市川大門駅
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市川大門駅(いちかわだいもんえき)は、山梨県西八代郡市川三郷町市川大門にある東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。特急「ふじかわ」を含むすべての列車が停車する。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線をもつ地上駅である。北側から見ると駅舎、1番のりば、2番のりばの順に並んでおり1番のりばに甲府方面の列車が、2番のりばに富士方面の列車が発着する。このほか当駅は駅舎と1番のりばの間に側線を1本有しており、これは駅の鰍沢口方で1番のりばの線路から分岐し当駅の構内で途切れている。ホームの鰍沢口方の端はスロープになっておりこれを下ったところから1番のりばの線路と側線を越えて駅舎に構内踏切(遮断機・警報機つき)がのびている。
駅舎は1995年(平成7年)10月15日に竣工したものでコンクリート造り、1994年(平成6年)に市川大門町(当時)内に出来た「大門碑林公園」に合わせて中国風のデザインとなっている。急行が特急「ふじかわ」に格上げされる際に、当初は通過予定であったが、町が新駅舎を新築するのと引き換えに停車することになった。急行の停車駅はとなりの市川本町駅であった。この駅舎は市川大門下地区公民館との合築となっていて、駅舎内部には待合所のほか市川大門下地区公民館の設備として、調理実習室や町民のみ利用可能な風呂場などがあるが、一般の旅客が立ち入ることが出来るのは待合所のみである。待合所の片隅に市川大門下地区公民館への入り口がありここを入ると公民館の受付がある。基本的には一階建てであるが公民館部分の一部のみ二階建てとなっている。
無人駅で自動券売機も設置されていないので当駅で切符を購入することは基本的に出来ない。
[編集] 駅周辺
市川の街の西端に位置する。駅の北500メートルほどのところには笛吹川と釜無川が並行して流れており鰍沢口駅の近くで両者は合流する。
[編集] 歴史
- 1927年(昭和2年)12月17日 - 富士身延鉄道により開業。旅客・貨物の取扱を廃止。
- 1938年(昭和13年)10月1日 - 富士身延鉄道を国が借り上げ。
- 1941年(昭和16年)5月1日 - 国有化され国鉄身延線の駅となる。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道に承継。
- 1995年(平成7年)10月15日 - 中国風の駅舎に改築。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
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