伝説の勇者ダ・ガーン
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『伝説の勇者ダ・ガーン』(でんせつのゆうしゃダ・ガーン)は、1992年(平成4年)2月8日から1993年(平成5年)1月23日まで名古屋テレビ・テレビ朝日系で毎週土曜日17:00 - 17:30に全46話が放送された、サンライズ製作のSFロボットアニメ作品。およびその主役ロボットの名前。1990年代を代表するロボットアニメシリーズである「勇者シリーズ」の第3作
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
勇者シリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第2作 | 太陽の勇者 ファイバード |
1991年2月 ~1992年1月 |
第3作 | 伝説の勇者 ダ・ガーン |
1992年2月 ~1993年1月 |
第4作 | 勇者特急 マイトガイン |
1993年1月 ~1994年1月 |
目次 |
[編集] ストーリー
ある日突然、謎の宇宙人オーボス軍が地球に襲来した。彼らの狙いは地球が持つ「プラネットエナジー」と呼ばれるエネルギー。惑星上に5箇所存在する「開放点」を突き止められた惑星は、炎の珠となって生命は全て死滅してしまうという。
ひょんなことから地球の分身である宝珠「オーリン」を手にした小学生高杉星史は、地球が産み出した8体の勇者たちの隊長に選ばれる。勇者は世界各地で宝珠(勇者の石)の姿で眠っているが、現代人の作ったメカと一体化することで変形ロボットとなり星史の指示に従い戦うのだ。
こうして、地球の運命をかけた伝説の勇者ロボとオーボス軍の戦いが始まった。
[編集] スタッフ
- 企画:サンライズ
- 原作:矢立肇
- シリーズ構成:五武冬史、平野靖士
- 脚本:五武冬史、平野靖士、志茂文彦ほか
- キャラクターデザイン:平岡正幸
- メカニックデザイン:大河原邦男
- チーフアニメーター:高谷浩利
- 美術監督:丸山由紀子(アトリエ・ムサ)
- 色彩設計:笠森美代子
- 撮影監督:諸橋文彦(旭プロダクション)
- 編集:後田良樹(JAY FILM)
- 音楽:岩崎文紀
- 音響監督:藤野貞義
- 音響効果:庄司雅弘(フィズサウンドクリエイション)
- 録音調整:西澤規夫
- 録音助手:武藤雅人
- 録音スタジオ:整音スタジオ
- 録音制作デスク:佐藤陽子
- 録音制作:クルーズ
- 音楽プロデューサー:井上裕香子、真野昇
- 音楽制作:ビクターエンタテイメント、SUNRISE音楽出版、メ~テレ音楽
- プロデューサー:今井慎(名古屋テレビ)、小原麻美(東急エージェンシー)、吉井孝幸、古沢文邦(サンライズ)
- 監督:谷田部勝義
- 演出チーフ:高松信司
- 製作:名古屋テレビ、東急エージェンシー、SUNRISE
- 著作権:(C)1992 SUNRISE INC.・名古屋テレビ
[編集] 主題歌
- OP
- 「風の未来へ」歌:佐藤有香
- ED
- 「ハレルヤ・パパイヤ」歌:佐藤有香
[編集] 登場人物
- 高杉星史(たかすぎ せいじ)(:松本梨香)
- 6月4日の流星雨の夜に生まれた少年。血液型O型。陽気でお調子者な性格で、地球意思に勇者達の「隊長」として選ばれる。ちゃっかり勇者達を私的使用したりもするが、戦いの中で成長していく。勇者達に命令出来るダイレクターを常に持ち歩いているが、不注意で落としてしまったり、取り上げられてしまって命令出来なくなったりとドジやポカも多い。緑ヶ浜小学校5年(11話から6年)。戦闘時には自らが選んだ紅白の戦闘用防護服に身を包む。初期セイバーズからは「キャプテン」、ランダーズからは「大将」、ホークセイバーからは「隊長」、ガ・オーンからは「酋長」と呼ばれる。
- 香坂ひかる(こうさか -)(:紗ゆり)
- 星史の幼馴染で同級生。気の強い性格で、星史がやりこめられることもしばしば。後に隊長の正体を知り、勇者に協力するようになる。家は星史の隣。とある事件でヤンチャーとキスをした事も。4月15日生まれのO型。本人が気に入っているのかどうかわからないがオレンジ系統の服を着ていることが多い。
- 桜小路螢(さくらこうじ ほたる)(:白鳥由里)
- 星史の同級生。不思議な雰囲気を持ち、地球の声を聞く事が出来る。それ故クラスでは浮いている存在らしいが、いじめられたりはしていない。年に一度だけ、性格が逆転する。当初から星史と勇者達の関係を知っており、それとなく助言を与えたり、終盤ではブッチョの分身の一人にビックランダーごと誘拐されたり、オーボスの元から逃れて来たピンキー、ビオレッツェらを星史に引き合わせる為に家に招いた事もある。ブッチョからはジュラルディンちゃんと呼ばれていた。9月27日生まれのA型。
- 高杉光一郎(:岸野一彦)
- 星史の父親。GDO(地球防衛機構軍)の高官(大佐)。普段はお気楽主義者を装っているが、決める時には決める。オーボス星に「隊長」共々連行された際にはブラフを効かせてオーボス自身(とはいっても幻影だったが)を引っ張り出す事にも成功している。最初は「隊長」の正体に気付いていなかった。8月30日生まれのB型。
- 高杉美鈴(:五十嵐麗)
- 星史の母親。テレビアナウンサー。星史にとっては教育ママ的な存在だが、仕事が忙しいらしく、光一郎同様に家には殆どいない事が多い。本人は仕事のせいで星史を殆ど構ってやれない事を気にしていて、家に転がり込んできたヤンチャーの世話をみすぎて星史とヤンチャーの仲を一時険悪にした事もある。2月20日生まれのO型。
- 香坂春夫(:河合義雄)
- ひかるの父親。自然食レストラン「つくし」を経営、自らコックとして働く。妻のつくしには頭が上がらない。よく怪しげな自然食を作っては根元巡査に食べさせていた。12月21日生まれのA型。
- 香坂つくし(:佐々木優子)
