東急8000系電車
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東急8000系電車 | |
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赤帯貼付後の8000系未更新車 (2004年12月23日、白楽駅にて撮影) |
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両数 | 5,8両 |
起動加速度 | 2.8km/h/s(5両編成)/ 3.3km/h/s(8両編成)km/h/s |
営業最高速度 | 110km/h |
設計最高速度 | 120km/h |
減速度 | 3.5km/h/s(常用最大)
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車両定員 | 136人(座席定員56または48人)(先頭車)/ 144人(座席定員64または54人)(中間車) |
全長 | 20,000mm |
全幅 | 2,800mm |
全高 | 4,145mm |
車両重量 | 27.0-31.8t(制御車)/ 31.5-35.7t(電動車) |
軌間 | 1,067mm |
電気方式 | 直流1,500V |
モーター出力 | 130kW |
歯車比 | 1:5.31 |
駆動装置 | 中空軸平行カルダン駆動方式 |
制御装置 | 日立MMC-HTR-20A/C/D/Fなど(直列13段ほか、並列11段ほか、弱め界磁無段階) |
ブレーキ方式 | 回生制動併用全電気指令式電磁直通空気制動(HRD-2形) |
保安装置 | 自動列車制御装置(多段式ATC-P)/ 自動列車停止装置(東急形ATS) |
備考 | マスコンハンドルの力行、制動段数は力行4段、制動常用7段+非常+抜取 |
8000系電車(8000けいでんしゃ)は、1969年(昭和44年)11月30日に営業運転を開始した東京急行電鉄の通勤形電車。
2007年現在、東横線、大井町線、田園都市線二子玉川~鷺沼間と横浜高速鉄道みなとみらい線で運行されている。
本項ではインドネシアPT Kereta Api社に売却された8000系電車についても記述する。
目次 |
[編集] 概要
1970年代から1980年代にかけて、東急の主力車として大量に増備された。長期間ほぼ共通のコンポーネントの車両が製造されたことから、東武鉄道の8000系と共に「私鉄の103系」となぞらえることもある。本項で述べる8000系の他に、8090系・8590系や8500系も広義の8000系であるが、ここでは狭義の8000系のみを解説する。東急では渋谷・大井町方の先頭車の車番+F(Formation=編成の略)で編成名を記述(例:8001以下5両編成=8001F)するのが慣例のため、本項でもそれに準ずる。
[編集] 外観・性能
1962年(昭和37年)登場の7000系電車以来の流れを汲むアメリカ・バッド社のライセンスによるオールステンレス車で、機能最優先な直線基調の形態である。輸送力増強を念頭に東急では初の20m級・両開き4ドア車体となり、在来型の18m3扉車に代わって以後の同社の標準となった。
機器類については極めて先進的で、走行機器には回生制動可能な界磁チョッパ制御方式が世界で初めて、運転台にはマスコンハンドルとブレーキレバーを一体化した「ワンハンドルマスコン」が日本で初めて本格的に採用された。他にも応答性に優れた当時最先端の「全電気指令式電磁直通制動」を装備し、補助電源供給には従来の電動発電機(MG)に代わって静止形インバータ(SIV)が採用された。
ワンハンドルマスコンの操作法については、“押して制動・引いて力行”と馬を御するやり方に基づいた逆方式の2つの案があり、最終的には前者に決定したが、これが“人間工学に基づいたシステム”と評価された。この方式が以後輸入車を除く日本の鉄道車両が踏襲している。また、ワンハンドル方式の運転台自体は高松琴平電気鉄道の10000形で採用されたが、この時は普及には至らなかった。
台車はほぼ7200系のものを踏襲しており、動力台車はTS-807形、附随台車はパイオニアIII系のTS-708形である。
早くから車両冷房への取り組みも行われたが、一時期、屋根上通風器に冷房室外機の外部カバー(キセ)のみを装着した「冷房準備車」が存在した。冷房車のように見えるが、実は非冷房車であることから俗に「ニセクーラー」「空(くう)ラー車」などと呼ばれた。これらの車両は後に本来の設計通り冷房装置が搭載されている。
