川崎市バス井田営業所
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川崎市バス井田営業所(かわさきしばすいだえいぎょうしょ)は川崎市高津区明津98にあり、川崎市宮前区、多摩区、高津区、中原区、幸区に路線を展開する川崎市交通局のバス営業所である。営業所略号は『A』である。
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[編集] 沿革
[編集] 現行路線
[編集] 住吉線
- 杉01:小杉駅~東横線小杉駅~元住吉~井田~井田病院
- 杉01:井田病院→井田→元住吉駅前→東横線小杉駅→小杉駅
- 杉01:小杉駅→東横線小杉駅→元住吉→井田→井田営業所→井田病院→総合リハビリテーションセンター前
- 杉01:小杉駅→東横線小杉駅→元住吉→井田→井田病院→総合リハビリテーションセンター前
- 杉01:総合リハビリテーションセンター前→井田→元住吉→東横線小杉駅→小杉駅
- 杉01:井田病院~井田営業所
- ※元住吉駅前経由は始発~9:30まで運行
小杉駅と井田病院を元住吉経由で結ぶ路線で、井田・木月地区からの区役所路線の機能も持っている。平日と土曜日のみ運行。 経路は小杉駅を出た後、小杉御殿町から府中街道に入り中原区役所、東横線小杉駅を経由し、綱島街道・尻手黒川道路を経て井田病院へと向かうルートである。
また日中は杉01専用の小型ノンステップバスによる総合リハビリテーションセンター前行きがあり、井田病院に立ち寄った後、元来た道を引返す形で途中から脇道に入って総合リハビリテーションセンターへと向かう。一部便は乗務員交代のため井田病院に行く前に井田営業所へ立ち寄るものもある。ちなみに井田病院から小杉駅行き扱いになっているようで実質循環路線になっている。
[編集] 有馬線(東急バスと共同運行)
- 鷺02:鷺沼駅~有馬第二団地~久末~野川~千年~中原駅~小杉駅(深夜バスあり)
- 鷺02:鷺沼駅~有馬第二団地~久末~野川~千年~新城駅
- 鷺02:鷺沼駅~有馬第二団地~久末~野川~井田営業所(深夜バスあり)
- 鷺02:鷺沼駅~有馬第二団地~久末
- 鷺02:小杉駅~中原駅~千年~野川~久末~有馬第二団地
東急田園都市線鷺沼駅とJR南武線武蔵小杉駅を結ぶ中距離路線で、井田営業所の主力路線である。 日中はほとんど直通便のみの運行であり、出入庫路線以外の区間便は朝や夕方に集中しているのが特徴である。
鉄道の駅から離れた野川や久末、千年を経由することから全区間において乗客が多く、川崎市バスの中でもトップ3に入る程の優良路線であるが、中原街道・野川交差点や千年交差点の渋滞が起こりやすいことから定時制の確保が難しい状態になっている。
朝に運行される久末行きは終点に到着した後、回送で横浜市に入り東急バス道中坂下折返所で折返してくる。
[編集] 矢ノ口線
- 溝06:向丘遊園駅東口~久地駅前~梅林~溝口駅前~第三京浜入口~新城駅前~下新城~井田営業所
- 溝06:向丘遊園駅東口~久地駅前~梅林~溝口駅前~第三京浜入口
- 溝06:向丘遊園駅東口~久地駅前~梅林~溝口駅前
- 溝06:登戸駅~久地駅前~梅林~溝口駅前~第三京浜入口~新城駅前~下新城~井田営業所
- 溝06:登戸駅~久地駅前~梅林~溝口駅前~第三京浜入口
- 溝06:登戸駅~久地駅前~梅林~溝口駅前
本線はかつて南武鉄道(後に立川バス)が営業していたところを川崎市交通局が引き継いだ路線のひとつである。現在は、向丘遊園駅・登戸駅以南を当営業所が、以北を鷲ヶ峰営業所が管轄している。矢ノ口線の由来はかつて都県境を越えて矢野口まで路線が延びていたことによるもの。
[編集] 蟹ヶ谷線
- 杉10:小杉駅~中原駅~下新城~子母口住宅前~蟹ヶ谷
- 杉10:小杉駅~中原駅~下新城~井田営業所
- 杉10:中原駅~下新城~子母口住宅前~蟹ヶ谷
JR南武線武蔵小杉駅と横浜市との市境に近い蟹ヶ谷住宅を結ぶ路線である。 途中下新城~子母口住宅前間は千年を経由せずにバイパス路である全竜寺前経由で通るのが特徴で、これによって信号待ちを少なくしている。 終点の蟹ヶ谷は以前は狭い折返所だったが、2002年に再整備によってバスロータリーが完成した。
井田営業所行きは小杉駅を発着する井田営業所担当路線の出入庫便で、鷺02の出入庫運用も同便が担当する。
[編集] 馬絹線
- 城11:新城駅~千年~野川~馬絹~宮前平駅(~宮前区役所)
- 城11:井田営業所~野川~馬絹~宮前平駅(→宮前区役所)
- 城11:宮前平駅~馬絹~野川~井田営業所~井田病院
宮前平駅と新城駅を尻手黒川道路・中原街道経由で結ぶ路線で、全便中型車での運行。
途中野川まで宮前区を走ることから一部便は宮前区役所行きとして運行しているが、鷲ヶ峰営業所担当路線とは違い、新城方面から来たバスは尻手黒川道路沿いのロータリーには入らず、宮前平駅裏側の乗り場へと直接入ってから宮前区役所に立ち寄り、土橋神社前回りで宮前平駅のロータリーに入る、つまりは宮前平駅に2度停車する形になっている。
井田営業所方面行きは出入庫で運転される便は少なく、ほとんどが井田病院への通院路線として運転されている。