- ひかるの母親。娘を愛し、夫を愛するよき母親。間延びしたような口調でしゃべるが意外としっかり者で、レストラン「つくし」の実質的なオーナーでもある。7月29日生まれのO型。
- 根元正(:島田敏)
- 星史の近所の交番に勤務する若い巡査。故郷の美星村に母:キヨがいる。良くレストラン「つくし」で怪しげな自然食を食べさせられている。自分のパトカーがダ・ガーンとなってる事は気が付かない程のお人好しで、毎回の様に行方不明になるパトカーを不審に思うものの、戻ってきたパトカーを見てそれで安心してしまう。ダ・ガーンに挨拶されて始めてその事を知るも怒るより寧ろ喜んでいた。星史の良き兄貴分でもある。11月3日生まれのO型。
- ヤンチャー(:高乃麗)
- 本名は「ヤンチャラン・スターレット・バンナー・グリシウス・ジャクキンガー・ワイルダー14世」。オーボスによって滅ぼされた星の王子で唯一の生き残りで、彼もまた星の意思であるオーリンと勇者用ダイレクターを持つ。ひかると事故でキスしたり、美鈴に身体を洗ってもらったりした事も。サイボーグ化されたレッドロンとの最後の戦いの際に自らの星が再生可能だという事を知る事に。
- 蛍のばあや(:後藤真寿美)
- 江戸時代から桜小路家に仕える老婆。年齢を聞かれると突如として雷雲が立ち込める。「これほどの驚きは黒船が来航した時以来でおじゃりまする」この台詞から推測すると100歳はゆうに越えている計算になるが・・・・
- 郷上大佐(:市川治)
- GDO(地球防衛機構軍)の情報局長(大佐)。勇者達の戦力としての能力に着目し、勇者は軍に組み込まれるべきという思想をもつ軍至上主義者。勇者の隊長を燻り出す為に緑が浜町を全面封鎖し住民を強制収用したり、「隊長」を拘束した際に緊急事態時にも関わらずダイレクターを取り上げたまま返そうとしない等、やや横暴な面を持つ。ガ・オーンや「隊長」の精密調査も行わせていたが不発に終わった模様。伝説の力の存在を聞かされた際は軍の常識人の一人としてその存在を余り信じていなかった。
- オーボス(:千葉耕市)
- オーボス軍の首領。その正体は誰も知らなったが、その実態は機械化されたオーボス星そのもの。おしおきでサイボーグ化されたレッドロンを重用する事に不信感を抱いたビオレッツェがその正体を知って恐怖・離反する等、部下には余り恵まれていない。伝説の力による死を望むが故の侵略を繰り返していた。
- レッドロン(:沢木郁也)
- オーボス軍団の下級幹部。地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られた第一の使者。メカマニアであり、美的センスに煩いが、所謂悪役系を好み、勇者ロボ等は下品とする傾向がある。演説を好み、任務の失敗毎に配下の学者ロボを一刀両断する癖があった。度重なる任務失敗後にサイボーグに改造されてビオレッツェの配下に加わり、勇者ロボにも匹敵する専用機レッドガイストを与えられてダ・ガーンたちと戦う。レッドロンだけ専用機を与えられているのは、任務に部分的に成功した(開放点を一つ発見)功績を一応評価されてのものであると思われるが、オーボスにとって駒として使いやすくなった事にも一因があるらしい。ヤンチャーの星の文明の滅亡に関わっているらしく、ヤンチャーに星が再生可能だと教えた。最後はレッドガイストと共に散る。
- デ・ブッチョ/団長(:塩屋浩三)
- オーボス軍団の下級幹部。普段は星が丘にやってきたアヤシサーカス団の団長をやっているが、その実態は地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られた第二の使者…。と思われたが、実は真の幹部であるピンキーの存在を隠蔽するための影武者的存在に過ぎず、幹部としては最下級の存在であった。自らが創り出した生体兵器である装甲獣を操る。任務失敗後八人に分裂させられ、ビオレッツェの配下としてダ・ガーンたちと戦うが、ヤンチャーに追われた際にビックランダーを乗っ取った事が仇となり、オーボス軍に裏切り者として誤認されてしまった以降は勇者達に協力する。最後は八人の内一人だけが生き残った。
- レディ・ピンキー/山本ピンク/マジカル・ピンキー(:冬馬由美)
- オーボス軍団の下級幹部。地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られた真の第二の使者。最初はブッチョにすらその正体を隠し、人形を介してブッチョに命令を伝える傍ら、少女の姿(山本ピンク)と大人の女性の姿(レディピンキー)を使い分け、サーカスに雇われた一般人を装いつつ「隊長」の正体を探っていた。キラードールと呼ばれる戦闘ロボットとアンドロイド軍団を操る。ビオレッツェと比較的対等に近く接しており、その地位は中級幹部に近かったものと思われるが、任務失敗後はビオレッツェによって制裁を受け子供の姿に固定される。これは、彼がピンキーが受ける被害を最も少ない形にしようとした結果であり、他の二人と比べると制裁の程度は軽くすんでいる。だが、その若さも実際にはオーボスによって与えられていた物で、オーボスにエネルギーを止められた際は老婆になってしまったが、ビオレッツェの尽力で大人の姿に再固定され、彼の恋心に気付く。最後は2人でいずことなく去って行った。
- ピンキーの親衛隊長
- 褐色の肌に紫色の髪をした少年型のアンドロイド。彼のみ同型機が確認されないカスタム機である。アンドロイドにはこのほか側近用とみられる金髪と戦闘用とみられる赤毛の二タイプの量産型が確認されている。金髪はピンキーのヒステリーで破壊された者が、赤毛は戦死した者が多かった。
- ビオレッツェ(:梁田清之)
