仮面ライダーアマゾン
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『仮面ライダーアマゾン』(かめんライダーアマゾン)は、1974年(昭和49年)10月19日~1975年(昭和50年)3月29日にかけて、毎日放送・テレビ朝日(当時の名称はNETテレビ)系で毎週土曜日19:30 - 20:00に放送された、東映製作の特撮テレビ番組、およびそれに登場するヒーローの名称である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 特徴
「仮面ライダーシリーズ」第4作。大自然の中で育った主人公が繰り出す「噛みつき」や「引っ掻き」といった野性味あふれるアクション、切り裂かれ血しぶきを上げながら散っていく怪人など、アクション演出面での派手さ・凄まじさはシリーズの中でも特に異彩を放っている。また、メインの必殺技がキック技ではない初めての主役ライダーでもある。
これは、「旧1号編」(第1作『仮面ライダー』第1クール)の制作方針である「異形のヒーローが活躍する、神秘に満ちた本格的怪奇アクションドラマ」への原点回帰が目指されたためである。「仮面ライダー」というキャラクターの「原点回帰」を突き詰めた結果として、前述の仮面ライダーアマゾンの強烈なるキャラクターと過激なアクションが生み出された。
さらに、「幼い頃に飛行機事故にあって両親を失い、南米のアマゾン奥地で生き延びた」ために言葉が分からず、日本で孤立する主人公の悲哀。そして、動物や昆虫のフォルムを強調した「獣人」を尖兵とし、人間を次々と誘拐してはその生き血を抜き取って殺し食料とする悪の組織「ゲドン」。これらに代表される怪奇性が強烈に描かれ、当時の視聴者の度肝を抜いた。
しかし、アマゾンに託された古代インカの秘宝の鍵であるギギの腕輪の謎が解明されたのを契機として、本作はその様相を変えていくこととなる。過激なアニマルアクションはそのままに、従来の「仮面ライダー」の延長線上というべき洗練されたアクションも駆使し始め、モグラ獣人に代表されるコミカルな要素が加味されていった。
前作から引き続いて立花藤兵衛が登場しているが、先輩ライダーとの競演エピソードは一切無かった。この番組が半年だったことが関係していると思われる。[要出典]
アマゾンのスーツアクターは、のちにスーパー戦隊シリーズで長年にわたってレッド戦士として活躍する新堀和男が務めている。新堀が演じた、初の主役ヒーローである。
これまでのシリーズで一貫してナレーションを担当してきた中江真司は第1話予告のみの起用となり、本編および第2話以降の予告は納谷悟朗が担当した。また第2話以降のオープニングで恒例となっていたライダーの紹介ナレーションも今作では流れなかった。
[編集] あらすじ
インカの謎を秘めたガガの腕輪とギギの腕輪を狙い、悪人ゴルゴスは秘密組織ゲドンを結成、反乱を起こした。ガガの腕輪の奪取に成功したゴルゴスは、自身を改造して十面鬼となる。腕輪を守る一族の長老・バゴーは残るギギの腕輪を守るため、アマゾン川流域のジャングルで育った日本人青年・山本大介を改造し、腕にギギの腕輪を移植。日本の高坂博士に会うよう催眠暗示をかける。大介は暗示に従い日本へ向かうが、ギギの腕輪を奪取すべく彼を追う十面鬼も日本に上陸した。大都会を舞台に、仮面ライダーアマゾンとゲドンの野生の戦いが開始される。
[編集] 登場人物
[編集] 仮面ライダーアマゾンとその仲間たち
- 山本大介/仮面ライダーアマゾン
