仮面ライダーアギト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『仮面ライダーアギト』(かめんライダーアギト)は、2001年(平成13年)1月28日から2002年(平成14年)1月27日までテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に放送された、「平成仮面ライダーシリーズ」第2弾となる東映製作の特撮テレビドラマ作品、または作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。キャッチコピーは「目覚めよ、その魂」。
仮面ライダーシリーズが本作品で生誕30周年(※)を迎えた事を受け、第1話冒頭で「30th Anniversary」と表記された。また、放送開始の1月28日は石ノ森章太郎の3回目の命日である。
(※)本作が本放送された2001年はテレビシリーズ1作目『仮面ライダー』の放送開始日である1971年4月3日から30年後となる。
- テレビシリーズ 仮面ライダーアギト 全51話(2001年1月28日~2002年1月27日)
- テレビスペシャル 仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身 (2001年10月1日放送)
- 劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4 (2001年9月22日公開)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
通番 | 題名 | 放映期間 |
---|---|---|
第1作 | 仮面ライダークウガ | 2000年1月 ~2001年1月 |
第2作 | 仮面ライダーアギト | 2001年1月 ~2002年1月 |
第3作 | 仮面ライダー龍騎 | 2002年1月 ~2003年1月 |
目次 |
[編集] あらすじ
“未確認生命体第4号”が“未確認生命体”を滅ぼしてから2年後の世界(※)。沖縄の孤島海岸に人知を超えた謎の遺物・オーパーツが流れ着いた。
時を同じくして、各地で人間には絶対に不可能な殺害方法を用いた猟奇的連続殺人事件が発生する。警視庁はこの事件の犯人を、かつての“未確認生命体”とは異なる謎の生命体・アンノウンと命名し、未確認生命体対策班(SAUL―Squad of Anti Unidentified Lifeforms)に専属捜査を命じた。
物語はSAULに配属された若き特務刑事・氷川誠 ―仮面ライダーG3―、瀕死の重傷後、変容していく自らの肉体に恐怖を抱く大学生・葦原涼 ―仮面ライダーギルス―、そして記憶を無くしながらも本能の赴くままにアンノウンを倒していく家事手伝いの青年・津上翔一 ―仮面ライダーアギト― この“3人の仮面ライダー”達の物語を交差させ、やがて一つの巨大な流れへと昇華していく。
(※)“未確認生命体4号”という名称は本作の前作・『仮面ライダークウガ』において主人公・戦士クウガ(仮面ライダークウガ マイティーフォーム)の別称として用いられていた。本作は前述通り“未確認生命体4号”が未確認生命体を滅ぼしてから2年後を舞台としているが、『クウガ』の時間軸と本作品の時間軸は意図的に一致しないよう製作されており、また“未確認生命体”という語や仮面ライダーG3のビジュアル以外に『クウガ』を連想させる設定等も存在しない。よって、本作でいう“未確認生命体”と『クウガ』でいう“未確認生命体”とが異なる、と解釈し得る余地を残すことで、本作を『クウガ』の続編とも、そうでないとも、或いは両者はパラレルワールドの関係にあるとも、多様に解釈し得る形になっている(詳しくは外部リンク・“「時間軸の矛盾」について”を参照の事)。
[編集] 概要
これまでの常識を覆し、今作では3人の仮面ライダーが番組初期から登場する。以前の仮面ライダーシリーズにも、複数の仮面ライダーやそれに近い存在(『仮面ライダーBLACK』におけるシャドームーン)が作品中に登場するケースは存在したが、複数が同時に主役級としてストーリーの根幹をなすよう企画されたものはなく、この試みは以降のシリーズにも影響を与えている。ただしこの作品においてもクウガと同じく、劇中で仮面ライダーという言葉が使われることはなかった。
「アギト」は、日本語の古語で「顎門」を「あぎと」と読んだことに由来する[1][2]。また、英字表記であるAGITOがラテン語において「覚醒」や「挑戦」を意味することにもちなむ[1]。さらにAGITOは、聖書に存在する「Alpha(アルファ)に始まり、Omega(オメガ)に終わる」のフレーズを思わせる文字構成であることから、「最初で最後の作品」との意味合いが込められている[1]。これにちなみ、同作品の英字表記は「AGITO」ではなく「AGITΩ」となっている[3]。
作品中では「謎」という形で多くの伏線が提示され、それらを紐解く鍵をみつけると同時に再び新たな謎が現れる形でストーリーが展開されていく。このスタイルは以降のシリーズでも継承されており、1年間を通じて繰り広げられる壮大なストーリーは、子供だけではなく大人のファンも魅了することとなった。
メインキャストである賀集利樹(津上翔一役)・友井雄亮(葦原涼役)・要潤(氷川誠役)は、今作と同時期に放送された『百獣戦隊ガオレンジャー』の出演者や、『ウルトラマンコスモス』で主演した杉浦太陽らとともに通常では特撮ヒーローを扱わないメディアにおいての露出の機会を増やすなど、前作仮面ライダークウガや『未来戦隊タイムレンジャー』に始まったとされるイケメンヒーローブームの中心的存在とも言われる。また作品後半で登場する第4の仮面ライダー的存在=アナザーアギトを当時42歳の菊池隆則が演じ、仮面ライダーで育った同世代男性の共感を呼んだ。
また、クリーチャー(アンノウン)デザインに、メカニックデザイナーの出渕裕が『超新星フラッシュマン』以来15年ぶりに東映作品に登板した点も特筆すべきであろう。更に出渕を補佐する形で『オーラバトラー戦記』の挿絵や近年では『SAMURAI 7』のキャラクターデザインなどでも知られるイラストレーター・草彅琢仁が参加。両氏は後に同じく白倉プロデュースの『仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』にもデザイナーとして参加している。
なお、今作以降の作品(但し『仮面ライダー響鬼』の1~33話を除く)ではエンディングテーマが省略されている。これにより、出演者やスタッフ等のクレジットはすべてオープニングに集約され、省略によって稼がれた時間(約1分)はドラマ部分の放映時間として割り当てられるようになった。なお、戦闘場面などシーンを盛り上げるためのテーマソングは通常挿入歌として扱われるべきものであるが、スタッフロール等ではエンディングテーマとして表記されている。
小沢澄子の好物が焼肉という設定の為劇中で焼肉を食べる場面が多く出て来たが、これに対して狂牛病問題で苦しんでいた全国食肉事業協同組合連合会から表彰を受けた。
[編集] 主要登場人物
- 津上 翔一(つがみ しょういち)
- 設定年齢21歳。心理学者・美杉義彦の家に居候している青年。変身ベルト・オルタリングにより仮面ライダーアギトに変身する。
- 穏和で脳天気且つ少々天然ボケ気味な性格。記憶喪失前は調理師学校に通っていたため、料理は得意なのだが周囲の人が食べたがらないような創作料理を作ることが多い。また、寒いギャグを連発する癖がある。普段は家事全般や家庭菜園作りに励むが、アンノウンを察知するとバイクで現場に急行する。ある海難事故により記憶喪失となったため、海岸で発見された際に本人が所持していた「津上翔一」宛ての封筒からそのように名乗るが、後に本名が「沢木哲也」であることが判明する。だが結局は「津上翔一」の名前で生き続ける事になった。尚、記憶喪失の時点で「津上翔一」の名で運転免許を取得してもいる。
- 氷川 誠(ひかわ まこと)
