ジャボタベック
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ジャボタベック (Jabotabek) は、インドネシアのジャカルタ首都圏を走る鉄道である。名称は、この鉄道が結ぶ大都市(ジャカルタ Jakarta、ボゴール Bogor、タンゲラン Tangerang、ブカシ Bekasi)の略。また、より一般的には人口2,300万人を超えるジャカルタ首都圏の略称としても使用される。
この鉄道は日本から積極的に4ドア中古電車を導入しており、都営地下鉄三田線でかつて使用していた東京都交通局6000形に続いてJR103系、東急8000系も譲渡されて活躍している。2006年度は東急8500系24両(8両3編成)と東京メトロ5000系(10両3編成)東葉高速鉄道1000系10両3編成が譲渡される予定である。また元都営地下鉄6000形は故障が多発したため廃車が進行している。
目次 |
[編集] 路線
[編集] 中央線(通称・ボゴール線)
区間:ジャカルタコタ~ガンビル~マンラガイ~デポック~ボゴール~スカブミ
この路線は、日本から輸出された元東急8000系・8500系や元JR103系、元都営6000形が急行(Ekisprss)としてジャカルタコタ~ボゴール間を走っている。
[編集] 東線(通称・ブカシ線)
区間:ジャカルタコタ~バサールスネン~ジャティインガアラ~ブカシ~カラタイング~チェカマックイ
この路線も、日本から輸出された元東急8500系、元都営6000形が急行(Ekisprss)としてジャカルタコタ~ブカシ間を走っている。
[編集] 北西線(通称・タンゲラン線)
区間:ジャカルタコタ~カマパングバンダン~ジュリ~タンゲラン この路線は、元JR103系が急行(Ekisprss)として終点のタンゲランまで走っている
[編集] 南西線
区間:
[編集] 南西線北西支線
区間:
[編集] 車両について
ジャボタベックでは日本・韓国・欧州などからの輸入のほか、現地の車両メーカーからも新車を導入してきた。しかし、1997年のアジア通貨危機以来新車導入が微妙な情勢が続いていた。1067mm線路規格を採用している同鉄道で最初に日本から中古導入された車両が都営地下鉄三田線6000形であった。しかし、故障が多発しているため、JR103系、東急8000・8500系、東京メトロ5000系、東葉高速1000系が送り込まれている。これら日本から輸入した中古車両の導入で、現地の車両メーカーの会社(インカ<INKA>社)側はKRL1形電車(4両2編成 8両)を製造して立腹して噛みついたそうであるが、早々より故障が多くそのうち1編成はメーカーへ返却した。引き続き日本からの中古車両導入を行う模様である。このために、デポックにデポック電車区が建設されており、2007年度夏頃に使用開始する予定である。
[編集] 所属車両
- KRL1 (インドネシア)インカ社製電車
- KL2 (インドネシア)
- KL3 (日本・インドネシア)川崎重工/日本車両/日立製作所製電車
- ジャボタベック6000形
- ジャボタベック103系
- ジャボタベック8000系
- ジャボタベック8500系
- ジャボタベック5000系
- ジャボタベック1000系
[編集] 路線規格
- 路線距離(営業キロ):約600km
- 軌間:1067mm(狭軌)
- 電化方式:全線(架空線方式直流1500V)
- 線路 (鉄道)走行方式:右側通行(日本の左側通行とは逆方式を採用)
- 駅数:118駅(起終点駅含む)
- 複線区間:一部単線区間あり
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 保安装置:非設(なし)
[編集] 車庫
- マンラガイ工場(ボゴール線マンラガイ駅)
- ブキットドゥリ電車区(ボゴール線マンラガイ駅)
- 所属車両 : 元東急8000系、元JR103系、元都営6000形
- ブカシ電車区(ブカシ線ブカシ駅)
- 所属車両 : 元東急8500系、元都営6000形
- ボゴール電車区(ボゴール線ボゴール駅構内)
- 所属車両 : 元東急8000系・8500系、元JR103系、元都営6000形
- デポック電車区(ボゴール線デポック駅・建設中・2007年夏頃完成)
- 所属車両 : 建設中のためなし
- また建設中のデポック電車区について知りたい場合は、以下のページを参照下さい。JABOTABEKの電車たち-デポック電車区(検車区)レポート
[編集] ジャボタベックの今後の予定
- 2007年初頭 元東京メトロ5000系、元東葉高速1000系到着検査・インドネシア仕様改造・試運転開始
- 2007年春頃 元東京メトロ5000系電車、元東葉高速1000系電車運用開始
- 2007年夏頃 デポック電車区完成
[編集] その他
- この鉄道は日本のODA(政府開発援助)の一環で建設された。
- 鉄道沿線では投石が多いため、日本から輸出された中古電車には投石対策がされている。
- 線路上に家を建てる人がいる。
- 朝ラッシュ時、Ekonomiが殺人的ラッシュになるためドアを開放したまま走行する(挙句の果てには乗客が屋根に乗る始末である)。ジャボタベック側もこの殺人的ラッシュを緩和するために、日本から4ドア中古電車を順次導入する予定である。
- 2006年8月頃から新たに優等列車種別として準急(Semi Ekspres)が設定された。
- 2006年12月下旬頃から2007年上旬にジャカルタに着いた元東京地下鉄5000系第67編成/東葉高速1000系第9編成は、1月12日現在 現地では、元東葉高速1000系第9編成から到着検査をマンラガイ駅のすぐ隣の工場で行なっており、元東葉高速1000系第9編成の検査が終わると元東京地下鉄5000系第67編成に到着検査が行なわれる予定となっている。いずれの車両も未だインドネシア仕様にはなっておらず原型のままである。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 103系ホームページ インドネシアで活躍する元JRの103系通勤型電車の写真を公開中。
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