フェアリーステークス
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フェアリーステークスは、日本中央競馬会 (JRA) が中山競馬場の芝1200メートルで施行される2歳牝馬限定の競馬の重賞競走。競走名のフェアリーは妖精の意味。
[編集] 概要
1984年にテレビ東京賞3歳牝馬ステークスとして創設された。GIIIに格付けされ当初は芝1600メートルで施行されていた。 1991年に阪神3歳ステークスが牝馬限定GIの阪神3歳牝馬ステークスに衣替えされた影響で同年から現在の施行距離に短縮。1994年からはテレビ東京の寄贈賞が青葉賞に移ったため現競走名に改称された。
創設当初の1600メートルで施行されていた時期はエルプス・メジロラモーヌといった優勝馬がのちにGIを制している。現在は2歳馬にとって唯一の牝馬限定の芝のスプリント重賞に位置付けられているが、有力牝馬は阪神ジュベナイルフィリーズを目指すケースが多いため、当競走優勝馬も翌年以降に活躍が続く馬は少ない。
現在の優勝レイの配色は、赤色地に銀色文字となっている。
[編集] 歴代優勝馬
回数 | 年月日 | 優勝馬 | 勝時計 | 性齢 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1984年12月15日 | エルプス | 1分35秒4 | 牝2 | 木藤隆行 | 久恒久夫 |
第2回 | 1985年12月14日 | メジロラモーヌ | 1分34秒9 | 牝2 | 柏崎正次 | 奥平真治 |
第3回 | 1986年12月13日 | コーセイ | 1分35秒7 | 牝2 | 増沢末夫 | 尾形盛次 |
第4回 | 1987年12月20日 | シノクロス | 1分36秒3 | 牝2 | 嶋田功 | 西塚十勝 |
第5回 | 1988年12月17日 | カッティングエッジ | 1分35秒3 | 牝2 | 蛯沢誠治 | 高橋英夫 |
第6回 | 1989年12月16日 | ヤマタケサリー | 1分35秒5 | 牝2 | 柴田善臣 | 畠山重則 |
第7回 | 1990年12月1日 | ブルーベイブリッジ | 1分35秒5 | 牝2 | 藤原英幸 | 山田要一 |
第8回 | 1991年12月21日 | ディスコホール | 1分09秒3 | 牝2 | 岡部幸雄 | 山内研二 |
第9回 | 1992年12月26日 | マザートウショウ | 1分09秒6 | 牝2 | 横山典弘 | 奥平真治 |
第10回 | 1993年12月25日 | ナガラフラッシュ | 1分09秒6 | 牝2 | 安田隆行 | 瀬戸口勉 |
第11回 | 1994年12月24日 | プライムステージ | 1分09秒2 | 牝2 | 岡部幸雄 | 伊藤雄二 |
第12回 | 1995年12月23日 | マックスロゼ | 1分09秒2 | 牝2 | 柴田善臣 | 伊藤雄二 |
第13回 | 1996年12月21日 | ヒシナイル | 1分10秒8 | 牝2 | 的場均 | 中野隆良 |
第14回 | 1997年12月20日 | レディステラ | 1分10秒4 | 牝2 | 横山典弘 | 池江泰郎 |
第15回 | 1998年12月26日 | タヤスブルーム | 1分09秒8 | 牝2 | 蛯名正義 | 山内研二 |
第16回 | 1999年12月25日 | ベルグチケット | 1分10秒3 | 牝2 | 柴田善臣 | 手塚貴久 |
第17回 | 2000年12月17日 | テンシノキセキ | 1分09秒4 | 牝2 | 江田照男 | 橋口弘次郎 |
第18回 | 2001年12月16日 | サーガノヴェル | 1分07秒8 | 牝2 | 横山典弘 | 古賀史生 |
第19回 | 2002年12月15日 | ホワイトカーニバル | 1分09秒2 | 牝2 | D.バルジュー | 伊藤圭三 |
第20回 | 2003年12月12日 | マルターズヒート | 1分09秒2 | 牝2 | D.バルジュー | 坂口正則 |
第21回 | 2004年12月19日 | フェリシア | 1分08秒5 | 牝2 | 横山典弘 | 上原博之 |
第22回 | 2005年12月18日 | ダイワパッション | 1分09秒8 | 牝2 | 長谷川浩大 | 増沢末夫 |
第23回 | 2006年12月17日 | アポロティアラ | 1分09秒4 | 牝2 | 勝浦正樹 | 柴崎勇 |