魔化魍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
魔化魍(まかもう)は特撮テレビドラマ『仮面ライダー響鬼』に登場する架空の怪物。物の怪(日本に古来より伝えられる妖怪や未確認生物など)の類である。
ここでは、それに関連した童子などについても記述する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 魔化魍
[編集] 概要
人間を捕食する生物。日本の妖怪をモデルとしている。
かつては自然発生する個体もいたとされるが、自然環境の破壊でその割合は激減している様である。
ツチグモやヤマビコ、バケガニといった具合にいくつもの種族に分かれているが、同じ種族であっても出現した場所によって色や形に多少の差異がある。
特定の個体を指す場合は「屋久島のツチグモ」といった具合に、出現した地名を頭につける。
主な特徴としては童子と姫が餌(人間)を捕獲し与える幼生期を過ごし、成体期では数メートルの巨大な体躯に成長する。 また、夏のみに出現する個体は人間大の大きさである代わりに特殊な能力を持っていたり、数多く分裂・増殖する能力を持つ。
洋館の男女が改造した個体は大きさは様々だが、人工的な物と融合しており通常の魔化魍にない特殊な能力を持つものもいる。これらは全てスーパー童子・スーパー姫によって育てられている。
鬼の音撃(主に太鼓、管、弦)は戦う魔化魍によって向き不向きがあるため、どの鬼を派遣するのかを決定するために出現した魔化魍の種族を戦う前に特定するのは猛士のサポートメンバーの重要な役目となっている。
しかし、終盤はオロチ現象によって大量の魔化魍が無秩序に出現するようになり、担当の異なる魔化魍が同じ場所に同時に現れたり、さらには夏の魔化魍、改造された魔化魍までもが現れるようになった。そのため、鬼のローテーションは大幅に乱れることになってしまった。
[編集] 一覧
詳しいうちわけは、下記を参照。
- ツチグモ
- ヨロイツチグモ
- ヤマビコ
- バケガニ
- アミキリ
- イッタンモメン
- オオアリ
- オトロシ
- ヌリカベ
- ウブメ
- ヤマアラシ
- ナナシ(ウブメ・ヤマアラシが合体)
- オオナマズ
- カシャ
- カマイタチ
- ウワン
- ノツゴ
- ヨブコ
- コダマ
- カエングモ
- サトリ
- ロクロクビ
- オオクビ ※ゲームで登場
- オロチ ※劇場版に登場
- ヒトツミ ※劇場版に登場
- 火焔大将 ※劇場版に登場
- 魔化魍忍群紅狐 ※劇場版に登場
- 魔化魍忍群白狐 ※劇場版に登場
- 夏の魔化魍
- ドロタボウ
- カッパ
- バケネコ
- テング
[編集] 太鼓の担当する魔化魍
- ツチグモ(土蜘蛛)
-
- 身の丈:27尺(約8.18m)
- 目方:1600貫(約6t)
- 蜘蛛型の魔化魍。屋久島に出現(一之巻、二之巻)。
- ヨロイツチグモ(鎧土蜘蛛)
-
- 身の丈:30尺(約9m)
- 目方:2000貫(約7.5t)
- 強化された土蜘蛛。榧ノ木に出現(二十九之巻)。
- カエングモ(火炎蜘蛛)
-
- 身の丈:30尺(約9m)
- 目方:2000貫(約7.5t)
- 土蜘蛛の亜種。長瀞に出現(四十五之巻)。
- ヤマビコ(幽谷響)→山彦・木霊も参照
-
- 身の丈:23尺(約6.9m)
- 目方:1466貫(約5.5t)
- 猿型の魔化魍。人間の声を餌としている。奥多摩(三之巻、四之巻)、小菅(十三之巻)に出現。
- オオアリ(大蟻)
-
- 身の丈:23尺(約7m)
- 目方:1600貫(約6t)
- 藤岡(九之巻)、鳩山(四十二之巻)、本栖湖(四十七之巻)に出現。
- ヌリカベ(塗壁)
-
- 身の丈:29尺(約8.78m)
- 目方:1600貫(約6t)
