ジャッカー電撃隊
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『ジャッカー電撃隊』(ジャッカーでんげきたい)は、1977年(昭和52年)4月9日から1977年(昭和52年)12月24日までテレビ朝日系列で毎週土曜日19:30 - 20:00に全35話が放送された、東映製作の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」第2作目の作品である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
スーパー戦隊シリーズ | ||
第1作 | 秘密戦隊 ゴレンジャー |
1975年4月 - 1977年3月 |
第2作 | ジャッカー 電撃隊 |
1977年4月 - 同年12月 |
第3作 | バトル フィーバーJ |
1979年2月 - 1980年1月 |
目次 |
[編集] あらすじ
犯罪組織「クライム」に対抗するため、国際科学特捜隊の鯨井大助はサイボーグ部隊を組織することを決意、3人の若者がサイボーグ手術を受けた。一度は鯨井の誘いを断った桜井五郎も、クライムの非道ぶりを目の当たりにして、自らサイボーグになることを決意。かくしてサイボーグ部隊「ジャッカー電撃隊」は誕生した。4人は生身の身体を失った悲しみを心の奥に秘め、クライムと戦い続けるのだった。
やがてクライムは侵略ロボットを導入し、世界征服の野望を露にする。ジャッカーも行動隊長ビッグワンを迎え、戦いはさらに激化してゆく。
[編集] 概要
スーパー戦隊シリーズ史上、現在まで唯一の生身の人間が変身しない戦隊である。
作品スタートから犯罪組織と特捜隊の対立を描き、時としてスパイアクションを彷彿させるようなハードなスタイルを貫いた作品であったが、視聴率の低迷に伴って23話から新レギュラーとして宮内洋と林家源平が参加、その強烈な個性により以降の番組スタイルが当初とは全く違ったものになってしまったと言う意味でも異色の作品。
しかし「最後の切り札」であったてこ入れも失敗に終わり、結局『ゴレンジャー』の後番組としてふさわしくないと判断されて35話で打ち切りになっている。2007年現在、スーパー戦隊シリーズでは最短の話数および唯一の打ち切り作品である。また、『ゴレンジャー』を第1作とした公式見解に基づけば、シリーズが中断したのも『バトルフィーバーJ』までの1年2ヶ月間のみである。なお後番組は『透明ドリちゃん』。
なおテレビシリーズ終了後の1978年3月に、劇場用オリジナル作品『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』が公開された。この作品は後のスーパー戦隊Vシネマの祖となった作品といわれている。
[編集] 登場人物
[編集] ジャッカー電撃隊
巨大犯罪組織「クライム」に対抗すべく、国際科学特捜隊が結成した秘密部隊。A(エース)、J(ジャック)、Q(クイーン)、K(キング)を並び替えたJAKQと表記し、ジャッカーと読む。メンバーは全員サイボーグであり、変身前でも能力(探査能力、怪力など)を発揮できるため強い。飛行要塞スカイエースで運ばれる強化カプセルの中で、各々の強化エネルギーを浴びることによってチェンジする。
- スペードエース(赤) / 桜井五郎(さくらい ごろう)
- 元オリンピック近代五種ゴールドメダリスト。ジャッカー電撃隊の実質的なリーダー。鯨井大助(ジョーカー)の誘いを一旦は固辞するが、最終的に自らすすんでサイボーグ化手術を受け、核エネルギーで稼動するサイボーグとなる。冷静沈着で熱血の正義感をもつ子供好き。チェンジ後は、核エネルギーを帯びたムチ・スペードアーツと500馬力の出力、持ち前の運動能力を駆使して戦う。スペードアーツは弓にも変形する。
- ダイヤジャック(青) / 東竜(ひがし りゅう)
