仮面ライダー555
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『仮面ライダー555』(かめんライダーファイズ)は、2003年(平成15年)1月26日から2004年(平成16年)1月18日まで全50話がテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に放送された、東映製作の特撮テレビドラマ「仮面ライダーシリーズの1作品、もしくは作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。
- テレビシリーズ 仮面ライダー555 (テレビ朝日系列22局:2003年1月26日~2004年1月18日)
- 劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト (2003年8月16日公開)
- 小説版 仮面ライダー555 異形の花々
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
通番 | 題名 | 放映期間 |
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第3作 | 仮面ライダー龍騎 | 2002年2月 ~2003年1月 |
第4作 | 仮面ライダー555 | 2003年1月 ~2004年1月 |
第5作 | 仮面ライダー剣 | 2004年1月 ~2005年1月 |
目次 |
[編集] 概要
[編集] 特徴
『仮面ライダークウガ』に始まる、「平成仮面ライダーシリーズ」の第4作目。従来の作品では描かれることの少なかった怪人(オルフェノク)側にもスポットが当てられ、普通の人間からオルフェノクへと変わってしまった人間たちの苦悩が描かれている。また、変身装置が携帯可能なベルトであることから、ベルトをめぐる争奪戦も見どころのひとつである。人間型に変形する機構を持つバイクが登場するのは、仮面ライダー龍騎に登場したオルタナティブ・ゼロの愛車であったサイコローダーに続き、2作目である。
仮面ライダーに変身する人間が善人とは言えない者であったり、逆に怪人・オルフェノクにも正しい心を持つ者がいたり、善悪二元論では割り切れないリアルな「群像劇」が描写された。それまで怪人の人間ドラマを描くことは「ヒーローが殺人者に見えてしまう」というデメリットから敬遠されていたが、本作ではその面に挑んだ。また様々な思惑が入り組むストーリーは平成仮面ライダーのなかでも、特に複雑な呈そうの物語となっており、このドラマ性により高年齢層のファンの人気は高い。
平成仮面ライダーでは恒例の「イケメンヒーロー」の若手俳優の起用がこの作品でも行われており、主演の半田健人をはじめとしたキャスト陣の写真集が放送中に発売されるという展開をみせた。本作の俳優陣が、10代後半~20代前半の若い俳優でメインを固めているのは、半田(18歳)の起用によるところが大きいらしい。また仮面ライダーファンを公言しているISSA(DA PUMP)が主題歌を担当した。
本作は仮面ライダーシリーズで初めて、一人の脚本家(井上敏樹)が全エピソードを執筆している。1~2クール程の話数の作品では、全話を一人の脚本家が担当するケースもよく見られるが、1話の放映時間が半分とはいえ4クールの作品では異例である。井上の父・伊上勝も『仮面の忍者 赤影』を全話(52話)執筆しており、奇しくも親子二代で同じ記録を残したことになる。
主なスタッフが共通していることから『仮面ライダーアギト』の設定やストーリーの類似点を指摘されることも多いが、『アギト』の初期案の1つに「主人公とヒロインが九州から出発して2人で東京を目指すロードムービー」というものがあり、当時は「ロケ代がかかり過ぎる」という理由でボツとなったが、本作ではそのボツ案を再捻出している部分もあることが『アギト』との類似点の多さの理由とみられる。
音楽面では、松尾早人(東映作品としては、唯一の登板)を起用。
[編集] キャラクター
本作における仮面ライダーのコンセプトはアイテム豊富なメカニカルなライダー。「平成ライダー」において4人目の主役が登場する本作において、初期シリーズ(『仮面ライダー』~『仮面ライダーストロンガー』)における4人目の主役ライダーである『仮面ライダーX』が強く意識され、オマージュとなっていると、一部では指摘される。また『仮面ライダーX』の企画段階のタイトル案には「仮面ライダーGO5号(ゴーゴゴー)」というものがあった。
『仮面ライダーアギト』までの仮面ライダーは、変身のために必要なベルトや機構が何らかの理由によって体内に存在している場合がほとんどであったが、本作では『仮面ライダー龍騎』同様、携帯可能な外部装置として存在し、この装置を用いたものが仮面ライダーとなる。ただ、誰にでもなれる訳では無くオルフェノクとして覚醒しているもののみが変身出来るといった制約があった。龍騎では変身アイテムが本来の持ち主から移動することはほとんどなかったが、本作ではライダーに変身するアイテムの争奪戦がテーマの一つとなっており、それぞれのライダーに複数人の変身者が存在している。そのことから脚本の井上は、本作を「主人公はベルト」「3本のベルト物語」と発言している(詳細は後述)。
携帯電話など様々な電子機器をモチーフにした装備は児童ファンに好評を博し、「ファイズドライバー」を始めとする変身ベルトの玩具は100万本以上を売り上げる大ヒット商品となった。『百獣戦隊ガオレンジャー』や本作以降の『魔法戦隊マジレンジャー』『ふたりはプリキュア』シリーズなどでも携帯電話モチーフのアイテムは大ヒットを記録しており、近年の人気モチーフだと言える。
東映プロデューサー・白倉伸一郎は前作『仮面ライダー龍騎』との対比で「龍騎がカラフルなら、555はモノトーン」と派手さをあえて廃し、重厚なテーマの本作を喩えた。
[編集] デザイン
登場する仮面ライダーたちは動物でも物でもなくギリシャ文字をモチーフ(Φ、Χ、Δ、Ω、Ψ、O)にデザインされたとの説が一般的である。ファイズに限っては闇夜に浮かぶ大きな黄色い目と全身を走る赤いラインというその個性的なシルエット(全身に電飾を施したスーツも用意されたが、これには覗き穴が付けられなかった事から前が見えない)からホタルをモチーフとする説もあるが、ファイズのデザインそのものは、もともと「子供が描きやすいように」との理由から、○と|の組み合わせだけでデザインされたものであり、モチーフが存在していること自体が後付けの理由によるものとされる。このことから、テレビシリーズに限っては子供の描きやすい図形(○×△)をもとにモチーフのギリシャ文字を後付け的に割り当てたとの説がある。
なお、作品中においてはオルフェノクの王、アークオルフェノクをモチーフにデザインが行われたとされている。 そのため、アークオルフェノクのモチーフがバッタであるため、ファイズをはじめ劇中に登場する仮面ライダーのモチーフはギリシャ文字+バッタとも考えることができる。
[編集] 人物 / 組織 / 怪人
[編集] スマートブレインと戦う者たち
- 乾巧(いぬい たくみ)
- 本作の主人公。設定年齢18歳。職を転々としながらバイクで旅をしていた青年。九州で園田真理と出会い、オルフェノクに襲われた際、真理に無理矢理ファイズに変身させられる。その後も済し崩しに変身させられ、図らずも人類とオルフェノクとの戦いに身を投じていく。
- 根は思いやりがある性格だが、表面上は無愛想で“一匹狼”といった態度を取り、他人との交流を避ける。しかし真理や菊池啓太郎との出会いをきっかけに、次第に仲間との関りを居心地のいいものと感じ、彼らの「夢」を護る決意を密かに固めていく。
- 幼い頃事故で一度死亡しており、その際にオリジナルのオルフェノク(ウルフオルフェノク)として覚醒=復活した。その後は人間として独りで生きていたが、流星塾の同窓会の惨劇(園田真理の項で後述)の場に偶然居合わせた際、オルフェノクに変化して戦うも、ドラゴンオルフェノクによって撃退される。その後自らの力に不慣れだった巧は事件の前後の記憶を失い、以後、物語の中盤、オルフェノク体の姿を仲間にさらすまでは、自身の正体を隠していた。
- 猫舌で、熱い食べ物は冷まさないと食べられない。
- その戦闘スタイルは我流で、初めてファイズギアを使った時も易々と敵を倒していることから、オルフェノクの中でも天性の戦闘素質を持っているものと推察される。また、変身直後や戦闘中に度々手首(主に右)をスナップする癖を見せており、これが彼の特徴となっている。
- 劇中オートバジン・サイドバッシャー・ジェットスライガーの3大マシン全てを操縦した唯一の人物である。
- パラレルワールドに当たる小説『仮面ライダーファイズ正伝 異形の花々』では、真理を火事から救った過去があり、その際にオルフェノクとして覚醒している(※1)。
- (※1) 小説では猫舌になったのも、この火事が原因と記述されている(その他、熱い・暑い物全てを嫌う)。
- 木場勇治(きば ゆうじ)
- もう一人の主人公的存在。両親とともにドライブ中事故に遭い、2年間の植物状態を経た後死亡。オリジナルのオルフェノク(ホースオルフェノク)として覚醒する。入院中、親戚に親の財産を奪われた上、恋人だった森下千恵の裏切りにあい、激情の余り千恵と、千恵の現恋人の従兄弟・木場一彰を殺害。その罪悪感と自分が人間でなくなったことに苦悩するも、同族である長田結花や海堂直也と出会った後は理性を取り戻し、オルフェノクと人間の共存を理想に人間を襲うオルフェノクから人間を守ってきた。
- 巧とは正反対に「自分が他人に裏切られること」を嫌う。また、普段は優しく柔和だが一度怒ると“敵”と認識した相手を容赦なく攻撃する。戦いの中で出会った乾巧=ファイズとは最初誤解もあり何度も戦うが、強い信頼関係を築き共闘する。また、巧が戦う自信を失った際にはファイズギアを譲り受け、一時的にファイズとして戦っている。
- 物語の終盤、結花が警察に(実際は影山冴子に)殺されたことをキッカケに人間に絶望。花形の推薦でスマートブレインの社長に上り詰めるも、花形の意に反して人間を滅ぼそうと画策する。カイザギアを奪い、園田真理を巡って因縁のあった草加雅人をも殺害するが、内心では人間を愛していた勇治は結局人間を滅ぼせず、ファイズ=巧やデルタ=三原修二とともにカイザとしてオルフェノクの王と戦い、致命傷を負うものの王を押さえ込んで巧の勝機を呼び込む。そして彼はそこで死亡した。
- 『異形の花々』では建築家を目指す大学生であり、嫉妬に駆られた同窓生に殺害され、オルフェノクに覚醒した。また巧との一騎打ちで倒されている。
- 園田真理(そのだ まり)
- 設定年齢16歳。美容師を目指している少女。幼い頃に両親を亡くし、スマートブレイン社長・花形に引取られ「流星塾」という養護施設に通っていた(※)。その後、九州に滞在中、花形から贈られた謎のアイテム“ファイズギア”の謎を確かめるため、九州から東京のスマートブレイン本社に向かう途中、乾巧と出会う。
- 東京に戻った後は菊池啓太郎の実家に居候しながら、美容室でアルバイトをして夢を追いかけている。
- 男勝りな性格が目立ち、いつも巧とは口ケンカをしている。しかし、いざという時は正しいことをどんな圧力を受けても正しいと言うことのできる正義感を持ち、精神的に脆い所の多い巧や木場を支えた。その過程で当初は木場に恋心を抱くが、巧と死線を幾度も越えるうち、いつしか彼への想いに気付いていく。
- 50話全てに登場したのは巧と真理のみ。また、物語の最後まで生き残った数少ない流星塾生のひとりでもある(他は三原・里奈)。
- (※) この施設はスマートブレインの計画「人工的に人間をオルフェノクへと強制進化させる実験」の一つとして、その被験者を選定するために“九死に一生を得た”孤児ばかりを集めて設立された。物語開始の数年前、流星塾の同窓会に出席した真理は一度他の元塾生たちとともに殺害され、“オルフェノクの記号”を埋め込まれて蘇生を受けた過去を持つが、記憶を改変されていた。
- 菊池啓太郎(きくち けいたろう)
- 設定年齢21歳。修行先である九州で巧・真理と出会い、物語の最後まで二人と行動を共にする、メイン登場人物では唯一普通の人。「世界中の洗濯物が真っ白になるように、世界中の人々が幸せになる」ことを夢見る心優しい、というよりは世間知らずのお人好しで、本人も気付かないまま近所の人からパシリ扱いされることもある。実家は東京で創業百年の老舗クリーニング店「西洋洗濯舗 菊池」を営んでおり、巧と真理もここで住み込みのアルバイトをする。両親は「世界中の洗濯物を真っ白にする」ためにアフリカに渡っており、店の経営は啓太郎に任されているが、採算度外視の彼の方針により店は赤字続きである。
- 注意して観ると彼がクシャミをするとオルフェノクが出現する。これは巧がオルフェノクであることの伏線にもなっている。真偽は定かではないがオルフェノクを感じる能力があったようだ(「汚いものに対するアレルギー」と本人は告げている)。
- 長田結花とはメル友で、本人と何度か会って想いをよせていたがお互い全く気付かなかった。43話で得意先の「長田さん」がメル友の「結花さん」と分かり、同時に彼女がオルフェノクだという事実も知ったが、既に巧の秘密を知り、全てのオルフェノクが必ずしも敵ではないと承知していた啓太郎は、恐れることなく結花を受け入れる。
- 『異形の花々』では、結花との間に子供をもうけるが、その事実を知ることはなかった。
- 長田結花(おさだ ゆか)
- 日頃より義理の家族や友人から精神的・肉体的虐待を受けていたが、鉄橋からの転落事故により死亡。オリジナルのオルフェノク(クレインオルフェノク)として覚醒。その直後に出会った木場勇治の家に居候する。当初人間への潜在的憎悪と恐怖から木場達には知らせず密かに殺戮を繰り返すが、御用聞きにやってくる菊池啓太郎や園田真理、二人を通じて知り合った乾巧との出会いで心が和らぎ、人を愛せるように変わろうとする。
- 後半、警察庁の対オルフェノク非公然機関によって追われる身となり実験材料とされてしまう。そこで出会ったクラブオルフェノクによって救われた後、木場の計らいで「西洋洗濯舗 菊池」に匿われ、そこで長い間のメル友が啓太郎であることを知って付き合うようになるも、組織によって施された実験によりオルフェノクの力を失い、楽しみにしていた啓太郎とのデートを前に、ロブスターオルフェノク=影山冴子によって殺害され、その薄幸な一生を閉じた。
- 木場ら三人のオルフェノクの中では、最も能動的に人を殺めているが、その対象は弱者を虐げる者(※1)、あるいはかって自分を虐待していた者に限っている。
- 『異形の花々』では、過去の虐待によって発語障害になっていた。啓太郎との間に子供を身篭るが、最期は草加含む3体のカイザによって倒されてしまった(しかし子供は死の間際に産まれた)。
- (※1) 基本的に不良、暴走族のようなタイプが殺害されるケースが多かった。
- 海堂直也(かいどう なおや)
