西武高原バス
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西武高原バス(せいぶこうげんばす)株式会社は、長野県北佐久郡軽井沢町に本社を置く、西武グループのバス会社である。軽井沢および群馬県草津地区のバス事業を手がけ、最近では軽井沢町内の観光循環バスなども運行している。
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[編集] 沿革
- 1958年(昭和33年) 軽井沢・草津地区のバスを運行していた高原バスを、西武バスが併合し、西武バス千ヶ滝営業所となる。群馬県側の拠点としては、三原営業所・草津営業所があった。草津営業所はのちに廃止。
- 1991年(平成3年) 千ヶ滝営業所を分離し、西武高原バスを設立。千ヶ滝営業所・三原営業所を設ける。
- 2006年(平成18年)5月 三原営業所を閉所。
[編集] 営業所・路線
営業所は軽井沢営業所のみである。
[編集] 定期路線
浅間白根火山線
1. 軽井沢駅~旧軽井沢(一部の急行便は経由しない)~中軽井沢駅~峰の茶屋~浅間火山博物館~鬼押出し~万座・鹿沢口駅~嬬恋プリンスホテル~万座~万座プリンスホテル~白根火山~殺生河原~草津温泉
※冬期(11月初頭~4月下旬)は万座ハイウェー、国道292号線が冬期閉鎖になるため、万座プリンスホテル~草津温泉間は運休となる。基本的に急行便であり、冬期は各駅停車便として運行される。冬期は万座プリンスホテル行となるが、積雪が多い場合、プリンスホテルのひとつ手前のバス停である万座止まりになることがある。
2.万座・鹿沢口駅~仙の入(せんのいり)~草津前口~谷所~草津温泉
※軽井沢~万座・鹿沢口駅間は1.と同じルートである。万座・鹿沢口駅から群馬県道59号草津嬬恋線を経由して草津温泉へ向かう路線で通年運行され、全便が各駅停車である。2001年(平成13年)までは草軽交通も同じルートを運行していた。
南軽井沢線・町内循環バス
内回り・外回り
軽井沢駅→旧軽井沢→軽井沢病院→中軽井沢駅→鳥井原団地→中部小学校前(町内循環バスは経由しない)→上発地→ニュータウン入口→南軽井沢→軽井沢駅(外回りは逆コースをたどる)
原則的に循環運転のもので中部小学校を経由しない便が「軽井沢町内循環バス」で、南軽井沢線は区間運転もある。町内循環バスは2004年からの期限付きの試験的な運行であるが運転期限が伸び、現在のところ2007年(平成19年)3月31日までとなっている。町内循環バスは軽井沢町から委託を受けて運行されている。
西区線
軽井沢駅~旧軽井沢~中軽井沢駅~西武不動産営業所前~蜩の里(ひぐらしのさと)~千ヶ滝温泉
※茂沢、大日向行きの茂沢・大日向線は、2006年度に廃止となった。
[編集] 季節運転(夏期)
軽井沢町の美術館や資料館をめぐる路線で、このために西武バス本体から車両を借り入れて運行されることが多い。
観光循環バス 『北ルート』
軽井沢駅~旧軽井沢~町立図書館・資料館~中軽井沢駅~星野リゾート~セゾン現代美術館~田崎美術館~中軽井沢駅~軽井沢駅
『南ルート』
軽井沢駅~軽井沢プリンスホテル西館~塩沢湖~ペイネ美術館~堀辰雄文学記念館
塩沢湖線
軽井沢駅~塩沢~塩沢湖~絵本の森美術館・エルツおもちゃ博物館
全便が急行便で、毎年7月中旬から9月下旬までの運行である。
[編集] 高速バス
長野県東信地域と東京の池袋を結ぶ、3系統の昼行高速バスの運行を同県佐久市の千曲バスと共同で運行している。これらの路線は、当初西武バスが運行していたものが移管された。
池袋~佐久臼田線
池袋~軽井沢線
池袋~上田線
[編集] 車両
高速バス用の車両を含め、西武バスの経年車が移籍してきたものがほとんどである。しかし、都市部で一般的な路線タイプの車両はごく一部にとどまり、「用途外車両」と呼ばれるハイグレードな車両が多い。車両の最前部から最後部まで、2人がけの座席が並んでいる。そのほかに、観光バスタイプの車両も多く導入されており、路線タイプと混合で使用されている。浅間白根火山線には、観光バスタイプが多く運用されるが、一般路線タイプの車両も運用に入ることがある。山間部の道路が多く、起伏がある地形上、ノンステップバスは導入できない。
車両の塗装は、一部の車両を除き、ライオンズカラーで統一されている。町内循環バス・塩沢湖線に使用される車両は西武バスカラーである。
車両のメーカーは、ほとんどが日産ディーゼル工業製である。
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