- ボクシング元ジュニアウェルター級世界ランキング第2位のボクサーであったが、八百長試合を強制され試合を放棄。その後ラスベガスでハスラーをしていたところを殺人騒動に巻き込まれ日本に帰国、鯨井大助の誘いに応じてサイボーグ化手術を受け、電気エネルギーで稼動するサイボーグとなった。チェンジ後は持ち前のスピードと剣・ダイヤソードを駆使して戦う。趣味はモダン・ジャズ。
- ハートクイン(ピンク) / カレン水木(カレン みずき)
- 元麻薬担当刑事。麻薬組織の摘発後、クライムからの報復を受けて父と右腕を失ったことからサイボーグ化手術を志願、磁力エネルギーで稼動するサイボーグとなった。変装術に長け、空手も得意。チェンジ後は磁力を使った盾・ハートキュートを駆使して戦う。
- クローバーキング(緑) / 大地文太(だいち ぶんた)
- 元国際科学特捜隊員の海洋学者で科学者の卵。潜水艇で海底を探索中、酸欠状態となり死亡したが、サイボーグ化手術によって蘇生した。重力エネルギーで稼動するサイボーグで、チェンジ後は700馬力の出力を誇り、腕にはめたクラブメガトンを駆使して戦う。
- ビッグワン(白) / 番場壮吉(ばんば そうきち)
- 23話より登場。ニューヨーク本部科学技術庁長官となった鯨井大助の後任として着任したジャッカー電撃隊の指揮官であり、行動隊長と呼ばれる神出鬼没の超戦士。二枚目から三枚目までこなす変装の名人で、デビルロボットにも変装可能。4つのエネルギーを併せ持つサイボーグであり、「白い鳥人」とも呼ばれる。ジャッカーが危機に陥った時、もしくはジャッカーとの合同必殺技ビッグボンバーを放つ時に登場することが多い(第29話、第32話など、主役を張ることもある)。後年のVシネマ『百獣戦隊ガオレンジャー VS スーパー戦隊』にも登場、健在ぶりを見せる。
- 番場壮吉が強化カプセルに入る描写は登場しない(強化カプセルが無くても、自分の意思でチェンジできる)。
- 第29話では一瞬アイアンクローの視界を遮り、次の瞬間にはチェンジしている(第35話Aパート、及び映画『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』でも、ほぼ同様)。
- 第35話(最終回)Bパートでは、反転するだけでチェンジしている。
- 『百獣戦隊ガオレンジャー VS スーパー戦隊』ではジャンプするだけでチェンジしている。
- ジョーカー(黄) / 鯨井大助(くじらい だいすけ)
- 国際科学特捜隊日本支部長官。犯罪組織「クライム」のデビルロボットに負けないサイボーグ部隊を結成すべく、メンバー候補者をスカウトしてまわった。ジャッカー電撃隊の結成後は自ら指揮官となり、自身を「ジョーカー」と称する(変身はしないが、黄色のコスチュームを身にまとっている)。ジャッカーにサイボーグ化手術を施した一流の科学者でもある。第23話でニューヨーク本部科学技術庁長官に任命されるが、クライムとの最終決戦(最終回)で指揮官に復帰(ハートクインを手術するためでもある)。本作の後日談である映画『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』にも登場している。
- 女性隊員7号 / 林 恵子(はやし けいこ)
- 第15話のみ登場。
- 女性隊員8号 / 山本 純子(やまもと じゅんこ)
- 第15話より20話まで登場(第16話は登場せず)。
- 女性隊員9号 / 飯島 佳子(いいじま よしこ)
- 第17話より最終回まで登場。
- 女性隊員10号
- 第21話より最終回まで登場。
- 姫 玉三郎(ひめ たまさぶろう)
- ビッグワンと時を同じくして23話から登場(最終回まで)。国際科学特捜隊の松山支部から、ジャッカー本部に転属される。落語好きで主に炊事担当。番場とは仲がいいが、他の4人からは煙たがられている。
- ハムスター
- 鯨井が日本支部長官時代から飼っているペット。サイボーグ化されており、第15話から喋るようになる。
