ペッチャブーン県
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統計 | |
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県庁所在地 | ペッチャブーン市 |
面積 | 12,668.4km² |
人口 | 965,784人 (2000年) |
人口密度 | 76人/km² |
ISO 3166-2 | TH-67 |
地図 | |
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ペッチャブーン県はタイ・北部にある県(チャンワット)の一つ。ルーイ県、コーンケーン県, チャイヤプーム県、ロッブリー県、ナコーンサワン県、ピチット県、ピッサヌローク県と接する。ペッチャブーンの語の意味は「ダイアに満ちる」である。
目次 |
[編集] 地理
ペッチャブーン市内は山に囲まれた肥沃なパーサック川の流れる盆地にある。 タイ国民から「タイのスイス」と呼ばれる高原地帯で、カオコー・ナムナオなどの国立公園が点在する。 毎年1月は、タマリンド(タイ語:マッカム)の収穫時期にあたり、ペッチャブーン産のマッカム・シー・トーンの品種は有名である。この時期マッカム・ワーンという祭りも開催される。
[編集] 歴史
昔はクメール王朝の地方都市でもあった。シーテープ歴史公園は11世紀のクメール王朝の遺産である。
20世紀はロムサック県はペッチャブーンに編入された。この編入により、昔のタイの州制度(モントン)下では一県が一つの州を形成する珍しい型になった。一県一州という特徴により、後の1915年(タイ仏暦2458年)のモントン解体でも最初に解体された県となった。
山脈にあることから、第二次世界大戦、ピブーンソンクラーム首相のときに、連合軍のバンコク空襲が激しかったことから、一時首都を移転する計画がなされ、ペッチャブーンにその白羽の矢が立ったこともある。
冷戦時には、カオコーなどの山岳地帯にラオスや中国と行動を共にする共産主義者の武装組織が潜伏し、政府と対立したこともあり、現在でも山奥に当時の共産ゲリラの小屋跡が残っている等、軍事上の要害ともなった。
[編集] 県章
県名に由来するダイヤモンドと、県の主要農産物であるタバコがデザインされている。 県木はタマリンドである。 |
[編集] 行政区
ペッチャブーン県は11の郡(アムプー)に分かれ、その下に117の町(タムボン)と、1261の村(ムーバーン)がある。
郡(アンプー) |
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