- 設定年齢23歳。香川県警より警視庁に転籍し、未確認生命体対策班 (SAUL) に配属された警察官。仮面ライダーG3、及び仮面ライダーG3-Xの装着員として、突如として現れたアンノウンによる猟奇事件の捜査に当たる。香川県警時代、翔一が記憶を失った原因である海難事故で、翔一たちが乗っていた船、あかつき号に嵐の中乗り移り、乗り合わせた乗客・乗員を救出した事がある。常に生真面目な性格で、ややもすると無骨で不器用ですらあるが、アンノウンを相手に常にひるまず戦い抜く熱血漢としての一面も併せ持つ。
- 葦原 涼(あしはら りょう)
- 設定年齢20歳。1月21日生まれ(※1)。城北大学の学生で水泳の選手。変身ベルト・メタファクターにより仮面ライダーギルスに変身する。
- ぶっきらぼうで粗暴な面が強い(劇中の男性登場人物には、彼に殴られた者が多い)が、性根は優しい性格。バイク事故をキッカケに不完全な状態で変身能力に覚醒するが、その能力と変身後の「異形の姿」故に知り合い達(水泳のコーチや元恋人)に拒絶され、長らく孤独な日々を過ごす(※2)。この時期にアギト・G3と何度も接触し、状況の誤解によって幾度も戦うが、やがて互いの境遇を理解し共に戦うようになる。しかし、その後も幾度も関わった人物と悲しい別れを経験し、一度は命を失った事すらあるなど(※3)、とにかく幸せと運に縁が薄かった。
- (※1)小学館刊の「仮面ライダーアギト超全集・上巻」には7月16日と言う表記もあり。
- (※2)元恋人は別離直前に「異形の姿」であるアンノウンにより父を殺されていた事から多少理解出来る余地はある。なお涼は元恋人がアンノウンに襲われた際、彼女を救うために初めて自分の意思で変身した。
- (※3)この時は真魚の超能力により蘇生に成功。更にエクシードギルスに変身出来る様になった。
- 木野 薫(きの かおる)
- 設定年齢32歳。変身ベルト・アンクポイントによりアナザーアギトに変身する。
- 優秀な外科医であったが、雪山で遭難。自身の右腕と弟の雅人を失い、弟から右腕を移植されたことで医師免許を剥奪された。だが腕前は衰えておらず、以後は非合法で難手術を請け負い法外な報酬を受け取る“闇の名医師”となる(この時期、前述の海難事故に遭い、当時は面識の無かった氷川に救出されている)。当初は自分1人だけで戦うと決意し、アギトやギルスは要らないと翔一、涼を襲ったが進化したギルスに敗北し、後には共闘する事に。ウォルクリス・ファルコの頭突きを腹部に受けそれが致命傷となるも、敵の針を身に受けた翔一からそれを摘出して命を救い、その夜眠るように息を引き取った。
- 風谷 真魚(かざや まな)
- 設定年齢17歳。二年前に父を亡くし、叔父である美杉教授に引取られた。超能力を持つ。翔一の事を「しょーいちクン」と呼んで慕っている。
- 美杉 義彦(みすぎ よしひこ)
- 設定年齢45歳。城北大学心理学教授で真魚の叔父。妻が海外へ出張中であり、現在は息子の太一のほか二人の居候と暮らしている。翔一がアギトである事は、ラストまで知らなかったが、以前に義理の兄の風谷伸幸からアギトの存在を聞かされており、自らの手で超人を生み出そうとしていた彼の危険な考えに否定的な態度をとっていた(そのため、普段は「超能力」の存在を知りながら存在を否定していた)。
- 美杉 太一(みすぎ たいち)
- 設定年齢10歳。美杉教授の息子。生意気でいつも義彦に怒られている。真魚をまなねぇと呼んでいる。
- 風谷 伸幸(かざや のぶゆき)
- 真魚の父親で、美杉の義理の兄。アギトの存在を知り、自らの手で超人を生み出すという野心を抱いていたが、弟の義彦からは否定的な態度をとられていた。津上翔一(本物の沢木哲也)の姉であり、前述の事故に関わった沢木雪菜を実験体にしていたが、アギトに覚醒したものの、力を制御できずに暴走した雪菜によってその身を滅ぼすという結末をたどった。結局その事で、雪菜や翔一、沢木にも不幸をもたらす事になる。
- 小沢 澄子(おざわ すみこ)
- 設定年齢25歳。1977年生まれ。ニューヨークで生まれ12歳でマサチューセッツ工科大学入学。15歳で博士課程をトップで修了。帰国後、城北大学を卒業。G3の設計者であり、警視庁未確認生命体対策班の実働部隊G3運用チームの班長。焼肉とビール(勤務中に飲もうとすることも)が好物。自信家かつ非常に気が強く、どちらかというとエリートというよりは天才肌な性格で、従来の特撮における「味方の女性キャラ」とは一線を画するキャラクター。その性格故に、同じくエリートと呼ばれる北條透とは犬猿関係。氷川の実力を高く評価し常に強い信頼を寄せている。
- 尾室 隆弘(おむろ たかひろ)
- 設定年齢24歳。警視庁未確認生命体対策班の一員でG3ユニットの開発者。周囲からは影が薄いと言われ、実際無視されたり凡人扱いされることが多い(小沢からは「究極の凡人」とまで言われている)。G3システムの装着員に憧れており、TVSPでは仮面ライダーG3マイルドの装着員になり氷川とともに戦った。TV版でも直接戦ってはなくとも、警視庁の方針がアンノウンの防衛に転向した事で、G3の装着員を勤めた事もある。アンノウンとの戦い後は、G5システム訓練生達の教官としての活動を行っている。
- 北條 透(ほうじょう とおる)
- 設定年齢25歳。警視庁捜査一課のエリート刑事。小沢をライバル視している。またかつてG3装着員候補だったが、氷川に敗れた過去をもつ。これらの事からG3ユニットを敵視しており、彼らに対抗してアギト捕獲作戦やG3ユニットの強奪(氷川が昇進するきっかけとなったあかつき号の事件をダシに彼からG3装着権を奪ったときは無駄の無い動きで一度はアンノウンを撃退するも復活、再戦時に全く攻撃が効かない事に怯えて勝手に武装解除して逃走してしまった)、V-1システムの開発などを立案した(これらの事から劇中では「嫌な奴」的キャラなのだが本質的には善人であり、氷川をサポートしたり一般人を守ろうとすることが多い)。終盤は人類のアギト化を脅威と考え、アンノウンを守るためにG3ユニットの解散や乗っ取りを謀ったが、自分の考えが間違っていることに薄々気付いており、氷川たちがG3ユニットの奪還に来るのを待っていた。
- 河野 浩司(こうの こうじ)
- 警視庁捜査一課のベテラン刑事。北條や氷川と組む事が多い。ラーメンが好物で、妻の大盛弁当にはやや不満を持ってる。風谷信幸殺害事件の担当者でもある。
- 沢木 哲也(さわき てつや)
- 設定年齢35歳。謎の青年と接触する青年。彼から力を与えられ、真魚や榊亜紀らの能力を覚醒させたり、増幅したりしていた。実は翔一が持っていた封筒の差出人「津上翔一」その人であり、元々は真魚の父・風谷教授とともにアギトの研究を行っていた研究員だった。
- 恋仲であった雪菜の死の後自殺したものの、雪菜を殺した(実態は「救えなかった」に等しいが)「功績」を青年に認められ、その力を受けて復活。彼の意を受けるフリをしてその実は人類の覚醒の為に力を使うことが多かった。最後には寿命が尽きた様で、謎の青年が姿を消したのとほぼ同時に、再び永遠の眠りに就いた。
- 沢木 雪菜(さわき ゆきな)
- 翔一の夢に出て来た女性。実は翔一こと、本物の沢木哲也の姉で、彼女もアギトの力に覚醒していた(番組の時間軸上では、最初にアギトに、一瞬とはいえ変身した事になっており、謎の青年は「最初のアギト」と彼女を認識している)が、力が暴走して、風谷教授を殺してしまい、助けようとした津上翔一研究員の手を振り解く形で、自分も直後に自殺してしまった。
- 国枝 東(くにえだ あずま)
- 設定年齢40歳。記憶喪失の翔一を診察した心理学者で、美杉教授の友人。自身の息子が、自身のアギト化を受け入れられずに自殺したという過去を持つ。TVSP版のみ登場。
- 三浦 智子(みうら ともこ)
- 翔一の事を知っていた女性。かつて翔一と同じ船(あかつき号)に乗り合わせていた乗客の一人で、そのため氷川とも面識がある。翔一らと会う約束をしたが、その直後に謎の青年に殺害される。