[編集] 犯罪組織「クライム」
首領・アイアンクロー(鉄の爪)のもと、世界各地で活動を行う国際犯罪組織。クライム要塞島を本拠地としている。地区ごとにクライムボスと呼ばれる幹部がおり、戦闘ロボットである機械怪物(デビルロボット)と兵士であるクライマーを指揮して活動を行う。番組中盤からはクライムボスを介さず、直接デビルロボットとクライマーが活動を行うようになった。また番組終盤ではクライムの真の首領であるシャインが登場した。
- アイアンクロー(鉄の爪)
- 犯罪組織クライムの首領。右腕に鋼鉄の爪を宿す。冷酷非情で、失敗した部下は容赦なく処刑する。変装の名人でもあり、29話では番場と変装合戦を繰り広げた。第1話~4話は、髭で口が隠れていた。
- シャイン
- クライムの真の首領。光の球となってアイアンクローを威嚇する。アイアンクローも恐れる存在だが、その正体は球体の小型メカ。本当のシャインはこの球体を通じて第二銀河系のシャイン星から指令を出していた宇宙人らしいが、劇中ではその姿を現す事は無かった。
- デビルロボット
- クライムの超科学力によって製造された犯罪遂行ロボット。人間と同レベルの知能を有し、言葉も喋る。動物、兵器、妖怪など様々なものをモチーフとしている。その地位はクライムボスとほぼ同格。
- 侵略ロボット
- 23話より登場。クライムの真の首領シャインの出現と同時期に導入された高性能ロボット。宇宙で作られているらしく、知能・戦闘力共に機械怪物を遥かに凌駕している。ジャッカーコバックも通じない強敵。
- クライマー
- クライムの一般兵士。人間の犯罪者を訓練して兵士にしている。前期はレザー製、後期は布製の黒いマスクを被っている。武器はサーベル。銃器の扱いにも長けており、軍隊レベルの戦闘力を持っている。
- デビルシャーク
- クライムの主力戦闘機。空中魚雷を放ち、アメリカの原子力空母を破壊するほどの戦闘力を持つ。クライムの勢力拡大に大きく貢献した。クライマーが操縦し、スカイエースと空中戦を繰り広げる。
- 東京ボス
- 1、2話に登場したクライムボス。東京犯罪都市化計画の実行責任者。計画の失敗によってアイアンクローに処刑された。
- 横浜ボス
- 3、4話に登場したクライムボス。クライムボスの中でも残虐さで有名。スカイエースのスカイロケットによって爆死。
- その他のクライムボス
- 5話以降のクライムボス。1話ごとに交代する。東京ボスや横浜ボスとは違って担当地区が不明瞭で、単に「クライムボス」としか呼ばれない。失敗した場合はアイアンクローに処刑されることが多い。
[編集] ジャッカー電撃隊の戦力
[編集] 武装・技
[編集] スペードエース
- スペードアーツ
- 核エネルギーを帯びたムチ。敵を殴りつける他、敵に絡みつかせて独楽のように回す「独楽回し」という技も使える。弓にも変形し、矢を連射する「連続撃ち」、核エネルギーをこめて放つ「アトム射ち」といった技を放つ。
- 核パンチ
- 核エネルギーを拳に込めたパンチ。
- 加速装置
- 高速移動が可能。
- 中性子スコープ
- X線の要領で原子力エネルギーを利用し、分厚いコンクリートの壁や鉄板も透視する。変身前でも使える。
- 遠隔集音装置
- 耳に組み込まれている、遠距離の物音でもキャッチする集音装置。変身前でも使える。
- スペードスウィング
- 体を高速回転させて束縛から脱出する。コブラ大神官の「コブラツイスト」(プロレス技ではなく、コブラを絡みつかせて動きを封じる技)を振りほどいた。
[編集] ダイヤジャック
- ダイヤソード
- 電気エネルギーを帯びた細身の剣。伸縮自在で、短剣にもなる。電気エネルギーを込めて敵を切り裂く「エレキ斬り」「稲妻斬り」「電気エックスカッター」の他に、敵を脳天から縦に斬る「唐竹割り」、6人の敵をまとめて斬る「6人斬り」、地面や水中に剣を突き立てて放電する「電気スパーク」、ジャンプして空中回転しながら空中の敵に斬りつける「回転斬り」といった、多彩な技が使える。