製造当初は車体はステンレスそのままの銀1色であったが、1988年(昭和63年)春に7000系・7200系・7600系・7700系とともに先頭車の前面に赤帯が配された。
東横・大井町線合わせて26編成が運用されていたが、5050系による置き換えのため2001年(平成13年)より廃車が開始されており、2006年12月4日現在以下の編成が運用されている。
- 東横線(8両編成3本24両):8017F(歌舞伎塗装)・8019F(同)・8039F(帯なし)
- 大井町線(5両編成1本5両):8001F(赤帯)
[編集] 形式
搭載機器は下記編成表参照。
- デハ8100形
- デハ8200形
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- デハ8100形とユニットを組む中間電動車。
- デハ8400形
- クハ8000形
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- 制御車。奇数番号車が東・北向き、偶数番号車が西・南向きに先頭に連結される。
- サハ8300形
[編集] 細かな形態変化
8000系の外形は一見極めて画一的であるが、雨樋・屋根周辺処理・非常口のドア枠・側面行先表示器の横幅の相違で多様なバリエーションが存在する。
- 10次車から側面行先表示器が大型化された。
- かつては4両編成が存在した。該当編成に組み込まれたデハ8100形8143~8147は、離線対策としてパンタグラフ2基(通常は1基)搭載で製造され、主抵抗器も通常より容量が大きいものに変更された。後に5両に増車された際、北方のパンタグラフが撤去されている。
- デハ8200形8254・8255号は軽量ステンレス試作車である。この2両は側面のコルゲートが少ないので容易に区別がつく。新造時には新形式のデハ8400形8401・8402号とされたが、1M車デハ8400形の製造に伴い8281・8282号に改番、さらに8090系の増備に伴い現在の車号に改番された。この車両の実績をふまえた量産車として、8090系が製作された。
- 8090系の量産以降(12-3次車以降)に製造された車両は、外見はそれほど変わらないものの軽量ステンレス車となった。屋根の断面形状が変更された他、屋根の絶縁加工の範囲が狭まり屋根肩の一部がステンレスむき出しになった。この時期以降に先頭車は製造されていないため、このタイプの車両は中間車にのみ存在する。
- 14次車以降は再び屋根肩にも絶縁加工が施された。
- 大井町線には、外観はそのままに早期の廃車を見越して東横線の車両よりも更新内容を簡略化(座席の区分けが原型のままなど)した簡易的な更新車が存在する。また、大井町線用車両はパンタグラフがシングルアーム式に変更されている。
- 一時期に8500系新造両数を抑制するために田園都市線の8500系に組み込まれて運用されていた車両が存在する。中間車代用として使用された先頭車両(8033~8044)には現在でも貫通幌を取り付けていたボルトの跡が残る(更新車は撤去された)他、8033~8042には半蔵門線用の誘導無線アンテナ設置跡がある。
[編集] 改造・改修
クハ8000形の台車のみ軸バネを省略したパイオニアⅢタイプのTS-708形台車であったが、乗り心地の向上を目的として1990年から1993年にかけて電動車に準じたTS-815F形に交換された。
[編集] 更新

東横線所属編成を対象に行われ、1992年から1997年にかけて11編成が施工された。更新車の正面の赤黒塗装は歌舞伎の隈取(くまどり)に似ていることから「歌舞伎塗装」とも呼ばれる。
- 更新編成の全車両に実施された改造
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- 前面の塗装を中央が黒・その両隣にL字形の赤帯という独特な塗装に変更、側面の低い位置に赤帯を追加(最初の2編成は通常塗装で出場し、更新後の1993年に変更)
- 種別・行先表示器のLED化(1993年8月更新の8019Fから)
- 腰掛けの表地を2000系同様の花柄に交換(1993年8月更新の8019Fから)