- 設定年齢22歳。元音大生で、クラシックギターで天才的な才能を発揮していたが、彼の才能をねたんだ教授(オウルオルフェノク)によって仕組まれたバイク事故で演奏家生命を絶たれる。その後、無頼の日々を送っていた折、たまたま居合わせた喫茶店(乾巧のかっての勤め先でもあった)でスクィッドオルフェノク=戸田英一に襲われ死亡後、オルフェノク(スネークオルフェノク)として覚醒。以後その場に居合わせた木場・結花らと行動をともにする。
- 後半、ビル火災の現場から少年=鈴木照夫を救出。照夫へと注がれた情愛はやがて人間を守ろうとする決意へと変わる。勇治の心変わりに絶望しながらも自分がかつての木場のように人間を守ることを誓い、デルタ=三原修二や、ファイズ=巧とともにライオトルーパー隊を撃破。照夫に宿っていたオルフェノクの王=アークオルフェノクを倒さんとする巧たちを側面から援助した。最終決戦後は創才児童園で働く三原・里奈を見つつも声をかけることなく、木場や結花の事と思われる鼻歌を歌いつつ何処へともなく去っていった。
- 性格は露悪的で時に常軌を逸した振る舞いを見せるが、心根は優しく、心中では人間のために戦う木場を尊敬していた。終盤の木場の変心に絶望したのもその反動だと推察される。
- 恋愛に関しては一途な面を持ち、テレビシリーズでは真理に一目惚れし、幾度もプロポーズを重ねるが常に玉砕し、その恋は実ることはなかった。また、結花に対してはテレビシリーズでは仲間としての友情を育んだのみであったが、劇場版『パラダイス・ロスト』では結花の死の間際、密かに愛していた事を告白した。
- 『異形の花々』では、バス事故に遭い、オリジナルのオルフェノクとして覚醒した。また、戦いの終結した後、巧や啓太郎達と共に暮らし、何処からか「俺の子」として赤子『勇介』を連れてきている。話の内容から啓太郎と結花の間に出来た子供ではないかと推測される。
- 草加雅人(くさか まさと)
- 設定年齢19歳。慶泉大学2年A組に籍を置く大学生。多方面に際立った才能を持ち、数々の運動部の部長を兼任していた。
- 園田真理と同じく流星塾の元生徒であり、流星塾での同窓会の夜、他の塾生とともに殺害され、オルフェノクの記号を埋め込まれて蘇生。記憶を改変される前(※1)に脱走したため、塾生の中では彼だけが同窓会の真実の記憶を持っていた。オルフェノクの記号の効果が他の塾生に比べ顕著であり、流星塾生では唯一カイザギアに適応できたためカイザの主な装着者となる。自身を殺したオルフェノクという種すべてを“敵”と見なしており、オルフェノクの“巣”であるスマートブレインへの復讐を誓い戦う。
- 性格は一見真面目で優しく、高潔な思想の持ち主に見えるが、本質的には好戦的かつ排他的。自分に好意を示す者や、自分に利をもたらす者には好意を向けるが、逆に自分に好意を示さない者や、気に入らない者は決して認めないばかりか、策を弄してでも排除にかかる。(※2)
- 同窓会の夜の惨劇の記憶(真理の血に染まった左手)から極度の潔癖症となり、ウェットティッシュで常時手を拭く癖が抜けず、感情が爆発した時などはいつまでも手を拭き続けた。
- 戦闘中、右手で首を触る癖がある(タイの結び目を直すような仕草)。ファイズに変身した時もこの仕草を行っていた。
- 塾生時代は虐められっ子で真理に助けられていた過去から、真理に対しては異常に近い独占欲と妄執的な愛情を注ぎ、真理が自分を拒絶して巧や木場へ惹かれていく事を、実力やダーティーな手段を用いてまで阻止しようとした事も、度々あった。
- 巧とは真理の件もあり終始反目しあい、更に巧がオルフェノクであることが判明した後は、いずれ排除せねばならない存在として完全に敵意を剥き出しにし、一時は巧を戦闘不能な状態に追い込んだ。しかしながら一方で巧も自分と同様にスマートブレインと戦う者であり、戦力として利用できるという認識くらいは持っているらしく(木場に対しても同様)、ライダーギアを装着しての戦闘時には見事なコンビネーション攻撃を見せる。
- 終盤、体内に埋め込まれたオルフェノクの記号を消耗し、次第にカイザギアに順応できなくなっていくも、指摘した花形に従わず戦い続ける道を選び、照夫に宿るアークオルフェノクを抹殺しようとする。しかしその行動を予見していた木場が真理を拉致し、取り戻しに来るよう仕向けられ、木場の待つ海岸へと向かう。海岸では木場と共に待ち構えていたラッキークローバーと相対、真理を救うべく死を覚悟して変身し、戦いに挑むも戦闘中に体が灰化しだし敗北。最後は真理を巡って因縁のあった木場にカイザギアを奪われ、彼の変身したカイザの手により縊り殺される。
- 劇中唯一ファイズ・カイザ・デルタの3大ライダー全てに変身した。
- 『異形の花々』ではそのエキセントリックな性格がさらに加速、愛欲に身を任せて真理に暴行を働き、巧を殺害寸前まで至った。最終的には結花を殺され憎悪に狂った木場によって四肢と顎を引き千切られ、瀕死の状態となる。
- (※1) 流星塾の夜の出来事は物語中盤までは脱走した草加を除き、塾生全員記憶を改変されており、その流れで草加は同窓会を欠席したという事にされていたにも関らず、同窓会の際寄せ書きを書いており、塾生から不思議に思われていた。
- (※2) 草加を演じた村上幸平は、後に草加を「一言で言えば『イヤなヤツ』です」と評している。
- 木村沙耶(きむら さや)
- 設定年齢18歳。流星塾の元生徒でデルタギアの最初の最適応者。巧と真理がいっこうにクリーニング屋の仕事を手伝わないので、怒った啓太郎が(赤字にも関わらず)新人バイトを募集した際やってきた。デルタギアを一度は仲間たちの手に委ねるが、ギアの力により仲間達の間に亀裂が生じ、澤田亜希とともにギアを回収。だが澤田はスパイダーオルフェノクに覚醒してしまい、デルタギアの処遇に心を痛める。その後、巧にギアを託そうとするも、スパイダーオルフェノクによって殺害されてしまった(※)。
- 園田真理によれば温厚だが芯の強い性格。また、デルタ変身時の戦闘力には圧倒的な物があり、センチピィードオルフェノクこと琢磨逸郎はデルタとの戦闘後、恐怖のあまり錯乱状態に陥った。
- 死亡時に青い炎を発していたため、実はオルフェノクとして覚醒していたのではではないかとの説もある。
- 『異形の花々』ではドラゴンオルフェノクの正体であり、草加雅人とは因縁がある。最後まで生き延びた彼女は、ホースオルフェノクとの戦いで重傷を負って動けなくなった雅人を引き取り、彼を自分が守り続けることを誓う。しかしその愛情は歪んでおり、妄執であった。
- HERO SAGAにおいてはスマートブレイン社の開発した触れた者をオルフェノクに覚醒させる薔薇に触れてオルフェノクに覚醒した。しかしその姿は不明である。
- (※)その後デルタギアはラッキークローバー・北崎の手に渡り、しばらく北崎がデルタ装着者となっていたが、飽きっぽい性格の北崎は数回装着した後はデルタギアを放棄、ギアの所有者は再び迷走するのであった(以降は三原修二の項を参照)。
- 三原修二(みはら しゅうじ)
- 流星塾の同窓生。草加雅人から木村沙耶の死後装着者が定まらず、登場人物間を転々としていたデルタギアを託されて戦いを求められるが、生来の気弱な性格からギアを拒絶。一時は錯乱状態となっていた。しかし草加雅人の戦う姿や阿部里奈の叱咤激励を受けて自身も戦う事を決意(※1)し、デルタギアの最終的な装着者となる。
- 上記の通り、元々戦いに向いた性格では無いため戦闘能力は正直言って低く、劇中の活躍はあまり無いがファイズ・カイザの両ライダーと動きを合わせて戦う場面では素晴らしい連携を見せた事もあった。(※2)最終的には物語の最後まで生き残った数少ない流星塾生のひとりとなる(他は真理・里奈)。
- 通常は阿部里奈と共に養護施設「創才児童園」(※3)でアルバイトの保父をしている。元々は鈴木照夫少年を一時匿い、守るための一時的措置のつもりだったが、そこで自分達と同じ境遇の子供達と関るうちに、次第に彼らの力になりたいと思い始めていくのだった。
- (※1) 一説には、デルタギア装着時の副作用「攻撃的な性格への変化」が発生して、戦闘を拒んできた彼の精神状態がようやく常人並の戦闘意欲を持てる様になった為では無いかとも言われている。(諸説あり、決定的な結論は得られていない)
- (※2) 彼の戦闘能力が低いのは、彼自身の気弱さのために、デルタのデモンズスレート(性格の悪化と引き換えに戦闘本能を呼び覚ます装置)が反応しないためといわれているが、やはり明確な結論は語られていない。巧や木場はオリジナルのオルフェノクであり、草加は体を鍛えていたのに対し彼は一般人並みの身体能力しかないことも一因かも知れない。なお、三原を演じた原田篤は後に「普通の人間がいきなり変身して戦えと言われても出来る訳がない。それが出来た三原は強い心を持った人間だと思う」という旨のコメントを残している。
- (※3) この施設はスマートブレインが“流星塾”と同様の趣旨で設立・経営する養護施設であったが、戦いが終わった後も存続している事が確認されている。おそらくは非スマートブレインの経営者に売却もしくは譲渡され、ごく普通の養護施設に改組されたのであろう。
- 阿部里奈(あべ りな)
- 流星塾の元塾生にして草加雅人と共にリーダー格。気丈な性格で、強い意思の持ち主。一度だけデルタギアを装着、変身した事もある(すぐ倒され、変身は強制解除されてしまった)が、その後も精神に変調をきたす事は無かった。デルタギアが三原修二の手に渡ってからは彼のパートナー的存在になり、普段は三原とともに「創才児童園」のアルバイト保母をしつつ、戦いに消極的な三原を影に日向に支える。物語の最後まで生き残った数少ない流星塾生のひとり(他は真理・三原)。
- なお、劇中においては生命の危機(オルフェノクの攻撃、交通事故など)を何度も乗り越えている事から、視聴者からは「耐久力・回復力が途轍もなく高い」と評された。これはオルフェノクの記号を埋め込まれた影響ではないかとも思われており、他にも短時間とはいえ、デルタギアで変身した際、その悪影響を受けなかった事もある。里奈もまた、真理や草加、三原と同様に、限りなくオルフェノクに近い存在といえる。
[編集] スマートブレイン / SMART BRAIN Corporation
劇中に登場する巨大コングロマリット。ファイズギアをはじめとする変身装置や、関連するツールやバイクを開発した。事業内容は重工業や電子技術にとどまらず、食品から医療までと幅広い。イメージCMが頻繁に流されているが、その実態は謎に包まれている。前社長の花形が失踪後、村上峡児が新社長として就任する。終盤では村上が解雇され、木場勇治が社長に就任するもその後見役の花形共々死亡(2人の死を社員は知らないため、「失踪」と扱われていると思われる)。その後の社長は不明。同社のCMに出演しているスマートレディは社長秘書として行動する。オルフェノクに関する研究もされており、社員の中にもオルフェノクに覚醒しているものがいる。
- 村上峡児(むらかみ きょうじ)
- 設定年齢35歳。行方不明となった花形の代理としてスマートブレイン社長に就任した。オルフェノクの頂点に君臨し、同時にラッキークローバーのリーダー的存在となっている(表層上は同志的関係にあるように振舞っている)。オルフェノク(ローズオルフェノク)に覚醒した後、人間から迫害を受けた過去があるらしく、オルフェノクの繁栄と人間の絶滅を一途に願い、ライダーギア(3本のベルト)の確保と「オルフェノクの王」の探索を画策し、強硬にその方針を推し進めてきた。その実力は、オルフェノクの中でも最強クラスであり、人間時にも強力な念動力での攻撃が出来る等、力任せな攻撃しかしないドラゴンオルフェノク=北崎よりも、実力は上、おそらくゴートオルフェノクに近いクラスのようである。
- 普段は紳士的であるが、慇懃無礼な言動と時折見せる激情から、大変好戦的である事が解り、澤田が勝手にデルタギアを草加達流星塾生に渡した際には、静かな態度ながらも本気で怒り、澤田に容赦ない攻撃を加えている。
- 「上の上」~「下の下以下」という独自基準に基づく10段階評価を下す癖がある。
- 物語終盤、花形が戻ってきたことで社長代理の座から半ば強制的に退くことになりながらもアークオルフェノク覚醒のために直接照夫を狙って巧たちの元に現れ、直接対決を行った。戦闘の途中に三原からデルタギアをジェットスライガーごと強奪し、カイザの駆るサイドバッシャーと激しい戦闘を繰り広げた。最終的にマシン対決に敗北し、ギアを三原に取り返された末、トリプルライダーの同時必殺キックを受けて負傷した後に「オルフェノクの王」に「自ら望んで」食べられ、絶命。
- 劇場版では、首に生命維持装置と思われる機械を接続した姿で登場。最期はスマートブレイン最高首脳の意を受けたスマートレディによって処刑されている。なぜ首だけの姿になったかは劇中では謎のままだった。後にHERO SAGA仮面ライダー555編ロスト・ワールドでファイズとの戦いで首を切られた為だという事が判明した。
- ある意味、劇中で最も自分の正義に最初から最後まで忠実な人物だったといえるかもしれない。
- 花形(はながた)
- スマートブレイン前社長。ゴートオルフェノクの正体。オルフェノクとしての実力はかなり高く、北崎(ドラゴンオルフェノク)を単独で圧倒するほどである。
- 物語上は最終局面で明かされるオルフェノクの種に関する“危機”を物語開始前に既に気付き、その危機を回避する為に「オルフェノクの王」を探すことに尽力していた(※)が、ある理由により失踪。3つのベルト(ライダーギア)を奪って流星塾生に送り、その後は地下深くに埋められた流星塾校舎にてライオトルーパーのベルトを開発しつつ、乾巧及び塾生達を影から支援する立場を取っていた。
- 木場勇治を人間に味方するものと信じてスマートブレインの社長に推薦し、内部から村上峡児一派の放逐を目論んだが、オルフェノク化した肉体の限界によりそれを見届けることはできず、草加にこのまま戦えば自身と同じことが起こる、と警告を発して灰化して死亡。
- (※)「流星塾」の設立意図、及び塾同窓会で行なわれた“実験”も、この危機を回避する一環として、ライダーギアを装着できる人間を生み出そうとする趣旨の結果だった。何ゆえ純粋なオルフェノクにでは無く、人間にベルトを与えようとしたのかは明確では無いが、おそらく村上の息のかかったオルフェノクにベルトが与えられる可能性を排除出来なかったためでは無いかと思われる。
- 琢磨逸郎(たくま いつろう)
- 設定年齢25歳。ラッキークローバーの一人。センチピィードオルフェノクの正体。ウィリアム・バトラー・イェイツの詩をこよなく愛す知性派で、嫌味なほど几帳面。バー「クローバー」での注文はカクテル「モンキーズランチ」。プライドが高く、己の知性とオルフェノクとしての実力に自信を持つが、時折影山冴子に甘える際見せる異常な幼稚性と、自分より強い相手に対しては臆病になる気弱さも持っている。北崎を恐れていて、いつもなすがままにイジメられていたが、後に北崎が瀕死の重傷を負った時にはお返しとばかりにメッタ打ちにしてもいる。
- スマートブレイン社長就任後の村上峡児の態度の変化に不信を抱き、またデルタ=木村沙耶に敗北後は戦いに恐怖感を持つようにもなり、最終的にはオルフェノクの王と、不死の力を得た代わりに人間の姿を捨て去った冴子を恐れ遁走。冴子とは反対に、残された日々を人間として生きる道を選ぶ。最終回では、添野錠二が愛娘・ひかると部下の沢村から婚約の報告を受けたレストランの近くの工事現場で働いていた。
