水戸駅
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水戸駅(みとえき)は、茨城県水戸市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・鹿島臨海鉄道・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
4面8線のホームを持つ橋上駅で、6階建ての駅ビル「EXCEL(エクセル)」が併設されている。
2社とも同一改札内にあり、鹿島臨海鉄道の改札業務は東日本旅客鉄道に委託している。ただし、7・8番線ホームとの間には中間改札が設置されており、特急券または鹿島臨海鉄道の乗車券を所持していないと通行できない。
上野方に、水郡線車両と機関車の留置線が存在している。また8番線の南側には貨物列車用の着発線や旅客列車用の電留線があったが、水戸駅南口土地区画整理事業により、2006年3月18日より内原駅南方の内原電留線に移転し、跡地には駐車場が整備された。
改札口上部のLED発車案内標は、2007年1月26日よりフルカラーのものに更新された。列車種別の色は、水郡線が緑色地、常磐・水戸線普通列車が青色地、常磐線特急列車が赤色地、大洗鹿島線は茶色地に、それぞれ白色文字で表示される。
[編集] のりば
1・2 | ■水郡線 | 上菅谷・常陸太田・常陸大子・郡山方面 |
3・4 | ■常磐線 | 日立・高萩・泉・いわき・仙台方面 |
5・6 | ■常磐線・水戸線 | 友部・土浦・上野、笠間・下館・小山方面 |
7 | ■常磐線(特急) スーパーひたち・フレッシュひたち |
友部・土浦・上野方面 |
8 | ■大洗鹿島線 | 大洗・新鉾田・鹿島神宮方面 |
- 常磐線のすべての特急列車が停車する。
- 常磐線いわき方面の普通列車は、当駅発着が多い。常磐線・水戸線友部方面の普通列車は、勝田方面と直通するものが多いが、当駅発着もある。
- 当駅終着後に折り返す列車は、折り返し後の方面のホームに到着するのが基本となる。
[編集] 利用状況
5方面に広がる県内一のターミナル駅であるため、主に常磐線の利用が多く、乗降客が非常に多い。
周辺に高校が多いため、朝夕は通学の高校生が多い。また、繁華街に企業も多く、こちらも朝夕には通勤のサラリーマンも多い。
JR東日本の2005年度の乗客数は1日平均29,216人であった。
[編集] 発車メロディ
新宿駅・渋谷駅、仙台駅に続きJR東日本で3番目の発車メロディ導入駅で、新宿駅と渋谷駅同様にYAMAHAが製作した曲が使用されている。新宿駅と渋谷駅が放送機器更新に伴って元祖メロディーが消滅したいま、YAHAMAの元祖メロディーを使っているのは当駅のみとなった。曲は、1・2番線は『春の雪解けの小川のせせらぎ』、3・4番線は『日本庭園の水と草木[1]』、5・6番線は『大都会の雑踏の中で聞こえるチャイム』、特急専用の7番線は『太平洋の海岸での生命の誕生』をそれぞれイメージした曲となっている。
- ^ 偕楽園をイメージしたものと思われる
また、大洗鹿島線の8番線は立川駅3番線などと同じJR-SH5-1が使用されている。
なお、水郡線の1・2番線は、ワンマン列車の場合は鳴らなさい。
[編集] 貨物駅
JR貨物の貨物駅は旅客駅西側、水戸市常磐町6234(千波湖付近)にある。
- 取扱貨物
- コンテナ貨物 - 12ftコンテナのみを取り扱う。
- 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
- 駅構造
- 2面のコンテナホーム、200mほどの荷役線が3本ある。駅本線に到着した貨物列車は、一旦赤塚駅方の引き上げ線に入った後、推進運転でコンテナホームへ進入する構造になっている。
- 旅客駅付近に乗務員基地である水戸機関区を併設する。
- 当駅に停車する列車は、コンテナ車のみで編成された高速貨物列車である。勝田方面への列車は1日1本が貨車の解放のみを、1日2本が貨車の連結及び解放を行う。赤塚方面への列車は、1日1本ずつ貨車の連結、解放、連結及び解放を行う。
[編集] 高速バス
- よかっぺ関西号
- 水戸駅南口⇔あべの橋BT
- みと号
- TMライナー
- 水戸駅北口~土浦駅東口・つくばセンター
- 日立駅前⇔成田空港(茨城交通・日立電鉄交通サービス・千葉交通)
- 日立駅前⇔羽田空港(日立電鉄交通サービス・茨城交通・羽田京急バス・東京空港交通)
- ベイライナー水戸・横浜号
- 水戸駅南口⇔横浜駅東口
[編集] 路線バス
少し離れた中心街(泉町、大工町)方面へは、頻発運転している。茨大前方面、偕楽園方面、県庁方面も本数が多い。路線系統が複雑なため、乗り場単位で行き先・方面を記載する。
