悠仁親王
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悠仁親王(ひさひとしんのう、2006年(平成18年)9月6日 - )は、日本の皇族。秋篠宮文仁親王と文仁親王妃紀子の第3子、長男。身位は親王。皇室典範における敬称は殿下。2007年1月現在の皇位継承順位は第3位。姉に眞子内親王と佳子内親王がいる。印は高野槇。
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[編集] 人物
2006年9月6日に、東京都の愛育病院で降誕。文仁親王妃紀子にとっては佳子内親王以来12年ぶりの出産、皇室にとっては父の秋篠宮文仁親王以来41年ぶりの男子降誕となった。降誕に際して、日本の皇族としては史上初めて帝王切開が行われた。同月12日に命名の儀が行なわれ、父の文仁親王が「悠仁」と名付けた。宮内庁によると、「ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでいくように」との願いが込められているという。
[編集] 奉祝ムード
降誕の前年である2005年には皇族男子の不足から皇位継承問題が発生していたこともあって、親王の降誕は国民を大いに喜ばせ、安堵させた。都内では提灯行列も行われた。宮家の所生であるため、宮内庁は降誕を祝うための記帳所などは設けなかった。各国政府、王室からは祝辞が寄せられた。
[編集] 称号など
今上天皇の直系・嫡流にあたるが、現時点では徳仁親王が皇太子の位にあるため、皇太孫と呼ぶのは正しくない。正しくは悠仁親王であり、宮家の嫡男を呼ぶ際の慣例にのっとった呼び方をすれば秋篠若宮悠仁親王となる。今上天皇在世中に皇位継承権第一位に冊立された場合、皇太孫となるが、事実上の皇太弟でありながら立太子されなかった秩父宮の先例に倣うと立太子されず儲君とされる可能性もある。