地上デジタル放送開始4局合同特番・テレビが変わる!
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『地上デジタル放送開始4局合同特番・テレビが変わる!』(ちじょうでじたるほうそうかいしよんきょくごうどうとくばん・てれびがかわる)とは、2006年7月1日に地上デジタルテレビジョン放送を開始した福岡県の民放テレビ局4社(RKB毎日放送、TNCテレビ西日本、FBS福岡放送、TVQ九州放送)が共同制作し、この日の10:00~10:30に4局サイマル生放送された特別番組。
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[編集] 概要
- この日地上デジタル放送開始記念式典が行われていたTNC放送会館内『パヴェリアホール』からの生放送。
- オープニングの挨拶は放送会館4階テラスで行われ、デジアナ(地上デジタル放送推進大使)を務める川添麻美(RKB)、高山梨香(TNC)、若林麻衣子(FBS、当時)、立花麻理(TVQ)の4人がユニフォームである白のスーツ姿で登場した(この4人が番組のメインを張った)。
- 10:04に4局の代表取締役社長がスイッチを押し、地上デジタルの本放送が開始された後(クレジットされていないが進行はRKB坂田周大アナ)、各局がそれぞれ一つずつテーマに基づいて制作した「地デジの魅力」をPRするVTRが放送された(後述)。
- またVTRの合間には5.1chサラウンドの実演が行われ、嘉穂劇場で演奏されたベートーベンの「第九」や、ヤフードームの「ソフトバンク×楽天」で松中信彦がヒットを打ったVTRが臨場感たっぷりに上演された。
- 番組の最後には今後のエリア拡大予定が紹介され、さらに4局のマスコットキャラクター(RKB…ももピッ!、FBS…ゆめんた、TVQ…モニ太、TNC…てれビー)が自局のリモコンキーIDを持って勢ぞろいし、番組を締めくくった。
[編集] 各局が制作したVTR一覧
- 地デジは高画質(RKB担当)
- RKBのデジアナ川添麻美が同局の夕方ワイド番組「今日感テレビ」の川上政行キャスターと池尻和佳子アナに地デジの画質の良さを説明、また不定期で金曜日のコメンテーターを務める吉村作治が「地デジの高画質は生でミイラに出会う位の感動」とアピール。
- 情報まるわかり・データ放送(TVQ担当)
- TVQのデジアナ立花麻理が同局の子供向けバラエティ番組「ばりすご★ボイガー7」の3923と田中選手にデータ放送やEPGの使い方をレクチャー。
- 地デジ塾『ワンセグ』(TNC担当)
- TNCのデジアナ高山梨香が同局の朝の情報番組「ももち浜ストア」の福田健次、津野瀬果絵アナ、内堀富美にワンセグの仕組みや便利さ、画質の良さなどをレクチャー(フォーマットは高山が担当する木曜日のコーナー「ヤング塾」を踏襲)。VTRに気象予報士の手嶋準一が登場した他、VTRの後高山が福岡タワー前に出て、シーサイドももち周辺で営業しているベロタクシーの運転手の男性にもワンセグを体感してもらった。
- これでバッチリ!地デジの見方(FBS担当)
- FBSの牟田剛司アナと、局がデジタル放送のPRの為に結成した女性4人のユニット「デジタル・ハニー」が地デジを見るために必要な機械や工事、手続きについて説明。
[編集] 余談
- 当初番組に付いていた仮題は「地デジ4You」(ちでじふぉーゆー、英語の「For」と地デジ開始の「4」局を掛けたもの)で、一部テレビ雑誌にはこのタイトルで掲載されていたが、正式なタイトルは記事名の通りとなった。
- 番組のスポンサーはNTT DoCoMo九州とベスト電器(提供クレジット出しは各局それぞれ行われた)。実際はこの2社の他に西部ガスのCMも放送された。
- TNCでは10:00の放送開始前に「土曜NEWSファイル CUBE」のPRという形で事前番組が9:55から放送され(番組のキャスターである田久保尚英アナと林恵子、手嶋準一、コメンテーターの舛添要一が出演)、ステブレなしで特番がスタートした。
- この4局から遅れて5ヵ月後の2006年12月1日に地上デジタル放送を開始する九州朝日放送ではこの時間「新婚さんいらっしゃい!」の再放送が行われていた。
- 西日本新聞紙面では4局のデジアナが登場し「地デジナビ」企画で合同特番の告知を行っていた。
[編集] 福岡県におけるこの他の地上デジタル放送開始記念特番(7月1日放送分)
この特番の終了後も、TNCを除く各局ではハイビジョンを生かした自社製作の特別番組が放送された。
[編集] RKB毎日放送
[編集] 福岡放送
- デジタルめんたいワイド ~テレビがゼッタイおもしろい!~
[編集] TVQ九州放送
- TVQスーパースタジアム「千葉ロッテマリーンズ×福岡ソフトバンクホークス」(千葉マリンスタジアム)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 参加各局のデジタル放送PRサイト