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- 汚れが目立つため1995年8月更新の8025Fまでの5編成で終了し、交換した車両もその後元のマルーンとオレンジに戻された。
- 更新編成中の1979年以前(10次車以前)に製造された車両に実施された改造
[編集] 運行
[編集] 現在の運行形態
前述の通り、東急東横線、大井町線、田園都市線と横浜高速鉄道みなとみらい線の計4路線で運行されている。詳細は各路線の項目を参照。
東横線では、8090系導入以降各駅停車運用に入ることが多かったが、2001年3月28日のダイヤ改正で全系列が共通運用になると特急・急行にも多く使用されるようになった。しかし、老朽化に伴う5050系の導入で廃車が進んでおり、2006年(平成18年)9月25日のダイヤ改正から基本的にラッシュ時のみの運行となった。
[編集] 特別な運行
これも前述したが、過去には8500系に組み込まれて使用されていた車両も存在した。中間車代用として組み込まれたクハ8000形は乗務員扉で運転席を仕切っていたため、隣の車両との通り抜けは可能だった。
大井町線の車両は、こどもの国線の多客時や同線専用車両の検査時に臨時で同線の運用に入ることがあった。主に「こどもの国線」の行先表示幕を持つ8001F・8003F・8005F・8049F・8051Fが使われ、運用時には先頭車の前面に「こどもの国」のシンボルマークが掲出された。
その他、1987年と1988年の夏に大井町線の8001F~8005Fと東横線の8011F~8015Fとで上りクハ車のみ交換されたことがある。このうちクハ8011は1988年夏季にこどもの国線にも入線した。
2005年6月24日より、東横線の8007Fが前面赤帯・側面無帯から伊豆急行譲渡車と同一の伊豆急カラーとなり、臨時急行列車「伊豆のなつ号」として同年7月2日から24日までの土・日曜日(17日は除く)に東横線と乗り入れ先のみなとみらい線で運転された(詳細は伊豆のなつ号を参照)。その後は伊豆急には譲渡されず、インドネシア鉄道に伊豆急カラーのままで売却された。
2005年7月からは東横線の8039Fが先頭車前面の赤帯を撤去するとともに、前面行先表示器をLED式から先に運用終了した8021Fの発生品である幕式への交換(側面はLED式のまま存置)、優等列車で運用する際の標識灯(急行灯・通過灯)点灯など、登場時に近い形に復元されて運行している。
[編集] 編成表
[編集] 東横線・みなとみらい線
クハ8000 | デハ8200 | デハ8100 | デハ8200 | デハ8100 | デハ8200 | デハ8100 | クハ8000 | 運用離脱時期 | 概要 |
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SIV、ATS/C | CP、車 | P、CONT | CP | P、CONT | CP,SIV | P、CONT、車 | ATS/C | ||
P8007 (1) | P8245 (12-2) | P8107 (1) | P8260 (12-2) | P8137 (4) | P8204 (1) | P8108 (1) | P8008 (1) | 2005年7月24日 | 伊豆のなつ号 |
X8009 (1) | X8242 (11-2) | X8109 (1) | X8257 (11-2) | X8139 (4) | X8205 (1) | X8110 (1) | X8010 (1) | 2004年4月6日 | |
I8011 (2) | X8227 (5) | I8111 (2) | X8220 (4) | X8133 (4) | X8206 (2) | I8112 (2) | I8012 (2) | 2004年1月30日 | |
H8013 (2) | H8228 (5) | H8113 (2) | H8221 (4) | H8134 (4) | H8207 (2) | H8114 (2) | H8014 (2) | 2006年9月13日 | |
H8015 (2) | H8229 (5) | H8115 (2) | H8222 (5) | H8135 (4) | H8208 (2) | H8116 (2) | H8016 (2) | 2006年8月29日 | |
8017 (2) | 8230 (5) | 8117 (2) | 8235 (6) | 8136 (4) | 8209 (2) | 8118 (2) | 8018 (2) | ||