- 生後まもなく飛行機事故によって南米アマゾンで両親とともに遭難した日本人。23歳。大自然の中で動物とともに育ったため当初はほとんど言葉を話すことができなかった(しかもコスチュームは9話まで腰蓑1枚で、演じた岡崎も「林の中で撮影するシーンなどが多かったことから、やぶ蚊が最大の敵だった」と回想している)が、ストーリーの進行とともに様々な言葉を覚えていくこととなる。野生の中で育ったため素朴で素直、そして活発で感情表現も直接的。:高坂博士の知人であった立花藤兵衛、高坂博士の甥・マサヒコや姪・リツ子からは「アマゾン」と呼ばれており、大介自身も自分の本名を知らなかったため、周りから呼ばれるままに自身のことを「アマゾン」と称し、OPクレジットでも「アマゾン/仮面ライダーアマゾン」となっていた。『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』において何故かV3・風見志郎は本名を知っていたが、アマゾンの素性が何時明らかになったのかは一切語られていない。『仮面ライダーSPIRITS』においても、今のところ本編中では一貫して「アマゾン」と呼ばれている(公式ファンブックの中では山本大介の名前が出てきている)。
- 山本大介(アマゾン)の怒りが頂点に達し「アー・マー・ゾーン!」と叫ぶことで仮面ライダーアマゾンに変身。アマゾンの変身は「もがく」ように腕を動かしながら「アー・マー・ゾーン!!」の掛け声で目を赤く輝かせ、光の中で姿を変えるというものである(変身前後のアマゾンの姿は特殊レンズで幾重にも連なって回転する撮影方法がとられており、子門真人の声で「ア~・マ~・ゾ~ン…」という叫びがこだまする中変身するという、これまた従来のライダー変身とは異なった手法で表現されている)。日本語を喋るようになっても変身プロセスには変更が無く、変身に際してこれといったアイテム使用の描写も無い(恐らく変身にはギギの腕輪の力が影響していると考えられる)。
- アマゾンライダーはマダラオオトカゲをモチーフとしており、機械式の改造人間ではなく爬虫類の機能を備えた生体改造人間である。戦闘方法は相手に向かって高くジャンプした後に、腕や足についたヒレで相手を引っ掻き、切り裂く必殺技「大切断」を得意とする(一応、アマゾンキックとスピンキックというキック技も持つ)。ジャンプ力80m。能力的には敏捷性に優れるスピード型のようである。彼の戦いを目撃したマサヒコから「仮面ライダー」の称号を送られる。
- 長老バゴーから託され、腕に移植された「ギギの腕輪」を力の源とし、後に奪還した「ガガの腕輪」を合体させることで超古代文明のパワーを発揮することが可能になった。
- アマゾンライダーの客演は以下のとおり。
- 『仮面ライダーストロンガー』36, 39話
- 『仮面ライダー (スカイライダー)』(27話,28話 声:朝戸鉄也/劇場版 声:林一夫)
- 『スーパー1』(劇場版のみ)(声:?)
- 『ZX』(声:林一夫)
- 『RX』(44話 声:岸野一彦)
- なお、演じた岡崎徹が芸能界を引退したため、素顔での出演はストロンガー終了後の『全員集合!7人の仮面ライダー!!』TVスペシャルが最後。
- 立花藤兵衛
- 3話から登場。歴代の仮面ライダーを育て上げた名トレーナー。バイクレースに出場中、カマキリ獣人に襲われるがアマゾンに救われる。以後はアマゾンをサポートし、共にゲドンやガランダー帝国と戦う。高坂博士とも知り合いで、まさひこやりつ子の事も知っていた。
- 岡村まさひこ
- 日本に来たアマゾンと最初に友達になった少年。高坂教授の甥。文明を知らない大介に日本語や日本の風習を教えた。少し生意気な事を言う時もあるが、正義感は強く、獣人も恐れない勇気を持つ。
- 岡村りつ子
- まさひこの姉。当初は弟を心配するあまり、彼を戦いに巻き込むアマゾンの事を嫌っていた。しかし9話でカニ獣人の魔手から救われてからは心を開き、それまで腰蓑1枚しか身につけていなかったアマゾンに、「日本の冬は寒い」と上着を送った。
