湖山駅
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湖山駅(こやまえき)は、鳥取県鳥取市湖山町東1丁目にある西日本旅客鉄道山陰本線の駅。日本貨物鉄道(JR貨物)の施設である湖山オフレールステーション(湖山ORS)を併設する。
この駅から鳥取駅方面は平坦であるが、この駅西方から鳥取大学前駅西方にかけては丘陵地となるため勾配がある。
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[編集] 駅構造
かつては単式・島式2面3線であったが、2003年、鳥取県鉄道高速化事業により鳥取駅寄りの分岐について一線スルー化工事が行われ、通過列車が1番線(単式側)を通過するようになった。同時に、3番線(上下副本線)を撤去し、2面2線となった。
便所は改札外・改札内(1番線ホーム)ともに男女共用の水洗式便所。
[編集] 湖山オフレールステーション
JR貨物の貨物駅で、旅客駅の東側に位置する。鳥取鉄道部西鳥取車両支部に隣接。なお、JR貨物の第二種鉄道事業区間内ではないため、正式な駅ではない。
- 取扱貨物は、コンテナ貨物。12ftコンテナのみを取り扱う。
- 貨物列車の発着はなく、姫路貨物駅との間にトラック便が1日2往復設定されている。
- 1997年より貨物列車の発着がない自動車代行駅になりトラック輸送に転換された。2004年に当駅~伯耆大山駅間のJR貨物の第二種鉄道事業が廃止になりJR貨物湖山駅は廃止され、湖山コンテナセンターが設置された。その後2006年の貨物駅の名称整理の際に現在の名称に変更された。
[編集] 駅周辺
- サンマート湖山店
- マルイ湖山店
- 今井書店湖山店
- 今井書店湖山メディア館
- 湖山郵便局
- 鳥取県立鳥取緑風高等学校
- 国道9号
- 鳥取県道156号鳥取港湖山停車場線
- 鳥取県道181号湖山停車場布勢線
- 鳥取県道318号伏野覚寺線
やや南西に湖山池があり、旧国道9号線が近傍を走っている。 1995年の鳥取大学前駅開業までは鳥取大学・鳥取商業高校・鳥取西工業高校(2001年から鳥取湖陵高校)・鳥取農業高校(2001年に鳥取湖陵高校へ合併、跡地は2004年から鳥取緑風高校となった)の最寄り駅であったため、通学利用が多かった。
やや遠いが、鳥取港、布勢総合運動公園にも駅としてはもっとも近い。後者にはバスもあるが当駅に近いバス停は分かりづらく、鳥取駅からバスに乗ったほうが行きやすい。駅前にはタクシーが基本的に常駐している。
[編集] 歴史
- 1907年(明治40年)4月28日 - 国鉄の駅として開業。客貨取扱を開始。
- 1974年(昭和49年)12月12日 - 鳥取駅の貨物取扱業務を移管。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR西日本・JR貨物の駅となる。
- 1997年(平成9年)10月1日 - 貨物列車の設定が廃止、自動車代行駅となる。
- 2004年(平成16年)4月1日 - JR貨物湖山駅が廃止。代替として湖山コンテナセンターが設置される。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 湖山コンテナセンターが湖山オフレールステーションに改称。