平成教育予備校
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平成教育予備校(へいせいきょういくよびこう)とは、フジテレビが制作し、同局系列のテレビ局で放送されている学問を題材にしたクイズバラエティー番組である。『平成教育委員会』の兄弟番組としての位置づけである。2005年1月16日スタート。同年10月16日放送分から番組内容をリニューアルし、本校(平成教育委員会)への出場権を争うスタイルとなった。なお、2006年10月からは、放送枠を1時間に拡大し『熱血!平成教育学院』としてリニューアルされることが発表され、『平成教育予備校』としての放送は2006年9月10日に終了した。
正式タイトルは『平成教育○○予備校』(○○は西暦が入る)となっている。
目次 |
[編集] 番組内容
- 番組システムのほとんどは『平成教育委員会』と同じだが、この番組オリジナルの工夫も含まれる。勉強小僧の服(学生服)は赤くなっている(『平成教育委員会』では青)。
- 生徒は全部で12人。
- 毎週、全教科の授業で成績を競う。
- ユースケの裁量によって、全員不正解の場合は書き直しになる場合がある。正誤判定もたけしとは違い、やや甘めになっている。が、過去に明らかに漢字を間違えて、正解だったのが不正解になった人がいる。
- セットは、平成教育委員会とは逆で、向かって左側に先生と助手の席があり、右側に生徒の席がある。生徒の席にあるネームプレートはいろいろな色に変化し、正解すると赤く点灯する。
- 『平成教育委員会スペシャル』(以下『平成教育委員会SP』と略)のトライアルとして位置づけられている。初期の頃は出場基準が曖昧だったが、2005年秋に偏差値が導入されてから成績上位の生徒だけが出場するようになった。ただし磯野貴理子だけは、あくまで委員会からお目付け役で予備校に来ているという設定での出演条件のため、事実上、委員会の永久シード権を得ている。
- 『平成教育委員会』や『脳内エステ IQサプリ』と同様、生徒の名前は君付けで呼んでいる。たとえ芸名に「ちゃん」が付いていても「君」を重ねて付ける(例:玉ちゃん君、クロちゃん君)。ちなみに芸名に「くん」が付いている生徒はまだ登場しておらず(可能性があるとすればさかなクン、桜塚やっくん、なかやまきんに君)、出演時の対応が気になるところである。それから2006年6月18日に高島アナの16年先輩の三宅正治アナが出演した際、高島アナに「君に君付けでよばれたくないな」と言っていた。
- 番組開始当初は番組枠が30分でSB(ステーションブレイク)なしですぐに『ジャンクSPORTS』を放送していたが、2005年4月24日放送からは番組枠が28分25秒となり、SBの後、『ジャンクSPORTS』を放送している。
- 2005年秋にリニューアルされ、1時間の特番になると15%前後の高視聴率を出したことがある。(2005年10月16日に14.5%、11月20日に15.1%を出した。 ※視聴率は関東地区調べ)
- 前番組、アニメ『ONE PIECE』の物語の進行状が限界に来ていること、一時間の特番で高視聴率を獲得している事、以上の2点から2006年秋の改編で1時間枠(19:00~19:57)に拡大され、タイトルも『熱血!平成教育学院』となった。(これに従い『ONE PIECE』はローカル枠に格下げとなった。)ちなみに同時間帯の1時間枠番組は、1968年10月6日から1969年3月30日まで放送された『東京ぼん太ショー』以来、37年6ヶ月ぶりとなった。
[編集] 2005年1月~2005年4月
- 番組開始当初であるこの頃は授業形式を採り、1回の放送につき1教科の集中授業だった。
- オープニングクイズとして、基礎知識(学力)を問う「基礎学力ドリル」が3問出題されていた。
- 正解数の多い生徒が優秀生徒となる。
- 携帯電話を使って解答を送ることが出来る問題が毎回1問あり、正解者の中から毎回1名にユースケの使っている「平成教育特製指し棒」が贈られていた。
- 番組の最後には宿題が出題され、正解者の中から1名に出演者のサイン入りゴールデンたけし人形が贈られた。(なお、答えは翌週の放送で発表されるのだが、放送差し替えなどの時に不便だった為、すぐに廃止された。)
- 宿題には算数の問題が多く出題された
[編集] 2005年4月~2005年10月
- 2005年4月24日の放送から複数教科の問題で成績を競う方式となった。
- 2005年6月5日放送分から「基礎学力ドリル」に代わり、「オープニング1分テスト」がスタート。ある問題を制限時間1分以内で正解できるか競う。早く正解を出すと、他の生徒にプレッシャーを与えることができる。ただし解答権は1回だけとなっている。9月18日放送分で終了。
