機動戦士ガンダムさん
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機動戦士ガンダムさん | |
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漫画 | |
作者 | 大和田秀樹 |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | ガンダムエース |
発表期間 | 2001年6月 - 連載中 |
巻数 | 既刊2巻 |
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『機動戦士ガンダムさん』(きどうせんしがんだむさん)は、大和田秀樹の4コマ漫画作品。角川書店の漫画雑誌「ガンダムエース」に2001年の創刊号から現在に至るまで連載されている。アニメ『機動戦士ガンダム』を元にしたギャグ漫画であり、原作のさまざまな名シーンがパロディ化されている。
元々は著者が漫画家デビュー前後に自身の公式サイト「釘バットドットコム」で公開していた非公認のパロディ作品であったが、角川書店の漫画雑誌「月刊ガンダムエース」に連載されるようになり、公認パロディ作品となった。その際、サイトにあった作品は削除されている。
目次 |
[編集] 主な登場人物
原作でのキャラクターについては、リンク先を参照。
- シャア・アズナブル
- 本作の主人公の一人。原作では自らの搭乗機を赤く塗装していたことが多かったが、作品内のシャアはさらに過激になり、搭乗機は「赤くて角付き」でないと乗らないという傾向が強くなっている。原作では未完成のまま出撃したジオングすらわざわざ赤く塗装させたことがある。また機体のカラーに加えて指揮官機であることを示す角にも異常に執着し、メカニックにジオングの角を折られて泣いたりするシーンもある。
- リック(宇宙用)アッガイの開発を望んでいる。第一巻表紙で30代以上のファンにケンカを売る(注:ガンダムのファンには50代以上も見受けられる)。しばしば裸踊りを行う。ララァの能力に嫉妬する。キシリア様に叱られるのを怖がってる。うっかりフルチンで艦橋に立つ。…など原作のイメージブチ壊しの奇行が多い。なお第二巻表紙においては商売をナメる。あまりの暴走っぷりに上司部下どちらからも呆れられている節がある。「こいつ本当に赤い彗星と呼ばれた男か?」とツッコミを入れられる事もしばしば。
- ちなみに、単行本1巻末に掲載されている、シャアの声を演じている池田秀一のインタビューでは、本作について最初は良く思わなかったが、今はこれもありかなと思うようになったそうである。尚、もしこの作品がアニメ化された時は、(半分冗談も込めて)シャアの声は演らないとの事である(もっとも『トリビアの泉』の影ナレーションなどシャアのパロディのナレーション・CM等の仕事も引き受けている事から、実際にオファーがあれば引き受けるのではないかとの声もある)
- ララァ・スン
- 原作ではシャアとアムロに大きな影響を与えた人物であったが、この作品では主に過剰なまでに暴走するシャアのツッコミ役となっている。彼に対してのツッコミの仕方が非常に荒く、首を折ってみたりするなどいろいろなパターンのツッコミがある。それでもシャアが好きだったりする。
- 原作通りニュータイプとしてのレベルは高く、それにシャアが嫉妬したりもした。またシャアは彼女の額の黒点(ホクロ?)から「念力ビーム」が出ると信じて疑わない。シャアにNTをニートの略称といわれたため、激怒。
- 「『ゲルググ』に赤いツノを付けて赤く塗って」と駄々をこねていたシャアの額にツノを刺し、その影響でマトモになったシャアを「こんなの大佐じゃない!!!」と認めず、結局角を抜いて元の奇行家に戻している。