[編集] 北口
- 2番のりば
- 3番のりば
-
- 常澄・大洗方面
- [50]アクアワールド大洗・那珂湊駅行(塩ヶ崎・大洗経由。内1便のみ大洗フェリーターミナル立ち寄り)、[51]鉾田駅行(日赤入口・塩ヶ崎・大洗経由)、[7]那珂湊駅行(塩ヶ崎経由大洗不経由)
- [53]明光中学校行(酒門・元石川団地・宮前入口・涸沼経由)
- [53]宮前入口行(酒門・元石川団地経由)
- 蓮乗寺行
- [3]若宮団地・浜田営業所行(日赤病院・城東経由)
- 日赤病院行
- [55]水戸中央病院・元石川団地行
- 常澄・大洗方面
- 関東鉄道
- 台町方面
- [1HT]茨城町役場行、[7C][97]吉沢車庫行、[1L][7L]免許センター行([1LX]直行)、
- 酒門方面
- [31][34]柏渕行、[51][54]けやき台団地行
- 台町方面
- ジェイアールバス関東
- 城東車庫行
- 4番のりば
- 茨城交通
- 茨城オート
- 大工町・表町方面
- 赤塚駅南口行(表町・宮前経由)、赤塚駅北口行(表町・見和団地経由)、飯島行、鯉渕営業所行、桜川車庫行(表町・宮前経由)、桜川西団地(桜川車庫)行(表町・桜川団地経由)、友部駅(鯉渕営業所、中央病院経由)、友部駅(鯉渕営業所、旭台経由)、岩間駅(表町・鯉渕営業所経由)
- 大工町・表町方面
- 5番のりば
- ジェイアールバス関東
- 茨城交通
- 大工町・自由ヶ丘方面
- [81]赤塚駅行(自由ヶ丘・東赤塚経由)、[23]赤塚駅南口行(常磐大学・御殿山経由)、[5]茨大前営業所行(常磐小前経由)、[11][13]茨大前営業所(自由ヶ丘・新原経由)、[1]河和田団地車庫行(赤塚駅・赤塚中前経由)、[31]双葉台二丁目・双葉台五丁目行(赤塚駅・中丸経由)、双葉台二丁目行(赤塚駅・大塚東経由)
- 大工町・自由ヶ丘方面
- 6番のりば
- 関東鉄道、関鉄グリーンバス
- 7番のりば
- 茨城交通
- 8番のりば
- 茨城交通
- 千波・払沢循環
- 浜田営業所行(駅南口経由)
- 関東鉄道、関鉄グリーンバス
- 本郷方面
- 本郷・払沢循環、吉沢車庫行(本郷・畑中経由)、[91A][92A]吉沢車庫行(払沢経由)
- 駅南口方面
- [89][97R][9R]吉沢車庫行(駅南口・台町・一里塚経由)、[91]吉沢車庫行(駅南口・台町・四中前経由)、[76][76R]県自動車学校(南口・水戸工高経由)
- 本郷方面
- 9番のりば
[編集] 南口
- 2番のりば
- 茨城交通
- 浜田営業所行
- 赤塚駅行(偕楽園南口経由)
- 茨城オート
- 桜川車庫行(桜山・桜川団地経由)
- 関東鉄道
- 台町・水戸工高方面
- [89][97R][9R]吉沢車庫行(台町・一里塚経由)、[91]吉沢車庫行(台町・四中前経由)、[76][76R]県自動車学校(水戸工高経由)、水戸医療センター行(県庁経由)
- 台町・水戸工高方面
- 3番のりば
- 関東鉄道
- 県庁シャトルバス(直行)
- 4番のりば
- 高速バス
- 東京駅行
- 新宿駅行
- 成田空港行
- 羽田空港行
- 横浜駅東口行
- 京都・大阪行
- 5番のりば
- 茨城交通
- 水戸駅北口行
- 関東鉄道、関鉄グリーンバス
- 駅北口方面
- 市立競技場・植物公園行、石岡車庫行、小川駅行
- 駅北口方面
[編集] 駅周辺
- 史跡
- 宿泊施設
- ホテル メッツ水戸
- ホテル テラス・ザ・ガーデン
- ロイネットホテル水戸
- ホテル レイクビュー水戸
- ホリディイン水戸
- 三の丸ホテル
- 水戸ステーションホテル
- ホテル 水戸シルバーイン
- みまつホテル
- 水戸京成ホテル
- 商業施設
- 公共施設
- 茨城県庁
- 水戸市役所
- 水戸中央郵便局
- 水戸駅前郵便局
- 教育施設
- 茨城県立水戸第一高等学校
- 茨城県立水戸第三高等学校
- 茨城県立水戸南高等学校
- 水城高等学校
- 水戸市立第二中学校
- 茨城大学教育学部附属小学校
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)1月16日 - 水戸鉄道(現在の水戸線)の終点として開業。
- 1897年(明治30年)11月16日 - 太田鉄道(現在の水郡線)の一部が開業。
- 1924年(大正13年)7月22日 - 北口駅前に水戸海浜電車(水浜電車)(後の茨城交通水浜線)水戸駅前駅が開業。
- 1966年(昭和41年)6月1日 - 水浜線水戸駅前駅が廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本・JR貨物の駅となる。
[編集] 隣の駅
- 鹿島臨海鉄道
- ■大洗鹿島線
- 水戸駅 - 東水戸駅