田原本駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田原本駅(たわらもとえき)は、奈良県磯城郡田原本町にある、近畿日本鉄道橿原線の駅。
目次 |
[編集] この駅からの接続路線
- 近鉄田原本線 - 西田原本駅(約200mほど西。踏切を渡るので乗換には余裕が必要)
- 運賃通算で乗り換え可能で、スルッとKANSAI導入前は当駅が途中下車指定駅として連絡していた。
- なお、当駅までスルッとKANSAI対応カードやJスルーカードで乗車し田原本線に乗り換える場合は、当駅改札口付近の精算機で目的駅までの差額運賃を支払い、目的駅までの乗車券を購入してから改札を出る必要がある。
[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地平駅。ホーム有効長は6両分。駅舎は下り線(東)側にあり、上りホームとは地下道で連絡している。但し、エスカレーター、エレベーターが無く、田原本線から京都方面、逆に1番線(京都方面)から西田原本駅に行くには時間のみならず、不便である。
- のりば
- 大和八木・橿原神宮前・吉野・上本町・伊勢志摩・名古屋方面
- 天理・大和西大寺・京都・奈良・上本町・難波方面
駅の西大寺寄には田原本線との連絡線が設けられている。
[編集] 駅前再開発事業
田原本・西田原本の両駅を合わせると利用客数は1日2万人近くにのぼる。しかし、駅周辺は民家が密集し、駅前に通じる道路は狭小な生活道路しかない。両駅の乗り換えには踏切を渡る必要もあり、歩行者と自動車で混雑し、安全面でも問題がある。
そこで、両駅に挟まれた地域の再開発事業が進んでいる。計画では、駅前広場を整備して幹線道路に接続し、自動車の乗り入れを容易にするとともに、田原本駅に西口改札を設置して踏切を渡らずに乗り換え可能とする。しかし、両駅の統合は過去にも検討されたが、乗り換え客の利用に支えられている地元商店の反対などで頓挫している。
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は13375人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、55位。
- 橿原線の駅(16駅、他線接続駅含む)の中では、5位。
- 奈良県内の近鉄の駅(90駅)の中では、15位。
[編集] 駅周辺
- 田原本町役場
- 田原本町立田原本中学校
- 田原本市町郵便局
- 奈良県立磯城野高等学校 位置的には田原本線西田原本駅の方が近い。
[編集] 歴史
- 1923年(大正12年)3月21日 大阪電気軌道畝傍線(現在の橿原線)平端~橿原神宮前間開通時に大軌田原本駅として開業。
- 1941年(昭和16年)3月15日 大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併、関西急行鉄道となったことにより、関急田原本駅に改称。
- 1944年(昭和19年)6月1日 戦時合併により関西急行鉄道が近畿日本鉄道に改組。同社の駅となる。近畿日本田原本駅と改称。
- 1964年(昭和39年)10月1日 現駅名に変更。それまで田原本駅を名乗っていた旧大和鉄道→信貴生駒電鉄の駅は、西田原本駅へ改称。
- 1990年(平成2年)3月12日駅舎改良工事完成。これにより構内踏切が廃止され地下道化されると共に、ホーム延伸が行われ6両編成対応となった。
- 1992年(平成4年)3月自動改札機設置。また同年に端末機が設置されており、定期券予約発売駅から即時発売駅に変更となっている。