坡州市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坡州市 | |
---|---|
位置 | |
![]() |
|
各種表記 | |
ハングル: | 파주시 |
韓国における漢字: | 坡州市 |
片仮名転写: | パジュ=シ |
ローマ字転写: | Paju-si |
情報 | |
国: | ![]() |
面積: | 682.6km² |
総人口: | 252,700人(2004年) |
上位自治体: | 京畿道 |
下位行政区画: | 5邑9面2洞 |
行政区域分類コード: | 31200 |
坡州市の木: | イチョウ |
坡州市の花: | コスモス |
坡州市の鳥: | ハト |
自治体公式サイト: | 坡州市 |
坡州市(パジュし)は大韓民国京畿道北西部に位置する市。板門店のある軍事境界線(38度線)を隔てて北朝鮮と接する最前線で、市域に非武装地帯がある唯一の市である。
目次 |
[編集] 地理
東は京畿道楊州市、漣川郡と接し、南は高陽市、西は漢江を隔てて金浦市と接する。北は軍事境界線を隔てて朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)開城工業地区所属の長豊郡、板門郡と接する。北部から西部にかけて臨津江(イムジン・ガン)が流れる。
[編集] 概要
長らく軍事境界線に接していることもあり開発が遅れていたが、1996年の市への昇格以降は市の南部を中心にソウルのベットタウンとして、マンションが林立して都市化している。
観光地は臨津閣や烏頭山統一展望台、南侵第3トンネル等がある。
[編集] 歴史
坡州の名前は高句麗時代から使われているが、漢字3文字で坡州史県と称していた。 高麗時代は坡平と呼ばれ、李氏朝鮮時代に坡州になった。
- 1459年 坡州牧(地方長官)設置
- 1895年 坡州郡に改編
- 1973年 衙洞面を金村邑に昇格
- 1996年 坡州市に昇格(金村邑を金村1洞と金村2洞に改称分割)
[編集] 軍事
板門店の南に位置するソウル防衛の最前線であり、米軍や韓国軍の基地が群集する。
米軍キャンプ名。
- Camp Bonifas
- Camp Edwards
- Camp Garry Owen
- Camp Giant
- Camp Greaves
- Camp Howze
- Camp Stanton
[編集] 交通
市域をソウルと新義州を結ぶ京義線が走り、長らく汶山駅の北側で中断され南北分断の象徴となっていた。近年南北関係の改善により、ムンサンー開城間の鉄道線路復旧工事が進められ、現在韓国側では都羅山駅まで開通しているが、都羅山駅に行くには手続きが必要な上にツアー客以外は外に出ることはできない(詳細は該当記事を参照)。