ドラゴンクエストIX 星空の守り人
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ドラゴンクエストIX 星空の守り人 | |
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ゲーム | |
ゲームジャンル | ロールプレイングゲーム[1] |
対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | レベルファイブ |
発売元 | スクウェア・エニックス |
メディア | DSカード |
プレイ人数 | 1~4人(協力) |
発売日 | 2007年予定 |
販売価格 | 未定 |
レイティング | CERO:審査予定 |
セーブファイル数 | 不明 |
キャラクターボイス | 不明 |
その他 | ワイヤレス通信、 ニンテンドーWi-Fiコネクション対応予定 |
スタッフ | |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』(-ナイン ほしぞらのまもりびと)は、スクウェア・エニックスより発売予定のゲームソフト。ジャンルはRPG(ロールプレイングゲーム)である[1]。
目次 |
[編集] 概要
ドラゴンクエストシリーズ第9作。制作は前作『VIII』に引き続き、レベルファイブが担当。ドラゴンクエスト本編作品で初めて、ネットワークプレイが導入される作品である。
2007年内に日本国内でニンテンドーDS(以下DS)用ソフトとして発売される予定。一部メディアで「ドラクエが任天堂に戻る」と報じられたが、本シリーズの本編作品が任天堂のゲーム機で発売されるのは『VI』以来12年ぶりとなる。また、外伝シリーズではないドラゴンクエストのナンバリングタイトルの新作で初の携帯型ゲーム機での発売となる。
[編集] 開発の意義
最新作が前作よりプロセッサ性能で劣る機種、しかも据置機から携帯機に移るのは『MOTHER3』などごく稀な例しかなく、非常に珍しい。だがゲームデザイナーの堀井雄二は、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』での手応えから、手軽さと、ドラゴンクエストシリーズで初となるネットワークプレイの面白さをプレイヤーに味わってもらいたいという理由により、本作の対応機種として「手軽さ」「ワイヤレスネットワーク性能」で優れるDSを選んだ[2]。また、後述するように、本作はゲームシステムの点で前作までとは大幅に異なる点もあるが、堀井は「1人でも楽しめ、物語性のあるゲームにしたい」という理由によって、本作を外伝ではなく新たな本編作品と位置づけている[2]。
スクウェア・エニックス(旧エニックス)は、当初からドラクエシリーズを「その時最も売れているハードで提供する」と公言しており、今回もその原則は守られる形となった。
[編集] 製作発表直後の反応
本作の製作が発表された直後、ウェブサイト「ファミ通.com」で実施されたアンケートの結果(週刊ファミ通2007年1月19日号に掲載)では、ニンテンドーDSの本作を歓迎するかどうかとの問いは、“歓迎できない 46.0%、歓迎する 40.3%、まだわからない 8.5%、どちらでもない 5.2%”、という結果になった。「歓迎できない」声の中では、「大画面でプレイしたい」という意見や、携帯機のため画面のクオリティダウンを懸念する声もあり、「ドラクエをネットゲームにして欲しくなかった」という意見もあった。一方、「歓迎する」ユーザーでは、「堀井さんが本編というならこれが本編」という堀井への信頼感や「いつでもどこでもできる」という携帯ゲーム機の利便性を指摘する声もあった。また、「アクション性の強いバトルを歓迎しますか?」という問いには、“歓迎したい19.4%、歓迎できない53.9%、どちらでもない6.8%、まだわからない19.9%”となり、「歓迎できない」声が過半数となった。[3]
一方で同誌の読者アンケートによる期待の新作ランキングではファイナルファンタジーXIIIと一位を争っており、ドラゴンクエストIXへの期待の高さがうかがえる。
株式市場においては、スクウェア・エニックス社長が「DSでは開発費や開発期間が大幅に縮小される見込み」とコメントしたことにより、開発費の高騰が心配されたプレイステーション3での製作(日興シティグループ証券はレポートの中でこのことを「プレイステーション3リスク」と表現した)を回避したとして過去最高益を出した前作をも上回る利益を期待し、同社の株価は発表後のストップ高となった。また、任天堂機で久し振りにドラクエのナンバリングタイトル最新作が発表されたことで、一般新聞紙などでも「任天堂王国復活」「(ソニーから任天堂への)大政奉還」「ソニー帝国崩壊」などと大きく報道され、かつてソニー・コンピュータエンタテインメントにゲーム業界トップシェアを奪われていた任天堂の復活を大いに印象付け、任天堂の株価も高騰した。
[編集] ゲームの特徴・システム
※以下に挙げる情報は2006年12月16日現在発表されている情報を元に記述したものです。開発途中のため、将来的に仕様が変更となる可能性もあります。
DSのワイヤレス通信による4人までの多人数プレイ、アクションを持ち込んだ戦闘など、これまでのドラゴンクエストシリーズとは大きく趣を変えた転機の作品となる模様。
前作と同様、ゲーム画面は3D表現であり、トゥーンレンダリングの技術が採用されている。相違点は、フィールドが『VII』のような俯瞰方式に回帰し、キャラクターが3頭身になっているという点である。
[編集] ネットワーク
DSのワイヤレス通信機能を用いて、他のプレイヤーが操作するキャラクターと一緒に冒険し、協力して敵と戦ったりすることができる。協力プレイは、従来の作品のような「パーティを組む」といった概念はなく、各プレイヤーが自分のキャラクターを自分の意思により自由に動かす形式となっている[4][5]。
ただし、従来の作品同様に1人だけでプレイすることも可能であり、多人数プレイ専用というわけではない[6]。
[編集] 戦闘システム
従来の作品のようなランダムエンカウントではなく、フィールド上を徘徊するモンスターにキャラクターが近づき、コマンド入力をせず、直接そのモンスターに対して攻撃を行うという、アクション要素のある戦闘になっている[5]。
[編集] GUI
キャラクターに防具を装備させる画面において、GUIが採用されている。タッチペンを使用してアイテムのアイコンをキャラクターの絵にドラッグさせることによって、装備を変更を行っている画面映像がメーカーから公開された[2]。
[編集] 備考
- キャッチコピーは「そして、ボクたちは天使と呼ばれていた」[4]。
- 2006年12月12日の発表当日からテレビCMが放映された。任天堂のDS関連のCM、および本作品のCMの両方で中江真司がナレーションを担当。
[編集] 脚注
- ^ a b スクウェア・エニックスのプレスリリース (PDF) およびレベルファイブのサイトでは「ロールプレイング」と表記。
- ^ a b c 生誕20周年記念 新作発表会 ドラゴンクエスト ~さらなる冒険の世界へ~ - スクウェア・エニックス、2006年12月16日。発表会出典映像は同日から同月24日まで公開された。
- ^ ただし、堀井は製作発表時に公開された戦闘方法を含むゲーム内容はまだ仮のものであると語っており、週刊ファミ通2007年1月26日号に掲載されたコメントでは「『IX』はアクションRPGとは違う」と言及している。
- ^ a b ITmedia +D Games:「ドラゴンクエストIX」ニンテンドーDSで登場 - 2006年12月12日
- ^ a b 草なぎ剛も興奮! 『ドラクエIX』プレイデモリポート! / ファミ通.com - 2006年12月12日
- ^ 特別ゲストは草なぎ剛! 堀井氏、日野氏、すぎやま氏が『ドラクエIX』を語る! / ファミ通.com - 2006年12月12日
[編集] 外部リンク
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