東信地方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東信地方のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、中央高地、甲信越地方、信越地方 |
面積 | 2,470.96km² |
総人口 | 420,426人 (2005年3月31日) |
東信地方(とうしんちほう)とは、長野県(信州)の東の地域を指す。千曲川(信濃川)の流域で、東信州(ひがししんしゅう)とも呼ばれる。
目次 |
[編集] 地理
上信越自動車道・国道18号の沿線で、水系も日本海側に属するが、気候は北信地方とは異なり内陸性気候を呈しているため、全国的に見ても年間降水量は少ない。
[編集] 地域
平成の大合併による市町村合併の影響で、各地域が必ずしも自治体単位となっていない場合がある。
※ 所属自治体は各地域のページも参照する事。
- 中心都市は上田市。ほか東御市旧東部町、小県郡が含まれる。
- 東御市については、旧東部町地域のみが含まれるとする場合がある。
- しなの鉄道線・国道18号の沿線。
- 別所温泉はこの地域に位置する。「信州の鎌倉」とも呼ばれる地域である。
- 佐久地域(北佐久)
- しなの鉄道線・国道18号の沿線で、中心都市の小諸市から小海線・国道141号が分岐する。
- 浅間山の南麓に位置しており、避暑地として有名な軽井沢や、島崎藤村所縁の地・小諸といった観光地を抱える。碓氷峠や浅間山を越えた群馬県との繋がりも深い。
- 佐久地域(南佐久)
- 小海線・国道141号の沿線。また、国道254号で群馬県とも接続している。
- 中心都市である佐久市と、南佐久郡一帯を指す。
- 佐久市は北佐久、南佐久にまたがった位置にあるが、地域としては、南佐久とされることが多い。
- 南部には野辺山高原が広がっており、レタスなど高原野菜の栽培で有名である。隣接している山梨県との交流も多い。
[編集] 交通
[編集] 交通史
戦国時代までは東山道の沿線として、江戸時代には中山道の沿線として発展した。戦国時代までの東山道は、松本から上田を経て碓氷峠に抜けるルートであった。一方で、江戸時代の中山道は、塩尻から和田峠を経て碓氷峠に抜けるルートとなっており、追分宿(軽井沢郊外)に、中山道と善光寺街道の分岐点が設けられた。
しかし、明治の鉄道敷設期には、追分宿と下諏訪宿を結ぶ中山道(国道142号)の沿線には、鉄道が敷設されなかった。それ以来、佐久地方の幹線は、内陸ルートというよりは日本海側ルートという性格が濃くなっている。
[編集] 鉄道
[編集] 道路
[編集] メディア
- 新聞
- ラジオ局