モンスター (仮面ライダー龍騎)
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モンスターとは、特撮『仮面ライダー龍騎』に登場する架空の生物。ただし、ここでは契約モンスター以外のモンスターについて記述する。
[編集] 概要
人間を餌としているモンスター。ロボットの様な無機的な外見を有し、人間や他のモンスターを倒した時に発生するエネルギー球を食料にしている。人間を襲うため、ミラーワールドから人間界に渡ってくる。ただし、長時間は存在できないので、短時間で人間を襲うか、ミラーワールドに引きずり込む。そのため、ライダー達はミラーワールドでモンスターを倒す。
[編集] 種類
- ディスパイダー
ミラーワールドに棲息している蜘蛛のモンスター。ここ最近の連続誘拐事件の原因。現実世界に暮らす人間を口から吐き出す糸で絡め捕って、鏡の世界へ引きずり込み、鋭い牙で獲物の体液をすする。ナイトに倒されたが、再生してディスパイダー リ・ボーンとなった。再生体になると半獣半人体になり、頭部から生えた人体状の胸から獲物を麻痺させるトゲを飛ばすという特殊能力も付加された。なぜか、劇中では女性しか襲わなかった。
- ゼブラスカル(アイアン、ブロンズ)
シマウマのモンスター。角状の武器を装着した両腕を振るう事により獲物をスライス、細切れにしてから食する特性を持つ。また、体の各部位を繋ぐ筋肉がバネ状に伸縮し、攻撃を受けても ダメージを軽減する能力を備えている。
- ワイルドボーダー
猪のモンスター。見境無く猛進して敵に襲いかかる気性の荒さを持つ。その頑丈な体と腕に付いた盾で激突された者は200tの衝撃を受け、突き飛ばされてしまう。また立ち塞がる障害物には体から突き出た四本の角の先より気を打ち放ち爆砕してしまう。
- ゼノバイダー、テラバイダー
カミキリムシのモンスター。背中に背負った巨大なブーメランで、攻撃と防御を自在に操ることが出来る。刀の様に敵を斬りつける事も可能で、鉄柱をも寸断する事が出来る。
- デッドリマー
猿のモンスター。額にある第三の眼より照射するレーザーでターゲットをロックし、俊敏な動きでミラーワールドに引きずり込む。また銃の形状をした尻尾は取り外し可能で、高周波弾を連射することが出来る。笑い声の様な不気味な鳴き声が特徴。
- バクラーケン
烏賊のモンスター。腕や脚部に装備された吸盤で、どんな急角度の壁面にも貼り付く事が出来る。また、その強力な吸着性を持った触手に絡め取られたら、逃れる事は不可能である。頭上の口吻は獲物を食するだけでなく、煙幕を噴霧して敵の視界を奪う機能も併せ持つ。
- ウィスクラーケン
烏賊のモンスター。バクラーケンの能力と同等だが、長柄の武器を備えており、豪腕より突き攻撃を繰り出すなど格闘戦を得意としている。
- ゲルニュート
イモリのモンスター。指先に特化した吸盤を持ち、壁面での行動を可能とする。また掌より強粘性の液を噴射して敵を絡め捕る事や、粘液をロープ状として使用することも可能である。背中に隠し持つ巨大な十字手裏剣を飛ばして対遠距離用の武器として使用する。
- アビスハンマー
シュモクザメのモンスター。水中、土中を問わず時速125kmの高速移動が可能で、狙った獲物は決して逃さない。また胸から突出している二門砲は連射が可能で、敵を跡形なく爆殺する。
- アビスラッシャー
鮫のモンスター。敵を粉砕するサメ歯状の双振りの大刀を持ち、その怪力で敵を薙ぎ払う。また、口から大量の水を高速噴射して敵の動きを封じる能力を持つ。
- シールドボーダー
猪のモンスター。頭上の棘を武器に突進攻撃を繰り出し、圧殺する技を得意としている。また身体の前面にある装飾は、盾として使用することも可能で、大砲の弾丸さえも弾き返す。
- ソノラブーマ
蝉のモンスター。敵の動きを封じる強力な催眠超音波を発し、腕の先の巨大な鉤爪で粉砕する攻撃を得意としている。また尖った口先で人間の体液を啜り、食料とする。38話に登場したタイプは剣を武器としていた。
- バズスティンガー ホーネット
スズメバチのモンスター。集団で活動する蜂のモンスターの行動隊長的役割を果たし、手に持つニードルで敵に襲い掛かる。その鋭利な針先には毒素が仕込まれており、刺された者は瞬時にアナフィラキシーショック死する。
- バズスティンガー ビー
蜜蜂のモンスター。集団で活動する蜂のモンスターの尖兵的役割を担っている。150m先からも的確に狙い撃ちにする弓攻撃を得意とし、矢に刺されたものは体が痺れて動く事が出来なくなってしまう。
- バズスティンガー ワスプ