- 加速装置
- スペードエースのものと同じ。
- 電光キック
- 脚に電気エネルギーを込めて敵を蹴る。
- 二段蹴り
- 一度に二人の敵を蹴り飛ばす。
- 気合蹴り
- 敵に接近して軽くジャンプしながら蹴り上げる。
- エレキカッター
- 東の右手中指に内蔵されている電気カッター。分厚い壁も切断する。
- ダイヤレーザー
- 東の右手薬指に内蔵されている小型レーザー砲。切断能力の他、電気を操作して車を操ることも可能。
- 透視能力
- 東の目には、桜井ほどではないが透視能力がある。6話で敵とトランプをする際に使用、カードを盗み見た。
- 電気エネルギー注入
- 東の右手は、握手をしながら相手の体に電気エネルギーを注入することが可能。6話で使用。
[編集] ハートクイン
- ハートキュート
- 磁力エネルギーを帯びた、Qの形をした盾。周囲が鋭い刃になっており、盾としてよりも、斬りつけたり投げたりして使うことが多い。「ハートキュート磁力パワー」を放ってクライマー達の動きをまとめてコントロールすることが可能。
- 空中回転蹴り
- 空中で回転しながら、敵に強烈なキックを食らわす。
- マグネチックカウンター
- カレンの右手人差指に内蔵されている磁力探知機。磁力線を探知できる。
- 磁力波
- カレンの右手から磁力を放つ。銃弾を吸いつけて無効化することが可能。
- 金属探知ペンダント
- カレンが身につけている、ハート型のペンダント。金属探知機になっており、デビルロボットが近づくと磁力に反応して危険を察知する。
[編集] クローバーキング
- クラブメガトン
- 重力エネルギーを帯びたグローブ。左手に装着する。重い必殺パンチ「クラブメガトンパンチ」を放つ他、敵をつかみ上げて放り投げる「クラブメガトン回転投げ」も使用可能。拳部分は鎖分銅になっていて、これを振り回して攻撃する「クラブメガトン回転打ち」、31話で積み上げられた鉄管に隠れたクライマー達を、顔を出したところを鉄管の上から分銅で次々と殴りつけた「クラブメガトン分目打ち」といった技が使える。地面を殴って地響きを起こす事も可能。
- 重力投げ
- 重力エネルギーを利用して、敵を投げ飛ばす。
- キング重力プレス
- 重力エネルギーを発生させながらボディアタックを決めて、敵を押しつぶす。
- キング回転投げ
- 敵を頭上に抱え上げ、高速回転させて投げ飛ばす。イカルス大王にダメージを与えた。
[編集] ビッグワン
- ビッグ・バトン
- ビッグワンが愛用するステッキ。4大エネルギーを増強させる効果がある。変身前は手品の道具として使っている。これに4大エネルギーを込めて殴りつける「ビッグワンフィニッシュ」という技がある。
[編集] 4人共通の能力
- サイボーグジャンプ
- 強力なジャンプ。8話で使用。
- スペアエネルギー
- 体内のスペアエネルギーで、敵に撃ちこまれた毒を分解する。コブラ大神官の毒を分解した。
[編集] 合体技・必殺技
- ジャッカーハリケーン
- 4人が腕を組んで卍型にし、高速回転しながら周りの敵を吹き飛ばす技。
- 電撃キック
- 4人が一斉に飛び蹴りを食らわす。35話では「電光キック」と呼称していた。
- ジャッカークロス
- クイン以外の3人がジャンプ、スペードがパンチを浴びせ、続けてジャックとキングが飛び蹴りを同時に食らわす。戦士アイアンクローに使用するも通じず。
- ジャッカーアタック時間差攻撃
- 4人がジャンプ、4方向から敵に時間差で体当たりする。戦士アイアンクローに使用するもかわされる。
- ジャッカーコバック
- 4人で敵の周りを取り囲んで、敵の体内に原子・電気・重力・磁力の4つのエネルギーを流し込み、空中に蹴り上げ、爆破させる必殺技。初期のエピソードでは蹴り上げた直後に一斉パンチでとどめをさしていた。デビルボール2戦では、巨大鉄球に変化したデビルボールに対抗して全員でバットを持って鉄球を殴り回し、全員で空に打ち上げる応用技「ジャッカーコバックホームラン」を使用した。アトミック魔女戦では、空中でフェイントをかけて、4大エネルギーのこもった急降下キックを同時に食らわす「ジャッカーコバック時間差攻撃」を使用したが、破られた。