- オーボス軍団の上級幹部にしてオーボスに心酔する側近。地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られてきた第三の使者。黒猫と黒狼に変身可能。主に黒猫の姿で「隊長」の正体を探っていた。物語前半では軍監的存在としてレッドロン、ピンキーらの作戦遂行を監視し、任務に失敗した彼らを制裁する役目をも果たしていたが、実は密かにピンキーに恋心を抱いていて、彼女の制裁をワザと軽くした。策士ではあるが底の浅いところがあり、器量にも不足があったようで、ダ・ガーンたちに敗北した後は高杉大佐に翻弄されたり、自らが制裁したレッドロンの株が急上昇したのに不審を抱きつつも、オーボスに見限られたと悪態をつくことしかできない醜態をさらすなど盛大に凋落する。オーボスの正体と目的の真相を知り離反するが、ピンキーを救おうとしてオーボスを脅迫し、制裁を受けて黒猫の姿に固定されてしまう。最後はピンキーと共にいずことなく去って行った。
- シアン(:笹岡繁蔵)
- オーボスの側近中の側近。普段はUFOの形態だが怒りが昂じたり戦闘の際には龍形態に変貌する
※敵の名には色に由来するものが多い。
[編集] 登場メカ
- 主な特徴
- 前々作・前作では、80年代に放映されたトランスフォーマーシリーズと同様、ロボット達は『宇宙生命体が地球の機械を各自勝手にスキャンした』ものだったが、今作では、彼らはそれぞれの故郷の星が作り出した防衛プログラムであり(広い解釈では、生体ロボットと同じ)、勇者の石が宿るべき物体が、個体別にあらかじめ、ある程度の条件を満たしていなければならないという日本独自の設定になっている(作中でダ・ガーンが石だけ見つかったのに復活しない事態を星児にそう述べている。4話【南極の嵐】参照)。
- そのため今作では、勇者シリーズにおいて初めて、各勇者・各敵ロボットそれぞれの系統化が試みられた。勇者側は小チーム内での機体が統一化され、同時に敵方も敵幹部の趣味と個性によってモチーフが違っている。
- 勇者機体一覧
- ダ・ガーン(ダ・ガーンX)=陸・空同時対応型
- セイバーズ(スカイ・ペガサスセイバー)=スカイ・高速空中戦闘型。ペガサス・半陸空同時対応型
- ランダーズ(ランドバイソン)=陸上機動型
- セブンチェンジャー=陸海空対応型。
- 幹部別ロボット系統
- レッドロン=軍隊をモチーフとした正統派ロボット
- ブッチョ=遺伝子操作などで作られた動植物系生体ロボット
- レディーピンキー=女性型ロボット
- ビオレッツェ=宝石型ロボット
[編集] 伝説の勇者
45億年ほど前に地球の意思・オーリンによって地球と全ての生命を守る為生み出された、対防御・防衛システムである。地球が危機に陥った時、オーリンによって選ばれた人間の命令を聞く。普段は勇者の石と呼ばれる鉱石の姿で各地(主に開放点の近く)で眠りについている。
全体としての総称は持たないが(一部媒体では「地球警護隊」とも呼称)構造としてはリーダーであるダ・ガーンと、セイバーズ、ランダーズからなる航空防衛戦力隊・陸上防衛戦力隊に別れる。
なお、ホークセイバー、ガ・オーンはダガーン達が生まれるよりも昔に、『地球に存在する、地に生きる者、空に生きる者の代表』である為、名前はともかく存在は他と微妙に異なる。(二体の勇者の石は、現在の所未確認であり、各自復活に宿る物として特定の物体がある)
[編集] リーダー
- ダ・ガーン(:速水奨)
- ランボルギーニ・ディアブロ型のパトカーから変形。主人公の故郷であり、作品中最後の開放点である緑が浜市の厳光寺の仏像の額に眠っていた。
- 普段は根元巡査が勤務する派出所のパトカーとして身を潜める。性格は生真面目で趣味は日光浴。「耐え凌ぐという言葉の重さ」が信条。
- 星史のことはそのまま『星史』と呼ぶ。
- データ
- 全高10.0m
- 重量13.5t
- 走速度150.5km/h
- 跳躍力60.2m
- 最大出力125000馬力
- 武装
- ダ・ガーンマグナム
- ダ・ガーンナパーム
- ダ・ガーンフレイム
- データ
- アースファイター
- 地球防衛機構軍の最新鋭試作型戦闘機にダ・ガーンのエネルギーを注いだサポートメカ。ダ・ガーンと連結合体し高速移動が可能。主に隊長個人の飛行などに使用。
- データ
- 全長25.0m
- 重量19.2t
- 最大飛行速度M3.5
- データ
- アースライナー
- 300系新幹線(試作車)にダ・ガーンのエネルギーを注いだサポートメカ。ビームレールで移動。別名・海を走る新幹線。
- データ
- 全長44.0m
- 重量33.6t
- 最大速度650.0km/h
- データ
- ダ・ガーンジェット
- ダ・ガーン、アースファイター、アースライナーが合体した重戦闘機。隊長とその他を連れる海外などへの長距離移動用として使用。
- データ
- 全長49.5m
- 重量66.3t
- 最大飛行速度M4.5
- データ
- ダ・ガーンX(:速水奨)
- ダ・ガーン、アースファイター、アースライナーが合体した巨大ロボ。アースファイターが上半身、アースライナーが下半身、ダ・ガーンが腹部を構成している。必殺技のバリエーションが多く、以下には使用回数が多かったものを記載する。玩具のCMでは「地球合体ダ・ガーンX」となっていた(番組中でも一度だけ「地球合体!ダ・ガーンX!」と叫んだ)。
- データ
- 全高22.5m
- 重量66.3t
- 走速度165.0km/h
- 跳躍力250.8m
- 最大出力405000馬力
- 武装
- ダ・ガーンブレード
- アースキャノン
- アースバルカン
- アースグレイザー
- 技
- アースパンチ
- アースキック
- ダ・ガーンブレード一文字斬り
- ダ・ガーンブレード十文字斬り
- ブレストアースバスター
- ブレストアースフラッシュ
- ブレストフリージングアタック
- データ
[編集] セイバーズ
飛行メカに宿った空の勇者達。全員がとても礼儀正しい性格と根性をしている。星史を「キャプテン」と呼ぶ。正規のリーダーはジャンボセイバーであるが、初期設定の混乱により、資料によってリーダーがジャンボセイバーであったりジェットセイバーであったりする。詳しくは#ブレイブサーガでの記述違いを参照。
