弥刀駅
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弥刀駅(みとえき)は、大阪府東大阪市友井にある近畿日本鉄道大阪線の駅。
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[編集] 駅構造
島式2面4線のホームを持つ待避可能な地上駅。駅舎は上下別(ホーム大和八木寄り)にある。改札も上下で独立しており、改札内には上下線のホームを結ぶ経路は設けられていない。上下線とも駅舎からホームへ行くには構内踏切を渡らなければいけないが、踏切は待避線にのみかかっているため、通過列車待ちの普通列車および回送列車が発着する時のみ閉まる。
かつては近畿大学の学生輸送の各駅停車が折り返していた。そのため、下り方(大和八木方面)に引上線がある。この引上線を利用して、深夜に信貴線の車両交換を行っている(山本にあった上下渡り線が、10両対応にするためのホーム延長で撤去されたため)。
- のりば
- 高安・河内国分・大和八木・名張方面(待避線)
- 高安・河内国分・大和八木・名張方面(本線)
- 布施・鶴橋・上本町・難波方面(本線)
- 布施・鶴橋・上本町・難波方面(待避線)
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果では、1日の利用客は12645人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、60位。
- 大阪線の駅(48駅、他線接続駅含む)中、14位。
- 大阪府内の近鉄の駅(61駅)の中では、27位。
[編集] 駅周辺
商店などが立ち並んでいる。 大阪市営地下鉄千日前線の延伸計画があるが実現のメドは立っていない。
列車の過密区域であるにもかかわらず、駅周辺には線路を跨ぐ歩道橋や地下道などがない。また当駅は前述の通り、改札が上下線別で独立している上に、改札内で上下線のホームを結ぶ通路が全くない。そのため、駅東方(下り線改札口側)の住民がこの駅から上本町方面の電車を利用する場合、特にラッシュ時はかなり時間に余裕をもって駅に向かわなければ、踏切待ちに時間を取られて電車に間に合わなくなる恐れがある。
[編集] 歴史
- 1925年(大正14年)12月10日 大阪電気軌道の駅として開業。
- 1941年(昭和16年)3月15日 参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1949年(昭和24年)7月26日 上下待避線設置。