- ビッグボンバー
- ビッグワン登場後の必殺技。4人が持っているパーツを組み合わせた大砲にビッグワンが持つ弾丸を撃ち出し敵を撃破する必殺武器。当然だがビッグワンがいないと発射できない。29話以降弾丸は、敵の弱点に応じて変形するようになり、本編で使用されたのは、蜘蛛の巣攻め、アフリカ象、トウモロコシ、うそつき退治(巨大ペンチ)、ビッグアロー(巨大な矢)、ドブネズミの6種類。
- ゴレンジャーハリケーン・ビッグボンバー
- 劇場版『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』で登場したゴレンジャーとの合体技。ビッグボンバーでエンドボールと弾丸を同時に撃ち出す。双方の技が通じなかった四天王ロボをこの技で撃破した。
[編集] メカニック
- 強化カプセル
- 電撃隊の四人をジャッカーにチェンジさせるためのメカ。隊員がそれぞれのカプセルに入った後、各隊員の動力エネルギーを浴びせることによりサイボーグ・プロテクターという戦闘用特殊スーツを装着させ、ジャッカーにチェンジさせる。設定では、計8個存在する。2007年現在、シリーズで唯一の「携行することが不可能な変身装置」である。
- ジャッカーマシーン
- 特捜隊と鯨井長官の科学力を結集して製造されたスーパーマシーン。4台とも、ジェット噴射で一時的に浮上するスカイジェットを装備している。4台のマシーンがフォーメーションを組んで炸裂させる「マシーンコバック」の威力は絶大と言われるが、本編ではカマキリ大酋長に使用されたのみで、しかも効かなかった。
- スペードマシーン
- スペードエース専用スーパーカー。ショックウェーブ発射装置、フライングレーザー、20ミリ機関砲を備え、時速400キロで疾走する。オンロード、オフロードのどちらにも対応できる。ベース車はイタリア車のフィアットXI-9。
- マッハダイヤ
- ダイヤジャック専用スーパーカー。オンロードの走行に長けており、ジャッカーマシンの中では最も速いスピード(時速450キロ)で走る事が可能。機関砲とダイヤカッターを装備。ベース車はレース用のF2マシーン。
- ハートバギー
- ハートクイーン専用スーパーカー。最高速度は350キロとジャッカーマシーンの中では一番遅いが、どんな荒地でも走る事が出来る。磁力エンジン、妨害電波、救急箱を搭載。武器は機関砲、小型地雷弾。ベース車はイギリス車のミニモーク。
- オートクローバー
- クローバーキング専用バイク。ジャッカーマシーンで唯一のオートバイ。最高速度は時速400キロ。武器として二門の機関砲を持つ。ベース車はスズキGT380。
- スカイエース
- 垂直離着陸飛行戦艦。主に桜井か東が操縦する。胴体の中央部に大型コンテナを持ち、そこにジャッカーマシーンや強化カプセルを搭載している。武器は尾翼中央部にあるスカイミサイルと、胴体側面からのエースロケッター。巨大マジックハンド・スカイハンドや、先端が三つに分かれて物を掴む事も可能なドリル・スカイドリル、金属探知機も装備されている。
- ジャックタンク
- 地上攻撃用の特殊車両。全長12メートル、最高時速は300キロ。コクピット後方に強化カプセルを収容するスペースがある。主な武器は上部にある二門の大砲ジャックタンクロケッター(別名・ジャックカノン)と、前部にあるロングハンド、車体側面のツーハンド。地中に潜ることも可能。
[編集] キャスト
[編集] レギュラー
- 鯨井大助:田中浩
- 女性隊員7号:工藤るみ
- 女性隊員8号:引馬厚代
- 女性隊員9号:高瀬夕子
- 女性隊員10号:芦沢道子
- 姫 玉三郎:林家源平
- ハムスター(声):太地琴恵
