後藤輝基
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後藤輝基(ごとう てるもと、1974年6月18日 - )は、吉本興業所属のお笑い芸人。大阪府大阪市東淀川区出身。フットボールアワーのツッコミ担当、相方は岩尾望。立ち位置は右。血液型B型。170cm。
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[編集] 経歴
- 大阪府立山田高等学校出身、NSC14期生。
- NSC14期生の同期だった天満国男と後藤・天満を結成。その後、エレキグラムに改名。そのコンビを1999年に解散。(当時はボケを担当)、1999年4月にNSCの同期で友人でもあった岩尾望と「フットボールアワー」を結成。ツッコミに転向。
- 特に決まった愛称はないが、「ゴティ」「ゴテゥー」「ごっちゃん」「ごとちゃん」「輝ちゃん」など。また、家族からは「テル」と呼ばれている。
- 2006年4月、木村祐一と辺見えみりの結婚披露宴の司会を務めた。
- 吉本男前ランキングでは2004年6位、2005年10位、2006年10位、2007年7位。相方岩尾があまりにブサイクなため、後藤が男前に見える、という声もある。
[編集] 特徴・性格
- 的確なツッコミと仕切りには定評がある。その鋭いツッコミから豪放な性格であるように見えるが、本当は岩尾同様人見知りで内向的だという。また幽霊を怖がるなどかなりの臆病(ビビリ)であり、ドッキリ等のターゲットにされやすい(後述)。運動神経が皆無でやや天然。
- 「?マジっすか!」での陣内智則やケンドーコバヤシとのやり取りからから「鳥に似ている」「喋りが古くさい」(落語調の喋り方)というキャラが定着。”鳥のお化け”という通称はコバヤシの「後藤はファイティーに似ている」という発言を陣内が誤解説したことによる。
- ヘビースモーカーで、一日に五箱吸っていたこともあるほど(吸い過ぎで肺と背中が痛くなったため本数を減らした)。故に声がガラガラ。
- リンパ腺と肺が弱く、病院に3つも通っていて、錠剤と吸飲の薬を使っていると告白した。肺が悪いと聞いて相方の岩尾は「(漫才師として)大問題やん」と言って非常に驚いた。岩尾の話では楽屋で一人でハァハァ言っていて「死ぬんじゃないかと思う」と言われるほど辛そうなときがあるらしい。
- 特技はエレキギター。野性爆弾、カネシゲタカシ(岩尾の前コンビ「ドレス」での相方)と「盆地で一位」と言うインディーズバンドを結成している。結成当初はイベントに頻繁に参加していたが、近年では「スケジュールによって出演したりしなかったりするボーナスキャラのような存在です。」とカネシゲタカシにブログで表現されている。
- ギターの特技を生かして、少年カミカゼ和教の編曲の下、甲南大学会計大学院の校歌の作詞作曲を手がけた。ラジオ番組いきなりフットボールアワーの2006年7月27日放送内で完成版が披露された。
- 趣味は超合金とミニカー集め。
- 料理も得意。未来創造堂(2006年12月15日放送)では「美味しい塩ラーメンの作り方」、いきなりフットボールアワー(2006年10月19日放送)や、ジャイケルマクソン(2006年12月28日放送・吉本国勢調査2006)では自身の創作した「輝ちゃん鍋」の作り方を披露するほど。
- また、「美味しい作り方」を披露するだけある「塩ラーメン」は特に好物。いきなりフットボールアワーで、「藤岡琢也さんのしていたCMに出演したいくらい好き」と発言している。
- 三人兄弟の末で、二人の姉がいる。母親は後藤の仕送りで五十を過ぎてから目を二重にプチ整形した。
- 着やせしているが,実はウエストがビックリするほど太い。昔はガリガリでレディースのジーンズでも余裕で入るサイズだったが今はプヨプヨ。ウエストは85cmで メタボリック症候群の可能性もでてきている。
- 姪を溺愛していて「輝ちゃん」と呼ばれている。姪は後藤が言ったことは笑うが、岩尾が言ったことはほとんど笑わないらしい。このことは後藤の家族全員に共通しているらしい。
[編集] エピソード
- 中学生の頃は老眼鏡のようなレンズの大きい眼鏡をかけており、「ジャイケルマクソン」で当時の写真を度々ネタにされている。この写真の数々を中川家礼二は「ジャイケルマクソンの鉄板」と高く評価している。ちなみに現在はコンタクトレンズを使用している。
- 同番組の企画「知名度の旅」では、M-1グランプリで優勝した人物とは到底思えないほどの知名度の低さを誇っている。