- ジャンボセイバー(:星野充昭)
- ジャンボジェットから変形。日本へ輸送された古代エジプトのミイラの棺に埋め込まれていた。宿った機体はその輸送に使われていた物。おっとりとした性格で、二番目に復活した。空を愛するあまり、『大空のおせっかい』と呼ばれる事も…。
- データ
- 全長12.5m
- 重量42.0t
- 走速度160.0km/h
- 跳躍力280.8m
- 最大出力112000馬力
- 武装
- ジャンボアロー
- 技
- ジャンボトルネード
- ビークルモード
- 全長58.6m
- 最大飛行速度M3.2
- 武装
- ジャンボバルカン
- データ
- シャトルセイバー(:沢木郁也)
- スペースシャトルから変形。地球ではなく月で眠っていたが、人間の手により、月より鉱石と共に持ち帰られる所を、航空系機械を集めていたレッドロンによって奪われる。宿った機体はその時の輸送に使われた物。三番目に復活し、普段は衛星軌道上で地球を見守りつつ、『宇宙の掃除屋さん』としていらない衛星の片付けをしている。
- データ
- 全高10.3m
- 重量32.9t
- 走速度180.6km/h
- 跳躍力305.0m
- 最大出力145000馬力
- 武装
- シャトルランサー
- シャトルブーメラン
- 技
- シャトルブラスト
- データ
- ジェットセイバー(:高宮俊介)
- ジェット戦闘機から変形。南極の氷の下に埋まっていた所を、南極の発掘員によって見つかる。宿った機体は南極で飛行機械の収集をしていたレッドロンのコレクションの中から。三番目に復活、です・ます口調のチーム内において軍隊口調で話す。軍用機だった為、しょっちゅう領空侵犯と間違えられ、攻撃される。おかげで各国空軍から勇者につけたあだ名が『領空侵犯の王者』なのは、真面目な彼にとって不幸である。
- データ
- 全高10.2m
- 重量18.5t
- 走速度180.6km/h
- 跳躍力390.6m
- 最大出力103000馬力
- 武装
- ジェットブレード
- ジェットディスポーザ
- ジェットシールド
- ビークルモード
- 全長18.6m
- 最大飛行速度M5.0
- データ
- スカイセイバー(:高宮俊介)
- ジェットセイバーが頭、胸、背、腕、ジャンボセイバーが胴と太腿、シャトルセイバーが脚となって合体した姿。セブンチェンジャーに撃破され、一時期機能停止していたが後に復活する。
- データ
- 全高23.2m
- 重量93.4t
- 跳躍力1030m
- 走速度280.5km/h
- 最大飛行速度M15.0
- 武装
- セイバーダガー
- セイバーブラスター
- セイバーウイングカッター
- セイバーブーメラン
- 技
- セイバートルネード
- データ
[編集] ランダーズ
陸上走行型車両に宿った荒くれ者ぞろいの陸の勇者たち。星史のことを「大将」と呼んでいる。
基本的に飛行能力は無いが、その代わり海の上をタイヤで走れるという、なんとも粋な奴ら。
- ビッグランダー(:島田敏)
- トレーラーから変形する。ランダーズのリーダー。口調は江戸っ子で荒っぽいが、気は優しくて力持ちで水上を走れる。開放点であるオーストラリアの地下洞窟で太古の魂に守られる形で眠りについていた。宿った機体は土木工事会社の大型輸送トレーラーで、すでにドリルランダーの機体を乗せていた。五番目に復活。普段は他メンバーを乗せて移動している。
- データ
- 全高12.1m
- 重量45.0t
- 走速度150.0km/h
- 跳躍力54.5m
- 武装
- ランドカノン
- ビッグマグネトロン
- ビッグクラスター
- ビッグスティンガー
- 技
- スパイクシュート
- ビッグラリアート
- ビークルモード
- 全長8.5m
- 全長(トレーラー牽引時)22.0m
- 最大速度280.5km/h
- データ
- ドリルランダー(:巻島直樹)
- ドリル採掘機(戦車にあらず)から変形。口数はメンバー内では少ない方。頑固者で命令は忠実にかたくなに守る。ビッグランダー同様、オーストラリアの地下洞窟で眠っていた。宿った機体は外国の土木工事会社のドリル採掘機。六番目に復活。地中にいた方がパトロールの関係を含め落ち着くが、下手に動くと水道管などを破裂させ大事件に繋がるので、しぶしぶビッグランダー後部の車庫で大人しくしている。
- データ
- 全高9.0m(ドリル含まず)
- 重量30.5t
- ビークルモード
- 全長8.1m
- 最大速度76.5km/h
- データ
- マッハランダー(:河合義雄)
- 黄色いF1カーから変形。「全開バリバリ」が口癖。かつて世界を救ったと伝承される勇者を象ったイギリスの名家ヘンリー家家宝のタブレットに埋め込まれてた石の一つとして眠りについていた(前に単独復活でもしていたのか)。ターボランダーと同時復活だった為、七番目か八番目かは不明。レースカーに宿ってしまった為、ちゃんと整備された道しか走れず、泣く泣くビッグランダー後部の車庫で大人しくしている。
- 武装
- マッハライフル(1億度の熱線を放つ銃)
- 技
- ウイングカッター
- マッハラリアート
- ビークルモード
- 全長4.3m
- 最大速度610.0km/h
- 武装
- ターボランダー(:梁田清之)
- 改造型の赤いレーシングカーから変形。二枚目という台詞がよく似合う好青年。マッハランダーと共に、ヘンリー家家宝のタブレットに埋め込まれてた石の一つとして眠りについていた。宿った機体はヘンリー家の娘、ジュリアの愛車から。マッハランダーと同時復活だった為、七番目か八番目かは不明。機体の問題や走行場所の難易などは無く、別に走るには支障はなかったが、あまりにも制限されている他メンバーの付き合いで、仕方なくビッグランダー後部の車庫で大人しくしている。
- データ
- 全長10.0m
