道明寺駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
道明寺駅(どうみょうじえき)は、大阪府藤井寺市道明寺にある、近畿日本鉄道の駅。
柏原駅や古市駅と並び、現在の近鉄に属する駅では最古の歴史を持つ。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
島式・単式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅。島式ホーム(1・2番ホーム)の片方の、古市方が行き止まりとなっている線路(1番線)が道明寺線用となっている。駅舎(改札口)は3番ホーム側にあり、1・2番線ホームへは、地下道で連絡している。構内に保線基地がある。
1 | 道明寺線 | 柏原南口・柏原方面 |
---|---|---|
2 | 南大阪線 | 古市・橿原神宮前・吉野方面 |
3 | 南大阪線 | 大阪阿部野橋行き |
駅北方では、支線である道明寺線がまっすぐ北上する一方、本線の南大阪線は西へ急カーブ(南大阪線内で最も急なカーブで、制限速度は45km/hである)しているが、これはもともと柏原~道明寺~古市~富田林が先に開通し、後に道明寺駅以西の区間が付け足されることで本線筋が変わったからである。同様の例には当駅南隣の古市駅、それにJR東海の大府駅(東海道本線と武豊線)などがある。
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は7623人。
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、88位。
- 南大阪線・吉野線の駅(43駅、他線接続駅含む)の中では、12位。
- 大阪府内の近鉄の駅(61駅)の中では、36位。
[編集] 駅周辺
駅周辺のシンボルでもあったサントリー道明寺工場は閉鎖され、近年解体された。現在は更地になっている。
[編集] 歴史
- 1898年(明治31年)3月24日 河陽鉄道柏原~古市間開業時に開業。
- 1899年(明治32年)5月10日 河南鉄道の駅となる。
- 1919年(大正8年)3月8日 大阪鉄道の駅となる。
- 1922年(大正11年)4月18日 布忍~道明寺間開通。分岐駅となる。
- 1943年(昭和18年)2月1日 関西急行鉄道が大阪鉄道を合併。関西急行鉄道天王寺線の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併。近畿日本鉄道の駅となる。
[編集] 隣の駅
- 道明寺線 (全列車が各駅停車)
- 柏原南口駅 - 道明寺駅