ラジオNIKKEI賞
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ラジオNIKKEI賞 | |
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距離 | 1800m |
開催地 | 福島競馬場 |
グレード | JpnIII |
条件 | 3歳(指定)(混合) |
1着賞金 | 4,000万円 |
負担重量 | ハンディキャップ |
創設 | 1952年4月6日 |
ラジオNIKKEI賞(らじおにっけいしょう)は、日本中央競馬会 (JRA) が福島競馬場の芝1800mで施行する中央競馬の重賞(JpnIII)競走である。競走名は寄贈賞を提供している日経ラジオ社の愛称ラジオNIKKEIから。
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[編集] 概要
本競走は1952年にクラシック競走である皐月賞の前哨戦として4歳(現3歳)の別定の重賞競走、中山4歳ステークスとして創設、第1回は現在とは違い中山競馬場の芝1800mで施行された。
1954年からは、春のクラシックシーズン終了後の6月下旬に施行されるようになり、また本年のみ施行距離を芝2000mで施行した。
1955年からは出走資格に「除く東京優駿1着馬」が追加され、1956年は中山競馬場の改修工事に伴い東京競馬場の芝1800mで施行、1961年からは寄贈賞を日本短波放送から提供された事を機に、「日本短波賞」に名称を変更した。
1964年と1966年は中山競馬場の改修工事に伴い再び東京競馬場の芝1800mで施行、1967年は出走資格の除く東京優駿1着馬が取り消され、1971年は東京競馬場の芝1800mで施行、1972年は流行性の馬インフルエンザの影響で東京競馬場の芝1800mで施行、1979年からは前年に日本短波放送の愛称を「ラジオたんぱ」に決まった事に伴い、名称を「ラジオたんぱ賞」に変更、施行場所を現在の福島競馬場の芝1800mに移した。
1984年からはグレード制施行に伴いGIIIに格付け、1992年からは混合競走に指定、外国産馬が出走可能になり、1996年は福島競馬場の改修工事に伴い中山競馬場の芝1800mで施行、1997年からは特別指定競走に指定、JRAに認定された地方所属の競走馬が出走可能になった。
2000年は新潟競馬場の改修工事による振替開催により東京競馬場の芝1800mで施行、2001年からは混合競走から除外されたが2005年には再び指定され、2006年からは現在のラジオNIKKEI賞に名称変更、更に負担重量をハンデキャップに変更した。
主に東京優駿(日本ダービー)で出走できなかったり、好走できなかった馬が出走してくる傾向があり、また一時的には出走資格として「東京優駿1着馬を除く」と組み込まれていた事から、「残念ダービー」と今日まで呼ばれるようになる。
1959年以来、当競走に寄贈賞を出し続けている日本短波放送は2003年10月1日に社名を日経ラジオ社に変更し、翌2004年4月1日には局名をラジオNIKKEIに改称したが、2004年、2005年の競走名は旧局名のラジオたんぱのままであった。
出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の競走馬(外国産馬含む)及びJRAに認定された地方所属の競走馬。
負担重量は、ハンデキャップである。
総額賞金は7,600万円で、1着賞金4,000万円、2着賞金1,600万円、3着賞金1,000万円、4着賞金600万円、5着賞金400万円と定められている。
2007年から、ICSCの勧告による格付け表記の変更に伴い、JpnIIIとなる。
[編集] 歴史
- 1952年 - 中山競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)の別定の重賞競走、中山4歳ステークスとして創設。
- 1954年 - 施行距離を芝2000mに変更。
- 1955年
- 出走資格に「東京優駿1着馬を除く」の条項が追加される。
- 施行距離を芝1800mに戻す。
- 1着入線のイチモンジが走行妨害により失格。
- 1956年 - 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行。
- 1957年 - 大久保房松が調教師として史上初の連覇。
- 1958年 - 1位入線のヒシマサルが走行妨害により失格。
- 1961年 - 名称を日本短波賞に変更。