- 話の内容によっては戦死後になっている事がある。
- 最近の大和田氏の傾向からか、原作と比べてスカート部分の丈が短くなってきている。
- アムロ・レイ
- 原作での内向性が「優柔不断で周りに左右されやすい」という風に強調され、ジオンの制空権内で放送されていたジオン軍兵士募集のCMを見て脱走した過去がある。思春期の少年らしく、「頭部にハロをかぶり女風呂への侵入を試みる」「ハロに鏡やカメラを仕込んでフラウのパンツを覗く」「セイラさんが入浴中の風呂場へ侵入してものすごい反撃を受ける」「大型ハロの着ぐるみを作ってセイラさんの入浴を覗こうとする」「マチルダさんと同じ部屋にいる際、妄想をする」「エロ本を拾おうとしてセイラの仕掛けた罠に2回も引っかかる」などとエロっぽいことをよく行なう。また原作で主人公であったことを鼻にかけ、脇役を愚弄したり増長するなどということもしばしば。ゆうこりんのファンであり、ブライトにそそのかされて出撃したこともある。ガンダムを暴走族風に改造したこともある。時々まともにツッコミを入れている事がある。
- セイラ・マス
- ホワイトベースの女性クルーで実はシャアの妹。アムロからは入浴を覗かれたり、シャワー中の画像をネットの掲示板で公開されたりと被害を受けている。また「ダメな兄を持って苦労する妹の話」である『男はつらいよ』に感情移入したりしている。
- ブライト・ノア
- ホワイトベースの艦長。仲間であるスレッガーに対しては、異常なまでの敵意を抱いているが、その割にはスレッガーが戦死した際は直前にGファイターを「Gミサイル」呼ばわりしていた事もあって「俺のせいなのか!?」とショックを受けていた。
- ガルマ・ザビ
- 純真なお坊っちゃまで、友人シャアにしょっちゅうダマされて散々な目にあっている。ダマされたときには毎回、「シャア、謀ったなシャア」と言う。あまりの純真っぷりに謀殺したシャア本人も「もうアイツをダマせないのか…」と思ったりしている。また、シャアは寝言で彼を殺した事でうなされた事があり、ララァに「うなされるくらいなら殺さなきゃいいのに…」と呆れられていた。さらにシャアはドズルに左遷され、キシリアにこき使われてる事に対して「こんな事ならガルマ殺さなきゃよかったなー」と発言したりもしている。作中、シャアに『薄命の貴公子』という異名を名付けられた。
- キシリア・ザビ
- 来ている服が紫色だったことから、紫ババアなどとも呼ばれている。
- たびたびシャアからリックアッガイの正式採用を要求されているが、彼女は造る気は毛頭ない様子。
- 他のザビ家の兄弟はぶっちゃけガルマ以外みんな嫌い。
- ハロ
- アムロにしばしば改造されビグ・ザムのような足の部分を付け足されたり、スカート覗き用のカメラや鏡を仕込まれたりされた。アムロの夢の中で歯が生えた姿で出てきたため、アムロに破壊されてしまった事もある。分裂して二体になる事も。
- また、アムロが風呂覗き時によくハロの着ぐるみをよく使用する。
- ちなみにインテル搭載らしい。
- どうやら、中に人が入っている様子である。中の人は結婚していて「和夫」という小学4年生の息子がいる。ちなみに、嫁の名前は三恵。携帯電話を所有している。現在、離婚の危機らしく「和夫」の親権をめぐり家庭裁判所に行かなければならないらしい。
- また人が入っていることを知っているのはブライト艦長、セイラ、ハヤトだけのようである。ちなみにこの3人の中では艦長のみ会話をしていてる。
- アッガイ
- ジオン軍正式採用水陸両用モビルスーツ。作者の意思か主にこの作品では萌えキャラ化されており、デフォルメされた可愛らしい(?)アッガイがよく登場する。
- 都内某所から都電で行ける、アッガイ谷に集落を築いているらしい。その正確な行き方はララァしか知らない。