- 「後藤輝基ドッキリ55連発!」と題された企画が組まれ、告知されたあとで2週間の間に55種類のドッキリ(寝起きに水、ラジオ本番中に頭上から盥が落ちてくる、煙草に火綿を仕込まれる、トイレに閉じ込められる等)を受けたことがある。いつドッキリに遭うか分からないため始終怯えており、「もういやや」と半泣きになる場面もあったが、負けじとリアクションとツッコミを返そうとする姿勢が見受けられた。
- 最近では両親のテレビでの露出がめざましく、特に実母は、「ジャイケルマクソン」で息子にドッキリを仕掛ける為に、息子が打ち合わせするカフェで若い男性との浮気現場を演じたり、「セーラー服と看護婦の白衣のどちらを選んで着るか?」という2択クイズでセーラー服を選び、「カ・イ・カ・ン」とセーラー服と機関銃の一幕を演じたりと、同番組になくてはならない存在になりつつある(ちなみに同放送で実父は陣内智則の実父とカラオケボックスでカラオケ対決を行うも、負けてしまう)。そのためか、ジャイケルアワード2006(12月20日放送)では、同番組開始からのレギュラーほしのあきを押さえ、見事主演女優賞を受賞する。しかし、この賞はあくまでこの時MCの陣内智則が選んでいるので、さほどの影響力はない。
- 「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の企画「七変化」に参戦し、実母の胸を揉む、ローションまみれの素麺を食べるなど狂気じみた芸を披露した。浜田雅功は「あいつ、頭おかしいやろ?」と言いつつも、実母の胸を揉むという荒技に感服し本来なら千円を払うところを3千円払い、松本人志にも「神の領域入りましたね」と評された。後日後藤が実家へ帰省した際、母の胸の件に対する父親の反応は「怒っている」か「ウケている」かのどちらかだという後藤の予想に反し、「東京ではいろいろと大変やったみたいやな…」という何とも重い一言だった。その台詞は放送室で「深い」「素晴らしい」と絶賛された。
- メッセンジャー黒田に東京でトークライブをするように提案した。
- ポルノグラフィティの岡野昭仁に似ていると言われたことがある。また、眼鏡をかけるとおかけんたに似ている。
- 今では考えられないが、コンビ結成後の1999年5月にうめだ花月シアター(現在のうめだ花月)で初舞台を踏むも、ツッコミが気持ち悪いと大不評。先輩芸人の次長課長・河本にも「気持ち悪い。正直下手くそや。」と言われた。
- チュートリアルの徳井義実に尊敬されている。理由は芸人の中で一番かっこいいかららしい。また、後藤自身も「男で抱かれるなら徳井」とイベントなどでコメントしている。どうやら両思いらしい。
- フェイクオフで東京と大阪両方に1人ずつ彼女がおり、しかも大阪のほうは岩尾の通い詰める風俗店の風俗嬢であることを陣内智則にバラされる。その風俗店はケンドーコバヤシが開拓したものらしい。
- 「普段私はあなたのことをハゲハゲと言っている・・・(だから、)いつか罰が下るんじゃないか」と言って自分も相方同様ハゲてくることを恐れている。元々、ハゲの家系らしく(父方の祖父がツルツルだったらしい)ハゲの予防のため、岩尾が使っているシャンプーと同様のものを使っているらしい。これは本人曰く「岩尾のは『治療』俺のは『予防』」だそうである。
- クリスマスの夜に靴下を吊って寝ていたら夜中に酔って帰ってきた父親に起こされて図書館で借りてきたと思われる蜘蛛の図鑑をもらった。次の日自分で返しに行ったらしい。
- ビデオ屋でビデオを選んでいるときにたまたま映画のように女の人と手が触れはっとしたが、女性の方は後藤を変態だと思ってスカートを押さえながら逃げてしまった。
- 千と千尋の神隠しを映画館で見ているとき、後ろの人が足をぶらんぶらんしてきてうるさかったので「ちょっと、トントンするのやめてください。」と振り返ったら「わっ、ごめんなさい!あ、いつも見てます。」と言われ複雑な気持ちになったことがある。
- 番組の企画で酔いつぶれた際「みんな俺を鳥のお化けとか言う・・・」「オカンからアンタは鳥のお化けや無い!ってメールが入ってくる・・・」「東京で一旗挙げたい・・・」「故郷に錦を飾りたい・・・」などと本音を暴露した。
- オタマジャクシをオオサンショウオだと思ってこっそり連れ帰ったことがある。
- 後輩に女の子を用意させ、一列に並べて、マドラーを指示棒代わりに「何か悩みないの?悩みないの?」「それ自分アカンで」と明石家さんまの『恋のから騒ぎ』を真似た『てるちゃんのから騒ぎ』をやり始めた。
[編集] 出演
- 人志松本のすべらない話7
- 働くおっさん劇場(副音声)
- 撮りッたがり決死隊 トッターマンDS(2007年2月28日放送分のみ単独で出演)
- くろだ荘の宴(2007年3月)
- アメトーーク!(2007年3月)
- コンビでの出演はフットボールアワーの項参照。