- 篠原 佐恵子(しのはら さえこ)
- あかつき号の乗客の一人。戦士の像を探して山王湖に潜っていた。エクウス・ディエスに致命傷を負わされ、湖に沈んでいった。
- 榊 亜紀(さかき あき)
- 美杉家に家政婦としてやってきた女性。彼女もまたあかつき号の乗客の一人であった。自分と同じ感じの涼を好きになるが涼=ギルスが北條が指揮する捕獲メンバーに撃たれる瞬間を見て涼が死んだと誤解する。復讐心を持ったためか超能力が覚醒し、それが沢木の手で拡大した事を受けて捕獲メンバーや北條を襲ったが、翔一の目の前でパンテラス・マギストラに殺害される。
- 関谷 真澄(せきや ますみ)
- あかつき号の乗客の一人。ハッキングを得意とする。実はあかつき号の事故の際に水のエルに憑依されていて、仲間の一部を殺害し、その後水のエルが分離して絶命した。
- 相良 克彦(さがら かつひこ)
- あかつき号の乗客の一人。最初は涼を庇っていたが木野からの涼抹殺命令を受け、沢木の手によって覚醒した力で一度は涼を殺した。その後、クルスタータ・パレオからうけた傷が致命傷となり死亡した。
- 真島 浩二(まじま こうじ)
- あかつき号の乗客の一人。当初は無気力だったが、覚醒した自身のアギトの力を瀕死の重傷を負った涼に与えることで、彼を回復・エクシードギルスへと導くことに。物語終了時点では木野の意思を継ぐべく医師を志望し、真魚と共に勉強をする日々に。
- 葦原 和雄(あしはら かずお)
- 涼の父。行方不明になっていたが、死体となって発見された。彼もまたあかつき号の乗客の一人であり、涼は彼の手帳にあった名前と住所を基に、あかつき号の乗客らと接触を図る事に。
- 司 龍二(つかさ りゅうじ)
- 設定年齢38歳。北條の元上司でG3ユニットの監査官として警察庁から派遣されてきた。北條の命の恩人でもある。殺された妹の復讐の為、殺人を犯しアンノウンの犯行に見せかけようとしたが北條の推理に見破られ自首する事にした。
- 白河 尚純(しらかわ なおずみ)
- 物語終盤、アンノウンがアギト(になるべき人間)を抹殺する習性を利用し、「アンノウン以上に危険な存在となりうるアギト」を排除すべく、G3ユニットを「アンノウン保護」の方向に捻じ曲げた人物。その立ち位置や権限から、政府直属とか内閣直属とかいった存在だと思われるが、そのあたりの詳細が劇中で語られることはなかった。
- 謎の青年
- オーパーツによって解読されたDNAから誕生したアンノウンの首領的な存在。「オーヴァーロード」の異名も持っている。当初は赤ん坊だったが徐々に成長し、女性と見紛うばかりの美貌を持つ青年へと成長する。その正体は人類の始祖、神とも言うべき「闇」の存在。自分と対を為す「光」の存在が人類に与えたアギトの力を危惧しており、最終的には人類を見限り、抹殺しようともした。だがそれを翔一達によって阻止されると、人類の行く末を見守ることに考えを改め、静かに姿を消した。
[編集] 本作に登場する仮面ライダー
本作の物語の中心となるのは、「すでに仮面ライダーである男、アギト」、「仮面ライダーになろうとする男、G3」、「仮面ライダーになってしまった男、ギルス」、彼ら三人の仮面ライダーである。このフレーズは、テレビスペシャル『新たなる変身』冒頭においてナレーションされたものだが、三人の役割やキャラクター性を端的かつ的確に表している事から、以後もファンの間ではよく用いられている。
なお劇中の登場人物は彼らを“仮面ライダー”と呼称する事は無いが、『新たなる変身』では前述のナレーションの他、各ライダー変身時にテロップで“仮面ライダー~”と表記されている。
[編集] 仮面ライダーアギト(AGITΩ)
心理学者・美杉義彦の家に居候している青年・津上翔一が変身ベルト・オルタリングにより変身する、龍をモチーフとするライダー[4]。必殺技を放つ際にはクロスホーンと呼ばれる角が展開する(ストームフォーム、フレイムフォーム時にはクロスホーンは展開せず、そのフォーム時の専用武器の角が展開する。また、バーニングフォーム、シャイニングフォーム時にはクロスホーンは常時、展開したままである。故に、必殺技を放つ際にクロスホーンが展開するのは、グランドフォームとトリニティフォームのみである)。ストーリーの進行とともに、様々な形態へと変身を行えるようになった。
- 身長:195センチ 体重:95キログラム(それぞれ各フォーム共通)
以下、必殺技の括弧内は攻撃力を表す。
- グランドフォーム(超越肉体の金)
- 仮面ライダーアギトの基本形態。武器は使用せず自らの肉体のみで戦う。
- 装備:特になし
- 必殺技:ライダーキック (30t)、ライダーブレイク (50t)
- パンチ:7t(クロスホーン展開時は15t)
- キック:15t(クロスホーン展開時は30t)
- ストームフォーム(超越精神の青)
- スピード重視の形態。力はやや弱いものの、風の力を使用し、それを補って余りある戦闘力を発揮する。
- 基本的にはグランドフォームから武器を持つ敵に対抗する為このフォームに変身するが、ビルの屋上まで飛び上がるためにこのフォームへいきなり変身したこともある。
- 装備:ストームハルバード
- 必殺技:ハルバードスピン (30t)、ハルバードブレイク (50t)
- パンチ力:右4t、左7t
- キック力:5t
- フレイムフォーム(超越感覚の赤)
- パワー重視の形態。スピードはやや低下するが、力が強まるほか、知覚能力が上昇し自分よりすばやい敵にも対応できるようになっている。バーニングフォームに変身出来る様になってからはこのフレイムフォームに変身していない(劇場版は除く)。
- 装備:フレイムセイバー
- 必殺技:セイバースラッシュ (30t)、ダブルセイバースラッシュ(小学館ビデオ参照)、セイバーブレイク (50t)
- パンチ力:右10t、左4t
- キック力:9t
- トリニティフォーム(三位一体の戦士)
- 翔一が一時的に記憶を取り戻したときに変身可能となった形態。グランドフォームをベースとして左にストームフォーム、右にフレイムフォームの力を宿す。スピードとパワーを兼ね備えている。グランドフォームをベースとしているが、フレイムフォームからも変身可能。翔一が再び記憶を喪失した後、封印されてしまった。
- 装備:フレイムセイバー、ストームハルバード
- 必殺技:ライダーシュート (45t)、ファイヤーストームアタック (40t)
- パンチ力:右10t、左7t
- キック力:15t
- バーニングフォーム(燃え盛る業炎の戦士)
- 全身に炎がたぎる形態。特に上半身に力が集中し、パンチ力が上昇している。全フォーム中最強のパワーを持つが、最も不安定で暴走の危険性も秘めたフォームである(実際にTVSP版では暴走し、国枝に襲い掛かった)。
- 装備:シャイニングカリバー(エマージュモード)(シングルモード)
- 必殺技:バーニングボンバー (45t)、バーニングライダーパンチ (40t)
- パンチ力:25t
- キック力:15t
- シャイニングフォーム(光輝への目覚め)
- 仮面ライダーアギトの最強形態。バーニングフォームの外皮が割れ、その中から誕生する(太陽をイメージしていると思われる)。脚力が強く、スピード、ジャンプ力、キック力は全フォーム中最高。なお最終回のみ、特別な変身ポーズによって直接このフォームへと変身している。
- 装備:シャイニングカリバー(エマージュモード)(シングルモード)(ツインモード)
- 必殺技:シャイニングクラッシュ (55t)、シャイニングライダーキック (45t)、強化型シャイニングライダーキック (75t)
- パンチ力:15t
- キック力:30t
[編集] 搭乗バイク
- マシントルネイダー
-
- ベースモデル:ホンダVTR1000F・FIRESTORM[1][5]
- 全長:2250ミリ
- 最高時速:430キロ
- スライダーモード
-
- 全長:3900ミリ
- 最高時速:720キロ
[編集] 仮面ライダーG3
