面メカは一体も仲間にならない。エンディングは2種類に分岐する。
CMでは声を小原乃梨子が担当していた。
[編集] アセルス
半妖。シュライクに住んでいた少女。ある日ファシナトゥールの支配者である妖魔の君オルロワージュの乗る馬車にひかれ絶命するが、彼の気まぐれで彼の血を注入され生き返る。しかし妖魔の血は青であったため、人としての赤い血と混じり紫の血を持つ半人半妖の存在となってしまう。妖魔の頂点であるオルロワージュの血と不安定な人間の心を持っているため様々な陰謀に振り回され、傷つく。
数多くの妖魔を仲間にできるが、その殆どは中盤以降に仲間になるため、主力にするのは少々難しい。また、攻撃力の高いメカが一体も仲間にならないので、攻撃力不足になりやすいシナリオである。エンディングは3種類に分岐する。
[編集] クーン
モンスター。初期段階の姿はラモックス。故郷のリージョン・マーグメルの崩壊を止めるため、全て集めると願いが叶うと言われる、各リージョンに散らばった指輪を集める旅に出る。ちなみに、海外版での名前は「リキ」。
モンスターが主人公であるため、変身システムに慣れていないと扱いが難しい。また、シナリオ開始直後からロクに強化も出来ないままダンジョン攻略を強いられたり等数多くの難関が待ち受けており、シナリオ自体の難易度もかなり高い。サブキャラクターの1人のメイレンがクーンの世話人的存在になるため、彼女を主力として育てようとするプレイヤーも多いが、ラストボス直前でパーティを抜け敵(ラストボス)になるため、彼女は主力として育てないほうが賢明である(一応、シナリオ中にそれを警告する敵も存在する)。物語のカギを握る指輪は戦闘中でも使用でき、キャラクター全員のHPを回復、敵全員を魅了状態にする、味方全員を状態異常から守る等どの指輪も強力な効果をもっているが、一回の戦闘につき一回しか使うことが出来ない。
CMでは声を黒田勇樹が担当していた。
[編集] T260G
メカ。リージョン破壊兵器「RB3」を破壊するために開発されたメカ(のコア)。かつてRB3と戦い敗れた後ボロの郊外に墜落、少年タイムにより掘り出された。
主人公として選んだ場合には名前変更が可能だが、名前の最後に基本的に「G」を強制的に付けられる。本来の名前はT260、認証番号IDは7074-8782-1099。他の主人公のシナリオで登場した時はGの付かない「T260」で、ボディタイプの変更もできない。全シナリオで唯一、メカのみの5体パーティを組める反面、妖魔は一人も仲間にならない。なお、Tとは「タチアナ」の略であるという。
[編集] リュート
ヒューマン。ヨークランド出身の若者。親のすねかじりを卒業するべく一念発起し村を後にする。
本来主人公は第1グループにしか所属できないが、彼はその制限を受けず、第2・第3のサブパーティーに移動させる事が可能である。メインのシナリオがほとんどなく自由度が高いため、シナリオ開始直後から1回も戦闘をせずにラストボスに挑める唯一のシナリオだが、そのようなことをしても負けてしまう可能性が高く、よってサブシナリオを十分にこなしていくことでパーティを強化することが大切である。リュート編のラストボスは、全ラストボスの中で唯一HPが変化せず、その形態が5段階に変形していく。
CMでは声を吹越満が担当していた。
[編集] 主人公以外の登場人物
(※)印のキャラクターは仲間にする事が可能。ただし、特定のイベント進行によって、あるいは特定の主人公でのみ仲間にできるキャラクターもいる。
[編集] IRPO関係者
リージョン間警邏組織。
- レン
- IRPO隊員でエミリアの婚約者。キューブの秘密を知った為に殺されてしまうが……。
- サイレンス(※)