- 重量18.5t
- 技
- スパイクシュート
- ターボスパイク
- ビークルモード
- 全長4.7m
- データ
- ランドバイソン(:島田敏)
- ビッグランダーが脚、ドリルランダーが腕、マッハランダーが腰、ターボランダーが頭と胸となって陸の四体合体した姿。勇者シリーズお約束のドリルを持つパワータイプの勇者。拘束された時、足(ビックランダー)だけを残すという描写があったが、足であるビッグランダーは、拘束されたまま普通に変形するという器用な小技を持つ。
- 飛行能力は皆無な為、ペガサスセイバーに運んでもらうが、背中に乗せてもらった事はない。なお、勇者シリーズに登場する合体ロボは、基本的に頭部を構成するロボの声が合体後の声になるが、(スカイセイバー、ペガサスセイバーの声を見れば一目瞭然である。)ランドバイソンは脚部を構成するビッグランダーの声が合体後の声となっている珍しいケースである。
- 小説では最初からランドバイソンの段階で復活している。なぜか、ペガサスセイバーと同時復活。ストーリー都合上、一緒にセブンチェンジャーに倒された。機械に宿ったのではないらしく、倒されると体は消え勇者の石に戻る。その後、TVで登場したチベットの洞窟でアメーバーの如く不安定な光の状態で復活を待つ。
- データ
- 全高24.0m
- 重量109.5t
- 走速度220.5km/h
- 跳躍力190.0m
- 最大出力552000馬力
- 武装
- ランドキャノン
- バイソンシールド
- 技
- ランドブローワー(脚部から100mの風を放つ)
- ランドコンバーター(胸部から光弾を撃ち出す)
- ランドパンチ(若花田(全盛期)10000人分のパワーの拳)
- ランドキック(20tの岩を500m蹴飛ばす)
- ランドクラッシャー
- ランドクラッシュ
- データ
[編集] 太古の勇者
ダ・ガーン達よりもはるか昔(45億年以上前)地球上に存在する『地球に存在する、地に生きる者、空に生きる者』の代表。太古から空と地を守り、場合によっては星史(オーリンに選ばれた者)によらず化身を使った復活ができる。ガ・オーンはダ・ガーンXと合体する事でグレートダ・ガーンGXに、ホークセイバーはセイバーズと合体する事でペガサスセイバーになる事ができる。空に生きる者の代表であるホークセイバーは(一応)セイバーズに分類されるが、前合体時であるスカイセイバーの変形パターンが使用されない為、まったく別系列の合体体とも見て取れる。また、ガ・オーンとダ・ガーンの合体も、あくまでサプライズ効果である。両名共、機械ではなく石・氷といった自然物に宿っている。
- ホークセイバー(:林延年)
- 太古の空を守りし者。プラネットエナジーをふんだんに浴びた鳥の形をした巨大な石から物質変化した。大空とセイバーズの危機に、鳥の化身を星史と蛍の元に飛ばし、開放点であるチベットの洞窟へ導いた。大自然を愛するマイペースな性格だが、空を汚されると獰猛な鷹のように怒り容赦はない。9番目に復活したが、登場後にOPやEDにホークセイバーのカットは追加されていない。普段は翼ある者の長として、大空の鳥達を守っている。別に言えば鳥と変わらない生活をしているとも言うべきか。
- 他のセイバーズとは異なり、星史の事を普通に「隊長」と呼ぶ。ニックネームは『悪と戦う渡り鳥』
- データ
- 全高12.5m
- 重量29.0t
- 跳躍力450.0m
- 走速度290.3km/h
- 最大出力135000馬力
- 武装
- ホークアンカー(分離型錨)
- ホークダーツ(秒間6000発乱射する羽手裏剣)
- 技
- ホークギムレット
- ホークボルテックス
- アニマルモード
- 全長8.0m
- 最大飛行速度M4.5
- データ
- ペガサスセイバー(声:林延年)
- ホークセイバーを母体とし、各メンバーが足や腕といったパーツとなり、四体合体した姿。勇者シリーズ初の四本足の合体勇者である。(合体後の四足は、現時点でバーンガーンのみである)二体以上の合体で、後のパワーアップにあたり前合体時の変形パターンが使用されない珍しいケース。
- 小説では最初からペガサスセイバーの段階で復活している。その為、セブンチェンジャーからはこの状態で倒された。機械に宿ったのではないらしく、倒されると体は消え勇者の石に戻る。その後、TVで登場したチベットの洞窟でアメーバーの如く不安定な光の状態で復活を待つ。
- データ
- 全高25.5m
- 重量122.4t
- 跳躍力1200.0m
- 走速度650.0km/h
- 最大飛行速度M23.5
- 武装
- セイバーアロー
- 技
- セイバーテンペスト
- セイバーディスパース
- セイバーブラスター
- セイバーレーザー
- データ
- ガ・オーン(:速水奨)
- かつて、大地に生きる者達の代表として太古の地球を守っていた存在。キリマンジェロの頂上に眠っていた氷の獅子から物質変化した。開放されかけたアフリカの開放点を命がけで守るダ・ガーンと、全ての命を守ろうとする星史の意思に答え復活した。
- ネイティブ・アメリカン的な口調で話す。ダ・ガーンと同じ声で話すが、兄弟などではなく別の個体である(1号ロボと2号ロボがそれぞれ独立した存在なのはシリーズ初)。10番目に復活。ホークセイバー同様、登場後もOPやEDにガ・オーンのカットは追加されていない。性格は真面目というよりも従順。普段は星史が住む街の沖の海底に潜んでいる。
- 星史のことは『酋長(しゅうちょう)』と呼ぶ。
- データ
- 全高21.0m
- 重量58.0t
- 走速度200.6km/h
- 跳躍力350.0m
- 最大出力550000馬力
- 武装
- ガ・オーントマホーク
- ガ・オーンスプリット
- ガ・オーンバッシュ
- Gバルカン
- Gキャノン
- アニマルモード
- 全長14.5m
- 走速度380.0km/h
- 武装
- ガ・オーンバリスタ
- ガ・オーンサンダー