ジガバチのモンスター。集団の補佐的役割を持ち、剣で敵に斬りかかる攻撃を得意としている。また三位一体となって円陣状に高速回転し敵の攻撃を防御するバリヤーを発する事ができる。
- プロバジェル
クラゲのモンスター。身体に備えた球状の電極より発生させた電気エネルギーを、両腕の音叉状の爪から敵に放電する技を得意とする。その電圧は7000Vに及び、技を受けた者は一瞬にして感電死を遂げる事となる。
- バズスティンガー ブルーム
クマバチのモンスター。150m先からも的確に狙い撃ちにする弓攻撃を得意とし、矢に刺されたものは体が痺れて動く事が出来なくなってしまう。また弓本体を刀として敵を両断する攻撃に使用することも出来る。
- バズスティンガー フロスト
ツチバチのモンスター。手に持つ二本のニードルで敵に襲い掛かる攻撃を得意にしている。その鋭利な針先には毒素が仕込まれており、刺された者は瞬時にアナフィラキシーショック死する。
- ガルドサンダー
鳳凰のモンスター。神崎士郎に仕えるという役割を担っている。伸縮自在の尾羽を鞭のように使って、獲物を絡め取る技を得意とする。また火の鳥と化し時速580kmで飛び廻り、上空より敵めがけて850℃に及ぶ火焔弾を吐き出すという能力を持つ。
- ガルドミラージュ
神崎士郎に仕える鳳凰のモンスター。時速600kmで空を飛び、鋭い鉤爪で敵を引き裂く攻撃を得意としている。また、背中に背負った圏と呼ばれる円盤状の武器を飛ばして敵を裂断する技を持つ。因みに当時の特撮作品専門の雑誌、宇宙船では孔雀のモンスターと表記されていた。(実際それっぽいデザインである)
- ガルドストーム
神崎士郎に仕える鳳凰のモンスター。頭部に備えた羽飾りを手裏剣のように使い、敵の動きを封じてから手にした巨大な戦斧でバラバラにする残虐性を秘めている。ガルドミラージュ同様、宇宙船では鳳凰ではなく、こちらは鷹のモンスターと表記されていた。
- シアゴースト
ヤゴのモンスター。動き自体は緩慢だが、口から種子を飛ばして人に植えつけるという特殊能力を持つ。その種子は体内で発芽、触手状に成長して人間を苦しめる。更に口からは粘着性のある糸を吐き出して敵を絡め獲る技も併せ持っている。大量に出現する。
- レイドラグーン
蜻蛉のモンスター。シアゴーストが脱皮した状態。羽が生え、陸戦も空中戦もこなす。主に鋭い爪で攻撃する。鎌のような武器をもつものもいる。シアゴースト同様集団で襲い掛かる。
- ハイドラグーン
レイドラグーンが更に脱皮した状態の蜻蛉のモンスター。飛行能力に優れている。
- レスパイダー
ジョロウグモのモンスター。両手のカギ爪が武器。レーダーの様な目で、獲物を執拗に追う。
- ミスパイダー
ジグモのモンスター。巨大な牙で捕らえた人間の体液を啜る。
- ソロスパイダー
アシナガグモのモンスター。巨大な両腕の刃が武器。
- メガゼール、ネガゼール、マガゼール
仮面ライダーインペラーと契約しているギガゼールと同属のレイヨウのモンスター。集団で常に行動している。素早い動きに驚異的なジャンプ力を誇り、両腕に備えた頑強なカッターで敵を切り刻む攻撃を得意にしている。
- オメガゼール
レイヨウのモンスター。他のレイヨウ系モンスターを従えるリーダー的な役割を担っている。巨躯に似合わぬ驚異的な連続ジャンプを得意とし、鋏状の刃が付いた杖を使って、瞬時に敵めがけて襲い掛かる。
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第1期 | 仮面ライダー - V3 - X - アマゾン - ストロンガー |
第2期 | スカイ - スーパー1 - ZX(TVSP・ラジオ) |
第3期 | BLACK - RX |
真・ZO・J | 真 - ZO - J |
平成シリーズ | クウガ - アギト - 龍騎(怪人) - 555 - 剣 - 響鬼(戦士・怪人) - カブト(人物・怪人) - 電王 |
外伝 | THE FIRST - SD - ウルトラマンVS仮面ライダー - 駈斗戦士 |
漫画 | 仮面ライダー - Black - ZO - SPIRITS - THE FIRST - つくった男たち |
小説 | 誕生1971/希望1972 - EVE - HERO SAGA |
一覧 | ライダー - 乗用マシン - 怪人 - 必殺技 |
アイテム / 玩具 | 平成の変身アイテム - S.I.C. - 装着変身 - コンパチヒーロー |
関連 | 戦隊 - メタル - すごかが - ヒーロー大集合 - ヒーロータイム |