- 影山冴子(かげやま さえこ)
- 設定年齢24歳。ラッキークローバーの紅一点。ロブスターオルフェノクの正体。バー「クローバー」のオーナーバーテンダー。クールな性格だがプライドが高い。どんな相手でも「君」「ちゃん」付けで呼ぶ。人の心を完全に捨て去っており、妖艶な微笑みの裏に、限りない冷酷性を秘めている。狙った標的に対して酒の贈り物をする趣向がある(但し、送られた相手が生きて飲む事はない)。最終話、オルフェノクの王から真の力を与えられ、人間の姿に戻れなくなるのと引替えに不死の身体を得、旧流星塾においてアークオルフェノクの復活の手立てを模索する。
- 北崎(きたざき)
- 設定年齢16歳。名は不明。ラッキークローバーのメンバー中、最強と目されるオルフェノク・ドラゴンオルフェノクの正体。流星塾生を皆殺しにしたオルフェノクの一人でもある。バー「クローバー」での注文はカクテル「オリーブ抜きマティーニ」(但し彼が飲むのではなく、冴子にプレゼントする)。触れるもの全てを灰化してしまう特殊能力を持つ。(この能力をどの程度自分で制御できるのかは不明。劇中描写で見る限り、彼が投げたダーツや紙飛行機は彼の意思と関係なく灰になってしまい、意識してかは不明だが普通の人間は触っただけで一気に灰化可能。但し、オルフェノクやライダーを一気に灰化することは不可能なようで、触った箇所がいくらか灰化するだけである。但し、琢磨は触っただけで灰化されると思い怯えていた。)
- 何事にも飽きっぽく、自分こそ世界一強いと信じる幼児性(※)と、人の心を見透かした大人の部分を併せ持つ不思議な少年。「オルフェノクの王(アークオルフェノク)を倒したオルフェノクが次の王」という子供じみた提案を琢磨と冴子の二人に出すが、生きる事を望んだ二人に裏切られて攻撃された上、ファイズとデルタの必殺同時キックにより重傷を負い逃亡(更にその後追跡してきたセンチピィード=琢磨によってメッタ打ちにされた)。最後は、満身創痍でふらついていた所をアークオルフェノクに殺され、その硬化した死体はそのまま捕食されてしまう。
- (※)ファイズ・ブラスターフォームに初敗北を喫し、次の戦いでもトリプルライダーの集中攻撃を受けて連敗したことで激しい屈辱感情を人知れず剥き出しにした事などが代表例。
- ジェイ
- 設定年齢26歳。ラッキークローバー初期メンバーの一人。クロコダイルオルフェノクの正体。筋骨隆々を誇る黒人青年。寡黙で愛犬チャコにしか心を開かない。バー「クローバー」での注文は生ビール。剛力でビール瓶を割った事もあった。三つの命を持っていたが、一つ目と二つ目をカイザとの戦いで、三つ目をファイズとの戦いで失い、死亡。彼の亡き後空いたラッキークローバーのメンバー員の補填が物語中盤までの中心エピソードとなっていたが、結局その座は空いたままで終わった。彼の死後、チャコはトードスツールオルフェノクに襲われかけた少女に引き取られた。
- 澤田亜希(さわだ あき)
- 元流星塾生。スパイダーオルフェノクの正体。少年時代よりずっと園田真理に思いを寄せており、真理を殺すことによって人の心を完全に棄て、オルフェノクとして生きようとした。しかし完全に捨て切る事が出来ず、真理と巧に看取られ、死亡。そのときの心は間違いなく人間のものだった。折り紙が得意だが相手を襲う際は折り紙を燃やす。
- 名前及び同窓会寄せ書きの字(女性が書いたような字)から最初は女性として設定されていた可能性が高い。
- スマートレディ
- スマートブレインのスポークスウーマン。社長秘書のような立場にあるらしいが、オルフェノクになった人間の世話をしたり、スマートブレインの企業CMに出演したりと、活動の幅は広い。幼児に対するような独特の口調で喋る事が一部のオルフェノクからは顰蹙を買っている。ラッキークローバーは嫌いらしい。木場を個人的に気に入っており、木場のマンションは彼女が個人的に贈ったもの。その正体は最後まで明らかにされなかった。
- 劇場版では他人に化ける等、オルフェノクも持っていない奇妙な力を持っている事から、おそらくオルフェノクか、あるいはそれとも異なる別の生命体である可能性が高い。
[編集] その他
- 添野錠二(そえの じょうじ)
- 仁丹が好物のベテラン刑事。上層部が「事件性はない」とする変死事件を、刑事の勘に従って追う。とある高校で起きたバスケットボール部員集団殺害事件を追ううち、長田結花に嫌疑をかけるが、南雅彦の介入によって捜査から外されてしまう。定年退職後は私立探偵になるという。一人娘・ひかるは、園田真理のアルバイト先である美容室に勤めている。
- 沢村(さわむら)
- 添野直属の部下の刑事。名は不明。終盤、警察の対オルフェノク非公然機関に拘束された長田結花の釈放に動く木場勇治と乾巧の仲立ちに入るが、南雅彦の意を受けたバットオルフェノクに銃撃され、オルフェノクとオルフェノクに対する人間側の歪んだ行動を目の当たりにする。なお、最終話で添野の一人娘であるひかると婚約したらしい。
- 鈴木照夫(すずき てるお)
- スマートブレイン所有のビル火災で両親を失った少年。その際菊池啓太郎と海堂直也に救われるが、事故のトラウマで心を閉ざしてしまった。一旦は創才児童園に預けられるが抜け出し、その後は海堂になつくようになる。体内にオルフェノクの王(※)を宿し、その覚醒によって死亡。
- ※“オルフェノクの王”についての詳細は「アークオルフェノク」の項を参照の事。
- 南雅彦(みなみ まさひこ)
- 警察庁の高官。オルフェノクの撲滅を企み、非公然の対オルフェノク機関を組織。付属する研究所で拉致したオルフェノクを実験材料にしていた。機動隊を使い木場勇治や長田結花を捕獲しようとするも、結花の死に激昂した勇治=ホースオルフェノクによって殺害され、その際「お前達オルフェノクは人間の恐ろしさを思い知る事になる」との捨て台詞を残した。利用出来る者はとことん利用することを信条とし、オルフェノクに関する情報を最も多く掴んでいるとしてスマートブレインとも連携(ただし村上峡児がオルフェノクであるとは気付いていなかったようである)、自分の任務に差し障りがあると見るや沢村刑事の謀殺を図ったりもした。「人間でありながら人間の心を失った存在」とも言えるだろう。
[編集] 流星塾生(その他)
- 増田(ますだ)
- 流星塾の先生。下の名前は不明。クロコダイルオルフェノクに襲われ、同窓会の日に起こった事を伝えようとするが絶命。
- 高宮航太(たかみや こうた)
- 花形がカイザギアを送った人物。巧=ファイズの戦いをカイザの姿で遠くから眺めてたが、その後は不明。死亡したと思われる。
- 西田清高(にしだ きよたか)
- 巧の前に現れたカイザ。クロコダイルオルフェノクを倒すも、ベルトの力に適合できず灰化。
- 犬飼彰司(いぬかい しょうじ)
- 真理にカイザギアの写真を送る。待ち合わせの場所でクロコダイルオルフェノクに襲われ灰化。
- 神道貴久(しんどう たかひさ)
- 仲間を守るためカイザに変身するが、クロコダイルオルフェノクの攻撃に敗れ、灰化。
- 上条晴子(かみじょう はるこ)
- 徳本達とカイザのベルトの正装着者を探していた。クロコダイルオルフェノクに襲われ死亡。
- 徳本恭輔(とくもと きょうすけ)
- カイザのベルトの正装着者を探し、里奈達と行動を共にしていた。その後はデルタに変身をし、力に溺れ、澤田に殺される。
- 新井賢(あらい けん)
- デルタの力に溺れ、徳本と共に澤田に殺される。
- 河内勇樹(かわち ゆうき)
- デルタのベルトの力に溺れ、新井と麻美を襲う。フロッグオルフェノクに殺される。
- 伊藤麻美(いとう あさみ)
- デルタのベルトの力に溺れた河内に殺される。
- 太田信吾(おおた しんご)
- 流星塾生達が結束し闘っていくことを一途に望んだが、呆気なく澤田に殺される。
- 青沼(あおぬま)
- スロースオルフェノク。流星塾の同窓会の日、ドラゴンオルフェノクと共に塾生の命を奪う。ウルフオルフェノクによって倒される。
[編集] オルフェノク / Orphenoch
現生人類が進化した人類で、ある特定の条件を持つ人間が一旦死を迎えた後に再度覚醒したものである。普段は普通の人間として生活しているが、動植物の特性と高い攻撃力を持った異形の姿も併せ持ち、中には更に別の形態へ変化する者もいる。異形への変化は本人の意思によって自由自在に行われるが、何らかの致命的外傷を負った場合には変化能力は失われる。変化する場合(ローズオルフェノクは除く)、瞳が真鍮色に輝き、顔に何らかの模様が浮かび上がり(初期は変化するオルフェノクのモチーフとなった動植物の体の一部が浮かび上がっていたが、中盤からは変化するオルフェノクの顔が浮かび上がっていた)徐々にオルフェノク体へと変化する。基本的にその能力は異形へ変化して発揮されるがラッキークローバー級(村上風に言えば「上の上」)のオルフェノクは人間体でもその力を発揮することが可能(酒に力を込めて相手を灰にする影山、指からエネルギー弾を発する琢磨、触れる物全てを灰にし、かつスパイダーオルフェノクを軽くねじ伏せる力を持つ北崎、人間の姿でも使徒再生の触手を出す事が出来るジェイなど)。
自然死・事故死の後に再生したものは「オリジナル」と呼ばれ、その能力は高い。またオルフェノクは、人間を殺害し自らのオルフェノクエネルギーを注入することによって(通常は体の一部から触手を伸ばして対象の鼻や口を通して体内に挿入し、心臓まで伸ばして触手を心臓に突き刺すか、あるいは持っている武器で直接対象の心臓を突き刺すことによって行なう。注入されたエネルギーに対象が耐えられなければ心臓が焼失してしまう。)新たなオルフェノクを覚醒させることができる。これは「使徒再生」と呼ばれる。ただし、エネルギーを注入された人間がオルフェノクへの進化に耐えうる場合のみ成功し、そうでない場合は灰化して死亡する。成功する確率は低い。オルフェノク状態で会話する場合は足元に青白い人間態(裸身)の影が現れる。
オルフェノクは、デルタに倒された場合(この場合は赤い炎)を除いて青白い炎に包まれた後、灰になることによって死を迎える。複数の命を持っていたクロコダイルオルフェノクを除いて、二度と復活することはない。寿命は人間より短く、寿命が近づくと体が序々に灰化していく。
また、進化が極めて急激になされるため、体が耐えきれず、「オルフェノクの王」と呼ばれるアークオルフェノクに頼らなければいずれ自然消滅する(アークオルフェノクの力で永遠の命を得る事が出来るが、その際に人間としての姿は失ってしまう)。
「オルフェノク」という名称は、ギリシャ神話に登場する「オルフェ(Orpheus)」と旧約聖書に登場する「エノク(Enoch)」をかけあわせた造語であるとされている。どちらも「生きたまま死後の世界を見た」と言われる人物である。「オルフェノク」命名の経緯については、井上敏樹#作品にまつわるエピソードを参照。
なお、名前は基本的に「モチーフ動植物の英名+オルフェノク」である。括弧内はモチーフとなったもの。
[編集] 主要なオルフェノク
- ホースオルフェノク / 木場勇治(ウマ)
- “オリジナル”のオルフェノクゆえ、高い戦闘能力を誇る。ケンタウロスのような疾走態にも変化でき、その際はゴートオルフェノクをも凌ぐスピードを誇る。また劇場版と最終話では感情の高ぶりが頂点に達することで、戦闘力が高い激情態にも変化した。オルフェノクエネルギーを放出する巨大な魔剣が専用武器。設定上は盾も持っているが、使ったのは劇場版のみ。人を殺す時は左手で相手の襟首をつかんで持ち上げ、魔剣を突き上げるようにして心臓を突き刺す。
- クレインオルフェノク / 長田結花(ツル)
- ホースオルフェノクとほぼ同等の高い戦闘能力を持ち、通常(人間)の状態でも高感度の聴覚や高いジャンプ力を有する。人を殺すときはオルフェノクエネルギーを放出する光の翼を広げ、触れた者の心臓を焼き尽くす(この技でロブスターオルフェノクをも退けている)。また、口部からは超高周波を発生させることが可能。劇場版ではホースオルフェノク同様激情態へと進化しており、専用武器として猛毒を持つ弓矢を会得したが、未使用に終わった。
- スネークオルフェノク / 海堂直也(ヘビ)
- 敵を失血死させる牙から放つ猛毒が武器。当初は素手で戦っていたが、テレビシリーズ終盤及び劇場版では円状と直状の刃が一体となった2つの剣を武器にしていた。直也は使徒再生でオルフェノクになったため戦闘能力はオリジナルのホースやクレインより若干劣る。また、劇中でも数少ない変身中のライダー(この場合は乾巧)に攻撃を仕掛けたオルフェノク。「ライダーに味方した怪人は死ぬ」という仮面ライダーシリーズのジンクスを最初に破った怪人でもある(最終的にはオルフェノクの寿命によって命を落とすことになるが)。
- ウルフオルフェノク / 乾巧(オオカミ)
- 俊敏な動きと強靭なジャンプ力を誇り、夜間での奇襲攻撃を得意とする。武器は全身に生えた剣のような突起と、右手のメリケンサック。劇場版には疾走態に変化し、戦闘力・スピードがアップした。
- アークオルフェノク(バッタ)
- 「オルフェノクの王」。仲間とみなしたオルフェノクを不死身の体にする。反面、敵とみなしたオルフェノクは容赦なく命を奪う。その際にはオルフェノクを鉱物の様に固め、食らう。劇中最強のオルフェノク。カイザのゴルドスマッシュ、デルタのルシファーズハンマーを片手で跳ね返し、オートバジンを手から放出するエネルギー弾で木っ端みじんにした。ファイズのブラスタークリムゾンスマッシュによって倒れる。オルフェノクでは唯一名前が「モチーフ動植物の英名+オルフェノク」では無い。また、3本のベルト(ファイズ、カイザ、デルタギア)はアークオルフェノクを守護するために作られたとされている。
- ゴートオルフェノク / 花形(ヤギ)
- 身体能力が非常に高く、ドラゴンオルフェノク魔人態を超えるパワー、同龍人態を凌駕するスピードを有する。そのスピードは劇中に登場したオルフェノクの中でも最速の域に入る。共鳴振動波を角から出して巨大な建造物さえ破壊できる。
- ローズオルフェノク / 村上峡児(バラ)
- 変身の仕方が他のオルフェノクと異なり、バラに包まれてオルフェノクに変身する。額から無数の薔薇の花びらを出し切り裂き、強力な念動力で敵を吹き飛ばしたり、テレポートを使ったりと、他のオルフェノクにはない不思議な力を所有している。彼もまた非常に戦力が高いオルフェノクで、3大ライダーとも互角以上に戦い、クリムゾンスマッシュ、ゴルドスマッシュ、ルシファーズハンマーの同時攻撃すらも致命傷にはならなかった。また、他のオルフェノクと違い、体色が純白に近い、変身は登場直後からしていたが、完全に変身後の姿が確認できたのは中盤に入ってからである。
[編集] ラッキークローバー / Luckey Clover
