寄畑駅
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寄畑駅(よりはたえき)は、山梨県南巨摩郡南部町内船にある東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅。小さな集落に置かれた無人駅で、特急「ふじかわ」は通過、普通列車のみが停車する。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線のみを有する地上駅。線路はほぼ北西から南東に走り、ホームは線路の南東側に設けられている。
無人駅で駅舎はなく、ホーム上にトイレと木造の待合所があるのみとなっている。ホームの内船方の端は緩やかな坂となっており、これを下ると駅の外に出る。
駅の内船方には寄畑踏切があり、線路を越えて北側に行くことも可能である。
[編集] 駅周辺
富士川に沿って走る県道10号からは細い坂道を登って駅に到達できる。駅は寄畑川という小川が富士川に注ぐ近くに位置しており、駅近くから県道にかけて、寄畑川に沿って寄畑の集落が開けている。駅周辺には茶畑が広がり、施設としては県道沿いに寄畑集会所と八幡神社がある。
駅の対岸は南部町楮根となっている。対岸には国道52号が走り人家も多いが、当駅の近くには橋がないため、井出駅や内船駅からが便利である。
[編集] 歴史
- 1931年(昭和6年)10月21日 - 富士身延鉄道の駅として開業。
- 1938年(昭和13年)10月1日 - 富士身延鉄道を国が借り上げ。
- 1941年(昭和16年)5月1日 - 国有化により国鉄身延線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道が承継。