上天神町交差点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上天神町交差点(かみてんじんちょうこうさてん、道路標識におけるローマ字表記:Kamitenjincho)は、香川県高松市上天神町にある交差点の名称。香川県を代表する交通の要衝である。上天神交差点とも。
目次 |
[編集] 構造
讃岐平野において東西・南北方向の軸となっている2本の幹線道路(国道11号、国道193号等)が交わっており、香川県下で最も交通量の多い場所である。故に現在の交差点は、(上から順に)高速道、歩道橋、一般道、地下道が完備された4層構造の立体交差となっている。藍色に塗装された歩道橋には昇降機やスロープが設備されており、歩行者・自転車と自動車が完全に区別される。さぬき夢街道では、小さな規模の交差点ほど歩道橋が設置され、大規模な交差点には歩行者・自転車専用の地下道が設置されるといった傾向が見受けられるのであるが、上天神町のように交差点の規模が大きいのにもかかわらず歩道橋が設置されている事例は珍しい。また歩道橋及びそれに装置されている信号機が藍色に塗装されている点も特異である(他の大部分の歩道橋・信号機・街灯等の色は赤墨)。なお上天神町の場合は渋滞対策として自動車専用の地下道が設置されている。
[編集] 進路
方向 | 道路 | 行先 |
---|---|---|
↑北 | 国道11号 | 高松駅・県庁 |
→東 | 国道11号バイパス | 徳島・さぬき市津田・高松中央IC |
↓南 | 国道193号 | 美馬市穴吹・塩江 |
←西 | 国道11号 | 松山・坂出・高松西IC 高知・琴平 |
国道193号は中新町交差点が名目上の起点だが、本交差点までは国道11号との重複区間のため、ここが事実上の起点である。
[編集] 歴史
- 1975年4月 - 上天神町交差点誕生(ただし十字路になったのは1993年9月)
- 2003年3月 - 高松自動車道開通
- 2003年10月 - 上天神横断歩道橋供用開始
- 2004年3月 - 上天神地下道開通
[編集] 周辺
周辺では近年、その恵まれた立地条件を活用して郊外型の店舗が多く立地している。
[編集] 備考
- 上天神町交差点の西側およそ250mの場所に「上天神西交差点」がある。南方向に伸びているのが香川県道172号川東高松線である。同路線はここから峰山口交差点まで国道11号と重複している。
- 歩道橋に設置されたエレベーターはシンドラーエレベータ製で、トラブルが多発している。