- 1964年 - 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行。
- 1966年 - 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行。
- 1967年 - 出走資格内の「東京優駿1着馬を除く」の条項が取り消される。
- 1970年 - 尾形藤吉が調教師として2人目の連覇。
- 1971年 - 東京競馬場の芝1800mで施行。
- 1972年
- 1979年 - 名称をラジオたんぱ賞に変更。
- 1982年 - 田村正光が騎手として2人目の連覇。
- 1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。
- 1991年 - 大崎昭一が騎手として3人目の連覇。
- 1992年 - 混合競走に指定。
- 1996年 - 福島競馬場の改修工事により中山競馬場の芝1800mで施行。
- 1997年 - 特別指定競走に指定。
- 2000年 - 新潟競馬場の改修工事による振替開催により東京競馬場の芝1800mで施行。
- 2001年
- 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
- 混合競走から除外。
- 2005年 - 混合競走に再び指定。
- 2006年
- 名称をラジオNIKKEI賞に変更。
- 負担重量をハンデキャップに変更。
- 2007年 - ICSCの勧告により、格付けをJpnIIIに変更。
[編集] 歴代優勝馬
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1952年4月6日 | アサトモ | 牡3 | 1:53 0/5 | 野平祐二 | 望月与一郎 |
第2回 | 1953年4月12日 | チエリオ | 牝3 | 1:57 2/5 | 阿部正太郎 | 田中和一郎 |
第3回 | 1954年6月20日 | ゴールデンウエーブ | 牡3 | 2:09 4/5 | 蛯名武五郎 | 藤本冨良 |
第4回 | 1955年7月3日 | ヒデホマレ | 牡3 | 1:51 1/5 | 柄崎義信 | 西塚十勝 |
第5回 | 1956年6月24日 | フエアマンナ | 牝3 | 1:52 4/5 | 佐藤嘉秋 | 大久保房松 |
第6回 | 1957年6月23日 | オンワードゼア | 牡3 | 1:55 1/5 | 二本柳俊夫 | 大久保房松 |
第7回 | 1958年6月15日 | カツトシ | 牡3 | 1:50 3/5 | 野平祐二 | 松山吉三郎 |
第8回 | 1959年6月21日 | シゲミノル | 牡3 | 1:50 2/5 | 坂本栄三郎 | 中村広 |
第9回 | 1960年6月19日 | ビツグヨルカ | 牡3 | 1:50.0 | 保田隆芳 | 尾形藤吉 |
第10回 | 1961年6月25日 | アズマテンラン | 牡3 | 1:51.6 | 高橋英夫 | 二本柳俊夫 |
第11回 | 1962年7月1日 | スズホープ | 牡3 | 1:51.0 | 八木沢勝美 | 森末之助 |
第12回 | 1963年6月16日 | カネノヒカル | 牡3 | 1:51.6 | 加賀武見 | 阿部正太郎 |
第13回 | 1964年6月21日 | フラワーウツド | 牝3 | 1:49.0 | 保田隆芳 | 尾形藤吉 |
第14回 | 1965年6月20日 | ベロナ | 牝3 | 1:51.5 | 野平好男 | 田中和夫 |
第15回 | 1966年6月19日 | ヒロイサミ | 牡3 | 1:52.0 | 郷原洋行 | 野平省三 |
第16回 | 1967年6月18日 | ムネヒサ | 牡3 | 1:52.0 | 藤本勝彦 | 藤本冨良 |
第17回 | 1968年4月7日 | アサカオー | 牡3 | 1:52.6 | 加賀武見 | 中村広 |
第18回 | 1969年6月22日 | ハクエイホウ | 牡3 | 1:52.2 | 保田隆芳 | 尾形藤吉 |
第19回 | 1970年6月14日 | ヒガシライト | 牡3 | 1:52.0 | 伊藤正徳 | 尾形藤吉 |
第20回 | 1971年7月4日 | ミネラルシンボリ | 牡3 | 1:51.8 | 野平祐二 | 野平省三 |
第21回 | 1972年7月30日 | スガノホマレ | 牡3 | 1:48.4 | 野平祐二 | 秋山史郎 |
第22回 | 1973年6月24日 | イチフジイサミ | 牡3 | 1:50.8 | 郷原洋行 | 松永光雄 |
