掛川駅
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掛川駅(かけがわえき)は、静岡県掛川市にある東海旅客鉄道(JR東海)・天竜浜名湖鉄道の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] JR東海
東海道新幹線は相対式ホーム2面2線を持つ高架駅、東海道本線は2面3線のホームを持つ地上駅である。3番線と4番線との間には留置線がある。
- のりば
1 | ■東海道本線 | ※ |
2 | ■東海道本線 上り | 静岡・沼津方面 |
3 | ■東海道本線 下り | 浜松・豊橋方面 |
4 | ■東海道新幹線 上り | 新横浜・東京方面 |
5 | ■東海道新幹線 下り | 名古屋・新大阪方面 |
※1番線には朝の通勤時間帯は静岡方面への列車(上り)が発着し、それ以外の時間帯は浜松方面から当駅止まりの折り返し始発列車(下り)が発着する。
[編集] 天竜浜名湖鉄道
天竜浜名湖線の始発駅で、頭端式ホーム1面2線をもつ地上駅である。JR東海とは別改札である。東海道本線1番ホームに面した改札も存在し、乗換先の乗車券を既に持っている場合にのみ使用できる。
- のりば
1・2 | ■天竜浜名湖線 下り | 遠州森・天竜二俣・新所原方面 |
[編集] 利用状況
掛川市統計書の統計によれば、2004年度の天竜浜名湖線のみの乗車人員は1日平均1,217人で、天竜浜名湖線の駅の中で最も多い。
[編集] 駅周辺
駅北側の掛川城大手門までの商店街は、白壁瓦屋根風の建屋が並ぶ、城下町を模した造りとなっている。 北口と南口があり、北口側の方が店等が多く、南口側は住宅が多い。
- 掛川市役所出張所
[編集] バス乗り場
- しずてつジャストライン-大坂線、掛川中横須賀線、つま恋温泉線
- 掛川バスサービス-桜木線、居尻線、倉真線、粟本線、東山線
- 掛川市市街地循環バス「スローライフバス」-北回り、南回り
[編集] 歴史
- 1889年4月16日 - 開業。
- 1935年4月17日 - 二俣線掛川~遠江森(現在の遠州森)間開業。
- 1940年 - 木造の現駅舎に改築。
- 1984年1月21日 - 開業時からの貨物取扱が廃止。
- 1987年3月15日 - 二俣線が天竜浜名湖鉄道に移管。
- 1988年3月13日 - 新幹線の駅が開業。
- 1992年11月28日 - 在来線北口改札口に自動改札機導入。
- 1998年3月6日 - 在来線南口(新幹線側)改札口にも自動改札機導入。
- 1998年3月17日 - 新幹線改札口に自動改札機導入。
- 2002年6月11日 - サッカーワールドカップの帰宅客輸送のための当駅始発の深夜新幹線「特別号」を運転。(下り2本名古屋行:途中浜松駅のみ停車、上り6本東京行:途中熱海駅のみ停車)
[編集] その他
天竜浜名湖鉄道が国鉄二俣線だった時代、ホーム番号が駅舎から近い順から4番線、3番線…と付けられていた。
1番線:東海道線下り 2番線:東海道線上り 3・4番線:二俣線
新幹線自動券売機は、北口(表口)は1台設置され自由席券専用。南口(新幹線口)は3台、新幹線乗換改札付近は1台設置され自由席券の他に指定席券も買える。
開業時から現在まで、新幹線は「こだま」のみの停車である。
新幹線のホームで、13号車~16号車の停車位置には屋根がついていない。これは、新幹線ホーム開業当初の「こだま」は12両編成に減車(のち、再び16両編成化)されていたためであったからだと思われる。よって、雨天時に新幹線の当駅を下車する場合は1~12号車のドアにあらかじめ移動しておいたほうがよい。
[編集] 隣の駅
- 天竜浜名湖鉄道
- 天竜浜名湖線
- 掛川駅 - 掛川市役所前駅