- 首領アイアンクロー(鉄の爪):石橋雅史
- ナレーション:大平透
[編集] 準レギュラー
- シャイン(声):依田英助
- デビルキラー(声)、デビルドリル(声)、デビルマイト(声)、デビルレスラー(声)、デビルウルフ(声)、デビルボール(声)、アリンガム将軍(声)、キャプテンゴースト(声)、カマキリ大酋長(声)、コブラ大神官(声)、シャチラ汗(声)、カメレアン大隊長(声)、イカルス大王(声):飯塚昭三
- デビルガン(声)、デビルエレキ(声)、デビルギャング(声)、デビルグー(声)、デビルアスレチック(声)、クロコダグル総統(声)、バッファロー提督(声):丸山詠二
- デビルアマゾン(声)、アトミック魔女(声):京田尚子
- デビルフラワー(声)、デビルスパイダー(声)、デビルアクマ(声)、デビルフィッシング(声)、デビルベム(声)、デビルスクラップ(声):依田英助
[編集] ゲスト
- 増田順司:東京ボス(第1話、第2話)
- 春田二三夫:国際科学特捜隊日本支部隊員(第1話)
- 大杉雄太郎:国際科学特捜隊日本支部隊員(第1話)
- 杉義一:横浜ボス(第3話、第4話)
- 志穂美悦子:小野ナツコ(第3話)
- 高橋健二:小野ハヤト(ナツコの弟)(第3話)
- 潮建志:クライムボス(第5話)
- 夏樹陽子:コヤマジュンコ(第5話)
- 夏樹レナ:女ディーラー(デビルアマゾンの人間体)(第6話)
- 大村文武:クライムボス(第8話)
- 真田宏之:タツヤ(第9話)
- 高橋利道:タツヤの兄(麻薬Gメン)(第9話)
- 大宮悌二:デビルケーンの声(第10話)
- 谷岡弘規:若宮(第11話)
- 黒部進:クライムボス(第12話)
- 藤山律子:あや(第14話)
- きくち英一:クライムボス(第14話)
- 進千賀子:クライムボス(第15話)
- 八名信夫:クライムボス(第16話)
- 大前均:クライムボス(第20話)
- 依田英助:ハイカー(第25話)
- 安藤一人:イサム(第28話)
- 吉田義夫:ハマド院長(第30話)
- 柿崎澄子:ハマドユキエ(第30話)
- 大泉滉:酔漢(第31話)
[編集] スタッフ
- 原作:石森章太郎
- プロデューサー:吉川進(東映)、荻野隆史、小泉美明(テレビ朝日)
- 脚本:上原正三、押川国秋、曽田博久、高久進、新井光、平山公夫、長坂秀佳
- 監督:竹本弘一、奥中惇夫、田口勝彦、山田稔
- 特撮監督:矢島信男
- アクション監督:山岡淳二 (JAC)
- 音楽:渡辺宙明
- ナレーション 大平透
[編集] 主題歌・挿入歌
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ:『ジャッカー電撃隊』
- エンディングテーマ:『いつか、花は咲くだろう』
[編集] 挿入歌
- 『J.A.K.Q. 進めジャッカー』
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:ささきいさお、こおろぎ'73、ザ・チャープス
- 『スペードエース若き獅子』
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:ささきいさお、ザ・チャープス
- インストゥルメンタル版がビッグボンバーのシーンに使用された。本来はタイトルの通りスペードエースのテーマ曲だが、そのイメージでの使用例は少ない。
- 『それが始まりだった』
- 作詞:石森章太郎 / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:武市昌久(いちひさし) / 歌:前川陽子
- 『ジャッカーコバック』
- 作詞:石森章太郎 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:ささきいさお、こおろぎ'73、ザ・チャープス