第23回 | 1974年6月23日 | スルガスンプジョウ | 牡3 | 1:50.0 | 蛯沢誠治 | 成宮明光 |
第24回 | 1975年6月22日 | ハクチカツ | 牡3 | 1:50.2 | 小島太 | 稲葉幸夫 |
第25回 | 1976年6月27日 | トリデジョウ | 牡3 | 1:50.5 | 増沢末夫 | 山岡寿恵次 |
第26回 | 1977年6月26日 | マルゼンスキー | 牡3 | 1:51.4 | 中野渡清一 | 本郷重彦 |
第27回 | 1978年6月25日 | キタノコンゴウ | 牡3 | 1:49.2 | 菅原泰夫 | 本郷一彦 |
第28回 | 1979年6月24日 | ホクセーミドリ | 牝3 | 1:47.9 | 小島太 | 高木嘉夫 |
第29回 | 1980年6月22日 | ハワイアンイメージ | 牡3 | 1:50.7 | 増沢末夫 | 鈴木勝太郎 |
第30回 | 1981年6月21日 | エイティトウショウ | 牝3 | 1:51.6 | 田村正光 | 奥平真治 |
第31回 | 1982年6月27日 | アキビンゴ | 牡3 | 1:52.5 | 田村正光 | 大久保良雄 |
第32回 | 1983年6月26日 | ウメノシンオー | 牡3 | 1:49.2 | 増沢末夫 | 古賀一隆 |
第33回 | 1984年6月24日 | スズパレード | 牡3 | 1:49.2 | 田村正光 | 富田六郎 |
第34回 | 1985年6月23日 | ダービーリッチ | 牝3 | 1:50.8 | 蛯沢誠治 | 諏訪富三 |
第35回 | 1986年6月22日 | ダイナコスモス | 牡3 | 1:50.5 | 岡部幸雄 | 沢峰次 |
第36回 | 1987年7月5日 | レオテンザン | 牡3 | 1:48.8 | 田村正光 | 吉野勇 |
第37回 | 1988年7月3日 | タカラフラッシュ | 牡3 | 1:49.8 | 佐藤吉勝 | 坂本栄三郎 |
第38回 | 1989年7月2日 | ダイワゲーリック | 牡3 | 1:48.2 | 増沢末夫 | 尾形盛次 |
第39回 | 1990年7月1日 | ツルマイアスワン | 牡3 | 1:47.8 | 大崎昭一 | 柴田寛 |
第40回 | 1991年6月30日 | ツインターボ | 牡3 | 1:48.5 | 大崎昭一 | 笹倉武久 |
第41回 | 1992年7月5日 | シンコウラブリイ | 牝3 | 1:48.6 | 坂本勝美 | 藤沢和雄 |
第42回 | 1993年7月4日 | エーピーグランプリ | 牡3 | 1:48.1 | 江田照男 | 武田博 |
第43回 | 1994年7月3日 | ヤシマソブリン | 牡3 | 1:49.1 | 坂井千明 | 松山康久 |
第44回 | 1995年7月2日 | プレストシンボリ | 牡3 | 1:48.9 | 岡部幸雄 | 藤沢和雄 |
第45回 | 1996年6月30日 | ビッグバイアモン | 牡3 | 1:46.0 | 蛯名正義 | 中尾正 |
第46回 | 1997年6月29日 | エアガッツ | 牡3 | 1:50.3 | 柴田大知 | 栗田博憲 |
第47回 | 1998年7月5日 | ビワタケヒデ | 牡3 | 1:45.6 | 藤田伸二 | 松田博資 |
第48回 | 1999年7月4日 | シルクガーディアン | 牡3 | 1:50.1 | 柴田善臣 | 矢野進 |
第49回 | 2000年7月2日 | ルネッサンス | 牡3 | 1:49.4 | 大西直宏 | 高橋裕 |
第50回 | 2001年7月1日 | トラストファイヤー | 牡3 | 1:49.4 | 田中勝春 | 河野通文 |
第51回 | 2002年6月30日 | カッツミー | 牡3 | 1:48.3 | 内田利雄 | 南田美知雄 |
第52回 | 2003年7月6日 | ヴィータローザ | 牡3 | 1:48.4 | 蛯名正義 | 橋口弘次郎 |
第53回 | 2004年7月4日 | ケイアイガード | 牡3 | 1:47.1 | 松永幹夫 | 古川平 |
第54回 | 2005年7月3日 | コンラッド | 牡3 | 1:47.2 | 横山典弘 | 手塚貴久 |
第55回 | 2006年7月2日 | タマモサポート | 牡3 | 1:50.5 | 津村明秀 | 藤岡健一 |
[編集] 関連項目
- 日経ラジオ社
- 東京優駿
- セントライト記念
- 神戸新聞杯
- 青葉賞
- ラジオNIKKEI杯2歳ステークス
- ニュージーランドトロフィー - かつて残念ダービーと言われた競走