- 下野(十一之巻、十二之巻)と謎の洋館付近(四十三之巻)に出現。
- オオナマズ(大鯰)
-
- 身の丈:33尺(約10m)
- 目方:2666貫(約9.9t)
- 東雲(十七之巻、十八之巻)、東秩父(四十二之巻)に出現。
- 東秩父の個体は胃袋のみ確認された。
- オオニュウドウ(大入道)
- 小説版「明日への指針」のみに登場。
[編集] 夏の魔化魍
- ドロタボウ(泥田坊)
-
- 身の丈:7尺3寸(約2.2m)
- 目方:43貫(約161.25kg)
- 旭村に出現(二十三之巻、二十四之巻)。
- カッパ(河童)
-
- 身の丈:7尺3寸(約2.2m)
- 目方:40貫(約150kg)
- 秩父(二十五之巻)、東秩父(四十二之巻)、館林(四十四之巻)、さいたま(四十五之巻)に出現。
- バケネコ(化猫)
-
- 身の丈:7尺3寸(約2.2m)
- 目方:42貫(約157.5kg)/子:41貫(約153.75kg)
- 猿橋(二十六之巻、二十七之巻)、鳩山(四十二之巻)、館林(四十四之巻)、さいたま(四十五之巻)、長瀞(四十五之巻)、狭山(四十七之巻)に出現。
- テング(天狗)
-
- 身の丈:7尺3寸(約2.2m)
- 目方:42貫(約157.5kg)
- 下久保(二十八之巻)、三浦(四十三之巻)、さいたま(四十五之巻)、佐野(四十六之巻)に出現。
- カシャ(火車)
- ウワン(うわん)
- ヨブコ(呼子)
[編集] 管の担当する魔化魍
- イッタンモメン(一反木綿)
-
- 身の丈:26尺寸(約7.87m)/幼体:13尺(約3.93m)
- 目方:1120貫(約4.2t)/幼体:640貫(約2.4t)
- 奥久慈(七之巻、八之巻)、丹沢湖(二十三之巻)、館林(四十四之巻)、日高(四十七之巻)に出現。
- 丹沢湖の個体は台詞で語られたのみ。
- ウブメ(産女)
-
- 身の丈:75尺9寸(約23m)/幼体:3尺3寸(約1m)
- 目方:2133貫(約8t)/幼体:16貫(約60kg)
- 鎌西湖(十三之巻)、嬬恋(二十一之巻、二十二之巻)、東秩父(四十二之巻)、日高(四十七之巻)に出現。
- 鎌西湖の個体は、幼体の時に乱れ童子と化したウブメの童子に食べられた。
- 嬬恋の個体は、浅間山でヤマアラシと融合してナナシとなった。
- オオクビ(大首)
- ゲーム版(レッツテレビプレイシリーズ)のみ登場。
- バケカラス(鴉)
- 会話でのみ語られた。
[編集] 弦の担当する魔化魍
- バケガニ(化け蟹)
-
- 身の丈:26尺(約7.87m)
- 目方:1466貫(約5.5t)
- 房総(五之巻、六之巻)、日光(十五之巻)、鎌倉(十九之巻)、箱根(十九之巻)、三浦半島(十九之巻、四十三之巻)、大洗(十九之巻、二十之巻)、葛野(二十六之巻)、佐野(四十六之巻)に出現。
- アミキリ(網切)
-
- 身の丈:26尺4寸(約8m)
- 目方:1700貫(約6.38t)
- バケガニの変異体。古来より出現条件の不明な謎の魔化魍として伝えられていた。大洗(二十之巻)、三浦(四十六之巻)に出現。
- ヤマアラシ(山荒)
-
- 身の丈:23尺1寸(約7m)
- 目方:1733貫(約6.49t)
- 足尾(十五之巻、十六之巻)、軽井沢(二十一之巻、二十二之巻)に出現。
- ノツゴ(のつご)
-
- 身の丈:23尺1寸(約7m)
- 目方:1500貫(約5.6t)
- 十年に一度しか現われないといわれている魔化魍。長瀞に出現(三十六之巻、三十七之巻)。
[編集] 担当が不明の魔化魍
- オトロシ(おとろし)
-
- 身の丈:39尺(約11.8m)/幼体:25尺(約7.57m)
- 目方:2666貫(約9.99t)/幼体:1600貫(約6t)
- 百年に一度しか出現しないため、猛士に戦うノウハウが残っていなかった。秩父(九之巻、十之巻)、東秩父(四十二之巻)に出現。また大月では童子・姫のみ出現が確認されている(十四之巻)。
