土浦ニューウェイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
土浦ニューウェイ(つちうらニューウェイ)とは、茨城県土浦市港町から同市田中の学園大橋手前までを結ぶ、高架道路である。「土浦高架道」と呼ばれることもある。
目次 |
[編集] 沿革
国際科学技術博覧会(科学万博)の開催に際して土浦駅東口から筑波研究学園都市(つくばセンター)まで結ぶ新交通システム「筑波研究学園線(仮称)」の計画があり、その路線の一部として使用される予定であった。しかし、計画が頓挫したことから、シャトルバスなどが通行する道路として1985年(昭和60年)に開通した。
[編集] 構造等
片側1車線の2車線道路である。新交通システムの軌道として計画されていたことから、路肩幅を確保できず、自動車専用道路に指定されている。料金を徴収しない無料の道路である。
茨城県道24号土浦境線の上部を通っている部分は、県道のバイパス扱いとなっており、それ以外の部分は、土浦市の管理道路となっている。
土浦市の中心市街地を上からバイパスする形で作られており、結果として中心市街地の空洞化を促進しているという指摘がある。
[編集] 総延長
約3km
[編集] 路線バス
土浦ニューウェイには歩道がない。そのため、バス停留所はその部分に歩行者部を設け、地上からの連絡階段によって旅客が利用できるようになっている。停留所部の形態は1983年(昭和58年)に開業した埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)[1]や後の2001年(平成13年)に開業した名古屋ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)[2]の高架駅の構造に似ているが、市街地である地上の道路を通るバスの方が本数も多いため、実際にはあまり利用されていない。停留所入口も高架駅ほど目立つものではない。
[編集] ニューウェイ内の停留所で乗降できるバス路線
田中町、桜町四丁目、川口町の停留所で乗降が可能な運転系統は2つで、それぞれ一日一便のみである。
- [11A]つくばセンター~吾妻~(ニューウェイ)~土浦駅東口
- [18]テクノパーク大穂~つくばセンター~吾妻~(ニューウェイ)~土浦駅東口
[編集] ニューウェイを通るバス路線
- 急行TMライナー:つくばセンター~土浦駅東口~石岡~茨城県庁~水戸駅(関東鉄道)
- 空港連絡バスNatt's:土浦駅東口~つくばセンター~ひたち野うしく駅~成田空港(関東鉄道・千葉交通・成田空港交通)
- 夜行高速バスよかっぺ号:水戸駅~土浦駅東口~つくばセンター~京都駅~大阪(大阪駅・大阪シティエアターミナル・大阪阿部野橋駅)(関東鉄道・近鉄バス)
- 昼行高速バス土浦・つくば~大宮線:土浦駅東口~つくばセンター~大宮駅東口(関東鉄道・国際興業)
[編集] その他
- 土浦全国花火競技大会時は臨時バス専用道路となるため、一般車の通行はできない。
- 冬季(1~2月前後)には、路面凍結がたびたび発生し、全面通行止となることもある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 関東地方の道路 | 土浦市 | 道路関連のスタブ項目