- 眼部ビーム
- データ
- グレートダ・ガーンGX(:速水奨)
- ガ・オーンが頭、胸、背、肩、脚の強化パーツとしてダ・ガーンXと伝説合体した姿。
- 特筆すべき点として、勇者シリーズにおけるグレート合体勇者としては初めて射撃武装(GXバスター)をメインの必殺技に使用していることが挙げられる。
- また、合体時のアニメーションがとても長いのも特徴と言えよう。
- データ
- 全高27.2m(アンテナ含まず)
- 重量124.3t
- 走速度180.6km/h
- 跳躍力300.0m(紙面によっては400.3m)
- 最大飛行速度M10.5
- 最大出力1200000馬力
- 武装
- ダ・ガーンブレード
- グレートバリスタ
- GXバスター
- データ
[編集] 異星の勇者
勇者、すなわち星を守りし者は、銀河のあらゆる星に存在する。セブンチェンジャーはワイルダー星の勇者であったが、覚醒時には、すでにオーボス軍により五つの開放点全てが開かれた段階であった為、星の意思であるオーリンと、オーリンによって選ばれた人間・ヤンチャラン王子をつれ脱出するしかなかった。地球勇者の例を見ても星の防衛の為、他のワイルダー星の勇者がいたのかもしれないが、今となってはセブンチェンジャーが語りだす以外、知る術は無い。
- セブンチェンジャー:子安武人
- 人型、戦闘機、潜水艦、トレーラー、戦車、ジャガー、グリフォンの7形態に変形する。オーボスに滅ぼされた数多くの星の一つ、ワイルダー星の勇者であったが、覚醒が間に合わず、消滅寸前にヤンチャーを連れ脱出した。後に傭兵に身をやつし、雇われたふりをして潜入、王子を育てながら内情を探っていた。宇宙空間は主に潜水艦形態で航行する。なお、トレーラー形態は地球に着いてから新たに追加された7番目の形態。登場時は半第三勢力手的な立場を取り、負傷していたとはいえ、一撃でスカイセイバーを打ち破った。後半はダ・ガーンに協力する。最期はレッドガイストと相打ちになり果てるが、地球を第二の故郷として眠りについた。趣味が変形。
- 二段以上の多段変形機能を持つ最初の勇者であり(エクスカイザーの車体変身は玩具構造として含まれない)、五段変形シャドウ丸、三段変形カゲロウ、多段合体機能を有す空影・ダグシャドー・ビックボルフォッグなど忍者系勇者の元祖となる。
- これは2007年現在、トランスフォーマー史上最多を誇る究極破壊神デビルギガトロンの10段変形に継ぐ数であり、勇者シリーズではシックスショットを金型に持つシャドウ丸を押さえ今なお記録を破られてはいない。
-
- データ
- 全高25.5m
- 重量75.0t
- 走速度350.0km/h
- 跳躍力250.5m
- 最大出力754000馬力
- 武装
- チェンジャーシュヴェルト(電撃剣)
- チェンジャーブレッシェン(キャタピラの鞭)
- チェンジャーメッサー(胸飾りを分離させた小刀)
- チェンジャーヴェルファー(脚部大砲)
- チェンジャーツニーゲン(腕のキャタピラで切り付ける。小説版でランドバイソンを攻撃した方法)
- チェンジャーカノーネ(戦車形態の武装。人型のチェンジャーベルファーと同一。)
- チェンジャーラケーテン(ジェット機、潜水艦型の武装。ミサイル。)
- データ
[編集] オーボス軍
主であるオーボスの命令の為、数多くの星を侵攻する。攻略の基本がオーボス本人の前で行う為、直接の配下は意外と少ない。
確認される限りは、親衛隊シアン、側近ビオレッツェ、戦闘部隊隊長レッドロン、戦闘及び工作部隊指揮官レディーピンキー、同部隊分隊長デ・ブッチョ(レディーピンキー配下)がいる。ビオレッツェのセリフから推測すると、実働部隊は他にもあり、レッドロンたちは下位の戦闘集団の指揮官にすぎなかったようである(ロボットでない宇宙人の部下、汎用性の高い直属隊を率いていたのはピンキーのみということも傍証となると思われる)。
- レッドロン
- レッドロンが集めたコレクションが主な兵器。所々に赤が塗られているのが特徴。
- リーケンα
- 偵察用ロボットで、円盤にも変形。
- ウォルフG1-40β
- 口からのレーザー、鋭い爪と怪力が武器。ダ・ガーンXの初戦の相手となった。
- アドラーV
- 空対地の攻撃に特化したロボット。頭部からのビームや胸からのミサイル、翼を分離させてのブーメランなど多彩な武装が特徴。
- ダイムラーII
- 体内に搭載された強力爆弾でダ・ガーン諸共南極基地を破壊しようとした。バルカン砲となっている指先が武器。
- アングラン
- ロボット製造に必要な鉱物を採集する為に送り込まれたロボット。ドリルで砕いた岩盤からチューブで鉱物を吸い上げる。劇中では3体登場。
- トレースゴン
- 頭部のレンズでメカの性能を写し取り、自らの能力とする機能を搭載。レンズからのビームはメカなどの物質をレッド・ローン内に瞬間移動させることが可能。
- リーケンβ
- セレーネα
- 海水を背中に受けることでその圧力をエネルギーに変換する。無数の触手を伸ばすことも可能である。
- メトロバトラー
- 複数体登場した、円盤型から変形するロボット。胸のマシンガンと両腕からのレーザーが武器。
- エーベンブロイ
- レッドロンが操縦するロボット。赤いボディと巨大なマントが特徴で、剣と盾を武器にダ・ガーンXと互角の戦いを繰り広げる。緑のボディの量産機も存在し、ザクマシンガンに似たマシンガンを装備してダ・ガーンと戦った。
- レッドローン
- レッドロンの旗艦。超巨大ロボットに変形可能。合体破りを敢行したが、星史の機転で敗退。
- レッドガイスト
- 後半でレッドロンが駆る高性能ロボット。魔龍へ可変可能。オーボスの手によって40話で強化されるが、強化前でもダ・ガーン達を相手に優位に戦いを進めるほどの実力を有していた。
- 最終決戦ではセブンチェンジャーとの一騎討ちで致命傷を与えるも、最後はセブンチェンジャーの捨て身の特攻により相討ちとなる。