正式名称、GENERATION-3(ジェネレーションスリー)、第3世代型強化外骨格および外筋。警視庁が未確認生命体による事件の教訓を生かし、未確認生命体第4号を元にして開発した対未確認生命体用強化服パワードスーツ。通常は専用サポート車である「Gトレーラー」に積載されており、装着員は必要に応じてGトレーラーと合流。装着を行った後、専用バイク・ガードチェイサーで出動する。装着者の身長にあわせてサイズを補正する機能を有するなど基本的に誰でも装着することが可能だが、その性能を十分に活かせるかどうかは装着員の資質による部分が大きい。また数種の専用武器が用意されているが、武器の使用に当たっては上司であり班長である小沢澄子の許可が必要であり、オペレーターの遠隔操作によって許可コードの送信がなされるまでは武器を使用できない仕様となっている。動力源としてバッテリーパックを装備しており、活動時間の限界が存在する。バッテリー残量は腰部バックルのインジケータで確認できる。このG3を基に改良強化タイプのG3-X (GENERATION-3 eXtension) や、量産試作タイプのG3-MILDが製作された。なお、G3は劇中ギルスに破壊されてしまい(後に修復)、その後継機としてG3-Xが製作された。
[編集] Gシリーズ系ライダー
- G3
- 仮面ライダー史上初となる、人体へ一切の改造を施さず、“変身”では無く“武装を装着”して成るライダー[6]。装着員を限定して作られているため他者が装着する際には多少の改造が必要。アギトやギルスの様な超越的な力は当然ながら備えていないのでアンノウンに対抗する絶対的な戦闘能力は無いが(数は少ないながら)GG-02を使ってアンノウンを倒した事がある。また、倒すことはできなくともアンノウンを追い払ったりアギトを援護したりしたことは何度もある。ギルスによって破壊されたが後に修復され、警視庁がアンノウンの殲滅から防衛へと転向になった際にアギト迎撃に再投入された。なお、この時は尾室が装着員を勤めている。
- 身長:192センチ、体重:150キログラム
- パンチ力:1t
- キック力:3t
- G3-X
- G3の強化型。理想的な動きを装着員に促すAIを搭載している。当初は完璧さを追求するあまり、AIの指示に同調できない者には全く使いこなせないという欠点があったが、制御チップの導入でその問題は解消された。G3と違い、オートフィット機能を持っているため誰でも装着することが可能。あらゆるステータスが大幅に改善され、GX-05の連射、並びにGXランチャーによって、アンノウンを何体も倒している。また、ベルトのバックルはバッテリーの容量増加に伴い、バッテリーメーターのふり幅が調節された。
- 身長:192センチ、体重:176キログラム
- パンチ力:2.5t
- キック力:7.5t
- G3-MILD
- MILDは、マイルドと呼称。G3の量産試作型。G3-X同様オートフィット機能を搭載し「誰にでも扱える」ことを前提に開発された。本来の目的はG3-Xのサポートと、現場に先乗りし、被害者の保護等を目的にしている。その為戦闘能力はG3に劣る。尾室が装着したがビートルロード戦で良好な結果を出さずに破壊され、量産は見送られた。なお、背部のバッテリーはG3-Xと同じ物が使われており、ビートルロード戦でバッテリー切れになったG3-Xに尾室がG3-MILDのバッテリーを取り付けてG3-Xの機能を回復させることに成功している。
- 身長:185センチ、体重:125キログラム
- パンチ力:1t
- キック力:2t
[編集] 装備品
- GM-01 スコーピオン
- 対未確認生命体用の突撃銃(実態はサブマシンガン)で主に牽制用として使用される。装弾数は72発で並列弾倉式。G3-Xになったときは右足に携行している。
- トータスロード戦以降弾薬が強化された。
- GG-02 サラマンダー
- グレネードランチャーで破壊力は約20トン。01と連結して使用する。装弾数は3発。一撃で戦車も粉々にする。G3の時はこれが最強兵器だった。GM-01同様にトータスロード戦以降強化され、下級のアンノウンならば倒すことが可能になった。
- 尚、GM-01にアタッチするだけなので、G3-Xでも使用は可能だが、TVスペシャル&てれびくんスペシャルビデオでしか使用されなかった(一応、てれびくん版ではアンノウンもこれで撃破している)。
- GS-03 デストロイヤー
- 超高周波振動ソード。ブレード部を振動させ切断する。右腕に装着して使用。
- ちなみに劇中では一度も相手に命中していない。
- GA-04 アンタレス
- 右腕に装着して使用するアンカー。ワイヤーで敵を捕縛する。
- 初使用はG3-Xになってからだが、玩具「装着変身」ではG3の時点ですでに付属している。そのため「G3の頃から配備されていたが使う機会がなかった」のか、「G3-Xになってから新たに配備された」のかは不明(「てれびくん」等児童向け雑誌の特写では、G3がこの武器を装備した画像が存在している)。
- GX-05 ケルベロス
- ガトリング式機銃でG3-X専用の武器。特殊徹甲弾を1秒間に300発発射する。通常持ち運びする時にはアタッシュモードをとり、暗証番号の入力でガトリングモードとなり、射撃が可能となる。連射することで敵アンノウンを葬ることも出来る。尚G3-Xは、予備の弾倉を二つ背中に装備している。
- GXランチャー
- GX-05とスコーピオンと連結させ、砲身の先にGX弾をつけて完成する形態。破壊力は30tと、アギト(グランドフォーム)のライダーキックと同等の威力を誇る、正にG3-X必殺の武器。
- GK-06 ユニコーン
- G3-Xになってから装備された、電磁コンバットナイフ。左腕の二の腕の部分に装着・携行している。
- 破壊力はデストロイヤーの半分。主に護身用として使われるが、最終話ではアギトのシャイニングカリバーを折った地のエルの武器"敬虔のカンダ"と互角にやり合う大活躍を見せた。
- ガードアクセラー
- ガードチェイサーの起動キーを兼ねた左グリップ。引き抜いて電磁警棒として使用が可能で、G3-Xの左太股部に装備できる。
[編集] 搭乗バイク
- ガードチェイサー(ベースモデル:ホンダX4[1][5])
- 全長:2340ミリ 最高時速:350キロ
- GM-01からGX-05までの装備を搭載している、オンロード型のG3・G3-X・G3マイルド専用バイク(設定上、G4も使用可能であろう)。通常はGトレーラーに搭載され、G3系ユニットを装着した装着員を載せた状態で降ろされ、これに先行する形で現場へ赴く。
[編集] サポートマシン
- Gトレーラー(ベースモデル:メルセデス・ベンツ アクトロス [1])
- 全長:11980ミリ 最高時速:200キロ
- 第7話までは、白と青の2535型を使用していたが、1話置いて第9話からは、青の2540L型に交代。
- カーゴ部分は司令室となるが、内装の一部は車種交代時にマイナーチェンジ。
- 尚、設定上G3系ユニットの武装は、Gトレーラーの許可指令があって初めて使用が出来る事になっている。
[編集] 仮面ライダーギルス
葦原涼が変身するカミキリムシをモチーフとするライダー[1][7]。アギト以上の攻撃力を持つ。アギトと二度戦い、互角以上の戦闘力を見せたが"ワイズマンモノリス"と呼ばれるパワーコントロール器官がない不完全な変身であるため、変身する度に肉体へ極度の負担がかかり、年齢には不相応な老化現象が驚異的なスピードで身体を蝕む。作品後半ではこれを克服、更には『アギトの力』を与えられ、エクシードギルスへのパワーアップ変身が可能となった。専用バイクはギルスレイダー。必殺技はギルスヒールクロウ他。HERO SAGAにおいては覚醒条件の類似からオルフェノクとの関連が指摘されている。
- 身長:200センチ 体重:100キログラム(それぞれ各フォーム共通)
- ギルス
-
- 装備:ギルスクロウ、ギルスフィーラー
- 必殺技:ギルスヒールクロウ (30t)
- パンチ力:10t
- キック力:20t
- エクシードギルス
-