- ワニュウドウ(輪入道)
- 劇中未登場。公式サイトの四谷のカシャの解説文の中に名前が出てくるのみ。
- オオムカデ(大百足)
- 劇中未登場。公式サイトの東松山のロクロクビの解説文の中に名前が出てくるのみ。
[編集] 洋館の男女による改造魔化魍
- ナナシ(名無し)
-
- 身の丈:39尺6寸(約12m)
- 目方:2666貫(約10t)
- ヤマアラシとウブメの合成であり新種。通常の音撃は通用しない。浅間山に出現(二十二之巻)。
- カシャ(火車)(新タイプ)
-
- 身の丈:7尺3寸(約2.2m)
- 目方:42貫(約157.5kg)
- 従来のカシャにワニュウドウの特性が加わった新しいタイプ。四谷(三十之巻、三十一之巻)、さいたま(四十五之巻)に出現。
- カマイタチ(窮奇)
-
- 身の丈:23尺1寸(約7m)
- 目方:1600貫(約6t)
- 奥多摩に出現(三十二之巻、三十三之巻)。
- ウワン(うわん)(強化型)
-
- 身の丈:7尺3寸(約2.2m)
- 目方:42貫(約157.5kg)
- 港区(三十四之巻、三十五之巻)、三浦(四十三之巻)、館林(四十四之巻)、さいたま(四十五之巻)に出現。
- ヨブコ(呼子)(強化型)
-
- 身の丈:7尺5寸(約2.27m)
- 目方:42貫(約157.5kg)
- 従来のヨブコを、隔壁音波を発するように洋館の男女が改造した個体で、一切の音撃が通じない。また、隔壁音波によってアームドセイバーと響鬼の同調を阻み、響鬼装甲への変身を妨害する。東筑波(三十八之巻、三十九之巻)、さいたま(四十五之巻)、佐野(四十六之巻)に出現。
- サトリ(覚)
-
- 身の丈:7尺3寸(約2.2m)
- 目方:45貫(約168.7kg)
- 相手の心を読むことが出来る人間サイズの魔化魍。東松山に出現(最終之巻)。
- ロクロクビ(ろくろ首)
-
- 身の丈:80尺(約24.24m)
- 目方:2666貫667匁(約10t)
- 洋館の男女が改造を加えた魔化魍で、その外観から本来のロクロクビに加えてオオムカデの能力を併せ持つと考えられる。サメのような頭と尾を持つ。東松山に出現(最終之巻)。
[編集] 童子・姫
魔化魍を育てるため、餌となる人間を捕えるべく常に二体で行動する。普段は人間の男女と変わらない姿をしているが、鬼と遭遇した際などには戦闘のためそれぞれ怪童子(かいどうじ)・妖姫(ようひめ)と呼ばれる怪人態に変化する。童子は女のような声で、姫は男のような声で喋るのが特徴。死ぬと土くれと化す。また、白い血を流す。
服装を異にするのみでその姿が殆ど同一の童子・姫(怪童子・妖姫に変化した場合は、頭部・腕部の形状に種族ごとの差異が見られる)が魔化魍の種類・数と同じ組だけ存在するようである。「二十一之巻」において、嬬恋のウブメの童子が「我が子ウブメを~」というセリフがあるものの、彼らが魔化魍の実の親なのか、単なる養育係にすぎないのか詳細は不明である。
[編集] 武者童子・鎧姫
鎧のような外殻に覆われた怪童子・妖姫。唾から剣や槍状の武器を作り出し使用できる。
猛士の古い文献に記述があるので、過去にも出現したことがあるらしい。通常の怪童子・妖姫と違って鬼の攻撃をほとんど受けつけず、かなり手ごわい敵となる。
- 下野のヌリカベの武者童子・鎧姫
- 謎の男に正体不明の塊を食べさせられた童子と姫が武者童子・鎧姫となり響鬼を苦しめたが、短時間しか変化できないことを見抜かれ、時間切れで元の怪童子・妖姫に戻ったところを倒された。
- 鎌西湖のウブメの武者童子・乱れ童子
- 別の塊を食べさせられた童子が武者童子となったが、更に乱れ童子に変異。自分のパートナーである姫や鎌西湖のウブメを含め、無差別に魔化魍を共食いする暴走した存在となった。これはクグツたちにとって失敗作であった。響鬼と威吹鬼の二人がかりの攻撃で倒された。