8019 (2) | 8232 (6) | 8119 (2) | 8236 (6) | 8138 (4) | 8210 (2) | 8120 (2) | 8020 (2) | ||
I8021 (3-1) | X8233 (6) | I8121 (3-1) | X8217 (4) | X8140 (4) | X8211 (3-1) | I8122 (3-1) | X8022 (3-1) | 2005年3月24日 | |
I8023 (3-1) | X8228 (5) | I8123 (3-1) | X8262 (13) | X8141 (4) | X8212 (3-1) | I8124 (3-1) | I8024 (3-1) | 2005年3月4日 | |
I8025 (3-1) | X8237 (10-1) | I8125 (3-1) | P8263 (13) | P8142 (4) | P8213 (3-1) | X8126 (3-1) | X8026 (3-1) | 同上 | |
X8027 (3-1) | X8254 (試) | X8127 (3-1) | X8264 (13) | X8143 (5) | X8214 (3-1) | X8128 (3-1) | X8028 (3-1) | 同上 | |
I8029 (3-2) | X8255 (試) | I8129 (3-2) | X8219 (4) | X8162 (13) | X8215 (3-2) | I8130 (3-2) | I8030 (3-2) | 2004年1月31日 | |
H8031 (4) | X8231 (4) | X8131 (4) | X8256 (16-3) | X8169 (18-2) | X8216 (4) | H8132 (4) | X8032 (4) | 2005年2月24日 | |
I8033 (4) | X8243 (11-2) | X8152 (11-1) | X8258 (11-2) | X8165 (13) | X8240 (11-1) | I8153 (11-1) | I8034 (4) | 2003年1月29日 | |
I8035 (4) | X8250 (12-2) | X8160 (12-3) | X8259 (11-2) | X8163 (13) | X8241 (11-1) | I8155 (11-1) | X8036 (4) | 2003年1月30日 | |
I8037 (4) | X8246 (12-2) | X8156 (12-3) | X8261 (12-2) | X8166 (13) | X8247 (12-2) | I8157 (12-3) | X8038 (4) | 同上 | |
8039 (4) | 8248 (12-2) | 8158 (12-3) | 8218 (4) | 8164 (13) | 8249 (12-2) | 8159 (12-3) | 8040 (4) | 赤帯撤去編成 | |
X8041 (4) | X8244 (11-2) | X8154 (11-1) | X8238 (10-1) | X8148 (10-1) | X8251 (12-2) | X8161 (12-3) | X8042 (4) | 2001年6月~7月 | |
I8043 (5) | X8252 (13) | I8150 (10-1) | X8239 (10-1) | X8149 (10-1) | X8253 (13) | I8151 (10-1) | I8044 (5) | 2004年4月2日 |
[編集] 大井町線・田園都市線
クハ8000 | デハ8400or8100 | デハ8200 | デハ8100 | クハ8000 | 運用離脱時期 | 概要 |
---|---|---|---|---|---|---|
SIV、ATS/C | P、cont(8100形はCont) | SIV、CP、CP | P、CONT | ATS/C | ||
8001(1) | 8409(13) | 8201(1) | 8102(1) | 8002(1) | ||
P8003(1) | P8103(1) | P8202(1) | P8104(1) | P8004(1) | 2005年11月1日 | |