- 装備:ギルスアームクロウ、ギルススティンガー
- 必殺技:エクシードヒールクロウ (40t)、ギルススティンガー (50t)、エクシードダブルヒールクロウ (60t)
- パンチ力:15t
- キック力:30t
[編集] 搭乗バイク
- ギルスレイダー
[編集] アナザーアギト
イナゴあるいは仮面ライダー1号をモチーフにデザインされている。マフラーは仮面ライダーV3へのオマージュ(テレビに出たアギトの順番では三人目に変身した為)。劇中ではもう1人のアギトとして存在するが、番組製作現場においては当初定まった名前がなく「木野アギト」等と呼ばれていたこともある[8]。アギト・シャイニングフォームに匹敵するほどの高い戦闘力を有するが武器やフォームチェンジの能力は無い。
- 身長:200センチ
- 体重:97キログラム
- 攻撃力:パンチ力:15t
- キック力:30t
- 必殺技:アサルトキック (40t)
- ダークホッパー
- この番組における「仮面ライダー」たちが乗るバイク(ガードチェイサー除く)と同様に、市販のバイクが搭乗者の変身を受けて姿を変える。アナザーアギト(木野)が変身前に乗っているのは、ギルス(亮)と同様のオフロード系バイク。
- ベースモデル:スズキRMX250
- 全長:2220ミリ 最高時速:390キロ
[編集] 仮面ライダーG4
[編集] V1システム
正式名称はVICTORY-1。一部書籍・雑誌では「V-1システム」(Vと1の間にハイフンが入る)などと表記される例もある。G3システムに対抗して北条透が開発の指揮を執り、完成させたシステム。ビーロードを退けるなど、G3ユニットに勝るとも劣らない能力を持つとされるが、G3-Xとのコンペ中、暴走したG3-Xによって破壊されてしまった。
V1システムは仮面ライダーでは無いとの認識が一般的であるが、一部書籍・雑誌では「仮面ライダーV1」などと表記されている例もあり、便宜上ここで記述する。なお、着ぐるみは頭部が91年の「特救指令ソルブレイン」、足が92年の「特捜エクシードラフト」、武器がブルースワットのディクテイターの改造流用である。
- 装備品:V1ショット
- パンチ力:1t
- キック力:4t
[編集] アンノウン
未確認生命体とは異なる謎の存在として警察が命名した呼称。軍事用語で「国籍不明機」を意味する"unknown"が語源である。アンノウンの存在には謎の青年(劇中では呼称されていないがオーヴァロードまたはテオス)が深く関わっており、その目的はアギトの殲滅にある。主にアギトになる可能性のある人間を血族ごとに殺し回っていた(胎児も該当)。その際には両手で殺しのサイン(謎の青年の右手の謎の文字に酷似)を切る。死体を木のウロに詰めこんだり(ジャガーロード)、地中に引きずり込んだり(トータスロード)と、人間には実行不可能な犯行から「不可能犯罪」と呼ばれる(これは前作の殺人描写に対しクレームが来たため、実行不可能でかつ恐怖を演出するために考え出された)。アンノウンには階級があるらしく、複数のアンノウンが同時に行動する際には指揮官らしき存在(クィーン)が登場した。番組後半では"エルロード"と呼ばれる水・風・地の3体の最高位のアンノウンが登場した。
今作は平成シリーズの2作目ということから、シリーズにおける2作目である仮面ライダーV3が意識されている(1話にヒョウ種怪人、それに続いてカメ種怪人が登場する他、13話ではドクトルGを思わせるサソリ種怪人が登場するなど同作へのオマージュとなっている)。
なお、劇中で各アンノウンの名前が呼ばれることは無い。
- アントロード/フォルミカ・ペデス(アリ)
- 軍隊蟻に似た超越生命体で何百匹もいて集団で行動する。口から強力な蟻酸で人間を窒息死させ、自衛隊が組織する超能力を持った子供たちの施設を襲撃し、多数の人間を殺害した。また鋭い牙で噛むこともあり噛まれた者は一片の骨を残すことは無い。そのほとんどがセイバースラッシュ、ギルスヒールクロウ、GX-05、ギガント等で殲滅された。
- 名の意味:歩兵の蟻:※仮面ライダーアギト PROJECT G4に登場。
- アントロード/フォルミカ・エクエス(アリ)
- 隊長蟻で体が赤い。ペデス同様、口から蟻酸を吐く。ギルススティンガーに捕縛されエクシードヒールクロウで爆死した。
- 名の意味:騎士階級の蟻
- ※仮面ライダーアギト PROJECT G4に登場。
- クィーンアントロード/フォルミカ・レギア(アリ)
- 女王蟻で普段は地下の巣にいるが強力な敵には挑んでいく。三又の槍「黄泉の鐙」でギルスの右腕を切断した。アギト・バーニングフォームを圧倒したが、シャイニングフォームのシャイニングライダーキックで爆死した。
- 名の意味:王族の蟻
- ※仮面ライダーアギト PROJECT G4に登場。
- オウルロード/ウォルクリス・ウルクス(フクロウ)
- 梟に似た超越生命体。風のエルの側近で胸に側近の証である「コルセット」を持つ。時速300キロで飛行し、人を翼にくるみ鉤爪を刺し内臓を消滅させる。アギトのライダーパンチで爆死。
- 名の意味:梟
- オクトパスロード/モリペス・オクティペス(タコ)
- タコに似た超越生命体で、近くに水のない場所に池を出現させそこに人間を引きずり込み溺死させる。再生能力を持ち北條が装着したG3のGG-02を受け、溶けたが強化・再生し、二度目の戦いではG3を追い詰める。アギトのライダーキックで爆死。
- 名の意味:柔軟な八本足
- オルカロード/ケトス・オルキヌス(シャチ)
- 鯱に似た超越生命体。水のエルの近衛兵的存在で「コルセット付き」の怪人。鋭い剛力を持ち大木をも動かせる。武器は「因果のフランベルジュ」。アギトを苦しめたが最後はライダーキックで爆死した。
- 名の意味:オルクス(冥府神)の海獣
- クラブロード/クルスタータ・パレオ(カニ)
- 蟹に似た超越生命体で、武器は鋭いはさみ「欺瞞の爪」を右腕に装着する。盾としても使えライダーキックも跳ね返す。あかつき号メンバー、相良克彦を襲った。強固な外骨格を持ち、アギトのハルバートスピンでも致命傷を受けることがなかったが、ハルバードブレイクを防ぐことはできず爆死。
- 名の意味:青ざめた甲殻類
- クロウロード/コルウス・クロッキオ(カラス)
- 烏に似た超越生命体で、時速340キロで飛行。兜のような頭蓋で頭突きをし人を殺す。一度はアギトに勝利するが、フレイムフォームのセイバースラッシュで一刀両断されて爆死した。
- 名の意味:カァカァ鳴く烏
- クロウロード/コルウス・ルスクス(カラス)
- 翼をはためかせ衝撃波で敵を苦しめ「屍の刀」で敵を切り刻もうとする残虐な性格。弁髪と隻眼が特徴。トリニティフォームのライダーシュートで爆死。
- 名の意味:独眼の烏
- クロウロード/コルウス・カルウス(カラス)
- 影から影へと移動し密かに人を襲う。禿頭が特徴。相良克彦を何度も襲った。ファイヤーストームアタックで爆死した。
- 名の意味:禿頭の烏
- クロウロード/コルウス・イントンスス(カラス)
- 女性怪人で「漆黒の槍」で敵を貫く事ができる。クロウロードの中では行動隊長的役割だが、便宜上クィーンではない。ファイヤーストームアタックで爆死した。
- 名の意味:長髪の烏
- クロウロード/コルウス・カノッスス(カラス)
- 女性怪人で時速320キロで飛行し、殺害方法は頭突きで人を吹っ飛ばす。女性を襲ったが、その女性は木野の治療により救われた。ギルスのヒールクロウで爆死した。声の担当は藤田瞳子。
- 名の意味:白髪の烏
- シーアーチンロード/エキヌス・ファメリカーレ(ウニ)
- 海栗に似た超越生命体で、「深淵の菱」という手裏剣状の武器で餓死させる。涼と行動した一樹の両親を殺害しその一樹を狙ったが涼・ギルスのヒールクロウで爆死した。余談ではあるが、その海栗らしからぬ格好良さで、スーツアクターからは好評だったらしい。
- 名の意味:飢えさす海栗
- ジャガーロード/パンテラス・ルテウス(ヒョウ)
- 豹に似た超越生命体で時速300キロで走り獲物を木に植え殺害する。佐伯家の者を皆殺しにした。アギトのライダーキックで爆死。
