岐阜県立大垣北高等学校
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大垣北高等学校 | |
設置者 | 岐阜県 |
学区 | 西濃学区 |
設立年月日 | 1894年(明治27年) |
生活信条 | 誠実・友愛・努力 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
学科 | 普通科 |
所在地 | 〒503-0017 大垣市中川町4-110-1 |
電話番号 | 0584-81-2244 |
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岐阜県立大垣北高等学校(ぎふけんりつ おおがききた こうとうがっこう)は、岐阜県大垣市にある公立高校。全日制普通科が設置されている。創立は1894年と岐阜県でも指折りの歴史をほこる伝統校で、県内有数の進学校である。地元では北高(きたこう)と呼ばれる事が多い。
目次 |
[編集] 学校概要
- 創立 1894年(明治27年)
- 学科 全日制普通科
- 生活信条 - 誠実・友愛・努力
- 制服 - 男子は詰襟の学生服、女子はブレザーが指定されている。
- 学校スローガン(2006年度) - 立志・力行・龍となれ
- 所在地 大垣市中川町4-110-1
[編集] 沿革
- 1894年(明治27年) 岐阜県尋常中学校大垣分校開設。
- 1896年(明治29年) 岐阜県大垣尋常中学校と改称。
- 1899年(明治32年) 岐阜県大垣中学と改称。
- 1900年(明治33年) 岐阜県安八郡大垣高等女学校開設。
- 1901年(明治34年) 岐阜県大垣町立高等女学校と改称。
- 1903年(明治36年) 岐阜県立大垣高等女学校と改称。
- 1923年(大正12年) 岐阜県大垣高等女学校と改称。
- 1948年(昭和23年) 岐阜県大垣女子高等学校と改称。
- 1948年(昭和23年) 岐阜県大垣高等学校と改称。
- 1948年(昭和23年) 2校を統合、岐阜県立大垣高等学校設立。
- 1949年(昭和24年) 岐阜県立大垣北高等学校と改称。
- 1961年(昭和36年) 現在地に移転完了・改築完成式。
- 1975年(昭和50年) 創立80周年記念事業「?城館」完成。
- 1984年(昭和59年) 創立90周年記念事業「中庭整備」。
- 1994年(平成6年) 創立100周年記念事業「誠友館」完成。
- 2004年(平成16年) 新校舎完成。創立110周年記念事業「校門」完成。
[編集] 特色
[編集] 募集定員と受験傾向
西濃学区の生徒の減少に伴い、2002年からそれまでの募集定員を400人から360人、2005年から360人から320人に減らして1学年320人・40人編成8クラスである。定員のうちの2割の生徒を特色化選抜入試の枠として設けてある。西濃学区のなかでは特色化、一般ともに倍率が高い方であり、倍率は安定している。調査書よりも検査(入試)を重視する傾向がある。また、最寄駅は大垣駅であるため、市内だけではなく、養老町や海津市、揖斐郡などからも通学が可能である。
[編集] 学校の立地と周辺環境
大垣市内でも極めて北に位置している。少し離れたところから国道258号線から始まり、そこを国道21号線、通称「バイパス」が走っているが離れているために勉強の支障となるような騒音はなく、環境は良好である。ほぼ、全員が自転車か電車通学で通学しており、遠方からの自転車通学者は1時間以上かけて通学している場合もある。なお、冬の伊吹おろしが吹くと登下校時に強風を受ける。教室は、エアコンが全室完備されており快適な環境で授業を受けることが可能で、意欲のあるものは授業が始まる前と放課後の補講を自由にとることが出来る。
[編集] 生徒会活動
生徒会活動が活発な学校でもあり、例年、卒業生に対して生徒会功労賞(1997年より「天籟賞」)の授与が為されている。また学校行事の大半を生徒会主体で運営しており、毎年2月に行われる凧揚げ大会は恒例行事となっている。
[編集] 教育面の特色
教育面では、週に2回(月曜・木曜)は50分×7時限授業を行って授業時間を確保しているほか、毎朝ALT手作り教材による英語リスニングを実施するなど学力向上への努力している。また土曜日の有効活用が図られており、自習室の開放や特別講座の開講のほか、OBによる学習支援・質問受付も行われている。
[編集] 進学
センター試験や科目別の対策といった講座、東大・京大をターゲットとした難関大講座や名大英語完全制覇のような個別の大学対策に主眼を置いた特別講座が行われている。補習は早朝・放課後に標準レベルから入試実践レベルまでさまざまな講座が開かれており、中には美術の早朝補習といったユニークな講座も開講されている。大学見学を通じた進路意識の高揚も行われており、3年生の京都でのフィールドワーク(遠足)では京都大学見学を行うほか、夏期休業期間には東京大学見学会も行われている。
[編集] 国際交流
大垣北高校では国際交流に力を入れており多くの留学生を受け入れているほか、「大北オセアニアプロジェクト」として8月の夏期休業中にオーストラリア・アデレードへの海外研修が行われる(希望者)。また3月の春期休業中にはアデレードとは別に「大北グローバルプラン」としてアメリカ・ユタ州での海外研修も行われる(希望者)。
[編集] 部活動
活発に活動する部が大半であり、中でも陸上競技・ソフトテニス部・卓球部などが様々な大会で優れた成績を残している。
- 運動系部活動
- 野球部
- サッカー部
- バスケットボール部
- バドミントン部
- テニス部
- ソフトテニス部
- バレーボール部
- 陸上競技部
- ハンドボール部
- 柔道部
- 卓球部
- 剣道部
- 弓道部
- 水泳部
- 文化系部活動
- 文芸部
- 演劇部
- 物理・化学部
- 美術部
- 囲碁・将棋部
- 英語部
- 茶道部
- 華道部
- 書道部
- 生物部
- 新聞・放送部
- 数学・コンピューター部
- 料理部
- 音楽部
[編集] 進路状況
ほぼ全員が進学希望であり、四年制大学に進学する。東京大学、京都大学、国公立大学医学部医学科といった最難関国公立大学に毎年合わせて18名前後の合格者を出している。私立大学には慶應義塾大学、早稲田大学といった難関私立大学にも多数の合格者を出している。名古屋大学、岐阜大学といった地元の大学に進学する傾向が強いが、全国各地の国公立大学に進学していく者も少なくない。全体として毎年国公立大学に270名、私立大学には800名程度が合格する。岐阜県内では岐阜学区の岐阜高校には及ばないものの、2006年は東京大学・京都大学で計17名(浪人含)合格者を輩出するなど、学業において優秀な成績を修める生徒が多い。なお大垣北高校は学校として、「東大・京大 20名、難関大学 50名、国公立大学 250名」という数値目標を掲げている。
- 2006年入試 国公立大学合格者数 268名 私立大学合格者数 787名
- 2007年入試 国公立大学合格者数 283名
- 主な大学の合格者数 東京大学 4名 京都大学 18名 国公立医学部医学科 10名 金沢大学 18名 名古屋大学 37名 岐阜大学 43名 大阪大学 10名 ほか