H8005(1) | H8408(13) | H8203(1) | H8106(1) | H8006(1) | 2006年3月11日 | ドア誤作動事故発生編成 |
X8045(5) | X8167(13) | X8223(5) | X8144(5) | X8046(5) | 2003年4月 | |
X8047(5) | X8168(13) | X8224(5) | X8145(5) | X8048(5) | 2003年2月 | |
I8049(5) | X8105(1) | X8225(5) | X8146(5) | X8050(5) | 2003年5月 | |
X8051(5) | X8101(1) | X8226(5) | X8147(5) | X8052(5) | 2003年2月 |
- 凡例
- 一番上の段:形式
- 上から2段目:搭載機器など
- 車両番号のスタイルが0123の車両:更新車
- 車両番号のスタイルが0123の車両:軽量試作車
- 車両番号後ろカッコ内の数値:製造次数―(その数値)次車。試作車は(試)と表記。
- 枠内の色・記号:状態
- 白色:運行中
- ピンク色(H):保留中
- 水色(I):廃車後伊豆急へ譲渡
- オレンジ色(P):廃車後PT Kereta Api(インドネシア)へ売却
- 灰色(X):廃車後解体済
[編集] 他鉄道事業者への譲渡・売却
8000系の運用離脱車は当初、売却交渉の難航や廃車体の留置スペースの不足から解体されていたが、2004年以降になって一部車両が譲渡・売却されている。
- インドネシア
-
- 2005年度に8両編成2本がインドネシアのPT Kereta Apiへ売却され、首都ジャカルタ近郊で使用されている。このうち1本は上記「伊豆のなつ」号で使用された8007Fをそのままの塗装で、もう1本は原地で窓上黄帯・窓下黄帯+赤帯・前面窓下「黄帯の中に細い赤帯」という塗装に変更されて使用されている。東急のCIマークは同社のものに貼り替えられたが、車番は東急時代と変更がなく、車体に取り付けられた車番プレートもそのまま使用されている。
- 現地では、冷房付きであることから急行として使用されている。車内はほぼ原形のままだが、外部は障害物対策で前面下部にオレンジ色のスカート(排障器)が、投石対策で側面窓ガラスに飛散防止フィルムが、前面窓ガラスに金網が、低床ホームからの乗降対策で側面にドアステップがそれぞれ取り付けられている。
[編集] 鉄道模型
グリーンマックスからNゲージ鉄道模型のエコノミーキットとして商品化されている。また、クロスポイントから更新車と8039FのNゲージ鉄道模型塗装済キットがトータルセットで商品化されている他、伊豆急仕様も塗装済みキットとして商品化されている(ただし、2両編成のキットについては実車では中間車の先頭車化改造であるのに対し、先頭車のボディの流用となっている。)。
[編集] 参考文献
- 飯島巌「新車ガイド 東京急行・新玉川線用8000系」『鉄道ファン』105号、交友社、1970年2月。
- 荻原二郎・荻原俊夫「私鉄車両めぐり〔111〕東京急行電鉄」『鉄道ピクトリアル』442号、鉄道図書刊行会、1977年6月。
- 荻原俊夫「かるーいステンレスカー 東急デハ8400形」『鉄道ファン』216号、交友社、1979年4月。
- 荻原俊夫「東急8000系グループのすべて」『鉄道ファン』223号、交友社、1979年11月。
- 荻原俊夫「私鉄車両めぐり〔127〕東京急行電鉄」『鉄道ピクトリアル』442号、鉄道図書刊行会、1985年1月。
- 荻原俊夫「私鉄車両めぐり〔151〕東京急行電鉄」『鉄道ピクトリアル』600号、鉄道図書刊行会、1994年12月。
- 金子智治・焼田健「東京急行電鉄現有車両プロフィール2004」『鉄道ピクトリアル』749号、鉄道図書刊行会、2004年7月。
- 高橋英樹「8000系グループの足跡」『鉄道ピクトリアル』749号、鉄道図書刊行会、2004年7月。
- 成田正夫「東京急行電鉄の車両取替計画と8000系列の譲渡」『鉄道ピクトリアル』779号、鉄道図書刊行会、2006年9月。
- 宮田道一「東急8000系ファミリーの記録1」『鉄道ファン』544号、交友社、2006年8月。
- 荻原俊夫「東急8000系ファミリーの記録2」『鉄道ファン』545号、交友社、2006年9月。
- 山口雄二「東急8000系ファミリーの記録3」『鉄道ファン』547号、交友社、2006年11月。