- ガンダム
- アムロの妄想の中ではガンキャノンらと世間話をしていると言う設定になっている。OSはマイクロソフト製らしい。そのためか動作中に警告ウィンドウが立ち上がり強制的に再起動をすることがある。一部機能を使用する際、サービスパックの購入・インストール作業・シリアルナンバーを要求することがある。
[編集] この作品でのヒヨコ
この作品では原作に登場するキャラクターのヒヨコが登場する。最初はただの4コマとして2005年12月号に登場したが、後に『出会い』という話でシャア、ララァと暮らしているようになる。現在は『ヒヨコdays』という話で、サイド6にあるヒヨコの里に暮らしている。
- 彗星ヒヨコ
- 元々は、ヒヨコにシャアが仮面を着けて夜店で売っていたという設定だったが、『出会い』という話から、ララァが自動販売機で買ってきたという設定に変わる。
- 『見た目は可愛く、実は腹黒』で、ララァの前では可愛く振舞っているが、自分の事を馬鹿にしたシャアには敵意を剥き出しにし、殺そうとしたり、完全に見下している。しかし、ララァのシャアに対するやりすぎな暴行には逆に怯えていた。よって、力関係ではシャアより上でララァより下。
- ガンダムエースの付録やキャンペーンの賞品としてキーホルダーやぬいぐるみも製作されるなどかなりの人気がある。ちなみに宇宙島のガルマくんのガルマの幼稚園バックにも描かれている。
- ガルマピヨコ
- この作品でのガルマ・ザビと同じく、彗星ヒヨコにだまされている事が多い。
- 彗星ヒヨコに続き、二番目にキーホルダーが製作された。
- アルテイピヨ(セイラピヨコ)
- 彗星ヒヨコの妹。『出会い』ではオチとして、覗きながら泣いていることが多い。
- アムロヒヨコ
- ヒヨコの里で、父であるテムヒヨコが人間のおもちゃ(ハロ)を改造したという乗り物を持っている。自分しか運転できないといっていたが、彗星ヒヨコに三倍の速さで運転されたので、わら人形を使って呪おうとする。ちなみにマチルダヒヨコの事が好きな様子。
- ララァピヨコ
- 漫画には登場していないが、挿絵などでたびたび登場する。
- マチルダヒヨコ
- ヒヨコdaysの題の挿絵にしか登場していない。
- ドズルピヨコ
- ガルマピヨコの兄。彗星ヒヨコは『筋肉バカ兄き』と思っている。
- 自分を見下した彗星ヒヨコをボコボコにしたことがある。
[編集] 隊長のザクさん
『機動戦士ガンダムさん』の作中で、シャア達とは全く関係なく別のストーリーを展開している作品。MSを擬人化していて、人間は一切登場しない。
主な登場人物(MS)
- ザク隊長
- 主人公で、悲しき中間管理職。上司であるビグ・ザムからは常に叱られ、部下であるゲルググや、その同僚であるドム達から旧型だと馬鹿にされ舐められているが、それに耐え、健気に頑張っている。酒を飲んで酔った時にビグ・ザム司令の事をババァと言った後脱走、サイド6の場末のバーで働いていたが、一念発起し原隊に復帰するものの降格、副隊長に。
- ゲルググ
- ザク隊長の部下。今時のチーマー風若者。額に☆マーク、肩にファイアパターン等、各々違った模様がペイントされている。自分の上司が旧型のMSなので、舐めており裏ではいつも小馬鹿にして文句を言っているが、同僚のドムから隊長を馬鹿にされた時には怒りを見せる等、意外にザク隊長の事を認めている。ザク隊長が原隊に復帰した際、いつのまにかファイアパターンのゲルググが隊長に昇格していた。
- ドム
- ゲルググの同僚。ゲルググと同様今時のチーマー風若者。ザク隊長の部隊とは別の部隊に所属している。ザク隊長を馬鹿にして舐めている。こちらもゲルググ同様、モヒカン等のバリエーションが複数いる。
- ギャン