- 「たけしおとし」を累積していくというシステムや携帯電話を使って解答を送ることが出来る問題で正解者の中から毎回1名に「平成教育特製指し棒」が贈られるというシステムは継続された。
- これらのシステムは2005年9月18日放送で終了。
- 結局、「たけしおとし」を7つ集めた生徒は現れず、海外留学旅行は視聴者プレゼントとして提供された。
- 2005年5月8日の『平成教育委員会SP』では、笹岡隆甫、劇団ひとり、平山あや 、磯野貴理子の4名が、8月28日の『平成教育委員会SP』では、劇団ひとり、平山あや、矢口真里が予備校生代表として登場した。
[編集] 2005年10月~2006年4月
- 2005年10月16日放送分からは『平成教育委員会スペシャル』への出場権をかけた予選会となり、正解数(得点)による成績発表から平均偏差値による成績発表へ変更となった。
- これにより、「たけしおとし」システムは廃止となった。
- 具体的には各問題に偏差値(日能研監修)を設定し、全問終了時の平均偏差値を発表する。これを数週間繰り返し、平均偏差値の総合上位の生徒が委員会に出席できる権利が与えられる。
- これに伴う新しいクイズとして後述のコーナーが行われていたが、後に「5問連続勝ち残りテスト」以外は、少しずつ廃止されていき、通常の科目問題となっていった。
- この時期のオープニングクイズである「5問連続勝ち残りテスト」では唯一、小沢一敬だけが全問正解した。
- この頃から、1時間特番が開始された。
- 2006年1月にタイトルが「平成教育2006予備校」を機にハイビジョン制作に切り替わる。(これには「平成教育委員会」のスペシャルも1月3日からハイビジョン制作に切り替わった。)
- 2005年11月3日の『平成教育委員会SP』では、磯野貴理子、酒井敏也、井戸田潤が、2006年1月3日の『平成教育委員会SP』では、磯野貴理子、矢口真里、水道橋博士、ゴルゴ松本が、5月7日の『平成教育委員会SP』では、磯野貴理子、小沢一敬、ホリが予備校生代表として登場した。
[編集] この頃のコーナー
- 科目問題
- 主に中学入試試験で実際に出題されたユニークな問題を出題する
- この番組に限らず「平成教育シリーズ」の基本問題である
- 5問連続勝ち残りテスト
- この頃のオープニングコーナーとして登場
- 難易度がだんだん高くなる問題を5問出題するが、1問でも間違えると失格になる。
- 全問正解すると「平成教育オリジナルグッズ」が贈呈される
- 身体で答えましょう
- ジェスチャーで語源に関する問題に答える
- 1問につき4人ずつが解答し、3問出題される
- 勉強小僧の○×自由研究
- 勉強小僧がニュースで話題になっている場所を社会科見学し、○×クイズを出題
- アンサーズ12
- あるテーマに関する問題が番号が振られた状態で12個用意されており、そこから1人1問ずつえらんで解答する
- 選んだ番号によって問題の難易度が違うので、運も左右するコーナー
- いくつ答えられるかな?
- 答えが複数ある問題を出題し、間違えた人は失格、最後まで残った人の勝ち
[編集] 2006年5月~9月
- 2006年5月21日放送分から漢字検定を取り扱ったコーナーが2つ開始された
- まず、オープニングに「200万人の漢字検定・班別対抗 漢字能力検定テスト」。3人1チームで4チームの団体戦で競う。日本漢字能力検定の3級、準2級・2級、準1級・1級の三段階から漢字の読み問題が7問(6月4日から10問)ずつ出題され、早押しで解答する。不正解の場合は、その問題の解答権を失う。合計正解数が多かったチームには「平成教育オリジナルグッズ」が贈呈される。また、全問題正解したチームには、パーフェクト賞として100万円が贈呈される(とユースケは言っていた)。なお、この成績は個人成績にも反映される。
- 全問終了時の平均偏差値を発表するルールは変わらないが、トップになった生徒は海外留学を賭けた漢字検定1級の書き問題「海外留学チャレンジ」に挑戦する。
- 2006年8月27日の夏休みSPでは、磯野貴理子、宮川俊二、宇治原史規が予備校代表として出場した。
- 2006年9月10日の予備校最終回では、宇治原史規と海江田万里が偏差値システムになってから初の同点トップになったが、「海外留学チャレンジ」は2人とも失敗に終わった。
- 最終回で、2006年10月15日より19時から19時58分放送の約1時間番組となることが発表された。
[編集] 出演者
[編集] 司会
- 先生
- 助手
[編集] 生徒 (レギュラー出演者のみ)
- 磯野貴理子(現:磯野貴理)
- ユースケのお目付け役として予備校にも登場。助手の高島とは長年の因縁あり。成績にはムラがあるせいか、なかなかトップを取ることができず苦戦していた。委員会の永久シード権保持者。
- 浅草キッド
- 平山あや
- 渡嘉敷勝男に匹敵するほどの珍答女王。しかし、まれに勘が冴えることがあり、それが影響してトップになったこともある。
