なすの (列車)

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なすのとは、東北新幹線東京駅～那須塩原駅・郡山駅で運行されている列車の愛称。全列車が各駅に停車する。なお、1995年までは上野駅～黒磯駅間を東北本線経由で運行する準急列車として登場し、急行列車、新特急と運行されていた。

[編集] 運行概況

開業時「あおば」という名称で運行開始された各駅停車タイプの東北新幹線列車のうち、首都圏の近距離新幹線（東京駅～那須塩原駅間を各停で結ぶ系統）が分離され東北新幹線「なすの」が登場した。主な利用客は東京～小山・宇都宮間の通勤通学客およびビジネス客である。その後、東北新幹線の運行体系見直し等により、日中の一部列車の運行区間が郡山まで延長され現在の運行形態となっている。

2階建車両（E4系）のみで運転される場合は「Maxなすの」と呼ばれる。

使用編成はE2系+E3系（16両）、Max E4系+E3系あるいは400系（15両）、MaxE4系（8両）、200系（10両）。E4系併結の場合、列車名は「なすの」であるが車内案内がE4系では「Maxなすの」、400系やE3系では「なすの」と表示される。

[編集] 主な内訳

＊定期列車のみ掲載。

運行本数：下り15本。上り17本（うち2本は土休日運休）。
- 東京～那須塩原間（9往復：下り9本、上り9本）
  
  254、256、258*、261、262*、263、264、266、267、268、269、271、273、275、277、279、280、282号（*：土休日運休）：使用車両はE2系+E3系（16両）、MaxE4系+E3系もしくは400系（15両）、MaxE4系+MaxE4系（16両）、200系（10両）。
- 東京～郡山間（6.5往復：下り6本、上り7本）
  
  251、253、255、257、259、260、265、270、272、274、276、278、284号：使用車両はE2系+E3系（16両）、MaxE4系（8両）、200系（10両）。
- 東京～小山間（0.5往復：上り1本）
  
  252号：使用車両はMaxE4系+E3系もしくは400系（15両）。

[編集] 使用車両

[編集] 列車編成

＜10両編成（200系）…255・259・261・267・268・274・275・278・280号＞

東京←					→那須塩原・郡山
1 自×	2 自×	3 自×	4 自×	5 自×	6 自×	7 自×	8 指×	9 指×	10 指×

＜16両編成（E2系＋E3系）…251・253・254・257・258・260・262～264・269～272・276・279・282号＞

東京←

→那須塩原・郡山

1
自×

2
自×

3
自×

4
自×

5
自×

6
自×

7
指×

8
指×

9
指×

10
指×

11
指×

12
自×

13
自×

14
自×

15
自×

16
自×

□：E2系、□：E3系。□⇔□車内での通り抜けはできない。

＜8両編成（E4系）…265・284号＞

東京←				→郡山
1 自×	2 自×	3 自×	4 自×	5 自×	6 自×	7 指×	8 指×
自×	自×	自×	自×	自×	自×	自×	自×

＜16両編成（E4系＋E4系）…266号＞

東京←

→那須塩原

1
自×

2
自×

3
自×

4
自×

5
自×

6
自×

7
指×

8
指×

9
自×

10
自×

11
自×

12
自×

13
自×

14
自×

15
指×

16
指×

自×

□⇔□への車内での移動はできない。

＜15両編成（E4系＋400系またはE3系）…252・256・273・277号＞

東京←

→小山・那須塩原

1
自×

2
自×

3
自×

4
自×

5
自×

6
自×

7
指×

8
指×

自×

11
指×

12
自×

13
自×

14
自×

15
自×

16
自×

17
自×

□：E4系、□：400系もしくはE3系。　□⇔□への車内での移動はできない。

■枠＝グリーン車　　白枠＝普通車　　指＝指定席　　自＝自由席　　×＝禁煙席　

※上記よりも自由席、または指定席が増える列車・曜日がある。

[編集] 沿革

詳細は「とちぎ」の沿革も参照のこと。

1959年上野駅～黒磯駅を特別準急電車（国鉄157系電車）を使用した不定期準急列車の愛称として使用したのが「なすの」の名称の初出とされる。
1966年不定期運行ながらも「なすの」急行列車に昇格
1968年「なすの」定期列車化。同時に白河駅まで運行される。
1985年「なすの」新特急に昇格
1990年「なすの」新宿駅発着に変更。通勤ライナーに近い運行となる。
1995年のダイヤ改正で、東北新幹線東京駅～那須塩原駅で運転されていた「あおば」を分離し、「なすの」新幹線の愛称となる。また、在来線新特急列車の名称を「おはようとちぎ」・「ホームタウンとちぎ」に名称変更
1998年一部の「なすの」を郡山駅まで運転区間延長
2005年一部の「Maxなすの」を郡山駅まで運転区間延長
2007年 3月18日健康増進法第25条により、全車両禁煙となる。

[編集] 関連項目

日本の新幹線

現行路線
東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線（長野新幹線）／ミニ新幹線：山形新幹線・秋田新幹線
東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線
整備新幹線
北海道新幹線・東北新幹線・北陸新幹線・九州新幹線
基本計画線
北海道新幹線・北海道南回り新幹線・羽越新幹線・奥羽新幹線・中央新幹線・北陸・中京新幹線
山陰新幹線・中国横断新幹線・四国新幹線・四国横断新幹線・東九州新幹線・九州横断新幹線
未成線
成田新幹線
現行列車
はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ・あさま／新幹線直行特急：つばさ・こまち
のぞみ・ひかり（ひかりレールスター）・こだま・つばめ
廃止列車
あさひ・あおば
営業用車両
0系・100系・200系・300系・400系・500系・700系・N700系・800系・E1系・E2系・E3系・E4系
試験用車両
1000形・951形・961形・962形・WIN350・STAR21・300X・FASTECH 360 S・FASTECH 360 Z・軌間可変電車
事業用車両
911形・912形／ドクターイエロー・East i
車両形式・記号
車両形式・編成記号
車両基地・車両工場
新幹線総合車両センター・盛岡新幹線車両センター・新潟新幹線車両センター・長野新幹線車両センター・山形車両センター・秋田車両センター東京第一車両所・東京第二車両所・三島車両所・浜松工場・名古屋車両所・大阪第一車両所・大阪第二車両所・大阪第三車両所博多総合車両所・川内新幹線車両センター
元となる計画
日本の改軌論争・東海道新線・弾丸列車

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なすの (列車)

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