- ザク隊長の部隊へ新たに配属された新人。女の子で理知的だが、逆上することあり。ザク隊長に好意を持っているかのような行動をし、ザク隊長も「もしかして?」とドキドキしていたが、実はファイアパターンのゲルググという彼氏がおり、ザク隊長への行動はただ単に上司として尊敬していただけらしい。ザク隊長は知らないが、両親は実は・・・。
- 旧ザク爺さん
- 工房でMSの武器の整備を行っている。実は歴戦の勇士で、本気を見せるだけでドムをビビらせる迫力を持っている。ザク隊長の数少ない理解者。
- ビグ・ザム司令
- ザク隊長の上司。ザク隊長に厳しい指導をしているが、それがザク隊長にとって、物凄いプレッシャーとなっている。結果ザク隊長は脱走した。かつては旧ザク爺さんとは夫婦の関係にあった。
- ザクレロ
- サイド6の場末のバーのママであり、この店の歌手も兼ねている。脱走したザク隊長が店で喧嘩して気を失った際に助けてくれ、行く場所の無いザク隊長を自分のアパートに住まわせてくれる。気丈に見えるが、本当はとても弱い女性(ひと)らしい。
- ガンキャノン
- サイド6の場末のバーのウエイター。ザクレロママが、気丈に見えて本当はとても弱い女性である事を知っていて、ザク隊長にその事を教える。かつて軍にいた事があるらしい。
- ガンタンク
- 原隊に復帰しようとソロモンに向ったザク隊長が偶然遭遇したMS。卑屈な性格でガンダムに逆らえない。武器を持たない丸腰のザク隊長を撃とうとするが、ガンダムに止められる。
- ガンダム
- 原隊に復帰しようとソロモンに向ったザク隊長が偶然遭遇したMS。この世界では超有名で強力なMS。丸腰のザク隊長を格下と判断し興味を持たずに見逃す。
[編集] 宇宙島のガルマくん
『機動戦士ガンダムさん つぎの巻』に収録されている、パラレル設定の短編マンガ。一年戦争の始まるずっと昔、コロニー(サイド3)の片隅で、貧しいながらもひたむきに暮らすザビ家の人々を描いている。
主な登場人物
- ガルマ
- 主人公。幼稚園か保育園のものと思しきスモックを着ている幼い子ども。ちなみに組は「ももぐみ」。元気で素直な性格で、家族や近所の人々に可愛がられている。
- キシリアお姉ちゃん
- ガルマの姉。おべんとう工場で働いている。一家の家計を切り盛りしているらしく、ザビ家の男共のだらしなさに常にイライラしているが、ガルマには優しい表情を見せる。
- 父ちゃん(デギン)
- ザビ家の家長。ドズルと共に働いている。実は港湾労働者の組合長。野球好きな普通のオヤジ。泥だらけになって帰ってきた後でも、ガルマを高い高いして遊んでやったりしている。
- ギレン兄ちゃん
- ザビ家の長男。大学を出た後働きもせずに本ばかり読んでいると、キシリアに小言を言われている。宇宙移民の行く先について熱く演説するクセがある。
- ドズル兄ちゃん
- ザビ家の次男。働かない兄の代わりに高校にも行かず働いているが、本人は「兄貴にふさわしい仕事が見つかるまで自分が頑張ればいい」と笑っている。
- ミノフスキー博士
- ザビ家の近所に住む博士。ガルマに、振りかけるとレーダーが効かなくなる粉(ミノフスキー粒子?)を見せる。
- ジオン=ダイクン
- サイド3中央通りの広場で、人の革新について演説していた演説家。見かけた父ちゃんによると、結構人を集めていたらしい。「宇宙移民党」の党首だが、理想が高すぎて党内には不安の声がある。
[編集] 書誌情報
- 第1巻(2005年8月26日発行、角川コミックス・エース(角川書店))ISBN 4-04-713750-2
- 第2巻(2006年12月26日発行、角川コミックス・エース(角川書店))ISBN 4-04-713887-8
[編集] 外部リンク
- 釘バットドットコム - 著者の公式サイト
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