- 名の意味:金色の豹
- ジャガーロード/パンテラス・トリスティス(ヒョウ)
- 黒豹に似た超越生命体で鋼鉄を貫く「貪欲の槍」で攻撃する。G3とアルビュスが戦ってるときに割り込んできた。ストームフォームのハルバードスピンで爆死した。
- 名の意味:石炭色の豹
- ジャガーロード/パンテラス・アルビュス(ヒョウ)
- 雪豹に似た超越生命体で殺害方法はルテウスと同じで「傲慢の弓」と光の矢で敵を貫く。アギトのライダーキックで爆死した。
- 名の意味:白い豹
- ジャガーロード/パンテラス・ルベオー(ヒョウ)
- 赤豹に似た超越生命体でクィーンジャガーロードの衛兵を務めている。炎のような好戦的な性格で二つの剣で敵を切り裂く。ギルスのヒールクロウで爆死。
- 名の意味:赤い豹
- ジャガーロード/パンテラス・キュアネウス(ヒョウ)
- 青豹に似た超越生命体でルベオー同様、衛兵的な役割を持つ。氷のような冷徹な性格で「強欲の剣」で敵を切り裂く。アギトのセイバースラッシュで爆死した。
- 名の意味:深青の豹
- クィーンジャガーロード/パンテラス・マギストラ(ヒョウ)
- 黒豹に似た超越生命体でジャガーロードを指揮する女王。「神託の杖」は命令するときにも使用。あかつき号メンバーの榊亜紀を絞殺した。アギトのライダーキックで爆死した。
- 名の意味:女指導者の豹
- ジャッカルロード/スケロス・ファルクス(ジャッカル)
- ジャッカルに似た超越生命体で時速440キロで走り「断罪の大鎌」で真空状態をつくりカマイタチのように切り裂き殺す。アギトのセイバースラッシュで両断された。
- 名の意味:大鎌の犬
- ジャッカルロード/スケロス・グラウクス(ジャッカル)
- 時速500キロで走り両手の鎌「贖罪のコラムビ」で人をすれ違いざまに殺す。マシントルネイダーのスライダーモードに乗ったアギトとG3-XのGX-05の連射に倒された。
- 名の意味:青灰色の犬
- スコーピオンロード/レイウルス・アクティア(サソリ)
- 蠍に似た超越生命体で頭から毒針を出し首筋に注入し24時間後に凍死させる。「冥府の斧」とライダーキックも跳ね返す「冥王の盾」が武器。真奈を狙い、阻止しようとした翔一に針を注入したがライダーブレイクで盾を壊され爆死。
- 名の意味:姦智のある毒蠍
- スティングレイロード/ポタモトリゴン・ククルス(エイ)
- 淡水エイに似た超越生命体で触れた者を非物質化し物質に通過させ墜落死させる。武器は両刃の剣「憤怒の杵」でなぎ倒す。翔一のG3-XのGX-05に倒された。
- 名の意味:上衣のエイ
- スティングレイロード/ポタモトリゴン・カッシス(エイ)
- 飛びエイに似た超越生命体で両肩についている鎖鎌を振り回し敵を攻撃し。時速200キロで空を滑空する。G3-XのGX-05に倒された。
- 名の意味:冑のエイ
- スネークロード/アングィス・マスクルス(ヘビ)
- コブラに似た超越生命体で人を次元断層に吸い込み空中に出し墜落死させる。「審判の杖」で知覚神経を麻痺できる。ギルスが初めて戦った怪人でありヒールクロウで爆死した。第一作原作のコブラ男がモチーフ。
- 名の意味:男の蛇
- スネークロード/アングィス・フェミネウス(ヘビ)
- 毒蛇に似た超越生命体で女性怪人。武器の「邪眼の鞭」に打たれた者は体が硬直し心臓が停止する。基本殺害方法はマスクルスと同じ。アギトと戦い頭に傷を負い、黒い少年(オーヴァロード)にも見放され、逆上して三雲咲子を殺害した為、自滅させられた。こちらのモチーフは原作のへび女メドゥサ。
- 名の意味:女の蛇
- ゼブラロード/エクウス・ディエス(シマウマ)
- 白い縞馬に似た超越生命体。ノクティスと同等の能力を持つが主に補佐的な役割を担う。水中戦も可能であかつき号メンバーの篠原佐恵子を襲い殺害した。ギルスのヒールクロウで爆死した。
- 名の意味:昼の馬
- ゼブラロード/エクウス・ノクティス(シマウマ)
- 黒い縞馬に似た超越生命体で指先で人間の体液を蒸発させミイラ化して殺害する。殺害した者の赤ん坊まで狙い氷川たちの乗ったパトカーでアギトと戦いライダーキックで爆死した。
- 名の意味:夜の馬
- トータスロード/テストゥード・オケアヌス(カメ)
- 海亀に似た超越生命体で色は銀。土中を液状化し動き回り人間を土の中に引きずり込み殺す。1度は甲羅でライダーキックを跳ね返したが、2度目を受けた時は甲羅が割れ爆死した。
- 名の意味:大洋の亀
- トータスロード/テストゥード・テレストリス(カメ)
- 陸亀に似た超越生命体で色は金色。能力はオケアヌスと同等だが、より性格が荒い。G3のGG-02で爆死。
- 名の意味:大地の亀
- ハイドロゾアロード/ヒドロゾア・イグニオ(クラゲ)
- 水母に似た超越生命体で右腕を突き出し雷を呼び発火現象を起こし人間を焼殺させる。黒い青年(オーヴァロード)の力で人間の言葉を話した。ストームフォームのハルバードスピンで爆死。
- 名の意味:発火させるヒドロ虫
- ビートルロード/スカラベウス・フォルティス(カブトムシ)
- 甲虫に似た超越生命体でSP版に登場。階級は普通のロード怪人よりは上だが、「コルセット付き」の怪人よりは下。角先から針を出し人の首筋に刺し灰化させる。武器は「義憤のモルゲンステルン」と盾「無明のホプロン」。その身体はライダーキックやG-Xランチャーでも倒すことができないほど頑強。アギト・バーニングフォーム以上の高い戦闘力をもち、アギト、ギルス、G3-X相手に優位な戦いを展開したが、最後はシャイニングフォームへと覚醒したアギトに敗れ去った。
- 名の意味:屈強の甲虫
- ビーロード/アピス・ウェスパ(ハチ)
- 雀蜂に似た超越生命体で敵をレイピアの「煉獄の針」でショック死させる。人間を無機物と融合させ壁に埋め込む。ストームフォームのハルバードスピンで爆死。
- 名の意味:スズメバチ
- ビーロード/アピス・メリトゥス(ハチ)
- 蜜蜂に似た超越生命体で女性怪人。フレイムセイバーに触覚を切断され逆上し血縁者とは無差別に人間を襲った。殺害方法はウェスパと同じ。G3-XのGX-05で爆死。
- 名の意味:甘いミツバチの、愛らしい蜂
- ファルコンロード/ウォルクリス・ファルコ(ハヤブサ)
- ハヤブサに似た超越生命体。「コルセット付き」の怪人。時速350キロで飛行し鉤爪とクチバシで攻撃する。強力な頭突きで木野薫に致命傷を与えた。北條の支援を受けたG3-XのGX-05で爆死した。
- 名の意味:猛禽類
- フィッシュロード/ピスキス・アラパイマ(魚・ピラルク)
- ピラルクに似た超越生命体で額のシグナルを明滅させ人を潜水病死させる。また鰓から出す瘴気で金縛り状態にする。ライダーキックとGXランチャーで爆死。
- 名の意味:ピラルクの学名
- フィッシュロード/ピスキス・セラトゥス(魚・ピラニア)
- ピラニアに似た超越生命体でナイフの様な鋭利の歯で噛み付く。戦闘力が高くギルスを苦しめたがアナザーアギトのアサルトキックで爆死。
- 名の意味:鋸状の歯の魚
- ヘッジホッグロード/エリキウス・リクォール(ヤマアラシ)
- ヤマアラシに似た超越生命体。最後の「コルセット付き」の怪人。頭部から針を速射し刺された者は水に変質してしまう。武器は片刃の剣「業火のラム・ダオ」。復活した3大アギトの波状攻撃(アサルトキック・ギルスヒールクロウ・ライダーキック)で爆死。
- 名の意味:水の豪猪
- マンティスロード/プロフェタ・クルエントゥス(カマキリ)
- 蟷螂に似た超越生命体で水のエルの用心棒的存在。手鎌の「慙愧の呉鈎」を両手に持ち敵を切り刻む。ギルスやG3-Xを追い詰めたが、アギト・バーニングフォームのバーニングライダーパンチで爆死。
- 名の意味:血塗られた予言者
- リザードロード/ステリオ・デクステラ(リクイグアナ)
- リクイグアナに似た超越生命体で、喉の奥から瘴気を出し人間を泡状に溶かす。赤いマフラーをつけている。シャイニングフォームのシャイニングクラッシュで爆死。
- 名の意味:右のオオトカゲ