オルフェノクのエリート集団。名称は彼らが常駐し、メンバーの影山冴子がバーテンをしている「BARクローバー」に由来する。メンバーは、琢磨逸郎(センチピードオルフェノク)、影山冴子(ロブスターオルフェノク)、ジェイ(クロコダイルオルフェノク)、北崎(ドラゴンオルフェノク)の4人。4人のモチーフとなっているムカデ、エビ、ワニ、竜は、同じく石ノ森章太郎原作の『キカイダー01』に登場した「ハカイダー四人衆」の翻案とされている。ジェイの死亡後は1つの空席を巡って、複数のオルフェノクが候補となり、一度は澤田亜希(スパイダーオルフェノク)がジェイの後釜となったが、程なくして再び空席となっている。北崎はアークオルフェノクに喰われ、最終決戦後は、影山はアークオルフェノクの復活を待つために地下に潜り、琢磨は残りの人間としての人生を歩むため事実上解散した。
- センチピードオルフェノク / 琢磨逸郎(ムカデ)
- 時速200キロで高速移動する。ムチによる攻撃を得意としているハズなのだが、他のオルフェノクと共同で戦っていると大概避けられ、味方に当たるという悲惨な事もしばしば。全身に生えた棘と、全身を拘束するかのように覆う金属輪は彼の内面に秘める嗜虐性と被虐性の象徴であるという。
- ロブスターオルフェノク / 影山冴子(エビ)
- 武器はサーベルと両腕に装備されたシェルクラブ。酒に自らの力を込め、それを対象にかけるだけで、人間体のオルフェノクを灰化させることもできる。
- ドラゴンオルフェノク / 北崎(ドラゴン)
- パワータイプの魔人態とスピードタイプの龍人態に変化でき、高速時はファイズアクセルフォームすら圧倒する(ファイズが戦った中では唯一、アクセルフォームで敗れた敵である)。唯一架空の動物をモチーフにしているオルフェノク。オルフェノクの中でも最強の部類に入り、クリムゾンスマッシュとルシファーズハンマーの同時攻撃にも耐え抜いた。
- ※『異形の花々』では木村沙耶が変化する。
- クロコダイルオルフェノク / ジェイ(ワニ)
- 3つの命を持ち、格闘態、剛強態、凶暴態へと強化再生する。格闘態はワニ歯形状のバックラー、剛強態はファキールス・ホーン、凶暴態は巨大な剣を武器とする。防御にも長け、クリムゾンスマッシュをはじき返した。劇中でも数少ない、変身中の乾巧に攻撃を当てた怪人でもある。
- スパイダーオルフェノク / 澤田亜希(クモ)
- 人間にオルフェノクの記号を埋め込んだことでオルフェノク化した人造オルフェノク。そのためか寿命が短い。巨大な八方手裏剣を武器にする。仮面ライダーシリーズのクモ怪人としては珍しく糸・毒・爪を使わない。
[編集] その他のオルフェノク
- スティングフィッシュオルフェノク / 井沢博司(オコゼ)
- ファイズが最初に戦ったオルフェノク。武器は三叉の槍。遊泳態に変身して空中を飛行する。乾巧の変身したファイズに普通のキックでやられる。
- エレファントオルフェノク / コートの男(ゾウ)
- 巨大な突進態に変身する。大砲を武器としているが、劇中では使用しなかった。劇中で最初にクリムゾンスマッシュを受けた怪人。
- オックスオルフェノク / 青木(ウシ/ ox)
- 武器は巨大な拳骨型の鉄球。グランインパクトによって倒される(フォンブラスター・ファイズショット初使用)。
- カクタスオルフェノク / 赤井(サボテン)
- 啓太郎から奪ったベルトでファイズに変身し、自分に命令する緑川を倒した。そのまま巧らを殺そうとしたが、突如変形したオートバジンによる攻撃で変身が解除され、オルフェノク体に変化するも乾巧=ファイズに倒された。怪人体は、中世の拷問具を思わせる無数のトゲが生えた篭の様な鎧を着ており、素顔はよく見えない。
- マンティスオルフェノク / 緑川(カマキリ)
- 青木、赤井と共にファイズのベルトを奪取せよという命令を受け行動。3人のリーダー格でスマートレディの口調に嫌悪感を示していたりみだりに民間人を殺傷する赤井をなじるなど見かけによらずどちらかといえば真面目な性格。しかしそれが災いして自分勝手な性格の赤井にうとまれベルトを手に入れた赤井に倒されてしまう。
- スクィッドオルフェノク / 戸田英一(イカ)
- スマートブレインから、木場勇治と長田結花の「教育係」として派遣された男。喫茶店で人を襲い(マスターらは死亡)海堂直也をオルフェノクとして再生した。巧=ファイズとの戦いで致命傷を受けながらも、勇治と結花の目の前で消滅し、「オルフェノクの死」がどのようなものかを2人に教えた。
- オウルオルフェノク/ 教授(フクロウ)
- 口から激しい刺激臭の神経系毒ガスを吐き出し、敵を呼吸停止状態に陥らせて死に至らしめる。岩塊をも粉砕する鋭い鉤爪で襲い掛かる攻撃を得意とする。音楽大学の教授で、直也のかっての恩師。表向きは温厚な紳士だが、自分より才能のある若者を見つけては、事故を仕組むなどしてその夢を奪い、煩悶する様を見て悦んでいた。結花に本性を見抜かれ、結花から事情を知らされた木場勇治=ホースオルフェノクとの決闘で倒される。
- スカラベオルフェノク / 眼鏡の男(コガネムシ)
- 細身の剣を武器として扱う。真理を襲おうとしたが、巧=ファイズによって倒された(ファイズエッジ初使用)。
- スネイルオルフェノク / 覆面の男(カタツムリ)
- 空き巣。小心者で人間を襲わなかったために村上の意を受けた海堂=ファイズに倒されかけた。しかしその後、空き巣に入った家の家主に見つかりこれを襲うことで、人間を襲うことに快感を覚えてしまう。啓太郎を襲おうとするもファイズギアを再び手にした巧=ファイズによって倒された。
- エキセタムオルフェノク / 未確認(ツクシ)
- どこからともなく現れ、ファイズ・カイザと戦うクロコダイルオルフェノク(強化態)=ジェイに加勢した。カイザ=草加に倒された。
- フライングフィッシュオルフェノク / 自転車の男(トビウオ)
- 森下義正をオルフェノク化した。ボウガンが武器で、200mからなら百発百中の腕を誇る。遊泳態に変身し、水上を滑空する事も出来る。最期はクリムゾンスマッシュで倒された。「ンー…フッフッフッ…」という不気味な声が特徴。
- アルマジロオルフェノク / 森下義正(アルマジロ)
- 森下千恵の兄。千恵を殺害した犯人を突き止めるべく、千恵のかつての恋人だった木場勇治をはじめ、千恵と付き合いのあった人間を訪れ、情報提供を求めるが、提供者の一人から聞かされた生前の千恵の行状を信じられず、激昂の末オルフェノクに変化し、その力を「神が与えた力」だと思い込み、千恵の通っていた大学で大量殺戮を引き起こす。真実を告げられない勇治はただ慟哭するしかなく、その心情を察した巧によって倒される。
- トードスツールオルフェノク / サンドイッチマン(毒キノコ)
- 一輪車に乗ったピエロが変化。九死に一生を得た子供たちを捕えよとの命を受けて行動した。巧=ファイズのクリムゾンスマッシュで倒された。
- スコーピオンオルフェノク / 大野木(サソリ)
- フレイルを武器とする。ジェイの後釜を狙っていたが、巧=ファイズ(アクセルフォーム)によって倒された。
- ドルフィンオルフェノク / 青木茂久(イルカ)
- ピザ屋の店長で、ピザ作りに強い情熱を持っている。人間を襲うことを頑なに拒否していたが、影山冴子と大野木に脅迫され、巧と勇治を襲うことになった。しかし大野木が巧によって倒された後、巧は「あんたは人間だ」と言い、彼を見逃す。その後の消息は不明。剣が武器だが、劇中で使用することは無かった。
- ワームオルフェノク / 浩一(ミミズ)
- 冴子がラッキークローバー候補として選んだ今風の若者。当初は「スケボーの男」と公式に称されていた。オルフェノク体ではやたらと奇声をあげたりポーズをとったりするなどの奇行が目立つ。一度影山とともに草加と木場に襲い掛かるも失敗し今度は一人で挑むもこの時も返り討ちにされ草加にラッキークローバーのアジトまで案内させられる羽目になる。その後、影山・琢磨・そしてカイザ=草加とともに木場に襲い掛かるも草加と戦って負けた挙句命乞いまでしたことを余程根に持って居たらしく隙を見計らってカイザに襲い掛かるもゼノクラッシュで倒される。武器は三日月状のブレード。
- シーキュカンバーオルフェノク / サラリーマン風の男(ナマコ)
- 琢磨がラッキークローバー候補として選んだ男。コンクリートを溶かすほどのゲル状溶解液が武器。また身体は軟質構造を持ち、敵のいかなる攻撃も受け流す柔軟性を備えるが、最期はアクセルクリムゾンスマッシュで倒された。
- ラビットオルフェノク / 小林義雄(ウサギ)
- 北崎によりオルフェノク化した。武器はブーメラン。当初は自殺までも考えていたが海堂に助けられ一緒にラッキークローバーの一員になろうとする。しかし入れるのは1人だけでライバル的存在になり卑怯な方法で結花を人質にし木場を殺そうとする(「木場の殺害」がラッキークローバーへの加入条件だった)が海堂に責められ、木場に負け逃げたところを草加雅人=カイザのゴルドスマッシュに倒される。カイザに一発も攻撃を入れられずに倒されたことが当時視聴者の間で話題になった。
- フロッグオルフェノク / クラブの男(カエル)
- スパイダーオルフェノクの大量殺戮現場で殺されかけた。その後河内を襲うが、助けに入った草加雅人=カイザの攻撃を受け逃亡、木村沙耶=デルタに倒される。映像では初めて赤い炎を上げたオルフェノク。どんな合金でも瞬時に腐食分解する事が出来るウォーターガンを持つ。
- スティンクバグオルフェノク / 神社にいた男(カメムシ)
- 神社に出現して人を襲っていた。忍者の様な外見通り隠密行動を得意とするが、戦闘能力は低い。映像ではファイズ=巧とホースオルフェノク=木場が初めて協力して戦ったオルフェノクである。ホースオルフェノクの魔剣によって倒される。因みに人間体はカットされた為か劇中には登場しておらず、子供向け雑誌『仮面ライダー555決戦超百科』(講談社)でのみ確認できる。ガス爆弾が武器だが劇中では未使用。かなり弱気な性格で台詞はホースとファイズに神社の石段から落とされた際の「痛でえ…」という一言のみ。
- ソードフィッシュオルフェノク / ゴージャスな男(メカジキ)
- 二振りの長剣を武器とし二刀流で戦う。影山の指令で真理を抹殺しようとするが澤田に邪魔され撤退。再度狙うが巧と澤田と戦い、アクセルフォームに倒される。影山に心酔しており、彼女の命令で動いていた。
- ライノセラスビートルオルフェノク / 村上の部下(カブトムシ)
- 自分に反旗を翻した澤田を抹消すべく村上が差し向けた。鎧武者の様な外見をしており、薙刀が武器。スタッグビートルとのタッグ戦法を得意としているが、草加の変身したデルタのルシファーズハンマーによって倒される。人間体の時は黒いバラを身につけているのが特徴。
- スタッグビートルオルフェノク / 村上の部下(クワガタムシ)
- 自分に反旗を翻した澤田を抹消すべく村上が差し向けた。さすまたが武器。相棒(ライノセラスビートル)同様、鎧武者の様な姿を持つ。相棒を失ってからは三原からデルタのベルトを奪おうと襲い掛かったが、結果返り討ちに遭ってしまう。ルシファーズハンマーによって倒される。
- オクトパスオルフェノク / 若い男(タコ)
- 人間、怪人体共にボクサー風の外見で、ランニング中に通り魔的に犯行を行っていた。木場の変身したファイズのクリムゾンスマッシュで倒される。木場の変身したファイズに初めて倒されたオルフェノクである。
- ピジョンオルフェノク / 琢磨の部下(ハト)
- 巧を倒そうと考えた琢磨によって呼び寄せられた。木場の変身したファイズによって倒される。
- バーナクルオルフェノク / スマートブレイン社員(フジツボ)
- 村上の指示で何度も大規模なビル火災を起こし、「九死に一生」を得た者を作り出していた。だが不注意により複数の事件で防犯カメラに写ってしまい警察に疑念を抱かれる。そのため村上から抹殺命令が出され、北崎が刺客として放たれた。本人はそれを知ってか知らずか今度はベルトを狙って行動していた。一度は三原=デルタを倒すものの、ベルト確保より三原抹殺を優先したため突如現れた巧がデルタに変身、撃退される。その後木場が持つファイズギア(巧から預かっていた)を狙うが、木場=ファイズに返り討ちにあった。なお、刺客の北崎はその直後に現場に到着している。アメフト選手の様な容姿を持ち、ハンドボール大のガス爆弾が武器。
- オクラオルフェノク / 未確認(オクラ)
- 北崎が自分の代わりに草加と戦わせるために用意したオルフェノク。斧が武器で、掌からは粘着性を持つネットを放ち、劇中で唯一、変身中の草加雅人に攻撃をあてた(但し、効果は全く無かった)。ファイズ・ブラスターフォームに初めて倒された敵である。
- なお、小学館の雑誌である『小学一年生』で実施された「オルフェノクコンテスト」で選ばれたオルフェノクである。
- スロースオルフェノク / 青沼(ナマケモノ)
- 回想シーンにのみ登場。流星塾生だが仲間を裏切り、同窓会で塾生を皆殺しにする(但し、この時点では園田真理・草加雅人・澤田亜希の3人はまだ生きていた)。その直後通りかかった乾巧=ウルフオルフェノクにより瞬殺される。
- フリルドリザードオルフェノク / 未確認(エリマキトカゲ)
- 影山冴子の命令で結花を襲うが、駆けつけた巧と草加の同時攻撃を受け倒される。
- クラブオルフェノク / 未確認(カニ)
- 南雅彦の研究施設で実験体とされ、体に機械を埋め込まれていた。既に人間の姿に戻れなくなっていたらしいが、人間の心は捨てておらず、同じく実験体とされた長田結花を救出。巧と勇治に託した後、自身は事情を知らない草加雅人=カイザと三原修二=デルタに倒される。人間の姿を持ちながら人間の心を失った南とは対照的に描写されていた。
- バットオルフェノク / サングラスの男(コウモリ)
- スマートブレインの社員。ガンマン風の容姿通り、二丁拳銃を武器とする。村上らの意を受けて何度も巧たちを襲ったが、最期はアクセルフォームの五連クリムゾンスマッシュを食らい死亡。また、相棒がいたが、アークオルフェノクにより化石化した。巧=ファイズとホース・クレインオルフェノクの3人を相手に素手で互角以上の戦いを見せ、ブラスターフォームに追い詰められるとホースオルフェノクを人質に取るなど、戦闘能力の高さと抜け目の無さを併せ持っている。
- コーラルオルフェノク / 皮ジャンの男(サンゴ)
- 通常オルフェノクの中で唯一鈴木照夫の正体を知り、王に捕食されることを恐れ完全に覚醒する前に殺そうとしたが、巧=ファイズと三原=デルタの同時攻撃を受け倒された。
- バタフライオルフェノク / スマートブレイン女性社員(蝶) ※劇場版に登場
- 動きが身軽で口から触手を出し人間を抹殺する。水原を殺そうとするが草加雅人=カイザのグランインパクトで倒される。
- ジラフオルフェノク / カップルの女(キリン) ※劇場版に登場
- ロングホーンオルフェノク / カップルの男(カミキリムシ) ※劇場版に登場
二人でコーヒーを飲んでいた所を人間解放軍の兵士に邪魔され逆上して二人がかりで兵士を殺害。カイザにも向かっていくがゼノクラッシュで2体同時に倒された。
- スラッグオルフェノク / スマートブレイン社員(ナメクジ) ※劇場版に登場
- ペリカンオルフェノク / スマートブレイン社員(ペリカン) ※劇場版に登場
- ワイルドボアオルフェノク / スマートブレイン社員(イノシシ) ※劇場版に登場
- 3人がかりで木場らを殺そうとしたが、命令違反としてレオ=サイガに倒される。
- ムースオルフェノク / ライオトルーパー隊員(ヘラジカ) ※劇場版に登場