- なお、この姉弟の苗字は、過去の出版物では「高坂」と書かれることもあったが、劇中でまさひこがはっきり「岡村」と言っている。「高坂」というのは原作漫画における設定である。演じた松岡まり子は、かつては仮面ライダーシリーズのライバルというべき裏番組『お笑い頭の体操』のアシスタントをしていた。
- モグラ獣人
- 5話から登場。元はゲドンの獣人で鼻先が花のように開いている為ホシバナモグラがモチーフと思われる。「チュチュ~ン」という可愛らしい鳴き声と共に地中から出現。まさひこを誘拐してアマゾンをおびき出し、倒そうとした。しかしアマゾンに敗北して逃走、十面鬼の怒りを買い処刑されかかるがアマゾンに救われ、以後は彼の協力者となる。とはいえ積極的に戦おうとはせず、情報を提供したり、サポートに徹していた。まさひことは仲が良く、「モグラ」と呼ばれ慕われていた。20話でキノコ獣人がばら撒いた人食いカビの解毒剤を手に入れるためキノコ獣人に接近するが、企みを見抜かれて殺されてしまった。しかし死ぬ寸前のモグラ獣人が持ち帰ったカビから人食いカビの解毒剤が作られ、東京は救われた。
- 長老バゴー
- 1話に登場。南米アマゾンの大密林の奥深くに隠れ住んでいた古代インカ一族の末裔の長老。インカ文明の秘密を狙う十面鬼によって一族は殺され、自身も瀕死の重傷を負う。しかし死の直前、山本大介をアマゾンライダーに改造。ギギの腕輪を託し、高坂博士と会うように言い残して絶命した。
[編集] ゲドン
十面鬼ゴルゴス率いる集団。動物や昆虫を強化して人間並みの知能を持たせた(あるいは従来の組織のように人間を改造した)「獣人」、戦闘員である「赤ジューシャ(従者)」を操り、アマゾンの持つギギの腕輪を狙う。獣人は改造手術によって生まれる個体と、十面鬼の呪文で誕生する個体が存在する。十面鬼もまた大首領の息のかかった存在だったことが後に判明。
[編集] 首領
- 十面鬼ゴルゴス
- 元々はバゴー長老の弟子だった男で、ゲドンを組織して首領に納まり世界征服を企む。赤い人面岩に9人の悪人の顔と脳と自分自身を埋め込み、改造人間になった。空を自在に飛行し、人面岩の口から炎や溶解泡、小型ミサイルを発射する。好物は人間の血液。右腕につけたガガの腕輪と一体化しており、アマゾン同様に腕輪を取られると死んでしまう。人面岩の9つの顔は十面鬼が血液を通わせることで意思を持ち、喋ることが出来る。
- 最後は、ガランダー帝国の台頭により獣人ヘビトンボに見切りをつけられ、14話でアマゾンと同時に攻められ(アマゾンの)大切断によって、ガガの腕輪が右腕ごと取れて死亡した。(十面鬼ゴルゴス・支配者(真のゼロ大帝)・大首領の3者とも声が異なるため詳細な関係は不明)。
[編集] 獣人
ゲドンの作戦を行なう怪人たち。これまでの悪の組織が作ってきた改造人間とは違い、改造した動物や昆虫に人間の知能を与えた、一種の生物兵器である(トゲアリ獣人は人間を改造した)。従来の怪人よりも動物のフォルムを忠実に受け継いでおり、パワーも高い。従来の怪人のようなベルトは巻いていない。
- クモ獣人(クモ)
- 獣人吸血コウモリ(チスイコウモリ)
- カマキリ獣人(カマキリ)
- 獣人オオムカデ(ムカデ)-『ZX』特番時にスーツアクターを務めたのは唐沢寿明。
- モグラ獣人(モグラ)
- 獣人ヤマアラシ(ヤマアラシ)
- ヘビ獣人(ヘビ)
- ワニ獣人(ワニ。撮影後、スーツアクターは腰を痛めた。)
- カニ獣人(カニ)-『ストロンガー』で奇戒人として再登場する。
- 黒ネコ獣人(ネコ)
- 獣人カタツムリ (カタツムリ)
- トゲアリ獣人 (トゲアリ)
- 獣人ヘビトンボ(幼虫)(ヘビトンボ)
- 獣人ヘビトンボ(成虫)(ヘビトンボ)
[編集] 戦闘員
- 赤ジューシャ
