林昌樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

林昌樹（はやしまさき、1979年 11月28日 - ）は、静岡県磐田市出身の広島東洋カープ所属のプロ野球選手（投手）。

[編集] 人物

興誠高では3年夏の県大会で浜松工高に敗れ準優勝。その後1997年ドラフト3位で広島東洋カープに入団。長く二軍暮らしが続いたが、2003年にセ・リーグ初となる1球でプロ初勝利を飾る。興誠高では北海道日本ハムファイターズの小田智之内野手と同級生。

サイドスローから繰り出される横に大きく曲がるスライダーが特徴の選手である。

2006年シーズンは自己最多の61試合に登板し、開幕から10試合以上防御率0点台を保つなど、前半戦はリリーフエースとしての重要な活躍を収めている。上記のように変化球の切れも鋭く、特にスライダーにおいては、TV中継の画面上でもはっきりと曲がりがわかるほどである[1]。しかし後半戦は疲労からか登板するごとに失点することが多く、防御率は急落。特に大事な場面での被本塁打が目立った。

2007年シーズンも中継ぎ起用を明言されている。またスライダーだけでなくシュート・シンカーにも磨きをかける。

[編集] プロフィール

身長・体重　183cm・83kg
血液型　A型
投打　右投げ右打ち
球歴　興誠高
プロ入り年度・ドラフト順位　1997年・3位（広島東洋カープ）
守備位置　投手

[編集] 所属球団

広島東洋カープ（1998年 - ）

[編集] 背番号

53　（1998年 - ）

[編集] 経歴・タイトル

初出場　2001年 5月15日対ヤクルトスワローズ（明治神宮野球場）
初勝利　2003年 10月12日対ヤクルトスワローズ（広島市民球場）※史上3人目の一球勝利でのプロ初勝利。過去の達成者は元ヤクルト山崎貴弘と西武・後藤光貴

その後2006年 6月24日対横浜ベイスターズ戦で一球敗戦を記録。一球勝利と一球敗戦を両方記録したのは中日・落合英二以来二人目となった。）。

[編集] エピソード

興誠高の同級生北海道日本ハムファイターズの小田智之内野手を毎年「対戦したい打者」に指名している。この２人は2006年 5月21日にその日までの投手起用や次の打者が投手というところで代打に小田がいた事から初対戦かと思われたが、対戦することは無かった。

[編集] 年度別成績（一軍）

年度	チーム	試合数	勝数	敗数	セーブ	奪三振	防御率
1998年	広島	0	0	0	0	0	0.00
1999年		0	0	0	0	0	0.00
2000年		0	0	0	0	0	0.00
2001年		1	0	0	0	0	6.00
2002年		1	0	0	0	2	16.20
2003年		13	1	0	0	10	2.81
2004年		47	1	1	1	37	4.14
2005年		5	0	0	0	2	7.36
2006年		61	2	4	0	44	3.58
通算成績		128	4	5	1	95	3.99