- 榧ノ木のヨロイツチグモの武者童子・鎧姫
- 洋館の男女に新たなヨロイと呼ばれる正体不明の塊を食べさせられた女クグツ(黒)から生み出された童子と姫は最初から武者童子・鎧姫となり、変身時間無制限で強化されていた。またツチグモも鎧で身を包んでいた。一度は鋭鬼を撃退し、威吹鬼・轟鬼を苦しめたが鎧姫は威吹鬼・轟鬼、武者童子は威吹鬼・轟鬼・鋭鬼の連携攻撃で倒された。
[編集] 一覧
- 童子・姫(怪童子・妖姫)
- ツチグモの童子・姫
- ツチグモの怪童子・妖姫
- ツチグモの武者童子・鎧姫
- ツチグモの怪童子・妖姫
- ヤマビコの童子・姫
- ヤマビコの怪童子・妖姫
- バケガニの童子・姫
- バケガニの怪童子・妖姫
- イッタンモメンの童子・姫
- イッタンモメンの怪童子・妖姫
- オオアリの童子・姫
- オオアリの怪童子・妖姫
- ヌリカベの童子・姫
- ヌリカベの怪童子・妖姫
- ヌリカベの武者童子・鎧姫
- ヌリカベの怪童子・妖姫
- オトロシの童子・姫
- オトロシの怪童子・妖姫
- ウブメの童子・姫
- ウブメの怪童子・妖姫
- ウブメの乱れ童子
- ウブメの怪童子・妖姫
- ヤマアラシの童子・姫
- ヤマアラシの怪童子・妖姫
- オオナマズの童子・姫
- オオナマズの怪童子・妖姫
- アミキリの童子・姫
- アミキリの怪童子・妖姫
- ドロタボウの童子・姫
- ドロタボウの怪童子・妖姫
- バケネコの童子・姫
- オロチの童子・姫 ※劇場版に登場
[編集] 傀儡
童子と姫を生み出し従え彼らに力を与える、黒装束に身を包んだ男。強い闇の波動を放ち、相手を押さえ込んだり弾き飛ばす力を持つ。魔化魍や童子・姫を利用して変異や合体実験を積み重ねているようである。
「二十三之巻」からは白装束の男が現れ、ドロタボウをはじめとする夏の魔化魍の童子・姫を生み出した。
「二十七之巻」にて黒装束の男・白装束の男ともに、和装の男女(洋館の男女)の指示で動く傀儡(クグツ)であった事が判明。
それ以外に黒装束の女がいる。白装束の女がいたかは不明。
「三十二之巻」でスーパー童子・スーパー姫に「人員整理」と称され、全て殺された。
[編集] スーパー童子・スーパー姫
和風の戦装束に身を包んだ新しいタイプの童子・姫で、洋館の男女の実験によって「三十二之巻」にて初登場した。怪人体に変化しなくても鬼達と互角以上に渡り合う力を持ち、人員整理と称して傀儡達を掌から強力な破壊光を発して滅殺していった。
あらゆるタイプの魔化魍を育てる能力も備えていたが、生まれてすぐは非常に無邪気で、「三十三之巻」で一旦奪った装甲声刃を響鬼達に奪い返されたのも彼らの軽率さのせいであった。
「三十四之巻」でスーパー姫が、「三十八之巻」でスーパー童子が戦いの本性に目覚め、それまでのような無邪気さは失せた。鬼の血を求め、鬼を食うことを望んでいるようである。従来の童子・姫と違い、普通に性別通りの声で喋る。
性格的には、スーパー童子はその凶暴性になんら疑いの念を持たないようだが、スーパー姫は己の存在理由に懐疑的な一面を持つ。
四十六之巻において、洋館の男女からこれまでとは正反対の指令、つまり「これからは鬼達をサポート」するよう言われたが、二人ともこれに従うことを本能からか拒否し鬼達に攻撃を加える。洋館の男女に反抗したがかなわず、結局最後には餌を与えられずに土くれとなって消滅した。
[編集] 洋館の男・女
「二十七之巻」で、イブキの前に突如姿を現した謎の人物。
傀儡、スーパー童子・スーパー姫を操る(童子と姫はこの男女の姿を模して作られていると思われる)。自我を持った性格ではあるが、最終之巻では彼等もまた、傀儡に過ぎなかったことが判明する。