- ゲドンの戦闘員。全員が女性で、その名のとおり赤い服を着ており、腕から多数の白い糸を垂らしている。武器は細身の剣。戦闘よりも諜報活動を得意としており、アマゾンと直接戦うことは少なかった。オートバイの腕も一流。
[編集] ガランダー帝国
14話から登場した、謎の支配者が率いる集団。幹部(表向きの首領)であるゼロ大帝のもと、「獣人」と戦闘員である「黒ジューシャ」を率いている。獣人ヘビトンボを利用してガガの腕輪を手に入れるが、ギギの腕輪に固執していたゲドンの方針を否定し、日本征服を第一の目的として作戦を行なう。支配者はGOD総司令と声が同じであり、またゲドン同様に大首領が背後に存在していた。
[編集] 首領
- 支配者(真のゼロ大帝)
- ガランダー帝国の奥の間に潜んでいた怪人物。白い服と覆面で正体を隠している。その正体は真のゼロ大帝だった。最終話でアマゾンのスーパー大切断を受けて死亡。
[編集] 幹部
- ゼロ大帝
- パルチア王朝の末裔を名乗る、ガランダー帝国の表向きの支配者。炎を模した飾りを付けた兜を被り、全身を鋼鉄の鎧で包んでいる。極めて冷酷な男で、手に持つ槍の先から出す火花で失敗した獣人や黒ジューシャを処刑する。最終話でガガの腕輪を取り戻してパワーアップしたアマゾンに追い詰められ逃亡するが落とし穴に落ち、仕込んであった槍に刺さって絶命。
[編集] 獣人
ゲドンの獣人を参考にして製造された獣人たち。知能、能力共にゲドンの獣人を上回っている。
- ハチ獣人(ハチ)
- ゲンゴロウ獣人(ゲンゴロウ)
- ガマ獣人(ヒキガエル)
- ハンミョウ獣人(ハンミョウ)
- フクロウ獣人(フクロウ)
- キノコ獣人(キノコ)
- イソギンチャク獣人(イソギンチャク)
- モモンガー獣人(モモンガ)
- サンショウウオ獣人(サンショウウオ)
[編集] 戦闘員
- 黒ジューシャ
- ガランダー帝国の戦闘員で、人間の5倍の力を持つ。赤ジューシャと同じように腕から多数の白い糸を垂らしているが、服は黒く全員男性である。科学者タイプも多数いたが、獣人と共にアマゾンと戦った点においても赤ジューシャと異なっている。
[編集] キャスト
- 山本大介/仮面ライダーアマゾン:岡崎徹
- 立花藤兵衛:小林昭二
- 岡村まさひこ:松田洋治
- 岡村りつ子:松岡まりこ
- モグラ獣人の声:槐柳二
- 長老バゴー:明石潮
- 十面鬼ゴルゴスの声:沢りつお
- ゼロ大帝:中田博久
- ガランダー帝国支配者の声:阪脩
- 赤ジューシャ、黒ジューシャ、人面岩:大野剣友会
- ナレーター:納谷悟朗
[編集] スタッフ
[編集] 主題歌
オープニングテーマ 「アマゾンライダーここにあり」
- 作詞:石ノ森章太郎 作曲:菊池俊輔 歌:子門真人 SCS-242
エンディングテーマ 「アマゾンダダダ!!」(第14話までは歌詞1番を、第15話以降は歌詞2番を使用)
- 作詞:八手三郎 作曲:菊池俊輔 歌:子門真人、コロムビアゆりかご会 SCS-242
[編集] 放映リスト
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | スタッフ |
---|---|---|---|---|
1974/10/19 | 1 | 人か? 野獣か? 密林から来た凄い奴! | クモ獣人 (声:林一夫) | 監督-塚田正煕 脚本-大門勲 |
1974/10/26 | 2 | 十面鬼! 神か? 悪魔か? | 獣人吸血コウモリ (声:市川治) | |
1974/11/2 | 3 | 強くてハダカで速い奴! | カマキリ獣人 (声:山下啓介)※3 | 監督-山田稔 脚本-大門勲 |
1974/11/9 | 4 | 走れ! 怒りのジャングラー | 獣人オオムカデ (声:辻村真人) | |
1974/11/16 | 5 | 地底から来た変なヤツ!! | モグラ獣人※1 | 監督-内田一作 脚本-鈴木生朗 |