- スピードワゴン
- 劇団ひとり
- 意外なところで正解することが多い。最近は正誤判定にクレームを付けることが多いが、墓穴を掘って他の生徒からブーイングを浴びてしまうこともしばしばある。カンニング疑惑が持ち上がったが誤解と判明したことがある。
- 久保田磨希
- 石井正則
- 篠原ともえ
- 宇治原史規(ロザン)
[編集] 昇級
- 笹岡隆甫
[編集] 退学(卒業)
- エリック
- テレビ初出演にしてゴールデンタイムのレギュラーである。横浜市立大学在学中。成績トップクラスだが、新しい出題形式にはやや苦戦。
- 木村綾子
- 森田彩華
- 現役高校生で、レギュラー出演者の中で最年少。美少女クラブ31のメンバーでもある。
- 新垣結衣
- 森田と同い年でレギュラー出演者の中で最年少。意外と単独正解が多く、健闘している。
- ※森田、新垣の2名は交互出演のセミレギュラー形式。
- 堀江貴文(元ライブドア社長)
- 元東大生ということもあって正解率が高く、生徒の中でもリーダー的な存在であったが、番組スタートから間もなく、フジサンケイグループで現在フジテレビの完全子会社のラジオ局、ニッポン放送株の35%を越える大量取得での関係のこじれ(後述)により、事実上降板となった。
[編集] ナレーション
うる星やつらのラム役が余りにも有名だが、当番組ではそつなくシンプルなナレーションに徹している。
[編集] スタッフ
- 構成 : 原すすむ、川崎良、恒川省三、塚田ゆみ
- 音楽 : 大島ミチル
- 技術 : 高瀬義美(ニユーテレス)
- 美術 : 丸山覚、金子俊彦(以上アックス)
- 演出 : 上西浩之、栖川一郎(以上イースト)
- プロデューサー : 角井英之(イースト)
- 技術協力 : ニユーテレス、FLT、砧スタジオ、ビームテレビセンター
- 美術協力 : アックス
- 制作 : フジテレビ、イースト
- 協力:日能研
[編集] 過去のスタッフ
- 演出 : 上川伸廣
[編集] 基本放送時間
- 毎週日曜日19:28~19:58(フジテレビ系全国26局ネット・日本時間。
ただし、テレビ大分は金曜午前10:25放送
[編集] 開始早々の放送休止
開始早々、2005年2月13日放送分は「編成上の理由」としてが休止された。視聴率が10%前後と今一つ振わないためにテコ入れが建前だが、詳細は出演者である堀江貴文が社長を務めるライブドアがニッポン放送の株を35%以上を取得して同社の筆頭株主となり、ニッポン放送が筆頭株主のフジテレビに業務提携を試みるもののフジ側はこれを拒否した。このような関係悪化から、当番組の一時放送休止に打って出たと見られる。
結局、フジ側は堀江を番組から事実上降板させる措置を取った。2月20日放送分については既に収録済みであったが、2月13日放送予定分を含め堀江が出演していたため、堀江抜きで直前に収録をやり直した分を放送し、2月27日以降については堀江抜きで放送される事になった。このため、2月13日放送予定分と当初2月20日放送予定分として収録された回はお蔵入りとなった。ちなみに2月20日放送(直前に撮り直しされたもの)のオープニングでは、水道橋博士が「先生、先週行ったら授業やってなかったじゃないですか?」とわざと質問していた。また、2月27日に堀江が降板により、吉田たかよしが起用されたがすぐに降板。
[編集] イベント
[編集] その他
- フジテレビ平日15時~の再放送枠・チャンネルαで「学級会」と称し、当番組の出演者によるトーク番組を放送したことがある。
- この「学級会」は、野球中継が雨天中止になったときの振替番組(いわゆる雨傘番組)として放映されることもある。
- 漢字組み合わせの際、司会の高島アナが「合体とかしませんから」と、明らかに『脳内エステ IQサプリ』の合体漢字を意識した補足説明を言っていた。なお、2006年5月28日の放送で、同じ組み合わせ問題がでたときにはユースケが「大きく形が変わったり伸びたりはしない」と言う風に言っていた。(ただし、この種の企画は「平成教育委員会」レギュラー時から先にやっており、『平成教育委員会』のひらめきパズルに漢字問題があった。)
- 「200万人の漢字検定」は『ネプリーグ』のファイブツアーズと似通っていて、一部の漢字はこのコーナーから流用したと思われるものや逆にファイブツアーズからの流用と思われるものも存在する。(中には1日後に同じ問題が放送されたことも・・・。)
- この番組の書籍が扶桑社から発売されている。
[編集] 関連項目
- 平成教育委員会(ビートたけしこと北野武が司会(先生)を務める番組)
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
フジテレビ 日曜19:30枠 | ||
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