- おもちゃはトランスフォーマーVのデスザラスの色換えである。
- データ
- 全高30m
- 武装
- レッドソード
- レッドライフル
- レッドシールド
- データ
- 装甲獣
- デ・ブッチョが創造する機械と生物の中間兵器。何故か地球の女性名で、ブッチョは更に「ちゃん」付けで呼ぶ。
- ジョアンナ
- ミザリー
- マリーアントワネット
- キラードール
- ピンキーが操る人形型ロボット。女性型が多い。名前は地球のとあるブランドメーカーに類似した名称がモチーフになっている。
- シャネルーンNo.1~3
- ヴィ・ヴィトン
- ジュバンシー
- イブ
- サン
- ローラン
- ジャイアン
- モーリエ
- カルダーン
- アルバーニ
- ディオーラ
- ゴルチェス
- ジュエルアーマー
- ビオレッツェが操る宝石状の戦闘兵器。彼の気まぐれか殆ど登場せず。
- マスタングVX
- ジョインダーMF
[編集] プラネットエナジーと解放点
惑星の持つ生命エネルギー、これを劇中では「プラネットエナジー」と呼称し、これがオーボス軍が様々な惑星へと侵攻する最大の目的となっている。
このプラネットエナジーが噴出す地点、いわば地球のツボとも言えるのが「解放点」である。 この解放点は一つの惑星に五つ存在し、一つでもそれがヒットされた場合、プラネットエナジーの活性化に伴って地殻変動や火山の活性化等の天変地異が発生し、生命や惑星自体に多大なダメージを与えることとなる(24話「引き裂かれる大陸」等)。 そして全ての解放点がヒットされた時、その惑星はプラネットエナジーを放出する火球と化し、生息する生命は死に絶えてしまう。そうして放出されたプラネットエナジーをオーボス軍は吸収し、我が物としてきたのである。
劇中で明確にそれが描写されたのはヤンチャーの故郷であるワイルダー星(36話「秘められた伝説」より)のみであるが、実際にはそれ以上に多くの星がオーボス軍の手によってこのような途を辿っていったと考えられる。
以下、劇中でオーボス軍が狙った地球の解放点を列記する。
- アフリカ(ケニア、タンザニア付近)
- 第一の解放点。24話にてヒットされ、ダ・ガーンが戦線離脱する原因となった。後に修復されるが45話にて緑が浜を除く他の解放点と共に再度ヒットされる。
- チベット(光の洞窟)
- 第二の解放点。ホークセイバーが眠っていた場所で、40話で解放点であることが判明する。
- 南米(アマゾン川流域)
- 第三の解放点。17話にてブッチョが調査していた地点で、こちらも40話にて解放点であることが判明。
- オーストラリア(ウルル(エアーズロック)地下)
- 第四の解放点。41話にて地球防衛機構軍によって発見される。
- 緑が浜
- 本作品の舞台にして第五の解放点。45話にてシアンによって発見され、活性化装置を設置されるもすんでの所で阻止されている。
[編集] 放送リスト
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場メカなど |
---|---|---|---|
1992/2/8 | 1 | 地球からのメッセージ |
|
1992/2/15 | 2 | 隊長になった少年 |
|
1992/2/22 | 3 | 勇者の石を探せ |
|
1992/2/29 | 4 | 南極の嵐 |
|
1992/3/7 | 5 | 恐竜墓場 |
|
1992/3/14 | 6 | 8人目の勇者 |
|
1992/3/21 | 7 | 出撃レッドロン |
|
1992/3/28 | 8 | 南海の大決戦 |
|
1992/4/4 | 9 | レッドロンからの贈り物 |
|
1992/4/11 | 10 | 必殺! 合体破り |
|
1992/4/18 | 11 | 宇宙植物の襲撃 |
|
1992/4/25 | 12 | 街角のスパイ |
|
1992/5/2 | 13 | 森の中の螢 |
|
1992/5/9 | 14 | ドキドキピンクとデート! |
|
1992/5/16 | 15 | サーカスの秘密 |
|
1992/5/23 | 16 | 怪しいのはどっちだ?! |
|
1992/5/30 | 17 | セイバーズ死す?! |
|
1992/6/6 | 18 | よみがえれ!勇者 |
|
1992/6/13 | 19 | ペガサスセイバー登場 |
|
1992/6/20 | 20 | ブッチョ 最後の挑戦 |
|
1992/6/27 | 21 | 闇にひそむ猫 |
|
1992/7/4 | 22 | 落とし物はダイレクター |
|
1992/7/11 | 23 | 踊るスパイ人形 |
|
1992/7/18 | 24 | 引き裂かれる大陸 | |
1992/7/25 | 25 | キリマンジャロの勇者 |
|
1992/8/1 | 26 | 封鎖された街 |
|
1992/8/8 | 27 | 隊長を調査せよ |
|
1992/8/15 | 28 | 友だちは魔女?! | |
1992/8/22 | 29 | 復活!ダ・ガーン |
|
1992/8/29 | 30 | 謎の少年 |
|
1992/9/12 | 31 | もう一人の隊長 |
|
1992/9/26 | 32 | 逆襲のレッドロン |
|
1992/10/3 | 33 | 狙われた遺跡 |
|
1992/10/10 | 34 | 隊長の資格 |
|
1992/10/17 | 35 | 地球(ほし)の歌を聞け |
|
1992/10/24 | 36 | 秘められた伝説 |
|
1992/11/7 | 37 | 俺たちの惑星(ほし) |
|
1992/11/14 | 38 | 対決!レッドガイスト | |
1992/11/21 | 39 | 奪われたビッグランダー |
|
1992/11/28 | 40 | 密林の再会 | |
1992/12/5 | 41 | 大接近!オーボス星 | |