- モールオルフェノク / ライオトルーパー隊員(モグラ) ※劇場版に登場
人間解放軍の基地を襲撃したライオトルーパー隊員が変身。登場シーンはほぼ一秒でその登場するシーンでは姿がぶれているので全身像は把握出来ないという不遇のオルフェノクである。
- ライオンオルフェノク / ライオトルーパー部隊長(ライオン) ※劇場版に登場
- ライオトルーパー菊池啓太郎=カイザのゴルドスマッシュで倒された。
- エラスモテリウムオルフェノク激情体 / 未確認(古代のサイ ) ※劇場版に登場
- すでに人間の心・体を失っており、巨大化・凶暴化している。その正体は最後まで不明。結花=クレインオルフェノクを毒針で殺し、海道を食い、木場=ホースオルフェノクを圧倒する。村上緒策でサイガに拉致をさせた真理に襲いかかるが、乾巧=ファイズのグランインパクトに邪魔され、真理には逃げられオリに閉じこめられる。再び捕まった真理に襲いかかろうとするがファイズ ブラストフォームのブラスタークリムゾンスマッシュで放出されたフォトンブラッドに邪魔される。再度襲いかかろうとしたところをブラッディキャノンで攻撃され、ひるんだ所を木場=オーガのオーガ・ストラッシュで吹っ飛ばされる。そこをファイズ ブラストフォームのフォトンバスターによって攻撃され倒される。またHERO SAGAにおいて木村沙耶がオルフェノクに覚醒したと言う記述が存在する事から木村沙耶が覚醒したのがエラスモテリウムオルフェノクと言う説も存在している。それならば人間の姿と心を失っている理由に説明が付くため。劇場版ノベライズでは複数体登場。劇場版とは異なり、スマートブレイン社のOL達が変身していた。頭部に通常形態の面影を残す。
[編集] 劇場版のみの登場
詳細については仮面ライダー555 パラダイス・ロスト#本作のみの登場を参照。
[編集] 仮面ライダー
本作(テレビシリーズ)における仮面ライダーは、作品内に登場する巨大コングロマリット(複合型企業)「スマートブレイン」によって開発された外部装置を用い、同装置によって形成される"強化服"を身にまとった者を指す。ただし、全ての人間が仮面ライダーになれるわけではなく、何らかの条件に合致した者だけが変身できる。 変身に使用される「ギア」と呼ばれる外部装置はベルトと専用携帯電話で構成されており(デルタギアのみ他のギアと大きく仕様が異なる)、各外部装置ごとにその仕様は異なっている。
ライダーに変身する際は、ベルト(ドライバー)を装着し、専用携帯電話に変身コードを入力する操作によって行われる。変身後はベルトに装着された専用携帯電話をインターフェースとして使用することによって、デジタルカメラやトーチなど各種ツールに実装された特殊機能をライダーの武器として使用することができる。
必殺攻撃はベルトなどに付属する機器を用いて行う。オルフェノクと呼ばれる怪人は、倒されると青い炎(デルタに倒された場合は赤い炎)に包まれて灰と化す。
なお、劇中「仮面ライダー」という単語は登場せず、呼称される事もない。それぞれのツール名も同様。
ちなみに、フォトンブラッドの出力による色の変化は (低出力、安定しているが弱い)赤<黄<(白≦銀)<青<金(高出力、不安定だが強い) 青は赤の二倍で金は青の二倍の出力 である
[編集] 仮面ライダーファイズ
スマートブレイン前社長・花形が、園田真理に送った「ファイズギア/ Faiz Gear」によって変身する。数字表記は「555」。ギリシャ文字のΦ(ファイ)を模したデザインのライダー。また、555の表記はファイズとFives(5 = Fiveの複数形)との語感が一致したことによる。フォトンストリームの色は赤で、眼の色は黄色。専用バイクは、可変バリアブルビークル・オートバジン。
- アクセルフォーム(ファイズアクセルでフォームチェンジ)
- ブラスターフォーム(ファイズブラスターでフォームチェンジ)
ファイズに変身する際はファイズドライバー(ベルト)を装着、ファイズフォン(専用携帯電話)にコード「5 5 5 ENTER」を入力。「STANDING BY」の電子音声が発せられた後に、ベルトのバックル部分にファイズフォンを縦に突き立て、左側に倒す。ベルト装着者が適合者(「ファイズギアを使用した人物」の項に「Φ」で表示)である場合、「COMPLETE」の電子音声とともに変身が完了、全身に光のライン(フォトンストリーム)が放出され、スーツの骨格部分を形成する。同時に衛星を介してスーツの転送が行われ、変身が完了する。ベルト装着者が不適合者である場合、「ERROR」の電子音声とともにベルトが強制的に離脱される。この際、強い衝撃によってベルトの装着者ははじき飛ばされる。基本的なスペックは全ライダーズギアの中で最も低いが、他のベルトと違い、適合者・不適合者に関係なくベルトを装着しても何の副作用も起こさない為、不適合者がはじき飛ばされる事を除いては、装着者にとっては一番安全なベルトとも言える。また拡張性が高い設計がされていたようで、ファイズアクセル、ファイズブラスターなどの強化アイテムが存在する。
- ツール
全ベルトの中でツールが最も多い。 これらを総括して「ファイズギア」と呼ぶ。
- 変身ツール
- 「ファイズフォン/ Faiz Phone」専用携帯電話 - 通常の携帯電話としても使用可能な特殊ツール。ファイズドライバーと連動する事で適合者をファイズへと変身させる。形は一般的な折り畳み型(細長い手帳のようなタイプ)。また、最も設定のあやふやさがあるツールである。(ファイズフォンをファイズドライバーから抜いただけで変身が解除できたり、抜いた後にリセットボタンを押すことで変身が解除できたりするため)
- 「フォンブラスター/ Phone Blaster」ビーム銃 - ファイズフォンを横方向に折り曲げる事で完成するビーム銃。変身の有無を問わず使用可能。入力したコード(103または106)により発射パターンを変化させる事ができる。
- 「ファイズドライバー/ Faiz Driver」変身ベルト - 変身コードを入力したファイズフォンをセットする事で装着者(適合者)の全身にフォトンストリームを放出、ファイズスーツを形成するベルト型変身ツール。腰への装着時に左右と後部に当たる部位にファイズポインターやファイズショットを装着できるハードポイントが設置されている。ファイズは右側にポインター、左側にショットをセットしていた。
- 「ファイズフォン/ Faiz Phone」専用携帯電話 - 通常の携帯電話としても使用可能な特殊ツール。ファイズドライバーと連動する事で適合者をファイズへと変身させる。形は一般的な折り畳み型(細長い手帳のようなタイプ)。また、最も設定のあやふやさがあるツールである。(ファイズフォンをファイズドライバーから抜いただけで変身が解除できたり、抜いた後にリセットボタンを押すことで変身が解除できたりするため)
- 攻撃デバイス
- 「ファイズポインター/ Faiz Pointer」トーチライト型ビーム兵器 - 右足の脹脛につけ、必殺技(キック)を放つ際に相手をポイント(捕獲・ロックオン)する。設定ではフォンブラスターにつける事で銃のポインターとしても使用する事が出来た。
- 「ファイズショット/ Faiz Shot」デジタルカメラ型パンチユニット - どちらかの手に装着することで威力のあるパンチを放つ。設定では画像、動画を記録することも出来たが、その様な使い方はされなかった。
- 「ファイズエッジ/ Faiz Edge」バイクハンドル型ソード - 通常時はオートバジンのハンドルとなっている、フォトンブラッドの力に満ちている剣。設定によると4段階の強さの調整ができる。劇場版、番組中盤以降ではミッションメモリーを挿入することで刀身が出現していたが、番組序盤ではバイクから引き抜くだけで済んでいた。設定のあやふやさが比較的顕著に出た例である。またライダーでなくても使用は可能でHERO SAGAにおいてはローズオルフェノクが使用した。その際にはデルタのミッションメモリーを使用して起動できた事からミッションメモリーは形状が異なるだけでライダー共通の装備とも考えられる。(ただしアクセルメモリーを除く)
- 「ミッションメモリー/ Mission Memory」ファイズギア専用メモリーカード - ファイズフォンのプラットホームに挿入(セット)されているメモリーカード。各デバイスに挿入する事で、特殊機能が起動する。
- アクセルフォーム/ Axel Form (21話、22話、31話、32話、45話、48話、劇場版)
- 「アクセルメモリー」を使うことで変身する、ファイズの高速戦闘形態。このフォームでは、「ファイズアクセル」作動開始からの10秒間、アクセルモードとなり全ての動作を通常の1/1000の時間で完了させることが可能となる。体色は黒に銀のライン、瞳の色は赤で、デルタに非常に近い配色となっている。フォトンストリームは銀色。設定では35秒以上使用するとフォトンブラッドが崩壊しスーツが破壊され、フォトンブラッドに被爆してファイズの装着者は死に、大量のフォトンブラッドが放出され、半径15kmにいる生物を死に至らしめる。そのためアクセルモードを10秒間使用すると強制的に通常フォームに戻る。
- 使用ツール
- 「ファイズアクセル/ Faiz Axel」腕時計型拡張装置 - 草加雅人が乾巧に渡した、アクセルフォームへの変身ツール。常に通常の1000倍のスピードで動くわけではなく、キーを押すと「Start Up」の電子音声とともに超加速モード「アクセルモード」を開始する。
- 「アクセルメモリー/ Axel Memory」アクセルフォーム用メモリーカード - ファイズアクセルのプラットホームに挿入(セット)されているメモリーカード。これをファイズフォンのミッションメモリーのプラットフォームに挿入する事でアクセルフォームが起動する。空いたミッションメモリーを各デバイスに付ける事で、加速状態での必殺技の使用が可能となる。攻撃のためだけではなく、通常形態ならば困難な行動(ジェットスライガーのミサイルから木場を連れて離脱)を取る為にも変身した。
- ブラスターフォーム/ Blaster Form (39話、40話、45話、最終話、劇場版)
- 「ファイズブラスター」を使用することで変身する、ファイズの最強フォーム。通常時には黒に赤のラインだった体色は、赤に黒(変身・変身解除時は金)のライン、瞳の色は金と変化している。これは全身(黒ライン除く)を、赤いフォトンストリーム(フォトンブラッド)が覆い尽くしている状態であるためで、設定では常にファイズエッジの低出力並の出力を発しているらしい。前後の作品である「龍騎」「剣」では、最強フォームを多用していたのに対し、ファイズ=乾巧は、最強フォーム習得後も4度しか使用しなかった上、完全に倒したオルフェノクはTV版、劇場版合わせて2体と少なかった。しかし、その強さは圧倒的で、苦戦したのはアークオルフェノクと戦った時くらいであった。
- 使用ツール
- 「ファイズブラスター/ Faiz Blaster」トランク型万能兵器 - 強化形態ブラスターフォームへの進化ツール。大型ビーム砲の「バスターモード/ Buster Mode」と大型剣「ブレイカーモード/ Breaker Mode」に変形する。
- ブラスターフォーム変身時には、ファイズに変身した状態でファイズブラスターにファイズフォンを付け、ファイズブラスター本体のテンキーに「555 Enterのコードを入力。「Awakening」の電子音声と共にスマートブレインの人工衛星から赤いスーツが転送され、ブラスターフォームに変身をする。また、ファイズドライバーを装着していれば、ファイズブラスター本体のテンキーに「555 Enter」のコードを入力し、ファイズフォンをファイズブラスターにセットすることで直接ブラスターフォームに変身することも可能である。
- ※劇場版のファイズブラスターにはテレビシリーズと違いリセットボタンが存在しない。
- テレビシリーズにおいては謎の男(花形、もしくはその意を受けた者と思われる)が持ってきたとされている。劇場版においては、ミナ曰く倒れた乾巧が持っていたとされる。『ロスト・ワールド』においては村上峡児が所持し、後に巧達に奪われる。ライオトルーパーの状態での使用も可能であったが、その時は本来の十分の一の威力しか出せなかった。
- フォトン・フィールド・フローター/ Photon Field Floater - ブラスターフォームの背に装備されている飛行ユニット。ファイズブラスターへのコード入力によって「ブラッディキャノン/ Bloody Cannon」 にも変形する。
- 「ファイズブラスター/ Faiz Blaster」トランク型万能兵器 - 強化形態ブラスターフォームへの進化ツール。大型ビーム砲の「バスターモード/ Buster Mode」と大型剣「ブレイカーモード/ Breaker Mode」に変形する。
- その他
- 「ファイズサウンダー/ Faiz Sounder」CDラジカセ型音波兵器 - 破壊音波を放つ。『ハイパーバトルビデオ』にのみ登場。当初は謎のラジカセに思われていたが、実はスマートブレイン社が開発した「全日本ミュージカル化計画」の道具だったことが判明。最後はファイズが使用。その力は、三体のオルフェノク(オックス、マンティス、フロッグ)をわずか一撃で撃破するほどで、(ファイズブラスターを除けば)ファイズ全ツール中でも上位に入るほどの攻撃力を持つ。
- 必殺技
- 「クリムゾンスマッシュ/ Crimson Smash」 - ファイズポインターから放たれる円錐状の光に包まれて放つキック。劇中で最も多用された必殺技。
- 劇中ファイズに変身した者の中でこれを使ったのは巧と木場だけだが、ロックオンの仕方は違う。巧はジャンプして前方一回転した際にロックオンし、木場は相手に脚を向けてロックオンしてからジャンプして決める。
- 攻撃対象:エレファントオルフェノク(#2)、カクタスオルフェノク(#3)、スクィッドオルフェノク(#5)、ホースオルフェノク(#7)、スネイルオルフェノク(#10)、クロコダイルオルフェノク(#11、#19)、フライングフィッシュオルフェノク(#17)、トードスツールオルフェノク(#19)、オクトパスオルフェノク(#36)、ピジョンオルフェノク(#37)、ローズオルフェノク(#39、#47)、フリルドリザードオルフェノク(#41)、ドラゴンオルフェノク(#49)
- 「グランインパクト/ Grand Impact」 - ファイズショットを手に装着して放つパンチ。
- 攻撃対象:オックスオルフェノク(#3)、オウルオルフェノク(#7)、ホースオルフェノク(#10)、クロコダイルオルフェノク(#19)、バーナクルオルフェノク(#38)、ドラゴンオルフェノク(#41)、コーラルオルフェノク(#46)、エラスモテリウムオルフェノク(劇場版)、仮面ライダーカイザ(#15、#25、#50)
- 「スパークルカット/ Sparkle Cut」 - ファイズエッジから放ったエネルギーで相手を拘束し、切りつける技。
- 攻撃対象:スカラベオルフェノク(#8)、アルマジロオルフェノク(#17)、仮面ライダーサイガ(劇場版)
