東京第一車両所
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東京第一車両所(とうきょうだいいちしゃりょうしょ)は、東京都品川区八潮にある東海旅客鉄道(JR東海)新幹線鉄道事業本部管轄の車両基地である。東海道・山陽新幹線で使用される新幹線用車両が配置されており、仕業検査、交番検査、臨時検査およびATC特性検査を行う。
品川駅より数キロ南東に位置し、品川駅(旧品川信号所)とは回送線でつながっている。同じ敷地内に事業所を持つ東京第二車両所とともに大井車両所とも呼ばれ、さらに大井保線所、大井電力所、大井信号通信所とともに新幹線大井基地とも呼ばれる。
目次 |
[編集] 所属車両の車体に記される略号
- 幹トウ - 新幹線を意味する「幹」と、東京を意味する「トウ」から構成される。
[編集] 所属車両
2006年4月1日現在の所属車両。
- 0番台の16両編成(C編成)26本と、9000番台の16両編成(C編成)1本が所属している。
- 16両編成(Z編成)1本が所属している。
- 923形(ドクターイエロー)
- 7両編成(T4編成)1本が所属している。
[編集] 歴史
- 1964年4月21日 現品川駅付近に東京運転所発足
- 1964年10月1日 東海道新幹線営業開始
- 1975年1月20日 東京運転所が東京第一運転所と第二運転所(現東京第一運輸所・東京第二運輸所)に分割
- 1985年10月1日 新幹線100系電車営業運転開始
- 1987年4月1日 東海旅客鉄道新幹線運行本部東京第一運転所として再発足
- 1988年2月1日 新幹線運行本部が新幹線鉄道事業本部に改組
- 1998年4月1日 東京第一運転所から東京第一車両所に改称
- 1992年3月14日 新幹線300系電車営業運転開始
- 1992年8月1日- 品川駅構内(現在の品川インターシティ)から現在の場所に移転
- 1999年3月18日 新幹線700系電車営業運転開始
- 1999年9月18日 新幹線0系電車営業運転終了
- 2003年9月16日 新幹線100系電車営業運転終了
[編集] 設備
敷地面積379000㎡(大井基地全体)
- 現業事務所
- 列車扱所
- 検修倉庫
- 外託関係詰所
- 検修線(検修庫)6線
- 着発線 13線
- 組替線 3線
- 臨修線 1線
現行路線 |
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東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線(長野新幹線)/ミニ新幹線 : 山形新幹線・秋田新幹線 |
東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線 |
整備新幹線 |
北海道新幹線・東北新幹線・北陸新幹線・九州新幹線 |
基本計画線 |
北海道新幹線・北海道南回り新幹線・羽越新幹線・奥羽新幹線・中央新幹線・北陸・中京新幹線 |
山陰新幹線・中国横断新幹線・四国新幹線・四国横断新幹線・東九州新幹線・九州横断新幹線 |
未成線 |
成田新幹線 |
現行列車 |
はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ・あさま/新幹線直行特急 : つばさ・こまち |
のぞみ・ひかり(ひかりレールスター)・こだま・つばめ |
廃止列車 |
あさひ・あおば |
営業用車両 |
0系・100系・200系・300系・400系・500系・700系・N700系・800系・E1系・E2系・E3系・E4系 |
試験用車両 |
1000形・951形・961形・962形・WIN350・STAR21・300X・FASTECH 360 S・FASTECH 360 Z・軌間可変電車 |
事業用車両 |
911形・912形/ドクターイエロー・East i |
車両形式・記号 |
車両形式・編成記号 |
車両基地・車両工場 |
新幹線総合車両センター・盛岡新幹線車両センター・新潟新幹線車両センター・長野新幹線車両センター・山形車両センター・秋田車両センター 東京第一車両所・東京第二車両所・三島車両所・浜松工場・名古屋車両所・大阪第一車両所・大阪第二車両所・大阪第三車両所 博多総合車両所・川内新幹線車両センター |
元となる計画 |
日本の改軌論争・東海道新線・弾丸列車 |
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