恐竜戦隊ジュウレンジャーRPG大百科
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恐竜戦隊ジュウレンジャーRPG大百科(きょうりゅうせんたいジュウレンジャーアールピージーだいひゃっか)は、ケイブンシャの大百科シリーズ第501巻として発売された、児童向けのテーブルトークRPG (TRPG) 。
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[編集] 概要
東映製作の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」第16作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のメンバーとして、地球を狙う魔女バンドーラの一味と戦う。ゲームデザインは大角童子、斉藤睦志。本文中のイラストや概要を紹介した漫画は佐々木亮が担当。
[編集] キャラクター作成
ジュウレンジャーのメンバー、ゲキ、ゴウシ、ダン、ボーイ、メイ、ブライの6人の中から自分の担当するプレイヤーキャラクター (以下PC) を選ぶ。
PCを管理するデータには各PCの個性や能力を細かく示す要素は特になく、小さな子供でも容易に遊べるようにダメージ表が用意されているだけである。PCがダメージを受けるごとに受けたダメージが蓄積され、その量が一定量を超えるごとに変身、守護獣召喚、合体等が可能となる。
[編集] 判定方法
PCの行為についての判定はすべてじゃんけんによって行われ、PC側が勝てば、その行為は成功となる。
戦闘時には勝ったときに出した手がグー、チョキ、パーのどれであるかによって相手に与えるダメージが違ってくる。「パーで勝つ>チョキで勝つ>グーで勝つ」の順で与えられるダメージが大きくなるが、判定がじゃんけんである以上、常にパーで勝てるとは限らない。相手がどんな手を出してくるかを考えて出す手を決めることが重要となる。
[編集] その他の情報
放映された内容に準じたシナリオが用意されているが、放映途中での発売であるがゆえに第35話までのシナリオしか用意されていない。だが、すでに発売されている書籍や映像メディアなどから作ることも可能であり、特に問題となることはない。なお、本文中においても放映されたものとは関係のない、オリジナルのシナリオを作ることも推奨されている。
[編集] 応用
判定方法がじゃんけんであることから、大人がゲームマスター (以下GM) で子どもがプレイヤーの場合に手加減をしやすい。特にGMがプレイヤーのクセや性格を理解している場合、子どもの機嫌を損ねないようにGMの出す手を変えて、子どもの性格に合わせた難易度調整が可能。
また、じゃんけんで判定ができるということは、サイコロやトランプなどの道具が必要ないことを意味している。筆記用具の使用も極限まで使われないようにデザインされているため、キャラクターシートや筆記具等の管理ができる年齢であれば、このゲームを野外で「ヒーローごっこ」のように遊ぶことができる。(スーパー戦隊シリーズの主たる対象年齢である三歳程度の幼児から小学校の低学年では不可能ではあるが、テーブルトークRPGの主たるプレイヤー層である中高生以上の年齢であれば可能。ゆえに、多少ひいき目ではあるが、本作は日本で唯一の「商業化されたライブRPGのルールブック」ともいえる)
さらに本作に収録されているルールはファイティング・ファンタジーを除くともっともシンプルな部類に入るので、データの入れ替えさえ行えば、他のスーパー戦隊で遊ぶことも可能である。さらに言うならば他の「(テーブルトークRPG向けの)集団で戦うヒーロー作品」で遊ぶことすら可能である。
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