交響曲第6番 (プロコフィエフ)
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セルゲイ・プロコフィエフ作曲の交響曲第6番変ホ短調作品111は1947年に完成した3楽章から成る交響曲である。
交響曲第5番を完成させた翌年の1945年から1947年にかけて、しだいに重くなる病とたたかいながら作曲した。 初演に際してプロコフィエフはこの曲についてこう解説した。 「第1楽章は時に叙情的、時に厳しいが、総体的に動揺興奮している。緩徐楽章はより明るく旋律的。急速な長調の終楽章は第1楽章の厳しい部分の回想を除いては、交響曲第5番の性格に近い。」 また、プロコフィエフの伝記を書いたイスラエル・ネスティエフとの談話において、プロコフィエフは戦争の影響をうちあけている。 「現在われわれは大勝利に酔っているが、誰しも癒すことのできない傷を負っている。ある人は最も親しい者たちを失い、またある人は健康を害している。こういうことは忘れてはならないのだ。」
戦争の悲劇と犠牲を内面的に描き、難解で密度の高い作品となっている。友人のミャスコフスキーはこの曲について、三度聴くまで理解できなかったことを告白している。
目次 |
[編集] 初演
1947年10月10日にレニングラードでムラヴィンスキーの指揮によって行われた。ムラヴィンスキーがプロコフィエフの新作初演をしたのは、この時が初めてだった。
[編集] 曲の構成
- 第一楽章 - Allegro moderato
- 第二楽章 - Largo
- 第三楽章 - Vivace
[編集] 楽器編成
- ピッコロ
- フルート2
- オーボエ2
- イングリッシュホルン
- 小クラリネット(Esクラリネット)
- クラリネット2
- バスクラリネット
- ファゴット2
- コントラファゴット
- ホルン4
- トランペット3
- トロンボーン3
- チューバ
- ティンパニ
- トライアングル
- ウッドブロック
- タンバリン
- 小太鼓
- シンバル
- 大太鼓
- ピアノ
- タムタム
- ハープ
- チェレスタ
- 弦五部
[編集] 演奏時間
約45分。
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