予選 (FIFAワールドカップ)
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FIFAワールドカップにおける予選(よせん)は、エントリー国・地域の中から本大会に出場できる国・地域を決めるための大会である。
予選は、6つの大陸連盟ごとに開催され、出場枠も連盟ごとに決められている。なお、出場枠は予選の数年前に制定される。
なお、2002年大会までは前回優勝国・地域の代表チームは予選免除されていたが、免除に伴う強化不足や収入減少が懸念されたり、予選枠拡大の要望があったりしたため、2006年大会以降は廃止となった。
予選大会は、本大会前に各地区ごとに1~2年間かけて行われ、地区によっては実力差や地域間格差に応じて1次、2次、最終予選の段階に分けられる。最終的には「プレーオフ」や「大陸間プレーオフ」が行われ全ての出場国が決まる。現在のルールでは、本大会に進めるのは32カ国(1978年までは1930年と1950年を除き16チーム、1982年から1994年までは24チームで、32チームになったのは1998年からである)。なお開催国・地域の代表チームは予選が免除される。全出場国・地域の代表チームが決まってから、開催国・地域で各グループリーグの抽選会が行われる。
世界を6つの大陸連盟ごとに分け、それぞれの大陸連盟内に於いてリーグ戦方式もしくはノックアウト方式を組み合わせて本大会または大陸間プレーオフ出場チームを決定する。各試合は基本的にホーム・アンド・アウェー方式で行われるが、組織委員会の承認により当該国・地域または第三国でのトーナメントとしてもよい(1か国集中型の「セントラル方式」)。また、組織委員会の承認または指示によりホームゲームを第三国での開催とすることもある(参加国・地域の中から2か国・地域を指定する「ダブルセントラル方式」など)。アジア予選での例を次で述べる。
- アジア地区の予選は1994年アメリカ大会アジア地区最終予選でドーハでのセントラル方式でのリーグ戦が実施され、また1998年フランス大会アジア地区第3代表決定戦がジョホールバルでセントラル方式での一戦のみで実施されたが、その後開催地の調整が難しくなったためホーム・アンド・アウェー方式に変更された。
6つの大陸連盟それぞれに出場枠が定められ、過去の実績で各大陸地区の出場枠が増減される。中には「大陸間プレーオフ」と通称される試合でいわゆる「0.5枠」を争う地区もある(例:アジア地域の出場枠を2.5、北中米カリブ地域の出場枠を2.5枠とすると両地域の予選上位2チームが自動的に本大会に進出し、両地域の3位同士が「大陸間プレーオフ」でホーム・アンド・アウェー方式で対戦する。この勝者が本大会出場権を獲得するシステム)。
その地区にもう1チーム出場枠が与えられるか否かと言う側面を有する以上に「大陸別の対抗戦」と言う性格も有するため、地区のプライドとワールドカップ出場による地区全体の発展を鑑みると重要な方式であると言える。
FIFAワールドカップ 予選 |
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イタリア 1934 | フランス 1938 | ブラジル 1950 | スイス 1954 | スウェーデン 1958 | チリ 1962 | イングランド 1966 | メキシコ 1970 |
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