奥多摩駅
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奥多摩駅(おくたまえき)は、東京都西多摩郡奥多摩町氷川にある東日本旅客鉄道(JR東日本)青梅線の駅。
青梅線の終着駅で、東京都のJR駅で最も標高が高い駅(343m)となっており、童謡「どんぐりころころ」の発車メロディーが使用されている。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。駅舎は2階建てで、改札口には奥多摩観光協会が運営する売店があるほか、2階には、ステーションギャラリーと食堂がある。直営駅であるが、みどりの窓口はない。POS端末・自動券売機・簡易Suica改札機設置駅。関東の駅百選認定。観光駅長配置。
- のりば
1 | ■青梅線・中央線 | 御嶽・拝島・立川・新宿・東京方面 |
2 | ■青梅線・中央線 | 御嶽・拝島・立川・新宿・東京方面 |
ホームがカーブしているため、扉との間に隙間が出来る。当駅は、2番線のみ6両編成が入線可能であるが、電車との隙間は1番線以上に大きく開くため、平日は朝の1本のみ、土休日は「ホリデー快速おくたま」号(6両編成)と普通電車の数本、臨時列車のみがこの番線を使用している。
[編集] 利用状況
- 2005年度の1日平均乗車人員は955人であった。
[編集] 駅周辺
[編集] 路線バス
駅前にある氷川車庫内のバス停(2番)と、駅を出て左手(3番)、右手(1番)にバス停がある。すべて停留所名は「奥多摩駅」である。運行は、西東京バスが担当しているが、系統ごとの運行本数は少ない。
[編集] 歴史
- 1944年(昭和19年)7月1日 - 国鉄青梅線 御嶽~当駅間開通と同時に氷川駅(ひかわえき)として開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1952年(昭和27年)11月 - 東京都水道局小河内線(専用鉄道)が開通。小河内貯水池の建設資材運搬用の専用鉄道。
- 1957年(昭和32年)5月 - 東京都水道局小河内線、ダム建設工事に伴い運行休止。
- 休止後路線は撤去されていない。所有者は1960年代頃に西武鉄道、その後1970年代以降に奥多摩工業に移っている。
- 1971年(昭和46年)2月1日 - 奥多摩駅に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年)8月13日 - 貨物列車の最終運行日。
- 1999年(平成11年)3月25日 - JR貨物の駅(貨物営業)が廃止。
- 2006年(平成18年)4月21日 - 奥多摩ステーションギャラリーがオープン。電車発車時の発車ベルが、童謡「どんぐりころころ」の発車メロディーに変更される。
[編集] その他
- 当駅の電報略号は『タマ』である。
[編集] 隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- 青梅線
- 白丸駅 - 奥多摩駅