神田正輝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神田 正輝(かんだ まさき、1950年12月21日 ‐ )は、日本の俳優、タレント。血液型はA型。
女優・旭輝子(2001年没)の実の長男。東京都港区出身。日本大学高等学校、日本大学芸術学部卒業。石原プロモーションに所属し、舘ひろしと共に同社取締役でもある。
目次 |
[編集] 略歴
- 1973年 - 知人の紹介で石原プロモーションに入社。石原裕次郎と出会う。
- 1976年 - 日本テレビ系列「大都会 -闘いの日々-」にて新聞記者・九条浩次役でデビュー。また、翌年(1977年)放映された「大都会 PART II」では神総太郎刑事役で出演。
- 1980年 - 日本テレビ系列「太陽にほえろ!」に西條昭刑事役で出演。ニックネームは「ドック」。小野寺昭が演じた「殿下」こと島公之刑事の交通事故死を受けて、その後任として着任した設定。以後、1986年の最終話まで出演した代表作。
- 1985年 - 映画『カリブ・愛のシンフォニー』で共演した松田聖子と結婚。当時は、世紀の結婚を捩った「聖輝の結婚」と呼ばれた。翌年、聖子との間に娘・神田沙也加(歌手・女優)が生まれる。
- 1997年 - 松田聖子と離婚。
俳優になる前はスキーのテスターをやっていた。そのためスキーの腕前はプロ級であり、『太陽にほえろ!』のロケでスキーを滑るシーンも全てスタント抜きの本人演技でこなした。さらに、ゴルフ、テニスもプロ級といわれるなどスポーツ万能で運動神経は抜群。握力も100kg以上あり、リンゴを握り潰せる。
実は駄洒落好き。「太陽にほえろ!」でドック刑事を演じた時もたまに劇中で駄洒落を披露していた。今でも自身の出演番組では駄洒落を披露することが多い。
[編集] 石原プロモーション
同じ取締役でもある舘ひろしが現在の社長・渡哲也を慕って入社したのに対し、神田は先代の社長であった石原を慕い、また石原からも可愛がられていた。
このためか、かつては神田が石原メインの「太陽にほえろ!」に、舘が渡メインの「西部警察」に出演していた時期が長く続いた。
しかし、後に舘が石原の後任の"ボス"として「太陽にほえろ!」のリメイク版である「七曲署捜査一係」に、神田も「西部警察 SPECIAL」に出演を果たしている。
ちなみに、舘とは「ゴリラ -警視庁捜査第8班-」では同僚刑事として共演、「代表取締役刑事」「西部警察 SPECIAL」では敵(犯人)役として対決した。
[編集] 主な出演作品
[編集] テレビ
- 大都会 -闘いの日々-(1976年1月~8月、石原プロモーション・日本テレビ)
- 大都会 PARTⅡ(1977年7月~1978年3月、石原プロモーション・日本テレビ、第14話から出演)
- ゆうひが丘の総理大臣(1978年10月~1979年10月、ユニオン映画・日本テレビ)
- 俺たちは天使だ!(1979年4月~11月、東宝株式会社・日本テレビ)
- 太陽にほえろ!(1980年-1986年、東宝株式会社・日本テレビ)
- 女ともだち(1986年7月~9月、TBS)
- アナウンサーぷっつん物語(1987年4月~5月、フジテレビ・共同テレビ)
- 「月9」枠ドラマの第1作で、いわゆる「業界モノ」ドラマの第1作でもある。
- 家と女房と男の名誉(1988年4月~6月 フジテレビ)
- ゴリラ・警視庁捜査第8班(1989年4月~1990年4月、石原プロモーション・テレビ朝日)
- 嘘でもいいから(1993年10月~12月、日本テレビ)
- 禁断の果実(1994年7月~9月、日本テレビ)
- 金曜エンタテイメント「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ」(1994年~、大映テレビ・フジテレビ系)黒沢春彦 役
- ひと夏のラブレター(1995年7月~9月、TBS)
- 金曜時代劇「とおりゃんせ~深川人情澪通り~」(1995年9月~1996年3月、NHK)
- 神田自身がこの作品を大変に気に入り、自ら2004年の舞台公演にこぎつけた。
- 官僚たちの夏(1996年1月13日~1月27日、NHK、土曜ドラマ、全3話)
- ストーカー 逃げ切れぬ愛(1997年1月~3月、日本テレビ)
- 探偵左文字進1(1999年11月15日、TBS、月曜ドラマスペシャル)
- 土曜ワイド劇場「ラーメン刑事「龍」の殺人推理」シリーズ(2000年-、大映テレビ・ABC朝日放送)
- テレビ朝日系列にて放映、年1作のペースで5作が制作されている。この他にも多数の2時間ドラマに出演している。
- 水曜ミステリー9 不倫調査員・片山由美シリーズ(2001年~、テレビ東京)片山俊介・刑事課長 役
- テレビ朝日開局45周年記念作品・日曜洋画劇場特別企画「西部警察 SPECIAL」(2004年、石原プロモーション・テレビ朝日)
- テレビ朝日開局45周年記念スペシャルドラマ「弟」(2004年11月、石原プロモーション・テレビ朝日)
- はぐれ刑事純情派ファイナル(2005年6月、テレビ朝日)
- 最終回で“シリーズ最強の悪役”黒河(表向きは貿易会社社長、実は麻薬シンジケートのボス)としてゲスト出演。
- マグロ後編(2007年1月5日、テレビ朝日系)弁護士 役
- 生放送のバラエティ番組で、金曜の「極楽スポーツ家族」の司会を今田耕司らとともに務めた。
- 朝だ!生です旅サラダ(ABC朝日放送)
[編集] 映画
- カリブ・愛のシンフォニー(1985年、東宝)
- 菩提樹 リンデンバウム(1988年、東映)
- エバラ家の人々(1991年、ニュー・センチュリー・プロデューサーズ)
- さまよえる脳髄(1993年) この作品で高島礼子がヌードを披露したことでも知られ、高島演ずる女性精神科医とのカラミが後に話題になった。
[編集] CM
[編集] ラジオ番組
[編集] 音楽作品
[編集] シングルレコード
- 黄昏のプレリュード / いま、向い風
- まごごろ / フレンズ
- マティーニの後で / 引き潮