1974/11/23 | 6 | インカ縄文字の謎!! | 獣人ヤマアラシ (声:市川治) モグラ獣人※1 |
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1974/11/30 | 7 | とける! とける! 恐怖のヘビ獣人!? | ヘビ獣人 (声:林一夫) | 監督-塚田正煕 脚本-伊上勝 |
1974/12/7 | 8 | 学校を襲ったワニ獣人!! | ワニ獣人 (声:八代駿) | 監督-塚田正煕 脚本-村山庄三 |
1974/12/14 | 9 | ゆけアマゾン! カニ獣人の島へ! | カニ獣人 (声:峰恵研) | 監督-田口勝彦 脚本-伊上勝 |
1974/12/21 | 10 | 黒ネコ獣人 保育園をねらう!! | 黒ネコ獣人 (声:山下啓介) | 監督-田口勝彦 脚本-鈴木生朗 |
1974/12/28 | 11 | 金色のカタツムリは死神の使い!? | 獣人カタツムリ (声:池水通洋) | 監督-山田稔 脚本-鈴木生朗 |
1975/1/4 | 12 | 見た! ゲドンの獣人改造室!! | トゲアリ獣人 (声:市川治) | 監督-山田稔 脚本-伊上勝 |
1975/1/11 | 13 | 迫る! 十面鬼! 危うしアマゾン!! | 獣人ヘビトンボ(幼虫) (声:峰恵研) 十面鬼 |
監督-塚田正煕 脚本-伊上勝 |
1975/1/18 | 14 | 十面鬼死す! そして新しい敵? | 獣人ヘビトンボ(成虫) (声:峰恵研) 十面鬼 |
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1975/1/25 | 15 | 出たぞ! 恐怖のゼロ大帝 | ハチ獣人 (声:曽我部和行)※4 | 監督-内田一作 脚本-伊上勝 |
1975/2/1 | 16 | ガランダーの東京火の海作戦!! | ゲンゴロウ獣人 (声:林一夫) | 監督-内田一作 脚本-鈴木生朗 |
1975/2/8 | 17 | 富士山大爆発? 東京フライパン作戦! | ガマ獣人 (声:辻村真人) | 監督-折田至 脚本-松岡清治 |
1975/2/15 | 18 | ゼロの恐怖! 大地震作戦!! | ハンミョウ獣人 (声:市川治) | 監督-折田至 脚本-鈴木生朗 |
1975/2/22 | 19 | 出動、ガランダー少年部隊!! | フクロウ獣人 (声:佐原公雄) | 監督-塚田正煕 脚本-鈴木生朗 |
1975/3/1 | 20 | モグラ獣人 最後の活躍!! | キノコ獣人 (声:本塚正之) | 監督-塚田正煕 脚本-伊上勝 |
1975/3/8 | 21 | 冷凍ライダーを食べる人食い獣人! | イソギンチャク獣人 (声:本塚正之)※2 | 監督-田口勝彦 脚本-村山庄三 |
1975/3/15 | 22 | インカ人形 大東京全滅の日!? | モモンガー獣人 (声:佐原公雄)※3 | 監督-田口勝彦 脚本-伊上勝 |
1975/3/22 | 23 | にせライダー対アマゾンライダー! | サンショウウオ獣人 (声:辻村真人) にせアマゾンライダー(声:辻村真人) |
監督-内田一作 脚本-鈴木生朗 |
1975/3/29 | 24 | やったぞアマゾン! ゼロ大帝の最後!! | ゼロ大帝 真のゼロ大帝 |
- ※1 OP表記は池水通洋
- ※2 OP表記は八代駿
- ※3 OP表記は山下敬介(現、啓介)
- ※4 OP表記は曾我部和行(現、曽我部)
[編集] 映画
- 『仮面ライダーアマゾン』(1975年3月21日公開)
- 東映まんがまつりの一編として16話を上映。
[編集] 備考