1992/12/12 | 42 | 出現!伝説の力 |
|
1992/12/19 | 43 | 隊長、命令を! | |
1992/12/26 | 44 | オーボス星の決戦 | |
1993/1/9 | 45 | 地球絶体絶命 |
|
1993/1/23 | 46 | 風の未来へ |
|
[編集] 放送ネット局
- 名古屋テレビ - 北海道テレビ、青森朝日放送、東日本放送、秋田朝日放送(1992.10から)、テレビユー山形、福島放送、テレビ朝日、新潟テレビ21、長野朝日放送、テレビ山梨、富山テレビ、北陸朝日放送、福井放送、静岡朝日テレビ、朝日放送、瀬戸内海放送、広島ホームテレビ、テレビ山口、四国放送、テレビ愛媛、テレビ高知、九州朝日放送、長崎文化放送、熊本朝日放送、大分放送(1992.9まで打ち切り)、テレビ宮崎、鹿児島放送、琉球放送。
[編集] 関連商品
[編集] DVD
- 伝説の勇者ダ・ガーン BRAVE-BOX 1(2005年2月24日)第1話~第23話までを収録、4枚組。
- 伝説の勇者ダ・ガーン BRAVE-BOX 2(2005年4月22日)第24話~第46話までを収録、4枚組。
バンダイビジュアルより発売。
[編集] CD
- 伝説の勇者ダ・ガーン VOl.1(1992年3月27日)サウンドトラック。
- 伝説の勇者ダ・ガーン VOl.2(1993年2月3日)
- 「伝説の勇者ダ・ガーン」~ミステリアス・ベル(1992年11月6日)ドラマCD。
- 「伝説の勇者ダ・ガーン」~ミステリアス・ツアー(1997年10月22日)
総てビクターエンタテインメントより発売。
[編集] 小説
- 『伝説の勇者ダ・ガーン』 原作:矢立肇 著者:鷹見陸 角川スニーカー文庫刊
- テレビシリーズをノベライズ化した作品。上下二冊が発行され、上巻は1992年11月。下巻は1993年1月に発売された。基本的なストーリー構成、登場人物は変わらないが、小説化にあたり、未登場の人物、変更された設定などが多数見られる。
[編集] ブレイブサーガでの記述違い
1998年にプレイステーションソフト・新世代ロボット戦記ブレイブサーガが発売された。これは過去の勇者シリーズ七作(八作目のガオガイガーは次回作ブレイブサーガ2まで持ち越し)とその他サンライズ作品による、第九代目となる勇者聖戦バーンガーンの物語を中心としたオリジナルストーリーである。
しかし、この作品内では、セイバーズのリーダーがジャンボセイバーからジェットセイバーに変更されている。
これは、1992年放映当時、実際のリーダーであるジャンボセイバーと、企画段階ではリーダー機であったジェットセイバーの設定が混乱した為だと思われる。
(ここ注目)通常、複合合体(サポートメカではなくロボ単体同士の合体)におけるリーダー機は、その後はともかく(代表はファイバードのスーパーガーディオン)初期の合体時において頭頂部に位置することが多く(初代のスカイマックス、ファイバードのガードスター、マイトガインのファイアダイバー、ジェイデッカーのマクレーン等)左右合体でも、兄・姉にあたる勇者が頭部パーツを所有する。
しかし、伝説の勇者ダ・ガーンでは唯一この例に当てはまる事が無く、複合合体であるスカイセイバー・ランドバイソン、ペガサスセイバーはリーダー機が頭部以外を担当している。これは、リーダー機が同チーム内で最大の身長を有し (ランダーズリーダー・ビッグランダーは12.1m、セイバーズリーダー・ジャンボセイバーはそれよりも高い12.5m)、トランスフォーマーから続いた玩具構造ではない、新たな技術進歩を狙った為などといわれている。実際、セイバーズの変形構造は当時としてかなり高レベルの複雑さであり、セブンチェンジャーの七段変形はそれまで最多の六段変形を超えた初めての構造である。
しかし、理由は定かではないが、スカイセイバーの担当声優にジャンボセイバーの星野充昭氏ではなくジェットセイバーの高宮俊介氏が起用され、後続のペガサスセイバーには林延年氏(現・神奈延年氏)が担当し実にややこしい事になっている。
この、企画段階の混乱は、みのり書房・学研・ポプラ社・ラポート社等、アニメムック本を発行した雑誌社でも多く見られ、半々の確率でリーダーがジャンボセイバーか、ジェットセイバーのどちらかで書かれている。
同様に、放映終了後から5年後に作られたブレイブサーガでは、初期段階の混乱が再発したのか、あるいはスーパーロボット大戦シリーズや新世紀勇者大戦で見られるような、年代を経た事で制作陣が過去登場作品についての資料不足のシナリオミス(注)かどうかは定かでは無いが、ゲーム公式ガイドブック、及びトレーディングカードゲームではリーダーはジェットセイバーと記載された。
セイバーズの合体するスカイセイバーとペガサスセイバーは、太陽の勇者ファイバードのスーパーガーディオンと並び、合体後の声をリーダー機以外が担当している数少ないタイプである。 スーパーガーディオンの場合、追加合体前のガーディオンをリーダー機が担当しているので問題は無かったが、このような、声の違いや初期設定と最終決定の混乱などが重なり、伝説の勇者ダ・ガーンではジャンボセイバー、ブレイブサーガではジェットセイバーという、不思議なリーダー変換事件が発生した。
なお、エンディング・オープニングの映像及びテレビ各話、ドラマCDでは明らかにジャンボセイバーの方が扱いが上である。
注=新世紀勇者大戦では、ビルドチームの名称がビルドタイガーチーム、ブレイブポリスのナンバー名称にBP×××と間の【-】が抜け、シャドウ丸のナンバーがBP501型E、石油燃料を必要としないガインがさもオイルを飲むかのような誤植等が多々ある。
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
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