日産・ステージア
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日産・ステージア | |
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ボディタイプ | 5ドア ステーションワゴン |
初代 | |
製造期間 | 1996年 – 2001年 |
全長 | 4800mm |
全幅 | 1755mm |
全高 | 1490~1505mm(前期型) 1490~1495mm(後期型) |
車両重量 | 1480~1660kg(前期型) 1480~1650kg(後期型) |
同クラスの車種 | 三菱・レグナム スバル・レガシィツーリングワゴン ボルボ・850エステート ホンダ・アコードワゴン トヨタ・マークIIクオリス トヨタ・カムリグラシア |
2代目 | |
製造期間 | 2001年 – |
全長 | 4765mm(前期型) 4800mm(AR-X FOUR) 4785mm(後期型) |
全幅 | 1760mm 1790mm(AR-X FOUR) |
全高 | 1510mm 1550mm(AR-X FOUR) |
車両重量 | 1550~1680kg 1720kg(AR-X FOUR) 1570~1670kg(後期型) |
同クラスの車種 | トヨタ・マークIIブリット スバル・レガシィツーリングワゴン ホンダ・アコードワゴン マツダ・アテンザスポーツワゴン ボルボ・V70 AR-X FOURのライバル車種 スバル・アウトバック ボルボ・XC70 アウディ・A6 allroad quattro |
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています |
ステージア(STAGEA)は日産自動車が製造・発売する乗用車である。 ステーションワゴンでスカイライン、ローレルのプラットフォームをベースに設計されている。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 初代 (WC34型 1996-2001年)
- 1996年10月 WC34型登場。日本専売、Lクラスステーションワゴン専用車種。搭載するエンジンは直列6気筒のRB25DET型インタークーラー付ターボ、RB25DE型、RB20E型の3機種。グレードは「25X(FOUR)」・「25G(FOUR)」・「20G」・「25tRS FOUR(V)」。また、純正エアロパーツには「DAYZ」(デイズ)のブランド名が付いていた。
オーテックジャパンが手掛けた特別仕様車としてスカイラインGT-Rに搭載されているRB26DETT型2600cc・直6DOHCツインターボを搭載した「260RS」が1997年に発売された。260RSは5速MTのみの設定となる。
- 1997年1月、ボディーカラーにシルキースノーパール(#WK1)を追加するとともに、DAYZのエアロ(バンパー、サイドシルプロテクター、ルーフスポイラー等)を標準装備させた「ホワイトエアロセレクション」を設定。
- 1997年8月、マイナーチェンジ。エンジンをNEOシリーズへ変更(RB25DETを除く)。よってRB20EがDOHC化されRB20DEになった。「25tX FOUR」・「25RS(FOUR)」・「20X」追加。そしてボディーカラーに、シルキースノーパールツートーン(#5S5)を追加。
- 1998年8月 マイナーチェンジ。フロント・リア周りのデザインを変更し、いわゆる「後期型」に移行した。RB25DETエンジンもNEOシリーズになった。
- 1998年10月 「オーテックバージョン260RS」をマイナーチェンジし発売。
- 2000年6月 RB20DE型搭載「20RS」追加。「25t RS V」・「25t RS FOUR S」にカスタマイズベースグレードの「Type-B」を設定。
260RSはR33スカイラインで限定販売された4ドアGT-Rオーテックバージョンとは異なり、M35にバトンタッチするまで販売が続けられた。(なお余談ではあるが、R34型スカイラインGT-Rのフロントバンパーを流用して顔面スワップしたスカージアと言う改造も存在する。)
[編集] エンジン
エンジンはすべてのグレードで直列6気筒のRBエンジンが使われている。
- RB20E型(前期型20G、~1997年8月・130馬力)
- RB20DE型(前・後期20G、20X、20RS、1997年8月~・155馬力)