- IRPO隊員でありつつ上級妖魔という変わった人物。名前の通り無口。戦闘に勝利すると、背中に仕込んでおいた揚羽蝶のような羽をひらつかせるポーズをとる。
- コットン(※)
- ティディというモンスターのIRPO隊員。その言語はIRPO隊員同士にしか理解不能。
- ラビット(※)
- 電子戦用のタイプ2ボディのメカでIRPO隊員。人間顔負けに流暢に話す。全メカ中で唯一、プログラム「サテライトリンカー」を習得できる。
- ヒューズ(※)
- IRPO隊員。キレると手がつけられないことからクレイジーヒューズと呼ばれている。本名はロスター。開発段階では主人公の一人であったが、最終的にはシナリオ化されず、内部データとしてのみ残っている。攻略本『サガフロンティア 裏解体真書』には、この設定を元にした小説が収録されている。得意技術は体術、心術。
- ドール(※)
- IRPOの女性隊員。冷めた性格からアイシィドール、略してドールと呼ばれる。本名はタリス。得意技術は銃技、術。
[編集] グラディウス
秘密裏に活動する地下組織。
- ルーファス(※)
- 秘密組織グラディウスのクーロン地区担当の幹部。ライザとは昔、恋仲だった。また、IRPO隊員のヒューズとは顔見知り。得意技術は銃、剣、心術
- アニー(※)
- グラディウスに所属する女性で、お金を稼いで弟を楽させようと頑張る強い女性。病気がちの妹もいたが、養子となった。得意技術は剣
- ライザ(※)
- グラディウスに所属する、通称"鉄の女"。ルーファスとは過去があるものの、それを感じさせず気丈に振舞っている。得意技術は体術(特に投げ技)
[編集] トリニティ関係者
この世界に君臨する政治機関。
- レオナルド(※)
- トリニティに属するロボット工学者。天才的な頭脳を持つ。本名レオナルド・バナロッティ・エデューソン。T260G編では、シナリオ中に爆破事故で死亡し、彼の記憶や人格などをそのまま移したメカが仲間になる。
- ヤルート
- トリニティの執政官(後に失脚)。基地内にハーレムを作るほどの女好き。
- モンド
- トリニティ第七執政官に就任した人物。かつては反トリニティを掲げる革命家であり、その同志にはリュートの父もいた。リュート編のラストボス。
[編集] 妖魔たち
- 白薔薇姫(※)
- 妖魔。オルロワージュ46番目の寵姫(ちょうき)。アセルスとは深いかかわりを持つ。
- 零姫(※)
- 妖魔。和風の雰囲気を持つオルロワージュの最初の寵姫。オルロワージュの束縛を絶った唯一の寵姫でもある。バトルキャラクターの中で唯一幻術の資質を持ち、使用することができる。
- 金獅子姫
- 妖魔。オルロワージュ44番目の寵姫で、女性でありながら勇猛な戦士である。
- メサルティム(※)
- 下級妖魔である水妖。オウミの領主に恩を感じつつも人間とは相容れないと判断している。仲間になる妖魔で下級なのは彼女だけである。妖魔標準の妖術に加え、最初から印術の資質を持つ。固有装備がアクセサリーであるため全身防具や体用防具などが装備でき、さらに固有装備のメロウリングの効果で貴重な全体回復技「生命の雨」を使用できるため、使い方しだいで上級妖魔よりも強くなれる可能性を持つ。
- ゾズマ(※)
- 上級妖魔。妖魔としては珍しい性格を持ち、世界を放浪している。極端な二面性を持つ。バトルキャラクターの中では唯一、邪術が使用できる。ただし邪術の資質は所有していない。
- オルロワージュ
- 上級妖魔にして妖魔のリージョン、ファシナトゥールの針の城の主。数々の寵姫を持ち、アセルス編に深く関わっている。魅惑の君。
- ヴァジュイール
- 上級妖魔だが世界とは隔絶されたリージョン、ムスペルニブルで一人美しさの研究を続けている。指輪の君。
- ヌサカーン(※)