- リザードロード/ステリオ・シニストラ(ウミイグアナ)
- ウミイグアナに似た超越生命体で、デクストラ同等の力をもち共同戦で敵を苦しめる。青いマフラーをつけている。「竜神のトライデント」という武器を持つ。G3-XのGA-04に捕縛されGX-05で爆死。
- 名の意味:左のオオトカゲ
- エルロード/水のエル(クジラ)
- 最初に出現したエルロード。『怨磋のドゥ・サンガ』と呼ばれる矛を操る。アギトやギルスを圧倒する程の戦力を持ち、GX-05により体に穴をあけられても瞬時に復元するほどの再生力を持つ。天候を操り嵐を起こすことも可能で、その能力を使いあかつき号を襲った。アギト・バーニングフォームのバーニングボンバーにより倒されたが、完全には消滅せず後に黒い青年(オーヴァロード)の力で再生した。
- エルロード/水のエル強化体(クジラ)
- 黒い青年(オーヴァロード)の力で強化・再生したエルロード。4対1でもアギト達を圧倒する程戦闘力が上昇しており、武器も『怨念のバルディッシュ』と呼ばれる長柄の戦斧に変わっている。強いサイコキネシスを操り、GX-ランチャーやアサルトキックの軌道を変えることさえも可能。最後は3大アギトの波状攻撃(バーニングライダーパンチ・エクシードヒールクロウ・アサルトキック・シャイニングライダーキック)を受け消滅した。
- エルロード/風のエル(タカ)
- エクシードギルスやアギト・バーニングフォームを圧倒する程の戦力を持つ高位のアンノウン。『憐憫のカマサ』と呼ばれる弓を使い、黒い青年(オーヴァロード)に近づく者を文字通り消し去る。聖地と呼ばれる場所で黒い青年(オーヴァロード)を守護していたが、GXランチャーとダブルエクシードヒールクロウによって倒された。
- エルロード/地のエル(ライオン)
- 高位のアンノウンで、手から放つ熱砂を浴びせアギトの種をもつ者を砂に変え、次々に殺害した。その力は強大で、『敬虔のカンダ』と呼ばれる長剣でギルス=涼を一時的に死に至らしめた。その後アギトのシャイニングクラッシュで傷を負うも、完全には消滅せず強化された。
- エルロード/地のエル強化体(ライオン)
- 黒い青年(オーヴァロード)の力で強化・再生した地のエル。『敬虔のカンダ』でシャイニングカリバーを叩き折り、風のエルと共にアギト・シャイニングフォームを追い詰めた。しかし最後は再びシャイニングフォームとなったアギトの、紋章を2重にした強化型シャイニングライダーキックで倒された。
- エルロード/火のエル
- ※劇中には登場しておらず、他のエルロードへ力を分け与える存在とされていた。出渕裕はサラマンダーをモチーフにデザインする案があった。
- エルロード/プロメス
- ※劇中未登場、オープニング画面の謎の絵に出てくるとされる。中央で子供を抱いた天使であると思われる。語源は人間が得た力という本作の主題に照らしてもプロメテウスであろう。
※()内は、モチーフとなった生物。
[編集] キャスト
[編集] レギュラー&準レギュラー出演者
- 賀集利樹(津上翔一(沢木哲也)役)
- 要潤(氷川誠役)
- 友井雄亮(葦原涼役)
- 秋山莉奈(風谷真魚役)
- 田辺季正(美杉太一役)
- 菊池隆則(木野薫役)
- 藤田瞳子(小沢澄子役)
- 山崎潤(北條透役)
- 柴田明良(尾室隆弘役)
- 小川敦史(沢木哲也(津上翔一)役)
- 羽緒レイ(現:羽尾明)(青年(闇の力・光の力)役)
- 田口主将(河野浩司役)
- 升毅(美杉義彦役)
- 広瀬裕(白河尚純役)
- 神木隆之介(少年(闇の力・光の力)役)
- 梁田清之(水のエル役) ※声のみ
- くじら(風のエル役) ※声のみ
- 三宅健太(地のエル役) ※声のみ
- 八木優希
[編集] 主なゲスト出演者
[編集] スーツアクター
[編集] スタッフ
- 原作:石ノ森章太郎
- スーパーバイザー:小野寺章(石森プロ)
- 脚本:井上敏樹、小林靖子(28話のみ)
- 音楽:佐橋俊彦
- 撮影:松村文雄、いのくままさお
- キャラクターデザイン:早瀬マサト
- クリーチャーデザイン:出渕裕、草彅琢仁
- プロデューサー:松田佐栄子(tv asahi)・白倉伸一郎・武部直美、塚田英明(東映)
- 監督:田﨑竜太、長石多可男、六車俊治、石田秀範、鈴村展弘、金田治、佐藤健光、渡辺勝也
- 製作:tv asahi・ADK・東映
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 「仮面ライダーAGITO」(第2~35話)
- 作詞:藤林聖子 作曲・編曲:三宅一徳 歌:石原慎一 コーラス:大木理紗
- シリーズで初めて、音楽担当者が作曲も編曲も行わない主題歌となった(佐橋俊彦によると、当初は三宅が音楽担当者になる予定もあったとのこと)。なお、インストゥルメンタル版は予告編音楽として使用された。また、クレジット表記のフォントが途中で変更されている。
- 「仮面ライダーAGITO 24.7 version」(スペシャル、第36~50話)
- 作詞:藤林聖子 作曲・編曲:三宅一徳 リミックス:三宅一徳、鈴木浩之、篠笥孝 歌:石原慎一 コーラス:大木理紗
- 「仮面ライダーAGITO」の伴奏をリミックスし、新しい歌詞で歌い直したもの。劇場版では挿入歌として使用された。なお、2007年現在、歌詞中に「仮面ライダー」という言葉が使われた最後の主題歌である。
第1話と最終話(第51話)はオープニングが存在しない。
[編集] エンディングテーマ
上記のように「放送フォーマットとしてのエンディング」は原則として存在しないが、エンディングテーマと呼ばれる楽曲は従来通り制作されている。これらの曲は、各話のクライマックスで挿入歌的に使用された。
- 「BELIEVE YOURSELF」(第1~8、10~13、15~29、51話、スペシャル)
- 作詞:藤林聖子 作曲・編曲:三宅一徳 歌:風雅なおと
- 「Stranger in the dark」(第9話)
- 作詞:藤林聖子 作曲・編曲:佐橋俊彦 歌:坂井紀雄
- 「MACHINE TORNADER」(第14、40話)
- 作詞:藤林聖子 作曲・編曲:三宅一徳 歌:石原慎一
- 「DEEP BREATH」(第26~39、41、43~48話)
- 作詞:藤林聖子 作曲:野村義男 編曲:RIDER CHIPS 歌:ROLLY(RIDER CHIPS Featuring ROLLY)
「Stranger in the dark」「MACHINE TORNADER」は本来挿入歌として制作されたものだが、エンディングテーマと同じ形式で使用された。
第1話は次回予告がエンディングを兼ねている(予告映像にスタッフロールが被せられる)。また、最終話は本編のラスト部分がエンディングになっており、主題歌には「仮面ライダーAGITO」が使用された。
[編集] 放映リスト
各回にはタイトルは無く、ここで明記しているものは、新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌、テレビ朝日公式ページにて表記されたものである。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場アンノウン | 監督 |
---|---|---|---|---|
2001/1/28 | 1 | 戦士の覚醒 |
|
田崎竜太 |
2001/2/4 | 2 | 青の嵐 |
|
|
2001/2/11 | 3 | 俺の変身 |
|
長石多可男 |
2001/2/18 | 4 | パズル解読 | ||
2001/2/25 | 5 | 第3の戦士 |
|
六車俊治 |
2001/3/4 | 6 | 哀しき妖拳 | ||
2001/3/11 | 7 | 記憶の一片 |
|
田崎竜太 |
2001/3/18 | 8 | 赤い炎の剣 | ||
2001/3/25 | 9 | 2人のG3 |
|
長石多可男 |
2001/4/1 | 10 | 銀の点と線 | ||
2001/4/8 | 11 | 繋がる過去 |
