金光八尾中学校・高等学校
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金光八尾中学校・高等学校(こんこうやおちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府八尾市柏村町にある男女共学の私立高校。金光教を母体とした関西金光学園が経営している。
大阪府東部に位置しているため、奈良県からの通学者も多い。略称は金光(こんこう)、金八(こんぱち)。
正門前を流れる玉串川沿いの桜並木が大変美しく、入学式の頃には満開となる。
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[編集] 概要
- 一学年特進コース80名・普通コース160名 計240名の比較的少人数の高等学校である。また2年次から美術コース1クラスを設置している。
- 大学進学を目標に徹底した教育を展開し、国公立大学、私立大学への現役合格率は98.4%に達している。また、関関同立現役合格者占有率99.5%を誇っており、ここ数年現役合格者占有率96%以上をキープしている。
- 学校発表による平成18年度(2006年)入試結果は、防衛大学校10名・大阪府立大学4名・兵庫県立大学3名・沖縄県立芸術大学3名・釧路公立大学3名・神戸大学2名・滋賀大学2名・富山大学2名・大阪市立大学2名・関西学院大学50名・関西大学77名・同志社大学23名・立命館大学54名を輩出した。
- 19年度の京都大学合格など、国公立大学に合格する生徒も増えている。
[編集] 沿革
- 昭和57年4月 金光第一高等学校設置(平成11年4月金光大阪高等学校と改称)
- 昭和60年4月 金光第一高等学校八尾学舎(分校)設置 金光八尾中学校設置
- 昭和62年4月 金光八尾高等学校設置(分校を独立校にする)
- 昭和63年4月 大阪金光中学校設置(平成11年4月金光大阪中学校と改称)
- 平成6年6月 学校法人関西金光学園と改称
[編集] 校風
生活指導に厳しく月2回程度早朝風紀指導があり、普段でも服装・頭髪など厳しい指導がされている保守的な校風といえる。
普段の学校生活では、宗教色は比較的薄い。そのため、生徒の家庭が信仰する宗教は分散している。
[編集] コース編成・カリキュラム
- 中・高とも入学時から特進・普通コースの二コースに分かれる。
- 高校2年次から進路に応じて、国公立コース理系・文系、特進コース理系・文系、普通コース理系・文系、そして美術コースの七つのコースに細かく分かれ、現役での大学合格に臨む。
- 週6日制で、土曜日も授業を実施。
- 特進コースは中高ともに週38時間の授業時間数を確保し、高校では8時間目以降の講習なども実施。春・夏・冬の長期休業中には特別講習を実施しており、特別講習の総時間数は中学が年間約30日、高校は約50日間にものぼる。
- 授業時間は、中学校通常50分間授業6コマ(土曜日は4コマ)、高校通常50分間授業6コマ(土曜日は4コマ)+特進コースの生徒または普通コースの希望者は、7・8限目の講習がある。高校2・3年生になるとコースによって授業時間が異なる。特進コースは、7・8限目は必修講習となる。
[編集] クラブ活動
- 剣道部
- 柔道部
- 空手道部
- バレーボール部(男子・女子)
- ラグビー部 - 平成16年度の新人戦10人制の部において、大阪府大会で優勝。次大会の春季大会で、準優勝。
- 硬式野球部(高校)
- 準硬式野球部(中学)
- 陸上部
- 硬式テニス部
- 吹奏楽部 - 大阪府吹奏楽コンクールなどで多数の賞を受賞している。また過去には吹奏楽コンクール全国大会で金賞を受賞している。
- 茶華道部
- 邦楽部
- 放送部
- インターアクトクラブ
- 美術部 - 第55回大阪私学美術展(平成18年7月開催)に第2位にあたる市長賞をはじめ、優秀賞に14点、奨励賞に19点、中学校部門の優秀賞に1点、奨励賞に5点入選。13年連続となる学校団体優秀賞を受賞し、19年度の全国大会への出品権を獲得。 第40回大阪私学写生大会(平成18年6月開催)最も価値のある写生大賞に全体で13点中6点受賞。
- コンピュータ部 - ゲ-ム開発などに取り組んでいる近代的なクラブである。
- 創作ダンス部 - 4期生によって創設。
[編集] 出身者
- 友田景 大阪府議会議員候補
創立して歴史が浅いため、著名な出身者が極めて少ない。