「腸捻転」と呼ばれていた変則的なネットワーク体系の解消を目的として、制作局である毎日放送が1975年4月からTBS系列へ参入することとなり、放送局変更による関西以外の視聴者の混乱を避けるためか、全24話で終了した。2007年現在仮面ライダーシリーズでは最短話数の作品となっている。
内容が異色作であり、主役ライダーの外観も従来のものからかけ離れていた事もあって「不人気による打ち切りだった」と誤解されやすいが、第1話放映以前から新聞等で全24話との告知がされており、記録では中盤から視聴率が上昇している。
仮面ライダーアマゾンのインパクト溢れるデザインと大胆かつ豪快な必殺技によって、現在でも人気・知名度は抜きん出て高い作品である。[要出典]
1990年代までは夏休みの午前中に再放送されることも多かったが、流血も平気で描く凄惨な戦闘描写ゆえ、一部のエピソードがカットされることもしばしばであった。[要出典]
[編集] こぼれ話
変身の場面(話数不明)で山本の口元のアップが映ったとき、歯に青海苔が付着していたことがある。このことはテレビ探偵団で紹介された。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
毎日放送 土曜19時台後半(1974年10月 - 1975年3月) ※毎日放送は本番組終了までNET(現・テレビ朝日)系 |
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前番組 | 仮面ライダーアマゾン | 次番組 |
仮面ライダーX | お笑い頭の体操 ※TBS制作、朝日放送より番組移行 |
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NET(現・テレビ朝日)系 土曜19時台後半(1974年10月 - 1975年3月) | ||
仮面ライダーX | 仮面ライダーアマゾン ※ここまで毎日放送制作枠 |
秘密戦隊ゴレンジャー ※これ以降はNET制作 |
NET(現・テレビ朝日)系 土曜19時台後半(1974年10月‐1975年3月) ※NETは本編終了まで毎日放送制作 |
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仮面ライダーX | 仮面ライダーアマゾン ※ここまでの時間帯 |
仮面ライダーストロンガー ※ここからは本作以降はTBS系 |
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第1期 | 仮面ライダー - V3 - X - アマゾン - ストロンガー |
第2期 | スカイ - スーパー1 - ZX(TVSP・ラジオ) |
第3期 | BLACK - RX |
真・ZO・J | 真 - ZO - J |
平成シリーズ | クウガ - アギト - 龍騎(怪人) - 555 - 剣 - 響鬼(戦士・怪人) - カブト(人物・怪人) - 電王 |
外伝 | THE FIRST - SD - ウルトラマンVS仮面ライダー - 駈斗戦士 |
漫画 | 仮面ライダー - Black - ZO - SPIRITS - THE FIRST - つくった男たち |
小説 | 誕生1971/希望1972 - EVE - HERO SAGA |
一覧 | ライダー - 乗用マシン - 怪人 - 必殺技 |
アイテム / 玩具 | 平成の変身アイテム - S.I.C. - 装着変身 - コンパチヒーロー |
関連 | 戦隊 - メタル - すごかが - ヒーロー大集合 - ヒーロータイム |
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | 仮面ライダー | 1974年のテレビドラマ | 1975年のテレビドラマ