与謝野馨
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生年月日 | 昭和13年(1938年)8月22日 |
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出生地 | 東京都千代田区 |
出身校 | 東京大学法学部卒業 |
学位・資格 | 法学士 |
前職・院外役職(現在) | 日本原子力発電社員 国務大臣秘書官 |
所属委員会 ・内閣役職(現在) |
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世襲の有無 | 無 |
選出選挙区 (立候補選挙区) |
東京1区 |
当選回数 | 9回 |
所属党派(現在) | 自由民主党(無派閥) |
党役職(現在) | 党税制調査会顧問 |
会館部屋番号 | 衆・第一議員会館222号室 |
ウェブサイト | 与謝野馨 Official Web Site |
与謝野 馨(よさの かおる、1938年8月22日 - )は、昭和後期・平成時代の日本の政治家。衆議院議員。歌人与謝野鉄幹・晶子夫妻の孫にあたる。特技は囲碁(アマチュア7段)。
目次 |
[編集] 概要
1938年(昭和13年)8月22日、東京都千代田区に与謝野秀(しげる)・道子の長男として生まれる。麻布中学校・高等学校を経て1963年(昭和38年) 東京大学法学部を卒業し、中曽根康弘の紹介で日本原子力発電に入社、同社の労組と繋がりのある民社党佐々木良作書記長と良好な関係を築く。1968年(昭和43年)日本原子力発電を退職し、中曽根の秘書となる。
1972年(昭和47年)12月の第33回衆議院議員総選挙に東京1区(旧)から自民党公認で立候補するが落選。1976年(昭和51年)12月の第34回衆議院議員総選挙に東京1区から立候補し初当選する(同期当選者に中曽根事務所の同僚である島村宜伸や渡辺秀央もいた)。しかし、1979年(昭和54年)の第35回衆議院議員総選挙で大平正芳首相が打ち出した一般消費税による逆風を受け落選する。1980年(昭和55年)の衆参同日選挙では、社会党・飛鳥田一雄委員長を抜きトップ当選し返り咲く。以後、科学技術・通商産業関係を皮切りに、通産政務次官、自民党商工部会長、衆議院商工委員長などを歴任し、商工族、政策通として頭角を現す。また、中曽根派に所属しながらも、商工族の実力者であった、梶山静六の門下ともいうべき関係を形成していった。1994年(平成6年)自民党が政権復帰した村山富市内閣で文部大臣として初入閣する。
1996年(平成8年)第2次橋本龍太郎内閣では、師事していた梶山内閣官房長官の下、他派閥ながら、官房副長官(政務)として、橋本政権を支えた。 1998年(平成10年)小渕恵三内閣で通商産業大臣に就任。通産大臣でありながら、所轄外の(法務省管轄の)通信傍受法(盗聴法)成立に力を注ぎ、『噂の真相』などに「盗聴法成立の黒幕」と批判された。2000年(平成12年)4月の第42回衆議院議員総選挙で民主党の海江田万里に敗れ、落選。自民党は民主党に都市部を中心に議席を奪われ、「1区現象」と呼ばれる事態に陥ったが、与謝野もこの落選により危機感を覚え、派閥を離脱する(当時、所属派閥であった志帥会における亀井静香との権力抗争での敗北と言う事情もあった)。2003年(平成15年)第43回衆議院議員総選挙で選挙区で海江田に敗れたが、比例区で復活当選を果たした。
2004年(平成16年)自民党政務調査会長に就任して、小泉純一郎首相の進める郵政民営化に尽力する。翌年9月に行われた第44回衆議院議員総選挙では、海江田に対して比例区での復活を許さないほどの圧倒的な勝利を収めた。
2005年(平成17年)発足の第3次小泉改造内閣では、内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策担当)に就任。
2006年9月26日に発足した安倍政権のもとで自民党税制調査会会長に就任するが、10月に口内に痛みを覚えるなどしたため入院し、11月には税制調査会会長を辞任。2007年1月初旬に退院した後は自宅療養を続け、同年4月13日の衆院本会議に出席し政治活動を再開した。
自作パソコンを毎年数台作っており、Linuxやオープンソースの動向など情報技術に造詣が深い。 囲碁の腕前はアマ7段で、政界最強とも評されている。
[編集] 著作
[編集] 単行本
- 与謝野晶子著『みだれ髪』(与謝野馨編、主婦の友社、1973年)
- 『みだれ髪』(与謝野晶子著、伊藤文友館、1901年刊)の復刊
[編集] 論文・雑誌経済記事
- 「大塚論文"中曽根民活批判"を駁す」『中央公論』1987年2月号
- 「国際競争力の回復と財政の健全化」『月刊自由民主』1996年8月号
- 「これだけは言っておく! 自民党広報本部長(衆院議員)与謝野馨の激白!『社民は今,先祖返りしている』」『月刊官界』1997年12月号
- 「4つの課題」『LA international』1999年2月号
- 「これからの日本経済」『日経調資料』2001年7月号
- 「この国を考える(46)いまこそ責任政党に恥じない政策選択を!」『月刊自由民主』2004年4月号
- 「私の読書遍歴(28)与謝野馨 自民党下野時代に読み耽った二十冊の量子力学の本」『文學界』2005年10月号
- 「ポスト小泉が直面する重要課題」『正論』2006年7月号
- 「千鳥ヶ淵で全国戦没者追悼式を行おう」『中央公論』2006年8月号
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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