- ジャッカーコバックのシーンに使用された。また、歌詞の一部は劇中でジャッカーの決め台詞として引用されている。
- 『ジャッカーマシンロック』
- 作詞:八手三郎 / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:武市昌久 / 歌:ささきいさお
- 『行け! スカイエース』
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:ささきいさお、こおろぎ'73
- 『クライムのテーマ』
- 作曲・編曲:渡辺宙明 / 台詞:アイアンクロー / コーラス:ザ・チャープス
- 『ジャッカー愛のテーマ』
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:ささきいさお
[編集] 放映リスト
- 括弧内は登場怪人(デビルロボット)
- 4カード!! 切り札はJAKQ(デビルキラー)
- 2テンジャック!! 秘密工場を破壊せよ(デビルドリル)
- 5フラッシュ!! ほえろパンサー(デビルマイト)
- 1ジョーカー!! 完全犯罪の刺客(デビルガン)
- 3スナップ!! 裏切りのバラード(デビルレスラー)
- 9ポーカー!! 美女の罠(デビルアマゾン)
- 8スーパーカー!! 超速350キロ(デビルエレキ)
- 6ターゲット!! 爆発する花(デビルフラワー)
- 7ストレート!! 地獄の必殺拳(デビルスパイダー)
- 11コレクション!! 幸福への招待(デビルケーン)
- 13ジャックポット!! 燃えよ! 友情の炎(デビルギャング)
- 10ピラミッド!! 黄金仮面の迷路(デビルスフィンクス)
- 青いキークイズ!! 密室殺人の謎・なぞ(デビルグー)
- オールスーパーカー!! 猛烈!! 大激走!!(デビルウルフ)
- 真赤なオカルト!! 怪談・吸血鬼(デビルミイラ)
- 黒いベースボール!! 襲撃する魔球(デビルボール)
- 黒い悪魔つき!! 怪談・地獄の家(デビルアクマ)
- 青いうず潮!! 秘密スパイの顔(デビルフィッシング)
- 真赤な大冒険!! 底なし魔境の鬼退治(デビルアスレチック)
- 暗黒の使者!! 透明怪物が闇を走る(デビルベム)
- バラ色の野球時代!! クライムの強打者(デビルバッター)
- 赤い大逆転! 自爆軍団を攻撃せよ(デビルスクラップ)
- 白い鳥人! ビッグワン(アトミック魔女)
- 悪魔か? 天使か?! 不思議な笛吹き男(地獄天使)
- 勝利か? 死か?! 鬼将軍と機械化軍団(アリンガム将軍)
- インベーダーか!? 謎の宇宙海賊船(キャプテンゴースト)
- 独裁者の野望!! 砕け! 死の収容所(クロコダグル総統)
- ぼくの秘密! ポケットの中の宇宙怪物(テンタクルズ入道)
- 行くぞ七変化! 鉄の爪対ビッグワン(カマキリ大酋長)
- 死を呼ぶ暗号! 猛毒コブラツイスト(コブラ大神官)
- 赤い衝撃! スパイは小学四年生(シャチラ汗)
- どっちが本もの?! 危うしビッグワン(カメレアン大隊長)
- 電撃隊全滅か?! クライムのお料理教室(バッファロー提督)
- 潜入! クライム要塞島(イカルス大王)
- 大勝利! さらばジャッカー(イカルス大王、戦士鉄の爪)
[編集] 劇場版
- 『ジャッカー電撃隊』(テレビシリーズ第7話再編集版)
- 『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』
[編集] 外部リンク
- ジャッカー電撃隊(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD ジャッカー電撃隊特集(東映ビデオ内にあるサイト)
NET(現・テレビ朝日)系 土曜19時台後半(1977年4月 - 1977年12月、ここまでスーパー戦隊シリーズ) | ||
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