チャンワット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャンワット(Changwat, Province、จังหวัด)はタイの行政区の一つ。日本の県にあたる行政組織。知事は内務省によって決定され、住民の自治権はない。ちなみにタイでも頻繁に勘違いされるがバンコクは行政区分としては首都府であってチャンワットではないが、チャンワットとして扱われることが多い。以下ではバンコクも県として扱うこととする。
目次 |
[編集] 下位の行政区分
チャンワットの下にある行政組織は以下のようになっている。796のアムプー(郡)と80のキンアムプー(分郡)が存在する。この下にはタムボンがあり、最下位の行政区分としてムーバーン(村)が存在する。また過去には、モントン(省、州)と呼ばれる行政組織があったが、これはすでに廃止されている。
[編集] 統計
統計的にはバンコクが他のチャンワットよりも人口および人口密度が国内最多である。一方で、国内最少の人口を持つのはラノーン県、人口密度ではメーホンソーン県である(以上2000年の国勢調査による)。面積ではナコーンラーチャシーマー県が最大で、サムットソンクラーム県が最小となっている。
[編集] タイの県一覧
タイ王国には75のチャンワット(記事名としては「県」を採用した)がある。これらの県は地理的・文化的要因により、4つから6つの地域に分類することもある。6つに分ける場合は、北部(17県)、東北部(19県)、中部(17県)、西部(1県)、東部(6県)、南部(14県)。5つに分ける場合は、西部、または、東部のいずれか一方を中部に含める。4つに分ける場合は、西部と東部を中部に含めて1つと数える。
東部 |
補注: 番号は、英語版に合わせてありますので、アルファベット表記を知りたい方は、そちらと比較対照して下さい。
[編集] 関連項目