- アクセルフォームの技
- 「アクセルクリムゾンスマッシュ/ Axel Crimson Smash」 - アクセルフォーム状態で放つクリムゾンスマッシュ。複数の敵に対して続けざまに攻撃、または敵単体に連続攻撃が可能。
- 攻撃対象:センチピードオルフェノク(#22)、シーキュカンバーオルフェノク(#22)、バットオルフェノク(#45)、ライオトルーパー・複数(劇場版)
- 「アクセルグランインパクト/ Axel Grand Impact」 - アクセルフォーム状態で放つグランインパクト。複数の敵に対して続けざまに攻撃、または敵単体に連続攻撃が可能。
- 攻撃対象:ロブスターオルフェノク(#21)、ドルフィンオルフェノク(#21)、スコーピオンオルフェノク(#21)、ドラゴンオルフェノク(#38)
- 「アクセルスパークルカット/ Axel Sperkle Cut」 - アクセルフォーム状態で放つスパークルカット。複数の敵に対して続けざまに攻撃、または敵単体に連続攻撃が可能。
- 攻撃対象:ソードフィッシュオルフェノク(#32)、ライオトルーパー・複数(#48)、
- 「アクセルクリムゾンスマッシュ/ Axel Crimson Smash」 - アクセルフォーム状態で放つクリムゾンスマッシュ。複数の敵に対して続けざまに攻撃、または敵単体に連続攻撃が可能。
- ブラスターフォームの技
- 「フォトンバスター/ Photon Buster」 - ファイズブラスター・バスターモードをエクシードチャージし、強力な砲撃を放つ。
- 攻撃対象:ホースオルフェノク(#50)、アークオルフェノク(#50)、エラスモテリウムオルフェノク(劇場版)
- 「フォトンブレイカー/ Photon Breaker」 - フォトン・フィールド・フローターを起動して上空へ舞い上がり、ファイズブラスター・ブレイカーモードで地上の敵を両断する。
- 攻撃対象:オクラオルフェノク(#40)
- 「ブラスターグランインパクト/ Blaster Grand Impact」 - ブラスターフォーム状態で放つグランインパクト。他の二形態とは違い、ファイズショットを装備せず使用可能。
- 攻撃対象:仮面ライダーオーガ(劇場版)
- 「ブラスタークリムゾンスマッシュ/ Blaster Crimson Smash」 - ブラスターフォーム状態で放つクリムゾンスマッシュ。ファイズポインターを装備しなくても使用可能。劇場版ではオーガの放ったオーガストラッシュを打ち破った。最終回では木場が押さえ込んだアークオルフェノクにポインター無しで放ち、戦闘不能にした。
- 攻撃対象:アークオルフェノク(#50)、仮面ライダーオーガ(劇場版)
- 「フォトンバスター/ Photon Buster」 - ファイズブラスター・バスターモードをエクシードチャージし、強力な砲撃を放つ。
- オートバジン/ Auto Vajin
製品型番SB-555V。スマートブレインモーターズ(スマートブレインの子会社)製の高性能バイク(ベースモデル・ホンダXR250)。左ハンドルグリップは取り外し可能で、ミッションメモリーを挿して剣型の武装「ファイズエッジ」として使用することが可能。通常はビークルモードと呼ばれるファイズ専用バイクであるが、バトルモードと呼ばれるロボット形態に変形することができる。バトルモード時においては、装備されたAIにより、後輪をファンとして空を飛び、盾と化した前輪に仕込まれたガトリング砲を使用するなど、独自に戦闘のサポートを行うこともある。その姿は石ノ森章太郎原作のテレビドラマ『快傑ズバット』に登場するズバットスーツのデザイン案を参考にしたものといわれている。 非常に強力なのだが、『自律的にバイク形態からロボット形態に変形する条件』が非常に曖昧でもある(使用者が変形させたい時は胸のスイッチを押せばいい)。『(本来の所有者である)園田真理の危機』『ファイズギア使用者の危機』『ファイズギア使用者の要求』などが一切該当しない(逆に全て該当するとも言える。劇中、自律的変形の理由がその度ごとに違うように思われる)事から、一部の視聴者の間では「出所を弁えたロボ」「オートバジン自身が『今が一番目立つ』と判断した場合にのみ変形するのではないか」と言われている。テレビシリーズでは最終決戦に挑む乾巧にファイズブラスターを届けるが、アークオルフェノクに破壊され、劇場版でもエラスモテリウムオルフェノクに破壊されている(残骸の中のファイズエッジを使ってファイズはサイガに逆転する)。
- ファイズギアを使用した人物
- 乾巧 Φ(正装着者)
- 園田真理
- 菊池啓太郎
- 赤井 Φ
- 海堂直也 Φ
- 琢磨逸郎 Φ
- 草加雅人 Φ
- 木場勇冶 Φ
- 水原 ※劇場版にて
*基本的にオルフェノク、もしくはオルフェノクの記号にある程度適応できた人間しか変身することができない。
[編集] 仮面ライダーカイザ
花形が高宮航太に送った「カイザギア/ Kaixa Gear」によって変身する。数字表記は「913」。ギリシャ文字のΧ(カイ)を模したデザインのライダー。フォトンストリームの色は黄色で、眼の色は紫。専用バイクは、可変バリアブルビークル・サイドバッシャー。
カイザに変身する際はカイザドライバー(ベルト)を装着、カイザフォン(専用携帯電話)にコード「9 1 3 ENTER」を入力。以降はファイズと同様である。適合者(「カイザギアを使用した人物」の項に「Χ」で表示)であるかどうかに関わらず、すべての人間が変身することができるが、オルフェノク及びオルフェノクの記号を埋め込まれた一部の人間を除き(オルフェノクの記号を埋め込まれても、全ての人間が適合する訳ではない)、不適合者は変身解除後に灰化し、死亡するという特徴をもつ。 『異形の花々』では、対オルフェノク非公然組織が開発したライダーであり、テレビシリーズや劇場版のライオトルーパーに似た位置にある。また、劇中で唯一破壊されたベルトである。
- ツール
- 「カイザフォン/ Kaixa Phone」専用携帯電話 - 通常の携帯電話としても使用可能な特殊ツール。カイザドライバーと連動する事で装着者をカイザへと変身させる。形はターン式(上部が180度回転して下部に重なるタイプ)。ファイズフォンとはボタン音が異なり、音声もややくぐもった声。ちなみにカイザフォン登場時にはまだターン式携帯電話は発売されていなかった。
- 「フォンブラスター/ Phone Blaster」ビーム銃 - カイザフォンを変型させたビーム銃。設定では変身の有無を問わず使用可能。入力したコード(103または106)により発射パターンを変化させる事ができる。
- 「カイザドライバー/ Kaixa Driver」変身ベルト - 変身コードを入力したカイザフォンをセットする事で装着者の全身にフォトンストリームを放出、カイザスーツを形成するベルト型変身ツール。腰への装着時に左右と後部に当たる部位にカイザブレイガンやカイザショットを装着できるハードポイントが設置されている。カイザは右側にカイザブレイガン、左側にカイザショット、途中からは背部にカイザポインターをセットしていた。
- 「カイザポインター/ Kaixa Pointer」双眼鏡型ビーム兵器 - ファイズの「ファイズポインター」と同じ働きをする。第25話で花形から贈られた。
- 「カイザショット/ Kaixa Shot」デジタルカメラ型パンチユニット - ファイズの「ファイズショット」と同じ働きをする。
- 「カイザブレイガン/ Kaixa Blaygun」剣・銃一体のカイザ専用ユニット - ギリシャ文字のΧを模したデザインの基本装備。ミッションメモリーをセットすることでファイズエッジ同様に刃が現れ、逆手持ちの状態で使用する。手前のレバーを引くことでバーストモード(銃)とブレードモードを切り替えることができる。
- 必殺技
- 「ゴルドスマッシュ/ Gold Smash」 - カイザポインターを装着して放つ必殺のキック。草加は両足、啓太郎は片足でキックする。
- ロックオンの仕方は様々で、相手に通常のキックを放ってそのままロックオン、ジャンプしながら、脚を相手に向けるなど。
- カイザポインター入手後、多用されているが弾き返されることも多い。
- 攻撃対象:ラビットオルフェノク(#25)、スパイダーオルフェノク(#28、#31、#40)、ローズオルフェノク(#39、#47)、ドラゴンオルフェノク(#44)、アークオルフェノク(#50)、ライオンオルフェノク(劇場版)、ジェットスライガー(#47)
- 「ゼノクラッシュ/ Xeno Clash」 - 劇中でカイザが最も使用した必殺技。敵をポイント(拘束・ロックオン)して、カイザブレイガンで敵を切り裂く必殺技。「カイザスラッシュ/Kaixa Slash」と記述する資料あり。
- 攻撃対象:クロコダイルオルフェノク(#12、#13)、ワームオルフェノク(#23)、フリルドリザードオルフェノク(#41)、ジラフオルフェノク(劇場版)、ロングホーンオルフェノク(劇場版)、仮面ライダーファイズ(#50)、ジェットスライガー(#46)
- 「グランインパクト/ Grand Impact」 - カイザショットを左右どちらかの手に装着して放つパンチ。設定ではファイズのグランインパクトより若干威力が高いとされている。
- 攻撃対象:ワームオルフェノク(#23)、ドラゴンオルフェノク(#41)、バタフライオルフェノク(劇場版)、仮面ライダーサイガ(劇場版)
- サイドバッシャー / Side Basshar
製品型番SB-913V。スマートブレインモーターズ製の高性能バイク。ライダーマシンとしては初のサイドカー。通常はビークルモードと呼ばれるカイザ専用バイクであるが、バトルモードと呼ばれる移動砲台形態(ロボコップにおけるED-209の様な姿。無論カイザが操縦するが、劇場版ではスネークオルフェノクも操縦した。また、回想シーンでファイズと真理を取り囲むジャイロアタッカーに混じって移動砲台形態のサイドバッシャーが少なくとも三機確認出来るのでライオトルーパーでも操縦は可能らしい。)に変形することができ、設定上はサイドカー部分を切り離しての自走もできる。武装は左腕の6連装ミサイル砲、「エクザップバスター」と右腕の4連装バルカン砲、「フォトンバルカン」。
- カイザギアを使用した人物
- 草加雅人 Χ(正装着者)
- 高宮航太
- 西田清隆
- ジェイ=クロコダイルオルフェノクを最初に倒したが、流星塾の仲間達に看取られ死亡。巧たちの前に初めて現れたカイザ。
- 神道貴久
- 蘇ったクロコダイルオルフェノクを倒そうとしたが、逆に弾き飛ばされ、その際カイザギアが外れ死亡。
- 影山冴子 Χ
- 木場勇冶 Χ
- 菊池啓太郎 Χ ※劇場版にて。特殊な薬品「変身一発」を飲むことで適応できると聞いた啓太郎はそれを飲み、変身する際エラー状態になり、ファイズギアと同じく強制的に離脱された。その直後、「変身一発」をもう一杯飲み、変身に成功した。文字通り一発叩かれただけでエラー状態となり、変身が解除されると同時に彼ではなく、カイザギアの方が灰化してしまった。本来不適合者でも変身は可能であるカイザギアが、ファイズギアのように不適合者を変身前に拒絶した事、また不適合者ではなくギアの方が灰化したというこれらの現象は、前者は「変身一発」を服用した啓太郎をカイザギアのシステムが何らかの「異物」として判断、緊急の自己防衛策として強制排出し、後者は啓太郎が「変身一発」を短時間に複数回服用した為にその効力が増大、カイザギアのシステムにバグが発生し、結果自己崩壊を起こしたものと思われる。
- 対オルフェノク非公然組織の複数の人物 Χ ※『異形の花々』にて
[編集] 仮面ライダーデルタ
花形が木村沙耶に送った「デルタギア」によって変身する。数字表記は「333」。ギリシャ文字のΔ(デルタ)を模したデザインのライダー。フォトンストリームの色は白だが、フォトンブラッドの色は薄紫がかっている。眼の色はオレンジ。デルタフォンの音声入力により、特殊なバイク・ジェットスライガーを呼び出すことができる。本来の基本スペックは、ファイズやカイザを超越しているが、装着者自身の能力により戦闘力は大きく変動する。また、デルタによって倒されたオルフェノクは通常の青い炎と異なり、赤い炎に包まれて灰化する。
変身する際は「デルタドライバー」(ベルト)と「デルタフォン」(携帯電話型デバイス)を用いる。デルタドライバーは、ファイズドライバーやカイザドライバーより先行して作られており、その機構は若干異なっている。変身コードは無く、デルタフォンに「変身」と音声入力した後、デルタドライバーに取り付けられているデジタルビデオカメラ型ユニット「デルタムーバー」にデルタフォンを接続。「COMPLETE」の電子音声とともに変身が完了する。最初期に造られたベルトであるためか、武装が他のライダーズギアに比べると極端に少ない。 カイザ同様、すべての人間が変身することが可能で、カイザと違い、変身しても死亡する事はないが、ファイズ・カイザにはない闘争本能活性化装置「デモンズスレート」が胸部に装備されており、不適合者はサイコキネシス能力を得て、その力に魅了されてしまい、精神に異常をきたしてしまう。その為、最も危険なライダーズギアでもある。この危険性から、後に開発されたライダーズギアにはデモンズスレートは装備されていない。
劇中、デルタギアは誰にでも使えると語られているが、凶暴化してしまうという危険性がある以上、やはりデルタギアもまた、他のライダーズギア同様、適合する者と適合しない者がいる。装着しても凶暴化する事が無かったのは、オルフェノクである乾巧や北崎、またはオルフェノクの記号の影響が強い三原修二や草加雅人等である事からも分かるとおり、やはり適合者となるのはオルフェノク、又はオルフェノクの記号の影響が強い人間である(適合者は「デルタギアを使用した人物」の項に「Δ」で表示)。また、変身する者によってはまったく力が変わるなどかなり不安定でもあるようだ。 HERO SAGAではサイガとオーガのベルトはデルタのベルトを基に開発された。
- ツール
- 「デルタフォン/ Delta Phone」携帯電話型デバイス - 特殊ツール。ボタンは無く、コマンド入力はすべて音声で行う。
- 「デルタドライバー/ Delta Driver」変身ベルト - 他ドライバーとは若干異なるが、デルタフォンと組み合わせて用いる変身ツール。ハードポイントは右側にデルタムーバーのみ。ベルト前面には最初からミッションメモリーが装備されている。
- 「デルタムーバー/ Delta Mover」ビデオカメラ型基本装備 - デルタフォンと合体させる事で銃形態ブラスターモードに変形する。デルタへの変身は、他のドライバーの様にフォンをベルト前面に合体させることではなく、ドライバーの右側面につけてあるこのデルタムーバーと、デルタフォンとを接合させることで行われている。「ファイア」と音声入力することで、フォンブラスターのコード「106」に相当する「Burst Mode」を起動、光弾を連射する他、前面のミッションメモリーをデルタムーバーに挿入し、「チェック」と音声入力することで、銃形態のブラスターモードから必殺技に使用するポインターモードに変形する。(41話ではドラゴンオルフェノクに対してポインターモードで音声入力無しに光弾を連射している)