[編集] 久末線
- 溝21:溝口駅南口~新作~千年~野川~久末~有馬第二団地
溝口駅南口と宮前区にある有馬第二団地を結ぶ路線で、日中のみの運行である。 この路線は有馬・野川地区の買い物輸送の他に高津区役所へのアクセス路線としての位置づけがある。沿線である久末地区は通勤においては鷺沼や武蔵小杉志向ではあるものの高津区に位置し、区役所のある溝口へは鉄道経由の場合遠回りになるからである。
なお2002年までは現在の溝口駅南口が終点ではなく、手前で駅から離れた市民プラザ線溝口駅が終点であった。その為、ロータリーが鷲ヶ峰営業所の路線で一杯だった溝口駅南口において旧市民プラザ溝口駅発着路線は延伸されてからもロータリー内ではなく道路沿いの溝口駅南口バス停において乗降扱いを行っており、ロータリーは折返しに使うのみである。
[編集] 市民プラザ線
- 溝23:溝口駅南口~新作~市民プラザ~梶ヶ谷駅
- 溝23:溝口駅南口~新作~市民プラザ
- 溝23:梶ヶ谷駅~市民プラザ~千年~井田営業所
- 溝23:井田営業所~千年~市民プラザ
梶ヶ谷・溝口両駅と高津区の橘処理センター(ゴミ焼却施設)に併設されている市民プラザとを結ぶ路線である。途中で市民プラザに立ち寄る形で入る便と、ここで折返す便、または通過する便がある。
かつては全便が市民プラザに寄っていたが、2006年改正より市民プラザ通過便が設けられた。なお市民プラザ内に乗り入れない便についても付近を通るため、近隣の停留所から徒歩数分で連絡可能。
全便中型車で運行されている。
[編集] 久末団地線
- 溝25:溝口駅南口~新作~千年~能満寺~谷中~久末団地~高田町
- 溝25:井田営業所~子母口住宅前~谷中~久末団地~高田町
- 原01:中原駅~千年~能満寺~谷中~久末団地~高田町

川崎市バスで唯一横浜市内へと入る路線で、おおよそ30~60分に1本の運行。 影向寺までは溝21と同経路をたどるがその次の能満寺バス停手前の信号で左折、尻手黒川道路を横切り久末地区の住宅地の合間を縫って終点の高田町へと向かう。また、朝夕には中原駅へ向かう原01系統が運行される。
井田営業所への出入庫便は鷹巣橋経由で運行され、途中鷹巣橋~谷中間で単独区間が存在する。
運賃は久末団地までは川崎市内運賃、西原~高田町まで乗車する際は横浜市内運賃が適用される(2007年2月28日まで)。この区間内では、川崎市内のみ有効の乗車券等は利用不可。反対に、久末団地~高田町相互間のみ横浜市敬老乗車証の利用は可能。
2007年2月28日をもって西原・高田町の横浜市内運賃の扱いを終了し、3月1日からは全区間が川崎市内運賃の200円となる。
全便中型車での運行。
[編集] 新城線(上平間営業所と共管)
- 川63:新城駅~千年~井田営業所~元住吉~三菱自動車前~江川町~塚越~川崎駅西口
- 川63:新城駅→千年→井田営業所→元住吉駅前→三菱自動車前→江川町→塚越→川崎駅西口
- 川63:新城駅~千年~井田営業所~元住吉駅~労災病院前
- 川63:新城駅→千年→井田営業所→元住吉駅前→元住吉
- 川63:新城駅~千年~井田営業所
- 川63:川崎駅西口~塚越~江川町~三菱自動車前~元住吉~井田営業所
- 川64:川崎駅西口~塚越~江川町~三菱自動車前~元住吉~井田営業所~蟹ヶ谷
- 川64:蟹ヶ谷→井田営業所→元住吉駅前→三菱自動車前→江川町→塚越→川崎駅西口
- 川64:蟹ヶ谷~井田営業所~元住吉~労災病院前
- 川66:川崎駅西口~塚越~江川町~三菱自動車前~元住吉~井田病院
- 川66:井田病院→元住吉駅前→三菱自動車前→江川町→塚越→川崎駅西口
- 川66:井田病院~元住吉~労災病院前
- 川68:新城駅~千年~井田営業所~井田病院
- 川68:井田営業所~井田病院
- ※元住吉駅前経由は始発~9:30まで運行
たくさんの子系統を持つ長距離路線で、直通客も多い。主に新城駅~元住吉間と元住吉~川崎駅西口間で乗客層が分かれる。
経路は新城駅~元住吉間においては主に尻手黒川道路経由で行き、木月四丁目から元住吉に立ち寄るために綱島街道に入る。始発から朝9:30までの川崎駅方面の便は元住吉駅前のブレーメン通りが開店前であることから井田より先尻手黒川道路回りではなく、木月三丁目回りで元住吉駅前を経由し元住吉に至る。 元住吉から先は労災病院・刈宿・三菱自動車前といった元住吉地区をまわって江川町に至り、幸区南部の塚越地区を経由して川崎駅西口へと向かう。 終点の川崎駅西口は主に川崎鶴見臨港バスが発着しているが、乗り場は川崎市バスが川63~66、川82、83においては駅入口近くを確保している。
[編集] 廃止路線
[編集] 梶ヶ谷線(東急バスと共同運行)
- 前者は、2006年 5月16日に東急バスに全面移譲された。
[編集] 車両配置
大型車、中型車とも主にいすゞ車と日野車によって構成されているが、割合で見るといすゞ車の方が多い。 また、中型車には川崎市バス唯一のリフトバスKC-LR333J改や小型ノンステップバスKK-HR1JEEEがそれぞれ一台ずつ配置されている。
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