|
石田秀範 |
2001/4/15 | 12 | 湖の激突! | ||
2001/4/22 | 13 | 父の手掛かり |
|
田崎竜太 |
2001/4/29 | 14 | 最強キック | ||
2001/5/6 | 15 | 罠の始まり |
|
長石多可男 |
2001/5/13 | 16 | 怪しい女… | ||
2001/5/20 | 17 | 捕獲作戦! | ||
2001/5/27 | 18 | 新しいボス |
|
石田秀範 |
2001/6/3 | 19 | 解散決定? | ||
2001/6/10 | 20 | 或る目覚め |
|
鈴村展弘 |
2001/6/24 | 21 | 暴走する力 |
|
|
2001/7/1 | 22 | 運命の対決 |
|
田崎竜太 |
2001/7/8 | 23 | 資格ある者 |
|
|
2001/7/15 | 24 | 完璧マシン |
|
長石多可男 |
2001/7/22 | 25 | 激突再び! | ||
2001/7/29 | 26 | 甦った記憶 |
|
石田秀範 |
2001/8/5 | 27 | 涼、死す… |
|
|
2001/8/12 | 28 | あの夏の日 |
|
佐藤健光 |
2001/8/19 | 29 | 数字の謎?! |
|
|
2001/8/26 | 30 | 隠された力 |
|
長石多可男 |
2001/9/2 | 31 | 人の居場所 |
|
|
2001/9/9 | 32 | ギルス復活 |
|
|
2001/9/16 | 33 | 現れた敵 |
|
金田治 |
2001/9/23 | 34 | 呼び逢う魂 |
|
|
2001/9/30 | 35 | 謎の救世主 |
|
長石多可男 |
2001/10/7 | 36 | 4人目の男 |
|
|
2001/10/14 | 37 | 暗闇の戦士 |
|
渡辺勝也 |
2001/10/21 | 38 | その正体… |
|
|
2001/10/28 | 39 | ギルス咆哮 | 鈴村展弘 | |
2001/11/11 | 40 | 共同戦線! |
|
|
2001/11/18 | 41 | 光と闇 |
|
田崎竜太 |
2001/11/25 | 42 | あかつき号 | ||
2001/12/2 | 43 | 動きだす闇 |
|
長石多可男 |
2001/12/9 | 44 | 父と姉と… |
|
|
2001/12/16 | 45 | 奪われた力 |
|
金田治 |
2001/12/23 | 46 | 戦士その絆 |
|
|
2001/12/30 | 47 | 天空の怪! |
|
石田秀範 |
2002/1/6 | 48 | 星の支配者 | ||
2002/1/13 | 49 | 絶滅の足音 |
|
長石多可男 |
2002/1/20 | 50 | 今、戦う時 |
|
|
2002/1/27 | 51 | AGITΩ |
|
|
2001/10/1 | SP | 仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身 |
|
田崎竜太 |
[編集] 放映ネット局
- 東京都・関東広域圏 ANB〔現EX〕 テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 ABA 青森朝日放送
- 岩手県 IAT 岩手朝日テレビ
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 AAB 秋田朝日放送
- 山形県 YTS 山形テレビ
- 福島県 KFB 福島放送
- 新潟県 NT21〔現:UX〕 新潟テレビ21
- 山梨県 UTY テレビ山梨
- 富山県 未放送(ところによっては北陸朝日放送や新潟テレビ21で視聴することができた)
- 石川県 HAB 北陸朝日放送
- 福井県 FBC 福井放送
- 長野県 ABN 長野朝日放送
- 静岡県 SATV 静岡朝日テレビ
- 愛知県・中京圏 NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏 ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 BSS 山陰放送
- 岡山県・香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 YAB 山口朝日放送
- 徳島県 JRT 四国放送
- 愛媛県 EAT 愛媛朝日テレビ
- 高知県 KUTV テレビ高知
- 福岡県・佐賀県 KBC 九州朝日放送
- 長崎県 NCC 長崎文化放送
- 熊本県 KAB 熊本朝日放送
- 大分県 OAB 大分朝日放送
- 宮崎県 MRT 宮崎放送
- 鹿児島県 KKB 鹿児島放送
- 沖縄県 QAB 琉球朝日放送
[編集] 脚注
- ^ a b c d e f g h 関連する外部リンク:
- http://www.tv-asahi.co.jp/agito/sp/qa.html
- サイト終了に伴い、現在参照することはできない。以下のページで当時のキャッシュを参照することができる。
- http://www.tv-asahi.co.jp/agito/sp/qa.html
- ^ 関連する外部リンク:
- ^ 関連する外部リンク:
- http://www.tv-asahi.co.jp/agito/story/mr_i.html
- サイト終了に伴い、現在参照することはできない。以下のページで当時のキャッシュを参照することができる。
- http://www.tv-asahi.co.jp/agito/story/mr_i.html
- ^ 津上翔一を演じた賀集は、バラエティ番組に出演した際「アギトのモチーフはクワガタ」と発言したが、上記の通りアギトのモチーフは龍であり、クワガタというのは彼の勘違いとされている。
- ^ a b c 関連する外部リンク:
- ^ ライダーマンも肉体に武装を装着するが、若干ながら人体に改造が施されている。
- ^
- ^ 関連する外部リンク:
[編集] 関連項目
- 全国食肉事業協同組合連合会
[編集] 外部リンク
- 仮面ライダーアギト(東映公式サイト)
- 仮面ライダーアギト(テレビ朝日公式サイト)
- サイト終了に伴い、現在参照することはできない。以下のページで当時のキャッシュを参照することができる。
- DVD仮面ライダーアギト特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- 「時間軸の矛盾」について(東映公式サイト内)
[編集] 前後番組の変遷
テレビ朝日系 日曜朝8時台前半(2001年1月 - 2002年1月) | ||
---|---|---|
前番組 | 仮面ライダーアギト | 次番組 |
仮面ライダークウガ | 仮面ライダー龍騎 |
|
|
---|---|
第1期 | 仮面ライダー - V3 - X - アマゾン - ストロンガー |
第2期 | スカイ - スーパー1 - ZX(TVSP・ラジオ) |
第3期 | BLACK - RX |
真・ZO・J | 真 - ZO - J |
平成シリーズ | クウガ - アギト - 龍騎(怪人) - 555 - 剣 - 響鬼(戦士・怪人) - カブト(人物・怪人) - 電王 |
外伝 | THE FIRST - SD - ウルトラマンVS仮面ライダー - 駈斗戦士 |
漫画 | 仮面ライダー - Black - ZO - SPIRITS - THE FIRST - つくった男たち |
小説 | 誕生1971/希望1972 - EVE - HERO SAGA |
一覧 | ライダー - 乗用マシン - 怪人 - 必殺技 |
アイテム / 玩具 | 平成の変身アイテム - S.I.C. - 装着変身 - コンパチヒーロー |
関連 | 戦隊 - メタル - すごかが - ヒーロー大集合 - ヒーロータイム |