- 必殺技
- 「ルシファーズハンマー/ Lucifer's hammer」 - ポインターモードのデルタムーバーから放たれる円錐状の光に包まれて放つキック。三原は片足で、草加は両足でキックする。尚、ポインターモードとして使う場合、ミッションメモリーを取り付けた後、他のドライバーの様にコード入力ではなく、デルタムーバーと合体した状態のデルタフォンに「チェック」と音声入力をする事で「EXCEED CHARGE」の電子音声の後、その状態で相手を撃つ事でポインターとして機能する。
- 攻撃対象:ライノセラスビートルオルフェノク(#33)、スタッグビートルオルフェノク(#35)、ドラゴンオルフェノク(#44、#49)、コーラルオルフェノク(#46)、ローズオルフェノク(#47)、アークオルフェノク(#50)
- ジェットスライガー/ Jetsliger
製品型番SB-VXO。スマートブレインモーターズ製の超高性能バイク。搭載するジェットエンジンによって最高速度1300kmという驚異的なスピードを誇る他、装備されたタイヤが90度回転、地面と平行な形になることによって、水平方向へ移動することも可能となっている。旋回する車体自体が強烈な打撃となるほか、ミサイルなどの武装も持つ。通常はライダーの持つ専用携帯電話にコード「3821」を入力することで(デルタは音声で「スリー、エイト、ツー、ワン」と)呼び出される(呼び出すと“Jet Sliger gets closer.”と、それぞれのデバイスに応答がある)。デルタの専用バイクではなく、ファイズ、カイザも同型の物を所持する(ただしカイザは未使用)。また、劇場版の回想シーンにはライオトルーパー用の量産型がほんの一瞬登場した。
- デルタギアを使用した人物
- 三原修二 Δ
- 木村沙耶 Δ
- 徳本恭輔
- 新井賢
- 河内勇樹
- 北崎 Δ
- 草加雅人 Δ
- 乾巧 Δ
- 阿部里奈 Δ
- 村上峡児 Δ
[編集] 仮面ライダーサイガ
劇場版にのみ登場する、ギリシャ文字のΨ(プサイ)を模したデザインのライダー。数字表記は「315」。フォトンストリームのバージョンは2で色は青。眼の色はカイザと同じ紫(当初は緑であったが、グリーンバックでの撮影が多いため変更された)。変身する際は、「サイガドライバー」(ベルト)と「サイガフォン」(専用携帯電話)を用いる。変身する際の変身コードは「315 ENTER」。ベルトは帝王のベルトと呼ばれるものの1つ、天のベルトで、より高度な格闘戦、空中戦、銃撃戦に重点を置かれている。オルフェノクの中でも選ばれた者しか装着することができない。専用バイクの変わりに、背中にフライングアタッカーという装備を持ち、自在に空を飛ぶことが可能である。ライダーの中でも類を見ない顔のデザインや白色のスーツカラー、また初の外国人ライダーでもある上、ファイズのクリムゾンスマッシュ発動中に攻撃して必殺技キャンセルしたりと、色んな意味で珍しいライダー。現行最速のライダーズギアである。
乾巧=ファイズのエラスモテリウムオルフェノクにクリムゾンスマッッシュを放とうとしたその直後に現れ、ファイズを連れてドームの外に出る。ファイズのアクセルフォームと戦うことになるがフライングアタッカーが壊され、ファイズの攻撃によりドーム内に吹っ飛ばされる。トンファーエッジを使いファイズに攻撃をするが、逆にスパークルカットによって倒され、レオと共にサイガギアも灰と化す。
『ロスト・ワールド』においてはデルタギアを元に作られたと言われている。
- ツール
- 「サイガフォン/ Psyga Phone」専用携帯電話 - 通常の携帯電話としても使用可能な特殊ツール。サイガドライバーと連動する事で適合者をサイガへと変身させる。形は一般的な折り畳み型(細長い手帳のようなタイプ)。ファイズフォンとはボタン音と音声が違う。
- 「フォンブラスター/ Phone Blaster」ビーム銃 - サイガフォンを横方向に折り曲げる事で完成するビーム銃。設定では変身の有無を問わず使用可能。入力したコード(103または106)により発射パターンを変化させる事ができる。
- 「サイガドライバー/ Psyga Driver」変身ベルト - 変身コードを入力したサイガフォンをセットする事で装着者(適合者)の全身にフォトンストリームを放出、サイガスーツを形成するベルト型変身ツール。左右と後部に当たる部位にハードポイントが設置されている。
- 「フライングアタッカー/ Flying Attacker」飛行用バックパック。
最高時速は820km、上昇可能最高高度は5000m。 飛行に用いるほか、砲撃形態「ブースターライフルモード/ Booster Rifle Mode」や操縦桿のみ変型させた「トンファーモード/ Tonfa Mode」としても使用することができる。燃料はサイガの持つフォトンストリームであり、装着者がオルフェノクとしてのエネルギーを失わない限り、半永久的に飛行可能である。ブースターライフルモードにおいては光子バルカンを主兵装としこの光子バルカンは毎秒百二十発の連射が可能な「ライフルモード」、及び一撃必殺の強力エネルギー弾を放つ「シングルモード」を使い分ける事が出来る。トンファーモードにおいてはトンファーエッジを主兵装として使用する。
- 必殺技
- 「コバルトスマッシュ/ Cobalt Smash」 - フライングアタッカーの噴射を利用して空中から放つキック。サイガにはファイズやカイザと違い、ポインターが存在しないため、ポインターなしで放つ。しかし、使用されていない。ファイズのクリムゾンスマッシュの倍以上の威力。
- 「スカイインパクト/ Sky Impact」 - 同じく空中から放つパンチ。コバルトスマッシュと同じく未使用。ファイズのグランインパクトと同等の威力。
- 「トンファーエッジ・EX/ Tonfa Edge EX」トンファーモードにおいてファイズのスパークルカットのようにエクシードチャージする事でトンファーエッジにフォトンストリームを送り込み相手を切り裂く。
- サイガギアを使用した人物
- レオ
[編集] 仮面ライダーオーガ
劇場版にのみ登場する、ギリシャ文字のΩ(オメガ)を模したデザインのライダー。数字表記は「000」。フォトンストリームの色は金。眼の色は赤。専用バイクは持っていない。変身する際は、「オーガドライバー」(ベルト)と「オーガフォン」(専用携帯電話)を用いる。変身する際の変身コードは「000 ENTER」。ベルトは帝王のベルトと呼ばれるものの1つ、地のベルトであり、完全に肉弾戦、防御に重きを置かれている。他のライダーよりも高い出力を誇るため、オルフェノクの中でも選ばれた者しか装着することができない。 スペック上現行最強のライダーズギアである。
- ツール
- 「オーガフォン/ Orga Phone」専用携帯電話 - 通常の携帯電話としても使用可能な特殊ツール。オーガドライバーと連動する事で適合者をオーガへと変身させる。形は一般的な折り畳み型(細長い手帳のようなタイプ)。ファイズフォンとはボタン音と音声が違う。
- 「フォンブラスター/ Phone Blaster」ビーム銃 - オーガフォンを横方向に折り曲げる事で完成するビーム銃。設定では変身の有無を問わず使用可能。入力したコード(103または106)により発射パターンを変化させる事ができる。
- 「オーガドライバー/ Orga Driver」変身ベルト - 変身コードを入力したオーガフォンをセットする事で装着者(適合者)の全身にフォトンストリームを放出、オーガスーツを形成するベルト型変身ツール。左右と後部に当たる部位にハードポイントが設置されている。
- 「オーガストランザー/ Orga Stlanzer」懐中電灯型ビーム兵器 - ミッションメモリーをセットすると短剣モードから長剣モードに変形する。
- 必殺技
- 「オーガ・スラッシュ」 - ミッションメモリーをセットしたオーガストランザーから(設定上)無限に伸びる光の刃で敵を切り裂く荒業。
- オーガギアを使用した人物
- 木場勇冶
[編集] ライオトルーパー
スマートブレイン製の量産型ライダー。テレビシリーズでは6人が登場し、劇場版では10000人の大部隊を編成している。変身プロセスは、テレビシリーズと劇場版で異なる。テレビシリーズにおいては変身ベルト「スマートバックル/ Smart Buckle」によって変身し、劇場版においては胸付近に手をもっていくことで変身する。量産を重視とした物である為、ファイズ等と比べて、戦闘能力向上よりも防護用の物であると考えるべきである。劇中ではオルフェノクしか変身していないため、人間でも変身できるかどうかは不明。ファイズやカイザに活躍はもとよりスペックも遠く及ばないが、デルタやカイザ用に設計されたマシンをも容易に使いこなす汎用性を備えている。
- ツール
- 「アクセレイガン/ Acceleray-gun」 - ジャイロアタッカーのハンドグリップを取り外したもの。「ガンモード/ Gun Mode」と「ブレードモード/ Blade Mode」に変型する。
- ジャイロアタッカー / Gyro Attacker
ライオトルーパー専用バイク。オートバジンの量産型で変形機能は排されているが、その分機動力が向上している。劇場版のみ登場。ライオトルーパー隊が大編隊を繰り出して人間解放軍の隠れ家を蹂躙したほか、巧に追いすがる啓太郎が鹵獲した物を使用していた。
- ライオトルーパーに変身した人物
- 海堂直也
- 木場勇治と決別した際返却している。
- スマートブレインSP部隊
- 海堂直也とともにライオトルーパーに変身した五人と海堂が木場と決別したために補充要員として送り込まれた一人を加えた計六人の黒服。全員ファイズ・アクセルフォームによって倒された。
- ライオンオルフェノク ※劇場版にて。スマートブレインSWAT部隊の隊長。
- スマートブレインSWAT部隊 ※劇場版にて。ライオンオルフェノク以下、10000人からなる大編隊を編成している。
[編集] キャスト
- 村上幸平:草加 雅人(くさか まさと)役
- 原田篤:三原 修二(みはら しゅうじ)役
- 河西りえ:阿部 里奈(あべ りな)役
- 綾野剛:澤田 亜希(さわだ あき)役
- 渡辺彼野人:鈴木 照夫(すずき てるお) 役
- 假野剛彦:ナレーション
- ゲスト ( )内は登場話数
- 勝村美香:森下千恵 役(1,2)
- 木下政信:井沢博司/スティングフィッシュオルフェノク 役(1)
- 永沢巽:コートの男/エレファントオルフェノク 役(2)
- 佐藤幹雄:緑川/マンティスオルフェノク 役(3,4)
- 山﨑勝之:赤井/カクタスオルフェノク 役(3,4)
- 田中仁浩:青木/オックスオルフェノク 役(3,4)
- 影丸茂樹:戸田英一/スクイッドオルフェノク 役(5)
- 八木正純:眼鏡の男/スカラベオルフェノク 役(7,8)
- 小倉一郎:教授/オウルオルフェノク 役(7,8)
- 鈴木浩司:覆面の男/スネイルオルフェノク 役(9,10)
- 田口亮:自転車の男/フライングフィッシュオルフェノク 役(16)
- 松尾敏伸:森下義正/アルマジロオルフェノク 役(16,17)
- 立川真也:ピエロ/ドートスツールオルフェノク 役(18,19)
- 皆川猿時:青木茂久/ドルフィンオルフェノク 役(20,21)
- 坂田鉄平:大野木/スコーピオンオルフェノク 役(20,21)
- 内山眞人:小林義雄/ラビットオルフェノク 役(24,25)
- 森嶋將士:クラブの男/フロッグオルフェノク 役(26)
- 斉藤麻衣:木村沙耶 役(26,27,28)
- 舘正貴:ゴージャスな男/ソードフィッシュオルフェノク 役(31,32)
- 大塚幸太:村上の部下/ライノセラスビートルオルフェノク 役(33)
- 高畑雄亮:若い男/オクトパスオルフェノク 役(36)
- 白井雅士:スマートブレイン社員/バーナクルオルフェノク 役(37,38)
- 栗原一馬:青沼/スロースオルフェノク 役(39)
- 松田悟志(声のみ):クラブオルフェノク 役(42)
- 大塚太心:サングラスの男/バットオルフェノク 役(43,44,45)
- 成田浬:皮ジャンの男/コーラルオルフェノク 役(46)
- 井上敏樹:現場監督 役(最終話)
- スーツアクター
[編集] スタッフ
- 原作:石ノ森章太郎
- スーパーバイザー:小野寺章(石森プロ)
- 脚本:井上敏樹
- 音楽:松尾早人
- 撮影:松村文雄、いのくままさお、倉田幸治
- アクション監督:宮崎剛
- キャラクターデザイン:早瀬マサト
- クリーチャーデザイン:篠原保
- プロデューサー:濱田千佳(tv asahi)・白倉伸一郎・武部直美、宇都宮孝明(東映)
- 監督:田﨑竜太、長石多可男、石田秀範、田村直己(tv asahi)、鈴村展弘
- 製作:tv asahi・ADK・東映
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- 第1話と最終話(第50話)にはオープニングが存在しない。
- エンディングテーマ
- 放送フォーマットとしてのエンディングは原則として存在しないが、エンディングテーマと呼ばれる楽曲は従来通り制作されている。これらの曲は、各話のクライマックスで挿入歌的に使用された。
- 「Dead or alive」(第2~13、16、18、19話)
- 作詞:藤林聖子 作曲:吉田勝弥 編曲:近藤昭雄 歌:石原慎一
- 「The people with no name」(第21~25、29~32、39話)
- 作詞:藤林聖子 ラップ詞:m.c.A・T 作曲:渡部チェル 編曲:RIDER CHIPS 歌:RIDER CHIPS Featuring m.c.A・T
- ラップ詞が異なる「Rap #1 version」も存在する。シングルはオリジナルバージョンが限定盤、Rap #1 versionが通常盤として発売された。
- 「EGO ~eyes glazing over」(第33、37、38、41、45話)
- 作詞:藤林聖子 作曲・編曲:渡部チェル 歌:ICHIDAI
- 「Justiφ's-Accel Mix」(第40話)
- 作詞:藤林聖子 作曲:佐藤和豊 編曲:三宅一徳 歌:ISSA
- 「Justiφ's-Accel Mix」は、本来は劇場版の主題歌として用意されたもの。
- 尚、最終話のみエンディングが存在。主題歌は「Justiφ's」が使用された。
[編集] 放映リスト
各回にはタイトルは無く、ここで「放映題」としているものは、新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌、テレビ朝日公式ページにて表記されたものである。なお、シナリオタイトルも、先行して特撮専門誌やホビー情報誌に「仮タイトル」として掲載される事が多いため併記した。
放送日 | 話数 | 放映題 | シナリオ題 | 登場オルフェノク | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