- RB25DE型(前・後期25G、25X、25RS、~1997年8月・190馬力、1997年8月~・200馬力)
- RB25DET型(前・後期25tRS FOUR系・前期は235馬力、後期は280馬力)
- RB26DETT型(前・後期260RS・280馬力)
[編集] ボディカラー
- 前・後期
- ソニックシルバー
- ダークブルーパール
- グリーンパール
- 前期のみ
- シルキースノーパール
- シルキースノーパールツートーン
- スーパークリアレッドII
- エメラルドグリーンパール
- 後期のみ
- ホワイトパール
- ベイサイドブルー
- アクティブレッド
- ライトニングイエロー
- ブラックパール
[編集] 2代目 (M35型 2001-)
- 2001年10月 M35型にモデルチェンジ。V35型スカイラインと同様、FMプラットフォームを採用したほか、樹脂製バックドア、ワゴン専用新開発マルチリンクリヤサスペンション等を新採用。搭載するエンジンはV35型と共通のVQ25DD型(2500cc直噴)&VQ30DD型(3000cc直噴)に加え、ステージア専用となるVQ25DET型(2500ccターボ)の3機種。ちなみにターボ車は4WDのみの設定。最低地上高を大きく取りSUV風に仕立てた“AR-X FOUR”を設定。
プラットフォームを共用するV35型スカイライン、Z33型フェアレディZとは違い、ステージアは初代と同じく日本市場専用車種である。
- 2002年10月 オーテックジャパンの手による特別仕様車「エアロセレクション」を設定。
- 2003年6月 オーテックジャパンの手による特別仕様車「アクシス350S」を追加。250RS VをベースにV型6気筒DOHC VQ35DE型に6速M/Tを組み合わせる。
- 2004年9月 マイナーチェンジを実施。内外装のリファインの他、エンジンラインナップおよびグレード体系を見直し、平成17年排出ガス規制対応を踏まえてV6・3000ccモデルおよび販売不振なV6・2500ccターボモデルを廃止。代わってV6・3500cc VQ35DE型を搭載するモデルを投入し、2500ccとの二本立てとしている。また、アクシスシリーズからは6速M/Tの仕様が廃止され、新たに「アクシスS」を追加した。
尚、前期型に搭載されラインナップにあったV6・2500ccターボは、ターボエンジン車の初期の頃に有りがちであった急激にターボの過給が掛かる「ドッカンターボ」的なエンジンレスポンスや、実用の燃費性能があまり良くないなどの短所があった事などで、ユーザーをはじめ自動車評論家などの各所からあまり評判が芳しくなかった事と、近年の排出ガス規制に対応させる事が難しい事などの要因から、V6・2500ccターボは後期型よりラインナップから外されている。
- 2005年11月 一部改良。運転席パワーシートが全車に標準装備される。
- 2006年8月 最上級仕様車であるAR-X FOURの受注停止。
- 2007年6月 すべてのラインナップの受注、生産を終了予定[要出典]。後継車についても今のところ開発予定はない(法規対応→リアシートの構造と、エンジンの排ガス規制→VQ25DD型が排出ガスの規制値をクリアできなくなるため、生産中止となる)。
直接的な後継車は予定されていない。スカイラインのプラットフォームを流用した派生車種として、2007年末インフィニティよりクロスオーバーSUV「インフィニティEX」の発売が予定されている。これに先駆けて2007年4月、ニューヨークショウにてコンセプトカーが発表される。
[編集] エンジン
[編集] 車名の由来
- 車名の由来は、「STAGE」に「Advance」の「A」を組み合わせた造語。
[編集] キャッチコピー
[編集] 初代
出演者
イチロー(前期型)、原辰徳(前期型)、中井貴一(前期型)、麻生祐未(前期型)、田口トモロヲ(前期型)、水島かおり(前期型)、栗山千明(前期型)
- 「ワゴンは次のステージへ。」(前期型)
- 「STAGE UP ワゴン・スキー・朝・遠出・風」(前期型)
- 「このワゴンは答えを出しつづける。」(後期型)
[編集] 2代目
- 「大胆か、優雅か。」(前期型)
- 「ツーリングフィール、高まる。」(前期型)
- 「Life is a journey.」(後期型)
[編集] 外部リンク
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