- 上級妖魔だがクーロンの裏通りで医者をしている謎の多い人物。メサルティムと同じく固有装備が体用防具ではないため、全身防具などを装備でき、ほかの妖魔よりも強くなる可能性を持つ。
- 時の君(※)
- 時術の資質を持つ時間妖魔で、自ら作り出したリージョンに住む。喜怒哀楽をあまり出さない性格。扱いは上級妖魔なのだが、物語中は下級妖魔と言われている。
[編集] ブラッククロス
悪の軍団。
- ベルヴァ
- シンロウ遺跡に待ち受けるブラッククロス四天王の一人。改造モンスターの異名を持つ。
- メタルブラック
- 機械でありつつも武士(もののふ)の心を理解するブラッククロス四天王の一人。レッド(アルカイザー)と戦いを重ねていくうちに、お互いによきライバルとなっていく。
- シュウザー
- 人間の身体をベースとしたサイボーグで、レッドの父小此木博士の脳をボディに組み込んでいる。ブラッククロス四天王の一人。
- シンディ・キャンベル
- 表向きはキャンベル貿易の女社長。実態はブラッククロス四天王の一人、アラクーネ。
- Dr.クライン
- 小此木博士の旧友でIQ1300を持つ科学者。究極の改造を目指してブラッククロスに加担する。
[編集] その他の人々
- ルージュ(※)
- マジックキングダム出身の魔術師。ブルーとは双子の片割れで、彼を討つ為に術の資質を得る修行に出ている。ブルー編の終盤では敵として戦う事になる。ブルーと同じく魔術の資質を持っている。得意な技術は術。ストーリーの進め方によっては主人公にもなりうる。
- ゲン(※)
- 亡国ワカツの生き残りである剣士、大酒飲み。得意な技術は剣。
- ジョーカー
- キューブという謎の古代遺産を狙っている人物。その姿も謎に包まれている。
- ローズ&タイム
- 辺境リージョン、ボロで健気に生活する姉弟。T-260Gを発掘したのはタイム。
- ホーク
- リージョンシップ・キグナスの機関長。レッドの上司でもある。
- メイレン(※)
- 指輪に関する情報を探し回っているチャイナドレスの女性。フェイオンとは恋人同士。クーン編のラストで敵(ラストボス)になる。得意技術は銃、陽術
- フェイオン(※)
- 京に修行に出たきり行方が分からないままの拳法家。実はタンザーに飲み込まれていた。得意技術は体術(特に打撃技)
- 済王(※)
- 5世紀後半に絶頂を迎えた古代シュライク王朝の王。指輪を求めて近隣リージョンにも遠征したらしい。
- 麒麟(※)
- モンスターでありながら空術の資質を持つ。お菓子の城のような空間に住む。
- ナカジマ零式(※)
- シュライクにある中島製作所で作られたメカ。戦闘機のようなボディで、へんな口調で話す。裏解体真書によると、その口調は開発2部のスタッフの小泉今日治に似せたらしい。
- サンダー(※)
- リュートを兄貴と慕うオーガ族のモンスター。
- タンザー
- 混沌をさまよう巨大生物で、リージョンシップを飲み込んでしまう事もある。
[編集] スタッフ
- 河津秋敏 (ディレクター)
- 石井浩一 (企画チーフ)
- 小林智美 (イメージイラスト)
- 生田美和 (アセルス編担当)
- 桑田浩之 (レッド編担当)
- 坂本優子 (ブルー編担当)
- 松井聡彦 (マップ設定担当)
- 蜷川裕一 (マップデータ担当)
- 伊藤賢治 (音楽)
- 小泉今日治 (バトルデザイン)
他多数
[編集] 音楽
- 「サガフロンティア オリジナルサウンドトラック」
DISC1
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DISC2
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DISC3
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