2003/1/26 | 1 | 旅の始まり | 旅の始まり | ゴートオルフェノク スティングフィッシュオルフェノク ホースオルフェノク エレファントオルフェノク |
田崎竜太 |
2003/2/2 | 2 | ベルトの力 | |||
2003/2/9 | 3 | 王の眠り | 俺の名前 | オックスオルフェノク | 長石多可男 |
2003/2/16 | 4 | おれの名前 | カクタスオルフェノク マンティスオルフェノク クレインオルフェノク |
||
2003/2/23 | 5 | オリジナル | 3人と3人 | スクィッドオルフェノク スネークオルフェノク |
石田秀範 |
2003/3/2 | 6 | 3人×3人 | スネークオルフェノク ホースオルフェノク |
||
2003/3/9 | 7 | 夢の力 | 夢の守り人 | スネークオルフェノク ホースオルフェノク オウルオルフェノク |
田崎竜太 |
2003/3/16 | 8 | 夢の守り人 | スカラベオルフェノク オウルオルフェノク ホースオルフェノク |
||
2003/3/23 | 9 | 社長登場 | 上の中の下 | スネイルオルフェノク | 長石多可男 |
2003/3/30 | 10 | 謎のライダー | スネイルオルフェノク クレインオルフェノク ホースオルフェノク |
||
2003/4/6 | 11 | 謎のベルト | クロコダイルオルフェノク | ||
2003/4/13 | 12 | 流星塾 | カイザの日 | 石田秀範 | |
2003/4/20 | 13 | 敵か味方か | クロコダイルオルフェノク エキセタムオルフェノク |
||
2003/4/27 | 14 | 巧の意地 | 落ちた偶像 | クロコダイルオルフェノク センチピィードオルフェノク ホースオルフェノク スネークオルフェノク クレインオルフェノク |
田崎竜太 |
2003/5/4 | 15 | 落ちた偶像~φ's vs χ | センチピィードオルフェノク スネークオルフェノク クレインオルフェノク |
||
2003/5/11 | 16 | 人間の心 | 手の平の灰 | フライングフィッシュオルフェノク | 田村直己 |
2003/5/18 | 17 | 巧、復活 | フライングフィッシュオルフェノク アルマジロオルフェノク |
||
2003/5/25 | 18 | 九死に一生 | 真っ白の波 | トードスツールオルフェノク ホースオルフェノク |
長石多可男 |
2003/6/1 | 19 | 純白の正義 | トードスツールオルフェノク ホースオルフェノク クロコダイルオルフェノク |
||
2003/6/8 | 20 | 美しき刺客 | 加速する魂 | ロブスターオルフェノク スコーピオンオルフェノク センチピィードオルフェノク ホースオルフェノク |
石田秀範 |
2003/6/22 | 21 | 加速する魂 | ロブスターオルフェノク スコーピオンオルフェノク センチピィードオルフェノク ホースオルフェノク ドルフィンオルフェノク |
||
2003/6/29 | 22 | 雅人の告白 | 三角の予感 | ワームオルフェノク シーキュカンバーオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク ホースオルフェノク |
田村直己 |
2003/7/6 | 23 | 偽りの友情 | ワームオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク |
||
2003/7/13 | 24 | 闇への扉 | 闇の実験者 | ホースオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク スネークオルフェノク ラビットオルフェノク |
長石多可男 |
2003/7/20 | 25 | 闇の実験室 | ホースオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク スネークオルフェノク ラビットオルフェノク ゴートオルフェノク |
||
2003/7/27 | 26 | デルタ登場 | デルタ出る | スパイダーオルフェノク フロッグオルフェノク |
石田秀範 |
2003/8/3 | 27 | 流星塾分裂 | ホースオルフェノク センチピィードオルフェノク スパイダーオルフェノク |
||
2003/8/10 | 28 | 暗黒の四葉 | スパイダーオルフェノク センチピィードオルフェノク ロブスターオルフェノク |
||
2003/8/17 | 29 | 超絶バイク | 超絶バイク | スパイダーオルフェノク センチピィードオルフェノク ロブスターオルフェノク ホースオルフェノク スネークオルフェノク クレインオルフェノク |
田村直己 |
2003/8/24 | 30 | 雅人の罠 | センチピィードオルフェノク スパイダーオルフェノク スティンクバグオルフェノク |
||
2003/8/31 | 31 | 折り紙の涙 | 絡み合う糸 | スパイダーオルフェノク ソードフィッシュオルフェノク |
鈴村展弘 |
2003/9/7 | 32 | 絡み合う糸 | センチピィードオルフェノク ドラゴンオルフェノク スパイダーオルフェノク ソードフィッシュオルフェノク ロブスターオルフェノク |
||
2003/9/14 | 33 | 真理、死す | 真実の姿 | ホースオルフェノク ローズオルフェノク スパイダーオルフェノク ライノセラスビートルオルフェノク スタッグビートルオルフェノク |
長石多可男 |
2003/9/21 | 34 | 真実の姿 | ホースオルフェノク スパイダーオルフェノク ロブスターオルフェノク ウルフオルフェノク |
||
2003/9/28 | 35 | 復活の謎 | 再会と別離と | スパイダーオルフェノク ロブスターオルフェノク ウルフオルフェノク スタッグビートルオルフェノク センチピィードオルフェノク |
石田秀範 |
2003/10/5 | 36 | 甦る記憶 | ウルフオルフェノク オクトパスオルフェノク |
||
2003/10/12 | 37 | カイザの正義 | 彷徨と咆哮 | ウルフオルフェノク ピジョンオルフェノク センチピィードオルフェノク |
鈴村展弘 |
2003/10/19 | 38 | 彷徨える魂 | ウルフオルフェノク バーナクルオルフェノク ローズオルフェノク ドラゴンオルフェノク |
||
2003/10/26 | 39 | ファイズ2 | 赤ファイズ | ローズオルフェノク ドラゴンオルフェノク スパイダーオルフェノク スロースオルフェノク ウルフオルフェノク オクラオルフェノク |
田村直己 |
2003/11/9 | 40 | 人間の証 | オクラオルフェノク ドラゴンオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク スパイダーオルフェノク |
||
2003/11/16 | 41 | 捕獲開始 | 涙する少女 | ドラゴンオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク クレインオルフェノク フリルドリザードオルフェノク クラブオルフェノク |
長石多可男 |
2003/11/23 | 42 | 折れた翼 | クレインオルフェノク クラブオルフェノク ホースオルフェノク |
||
2003/11/30 | 43 | 赤い風船 | 最後のメール | バットオルフェノク ホースオルフェノク ロブスターオルフェノク クレインオルフェノク |
石田秀範 |
2003/12/7 | 44 | 最後のメール | バットオルフェノク ホースオルフェノク クレインオルフェノク ドラゴンオルフェノク ロブスターオルフェノク |
||
2003/12/14 | 45 | 王の目覚め | 王の目覚め | バットオルフェノク ホースオルフェノク ドラゴンオルフェノク ゴートオルフェノク スネークオルフェノク |
田崎竜太 |
2003/12/21 | 46 | 新社長誕生 | ゴートオルフェノク コーラルオルフェノク ローズオルフェノク |
||
2003/12/28 | 47 | 王の出現 | 雅人、散華 | ローズオルフェノク ドラゴンオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク ライオトルーパー軍団 |
長石多可男 |
2004/1/4 | 48 | 雅人、散華 | スネークオルフェノク ドラゴンオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク ライオトルーパー軍団 |
||
2004/1/11 | 49 | 滅びゆく種 | 夢 | スネークオルフェノク ドラゴンオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク アークオルフェノク |
田崎竜太 |
2004/1/18 | 50 | 俺の夢 | アークオルフェノク ロブスターオルフェノク センチピィードオルフェノク スネークオルフェノク ホースオルフェノク ウルフオルフェノク |
[編集] 放映ネット局
- 東京都・関東広域圏 ANB→EX テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 ABA 青森朝日放送
- 岩手県 IAT 岩手朝日テレビ
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 AAB 秋田朝日放送
- 山形県 YTS 山形テレビ
- 福島県 KFB 福島放送
- 新潟県 NT21〔現:UX〕 新潟テレビ21
- 山梨県 UTY テレビ山梨
- 富山県 未放送
- 石川県 HAB 北陸朝日放送
- 福井県 FBC 福井放送
- 長野県 ABN 長野朝日放送
- 静岡県 SATV 静岡朝日テレビ
- 愛知県・中京圏 NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏 ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 BSS 山陰放送
- 岡山県・香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 YAB 山口朝日放送
- 徳島県 JRT 四国放送
- 愛媛県 EAT 愛媛朝日テレビ
- 高知県 KUTV テレビ高知
- 福岡県・佐賀県 KBC 九州朝日放送
- 長崎県 NCC 長崎文化放送
- 熊本県 KAB 熊本朝日放送
- 大分県 OAB 大分朝日放送
- 宮崎県 MRT 宮崎放送
- 鹿児島県 KKB 鹿児島放送
- 沖縄県 QAB 琉球朝日放送
[編集] 他媒体展開
[編集] 仮面ライダー555 Hondaチーム
同作品にバイク等車両を提供しているホンダが「仮面ライダー555 Honda」チームを結成し、鈴鹿8時間耐久レースへのエントリーを行った。レースにおいては、他チームのトラブルに巻き込まれたが、結果は70チーム中、総合10位での完走を果たした。このレースには、参加ライダーがファイズとカイザをモデルとしてデザインされたヘルメットとスーツを着て出場していた。また、チーム監督である宮城光とファイズのスーツを着てレースに参戦した山口辰也は、翌年も「仮面ライダー剣 Honda」チームに再招集された。
- 監督:宮城光
- ファイズ:山口辰也
- カイザ:高橋裕紀
[編集] 小説版
- 「仮面ライダー555 異形の花々」著:井上敏樹 講談社
- 本作の脚本を担当した井上敏樹によるノベライズ。50話という長いスパンや玩具展開、子供の考慮などを廃した純粋な555の物語と井上はコメントしている。登場人物は必要最低限(巧、真理、啓太郎、木場、結花、海堂、草加、沙耶)に絞られており、心情描写を中心に描かれている。
- 話の暗い展開、設定の変更などによりTV版のファンの評価は賛否両論である。
※劇場版の小説については別項目を参照のこと。
[編集] ハイパーバトルビデオ
幼児向け雑誌「てれびくん」の全員プレゼント用に制作された短編。全編コミカルなミュージカル仕立てとなっており、ファイズ(巧)・カイザ(草加)・デルタ(※1)の特徴を秀逸な歌詞で的確に表現した3つのオリジナル曲をBGMにした本編前半の総集編に加え、スマートブレインが企む謎の作戦「全日本ミュージカル化計画」を阻止するため戦うファイズの激闘(実は巧の夢)を豪華(?)な衣装を着た主要な登場人物(※2)の歌と踊りを交えて描く。
ファイズギアのひとつ・ファイズサウンダーは本作でしか登場しない。
(※1) 本作品は装着者が三原に落ち着く前の時期という設定らしく、デルタの歌ではデルタギアが持ち主を転々とする、その迷走っぷりを歌っている。よって、本作には三原は一切出ない。 (※2) 本作新作映像には草加雅人・ラッキークローバー人間体・村上社長は一切登場しない。
[編集] 外部リンク
- 仮面ライダー555(テレビ朝日公式)
- 仮面ライダー555(東映公式)
- DVD仮面ライダー555特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- 仮面ライダー555 Hondaチーム(公式サイト)
[編集] 前後番組の変遷
テレビ朝日系 日曜朝8時台前半(2003年1月‐2004年1月、以後はスーパーヒーロータイム枠の第2枠) | ||
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前番組 | 仮面ライダー555 | 次番組 |
仮面ライダー龍騎 | 仮面ライダー剣 |
|
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第1期 | 仮面ライダー - V3 - X - アマゾン - ストロンガー |
第2期 | スカイ - スーパー1 - ZX(TVSP・ラジオ) |
第3期 | BLACK - RX |
真・ZO・J | 真 - ZO - J |
平成シリーズ | クウガ - アギト - 龍騎(怪人) - 555 - 剣 - 響鬼(戦士・怪人) - カブト(人物・怪人) - 電王 |
外伝 | THE FIRST - SD - ウルトラマンVS仮面ライダー - 駈斗戦士 |
漫画 | 仮面ライダー - Black - ZO - SPIRITS - THE FIRST - つくった男たち |
小説 | 誕生1971/希望1972 - EVE - HERO SAGA |
一覧 | ライダー - 乗用マシン - 怪人 - 必殺技 |
アイテム / 玩具 | 平成の変身アイテム - S.I.C. - 装着変身 - コンパチヒーロー |
関連 | 戦隊 - メタル - すごかが - ヒーロー大集合 - ヒーロータイム |
カテゴリ: 分割提案 | 仮面ライダー | レターボックス放送 | 2003年のテレビドラマ | 2004年のテレビドラマ