紀伊市木駅
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紀伊市木駅(きいいちぎえき)は、三重県南牟婁郡御浜町下市木にある東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅である。
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[編集] 駅構造
- 単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。列車の行き違いすらできない停留所である。
- 開業当初からの駅舎が残る。紀伊井田駅とは異なり駅舎には出札口がシャッターの下りた状態で残っている。
- 無人駅である。駅員はいない。
[編集] 駅周辺
国道から少し内陸に入ったところにこの駅はある。下市木の集落はこの駅よりもさらに内陸にあるためこの駅からは離れている。駅の周りにも少しは人家があり駅前には商店もあるがかように集落から離れているため寂しい場所である。駅は国道や下市木の集落から見て非常に高い位置にあり駅前からは下市木の集落の広がる様子が一望できる。
- 市木郵便局
- 鵜殿警察署市木駐在所
- 御浜町立御浜小学校
- 市木の伊吹 - 樹齢600年を数えるイブキである。
- 風伝峠
- 尾呂志温泉
[編集] 歴史
この駅は昭和15年8月、国鉄紀勢西線の新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開通により国鉄紀勢西線の紀伊市木駅(きいいちぎえき)として開業した。その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。
- 1940年(昭和15年)8月8日 - 紀勢西線の新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開通に伴い国鉄紀勢西線の紀伊市木駅(きいいちぎえき)として開業する。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅・新鹿駅間の開通を持って現在の紀勢本線が全通し新たに亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となり、当駅も国鉄紀勢本線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により当駅も東海旅客鉄道紀勢本線の駅となる。