主な活動としては実験を繰り返し、従来の枠に収まらない新たな魔化魍を次々と生み出すが、その目的は結局判明することはなかった。また、鬼達とは方式が異なるものの魔化魍を「独自の方式」によって封じる力も持っていたようだ。
突如として現れたコダマの森を認知し、彼らも魔化魍が自分達にも制御できなくなっていく「オロチ」の始まりを危険視していたため、トドロキをオロチ現象を鎮める巨大鬼石のもとへ案内した。四十六之巻において、スーパー童子・姫に鬼達をサポートするよう命令する。
最終回にて、持田ひとみを誘拐し、傀儡に改造しようと企むが失敗している。
はるか昔、朱鬼と出会ったことがあるらしく、現代において再会の折、鬼の道を外れ憎悪に燃える朱鬼を魔化魍へと誘う。
[編集] 謎の男・女
最終之巻で洋館の男女の前に姿を現した謎の人物。西洋風の衣装に身を包んでいる。顔が洋館の男女と同じで、また洋館の男に餌を与えるなどしている様子から、彼らより上位だと考えられる。しかし、この謎の男女もまた、別の誰かに作られた傀儡という可能性がある。
[編集] コダマの森
「四十之巻」から出現した不思議な森で、中にある巨木が存在の源となっている。どこからともなく街や田などに出現し、偶然そこを通行していた人を襲う。「オロチ」発生前の現象だと伝承に残されている。
森に住むコダマには通常の音撃は通用しなかった。弱点は源の巨木で、京介と明日夢の烈雷によって貫かれたのをきっかけに弱り、アームド響鬼の鬼神覚声によって、森ごと消滅した。
[編集] オロチ
劇場版では一体の魔化魍として登場したが、テレビシリーズにおいては「無数の魔化魍によってすべてが破壊される現象」のこと。単なる伝承と思われていたが、その前兆とされるコダマの森の出現や、洋館の男女が勢地郎に警告したことから現実に起こりつつある現象として認識されるようになった。
同じ場所に同じ魔化魍の色違いが現れたり(本来なら出現場所の環境によって色が変わる)、百年に一度しか出現しないはずのオトロシや夏季限定であるはずの夏の魔化魍も現れるなど、通常の発生条件を無視して多数の魔化魍が無秩序に出現する。そのため、これまでのデータの蓄積が役に立たなくなり、出現予測が不可能になってしまう。一方で、洋館の男女による改良が加えられていないためか、本来なら太鼓でしか倒せないはずの夏の魔化魍が太鼓以外の音撃武器でも倒せたり、音撃を使用しなくても倒せたりと、一部の魔化魍は通常のものよりも倒しやすい。
この現象を鎮めるためには、鬼が「清めの地」で太鼓を使い、儀式を行わなければならない(原則として宗家の鬼が行うが、他の鬼でも可能)。ただし、儀式を行っている間は、周辺に出現する魔化魍に対して無防備になってしまうため、儀式を行うことは命がけの行為である。
[編集] 関連項目
|
|
---|---|
第1期 | 仮面ライダー - V3 - X - アマゾン - ストロンガー |
第2期 | スカイ - スーパー1 - ZX(TVSP・ラジオ) |
第3期 | BLACK - RX |
真・ZO・J | 真 - ZO - J |
平成シリーズ | クウガ - アギト - 龍騎(怪人) - 555 - 剣 - 響鬼(戦士・怪人) - カブト(人物・怪人) - 電王 |
外伝 | THE FIRST - SD - ウルトラマンVS仮面ライダー - 駈斗戦士 |
漫画 | 仮面ライダー - Black - ZO - SPIRITS - THE FIRST - つくった男たち |
小説 | 誕生1971/希望1972 - EVE - HERO SAGA |
一覧 | ライダー - 乗用マシン - 怪人 - 必殺技 |
アイテム / 玩具 | 平成の変身アイテム - S.I.C. - 装着変身 - コンパチヒーロー |
関連 | 戦隊 - メタル - すごかが - ヒーロー大集合 - ヒーロータイム |
カテゴリ: 仮面ライダーシリーズの登場キャラクター | 架空の生物 | 怪獣