小中陽太郎
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小中 陽太郎(こなか ようたろう 1934年9月9日 - )は兵庫県出身の作家、評論家、翻訳家。
幼時を上海で過ごす。東京都立大学附属高等学校を経て、東京大学文学部仏文科で渡辺一夫に師事。1958年に大学を卒業してNHKに入り、ディレクターとして『夢であいましょう』などを手がける。1964年に退職してフリーとなり、野坂昭如の薫陶を受けてルポルタージュやコラムを執筆。1965年、小田実たちと共にベ平連を結成。世話人としてパリやハノイやストックホルムに赴き、国際連帯に貢献。
1983年にフルブライト交換教授として渡米し、ウェストヴァージニア大学とニューヨーク市立大学ブルックリン校の客員教授を務める(1984年まで)。
日本に帰国してから中部大学女子短期大学英語英米文化学科主任教授に就任。1992年、ペン大会日本代表としてバルセロナに赴く。
中部大学人文学部コミュニケーション学科教授を経て、名古屋経済大学短期大学部放送コース客員教授となる。日本ペンクラブ専務理事。アジアキリスト教協議会議長。
[編集] 著書
- 『愛と別れ』河出書房新社、1964年
- 『天誅組始末記』大和書房、1970年
- 『私の中のベトナム戦争』産経新聞社、1973年
- 『王国の芸人たち』講談社、1973年
- 『小説灘高校』サンケイ新聞社出版局、1974年
- 『東大法学部ーその虚像と実像ー』現代評論社、1978年
- 『小説 内申書裁判』光文社、1980年
- 『ぼくは人びとに会った』日本評論社、1984年
- 『異文化・非言語・グローバルコミュニケーション』平原社、1999年
- 『ラメール母』平原社、2004年
- 『今こそ平和を実現する』日本基督教団出版局、2004年
[編集] 訳書
- エヴァ・フォレスト『エヴァの日記―スペインの獄舎から』岩波書店、1990年
- ベルナール・ウェルベル『蟻の時代』角川書店、2003年(森山隆との共訳)
- ベルナール・ウェルベル『蟻』角川書店、2003年(森山隆との共訳)